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ごめんなさい
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「アデック王子、今日もまた相談に乗ってくれてありがとうございました」
「ああ、まあ頑張れよ」
相談も終わり帰り際に私がそう礼を言うと、アデックはからかう様な笑顔で応援してくれた。
「はい。頑張ってみます」
「おう、また何かあったらいつでも相談に乗ってやるからな」
「ありがとうございます。
それじゃあまた」
「ああ、またな」
私はもう一度礼を言った後、ソフィアと共に馬車に乗り込みハワード家へと帰っていった。
「それでソフィアは先生とあの執事の人とどっちを選ぶの?」
ハワード家へと帰る馬車の中、私はどうしても気になってしまいたまらずソフィアに問い掛けていた。
「オリヴィアお嬢様、もしかして聞いてたんですか?」
「ごめん、聞くつもりはなかったんだけど、あまりにも先生の声が大きくて聞こえてきたの」
私が弁明すると、ソフィアは恨めしそうに呟く。
「全く、兄さんめ……」
「それで、どうなの?」
その後私が再度訊き返すと、ソフィアは顔を赤らめながら恥ずかしそうに答えた。
「……そんなの急に訊かれても、分からないですよ」
「そうなの? てっきり付き合いが長い先生を選ぶかと思ってたわ」
私がそう言うと、ソフィアは目を丸くして驚いた後物凄い勢いで首を横に振った。
「いやいや! 兄さんと付き合うだなんて想像出来ませんし!」
それからソフィアは少し寂しそうに呟く。
「……それに、兄さんだって私の事ただのうざい奴くらいにしか思ってないでしょうし」
「そうかしら? 本当にうざいと思ってるならまず話したりしないと思うけど」
私が思った事をそのまま言うと、ソフィアはいやいやと手を横に振った。
「兄さんは私の事嫌ってますもん。
本当に好きならもっと優しく接するでしょう?」
「……そう?」
不満気に答えるソフィアには悪いが、私としては先生が人に優しくしている所が想像つかなかった。
「というか私の話なんてどうでもいいんですよ!
小説やドラマでよくある主人公の周りの脇役達の恋愛なんてみんな興味ないでしょう?」
「それは人それぞれな気がするけれど……」
その後は私が質問してもソフィアは頑なに何も答えてくれなかった。
そうこうしているうちに馬車はハワード家に着き、私は馬車を降りて屋敷に入ろうとすると、ちょうど来客の馬車がやって来た。
「あ! オリヴィア様!
ご機嫌よう!」
そう馬車から颯爽と現れたのはハンネル家の長男のルイスだった。
ルイスは私の姿を見つけるなりにこにこと笑顔で挨拶する。
「あ、ご機嫌よう。ルイス様」
私もルイスに挨拶を返すと、ルイスは私の元に駆け寄って質問してきた。
「オリヴィア様、何処かへ出掛けてたのかい?」
「ええ、まあちょっとアデック王子のところに」
私がそう答えると、ルイスはピシッと一瞬で固まり変な空気が流れだす。
「そう……アデック王子のところ、か……」
「ルイス様?」
何やら呟いているルイスに声を掛けると、ルイスは我に返ったのかぎこちないながらにも笑顔に戻った。
「あ、いや、何でもないよ。
それにしても今日は会えて良かったよ。
前に何度かアポ無しで来た事もあったんだけど、タイミングが悪くて会えずじまいだったから」
「え? そうだったの?
折角来てくれてたのにごめんなさい」
ルイスにそう言われて私はぺこりと頭を下げる。
まさかルイスが時々アポ無しで来ていたとは。
というか、私普段はあまり外に出掛けないのに、ことごとくタイミングが合わなかったのも逆に凄い気がする……。
私がそう半ば感心していると、ルイスは慌てて手を横に振っていた。
「ああいや、こっち側に用がある時に帰り際寄るくらいだから全然謝らなくていいよ。
そもそもアポ無しだったから仕方がないしね。
でも、折角今日は会えたんだし少しお喋りしても良いかな?
あ、勿論オリヴィア様が疲れてなかったらで良いけど」
恐らく私が今帰って来たばかりだから気を遣ってくれたのか、私に判断を委ねてくれた。
「いえ、大丈夫よ。
それじゃあ中へどうぞ」
「ありがとう、オリヴィア様」
私がそう返事をした後ルイスと一緒に屋敷へ入って客間の方へと向かった。
「あ! そうだ、ルイス様に渡そうと思っていたものがあるんだった」
「え? 俺に?」
「はい。取ってくるのでちょっと待ってて下さい」
私はふとある事を思い出して部屋に一旦行ってからまた客間へと戻ってきた。
「これ、良かったら好きな物どうぞ」
それから私は趣味で作っていたブレスレットを何個かルイスに見せると、ルイスは目を輝かせて確認するかの様に訊き返してきた。
「え!? 俺が貰ってもいいのかい!?」
「ええ。そう言えば前にルイス様が手作りのアクセサリー欲しいって言ってたのに誕生日に渡すの忘れてた事思い出したので。
誕生日に渡せなくてごめんなさい」
確かルーカスの誕生日に手作りのネックレスを作っていると言ったらルイスが欲しいと言っていた事を、ルイスから告白された後色々と悩んでいた最中に思い出したのだ。
なので、次会ったら渡そうと考えていた。
「そんな、覚えていてくれただけでも嬉しいよ!
それじゃあ俺はこれを貰おうかな」
それからルイスは青色のブレスレットを選んで嬉しそうに腕に付けた。
「本当にありがとうオリヴィア様!
大事にするよ」
「いえ、こちらこそ趣味で作った物なので、こんな物くらいしかなくて……」
「いや、それでも全然嬉しいよ!」
ルイスはにこにこと本当に嬉しそうに笑っている。
「これなら、俺にも少し脈はあるのかな?
なんて」
ルイスのその言葉に、私はズキンと胸が痛んだ。
本当は、ブレスレットなんて渡さない方が良かったのかもしれない。
でも、前にした約束くらいせめて叶えてから返事をしようと思ったのだ。
「ルイス様。
その、前の告白の返事なんですけど……。
ごめんなさい。私、ルイス様とは付き合えません」
私はルイスの瞳を見据えてそうきっぱりと言い切った。
何だかとても悪い事をしてる気がする。
だって、ルイスは悪い人じゃない。
それでも、傷付けなければいけないのが、こんなにも怖い。
「うん。分かったよ」
しかし、ルイスはにこりと優しく微笑んでいた。
「ルイス様……」
「オリヴィア様、そんな顔しなくても大丈夫だよ。
俺はそんなに弱くないからさ。
そりゃあ振られたのは残念だけど、オリヴィア様が本当に好きな人と付き合って幸せになれるのなら、それが俺の望みであり幸せだから。
それに、ノア君も無事に帰って来た様だし、良かったじゃないか。
……まあ俺としてはいけすかないではあるけど」
と、ルイスは最後の所をボソッと小声で呟く。
「ルイス様……ごめんなさい。ありがとうございます」
きっと、ルイスは私が罪悪感に駆られない様にわざと明るく振る舞ってくれてるのだろう。
そういえば、エマを振った時もそうだったっけ?
みんな、何でこんなに優しいんだろう。
「うっ……」
ふいに、ぽたっと涙が出てきて私は必死にそれを隠そうと下を向いた。
私が泣いてどうする?
本当に傷付いているのはルイスなのに。
すると、ルイスはそっと私にハンカチを手渡してきた。
「これ、良ければ使って」
「あ、いや、ごめんなさい!
大丈夫だから!」
私は悪いと思って手を横に振るが、しかしルイスに無理矢理ハンカチを握らされてしまった。
「良いから。これ、返さなくても大丈夫だから。
それじゃあ俺はもう行くね」
「え? あ、ありがとうございます」
きっと返すと言ってもルイスは受け取ってくれないだろうし、私はそのまま礼を言うと、ルイスは優しく微笑んだ後そのままそれじゃあ、と席を立った。
「またね、オリヴィア様」
「あ、はい。また……」
こうして、ルイスは帰っていった。
「……返さなくてもいい、か」
これでルイスからハンカチを貰うのは2度目だなと白い綺麗なハンカチを見つめながら私は部屋へと戻る事にした。
「ああ、まあ頑張れよ」
相談も終わり帰り際に私がそう礼を言うと、アデックはからかう様な笑顔で応援してくれた。
「はい。頑張ってみます」
「おう、また何かあったらいつでも相談に乗ってやるからな」
「ありがとうございます。
それじゃあまた」
「ああ、またな」
私はもう一度礼を言った後、ソフィアと共に馬車に乗り込みハワード家へと帰っていった。
「それでソフィアは先生とあの執事の人とどっちを選ぶの?」
ハワード家へと帰る馬車の中、私はどうしても気になってしまいたまらずソフィアに問い掛けていた。
「オリヴィアお嬢様、もしかして聞いてたんですか?」
「ごめん、聞くつもりはなかったんだけど、あまりにも先生の声が大きくて聞こえてきたの」
私が弁明すると、ソフィアは恨めしそうに呟く。
「全く、兄さんめ……」
「それで、どうなの?」
その後私が再度訊き返すと、ソフィアは顔を赤らめながら恥ずかしそうに答えた。
「……そんなの急に訊かれても、分からないですよ」
「そうなの? てっきり付き合いが長い先生を選ぶかと思ってたわ」
私がそう言うと、ソフィアは目を丸くして驚いた後物凄い勢いで首を横に振った。
「いやいや! 兄さんと付き合うだなんて想像出来ませんし!」
それからソフィアは少し寂しそうに呟く。
「……それに、兄さんだって私の事ただのうざい奴くらいにしか思ってないでしょうし」
「そうかしら? 本当にうざいと思ってるならまず話したりしないと思うけど」
私が思った事をそのまま言うと、ソフィアはいやいやと手を横に振った。
「兄さんは私の事嫌ってますもん。
本当に好きならもっと優しく接するでしょう?」
「……そう?」
不満気に答えるソフィアには悪いが、私としては先生が人に優しくしている所が想像つかなかった。
「というか私の話なんてどうでもいいんですよ!
小説やドラマでよくある主人公の周りの脇役達の恋愛なんてみんな興味ないでしょう?」
「それは人それぞれな気がするけれど……」
その後は私が質問してもソフィアは頑なに何も答えてくれなかった。
そうこうしているうちに馬車はハワード家に着き、私は馬車を降りて屋敷に入ろうとすると、ちょうど来客の馬車がやって来た。
「あ! オリヴィア様!
ご機嫌よう!」
そう馬車から颯爽と現れたのはハンネル家の長男のルイスだった。
ルイスは私の姿を見つけるなりにこにこと笑顔で挨拶する。
「あ、ご機嫌よう。ルイス様」
私もルイスに挨拶を返すと、ルイスは私の元に駆け寄って質問してきた。
「オリヴィア様、何処かへ出掛けてたのかい?」
「ええ、まあちょっとアデック王子のところに」
私がそう答えると、ルイスはピシッと一瞬で固まり変な空気が流れだす。
「そう……アデック王子のところ、か……」
「ルイス様?」
何やら呟いているルイスに声を掛けると、ルイスは我に返ったのかぎこちないながらにも笑顔に戻った。
「あ、いや、何でもないよ。
それにしても今日は会えて良かったよ。
前に何度かアポ無しで来た事もあったんだけど、タイミングが悪くて会えずじまいだったから」
「え? そうだったの?
折角来てくれてたのにごめんなさい」
ルイスにそう言われて私はぺこりと頭を下げる。
まさかルイスが時々アポ無しで来ていたとは。
というか、私普段はあまり外に出掛けないのに、ことごとくタイミングが合わなかったのも逆に凄い気がする……。
私がそう半ば感心していると、ルイスは慌てて手を横に振っていた。
「ああいや、こっち側に用がある時に帰り際寄るくらいだから全然謝らなくていいよ。
そもそもアポ無しだったから仕方がないしね。
でも、折角今日は会えたんだし少しお喋りしても良いかな?
あ、勿論オリヴィア様が疲れてなかったらで良いけど」
恐らく私が今帰って来たばかりだから気を遣ってくれたのか、私に判断を委ねてくれた。
「いえ、大丈夫よ。
それじゃあ中へどうぞ」
「ありがとう、オリヴィア様」
私がそう返事をした後ルイスと一緒に屋敷へ入って客間の方へと向かった。
「あ! そうだ、ルイス様に渡そうと思っていたものがあるんだった」
「え? 俺に?」
「はい。取ってくるのでちょっと待ってて下さい」
私はふとある事を思い出して部屋に一旦行ってからまた客間へと戻ってきた。
「これ、良かったら好きな物どうぞ」
それから私は趣味で作っていたブレスレットを何個かルイスに見せると、ルイスは目を輝かせて確認するかの様に訊き返してきた。
「え!? 俺が貰ってもいいのかい!?」
「ええ。そう言えば前にルイス様が手作りのアクセサリー欲しいって言ってたのに誕生日に渡すの忘れてた事思い出したので。
誕生日に渡せなくてごめんなさい」
確かルーカスの誕生日に手作りのネックレスを作っていると言ったらルイスが欲しいと言っていた事を、ルイスから告白された後色々と悩んでいた最中に思い出したのだ。
なので、次会ったら渡そうと考えていた。
「そんな、覚えていてくれただけでも嬉しいよ!
それじゃあ俺はこれを貰おうかな」
それからルイスは青色のブレスレットを選んで嬉しそうに腕に付けた。
「本当にありがとうオリヴィア様!
大事にするよ」
「いえ、こちらこそ趣味で作った物なので、こんな物くらいしかなくて……」
「いや、それでも全然嬉しいよ!」
ルイスはにこにこと本当に嬉しそうに笑っている。
「これなら、俺にも少し脈はあるのかな?
なんて」
ルイスのその言葉に、私はズキンと胸が痛んだ。
本当は、ブレスレットなんて渡さない方が良かったのかもしれない。
でも、前にした約束くらいせめて叶えてから返事をしようと思ったのだ。
「ルイス様。
その、前の告白の返事なんですけど……。
ごめんなさい。私、ルイス様とは付き合えません」
私はルイスの瞳を見据えてそうきっぱりと言い切った。
何だかとても悪い事をしてる気がする。
だって、ルイスは悪い人じゃない。
それでも、傷付けなければいけないのが、こんなにも怖い。
「うん。分かったよ」
しかし、ルイスはにこりと優しく微笑んでいた。
「ルイス様……」
「オリヴィア様、そんな顔しなくても大丈夫だよ。
俺はそんなに弱くないからさ。
そりゃあ振られたのは残念だけど、オリヴィア様が本当に好きな人と付き合って幸せになれるのなら、それが俺の望みであり幸せだから。
それに、ノア君も無事に帰って来た様だし、良かったじゃないか。
……まあ俺としてはいけすかないではあるけど」
と、ルイスは最後の所をボソッと小声で呟く。
「ルイス様……ごめんなさい。ありがとうございます」
きっと、ルイスは私が罪悪感に駆られない様にわざと明るく振る舞ってくれてるのだろう。
そういえば、エマを振った時もそうだったっけ?
みんな、何でこんなに優しいんだろう。
「うっ……」
ふいに、ぽたっと涙が出てきて私は必死にそれを隠そうと下を向いた。
私が泣いてどうする?
本当に傷付いているのはルイスなのに。
すると、ルイスはそっと私にハンカチを手渡してきた。
「これ、良ければ使って」
「あ、いや、ごめんなさい!
大丈夫だから!」
私は悪いと思って手を横に振るが、しかしルイスに無理矢理ハンカチを握らされてしまった。
「良いから。これ、返さなくても大丈夫だから。
それじゃあ俺はもう行くね」
「え? あ、ありがとうございます」
きっと返すと言ってもルイスは受け取ってくれないだろうし、私はそのまま礼を言うと、ルイスは優しく微笑んだ後そのままそれじゃあ、と席を立った。
「またね、オリヴィア様」
「あ、はい。また……」
こうして、ルイスは帰っていった。
「……返さなくてもいい、か」
これでルイスからハンカチを貰うのは2度目だなと白い綺麗なハンカチを見つめながら私は部屋へと戻る事にした。
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