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癒されたい
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とある日の昼下がり。
オリヴィアはまた変装をして下町にやって来ていた。
何故また下町に来たのかというと、レミィに会う為にやって来たのである。
では何故急にレミィに会いに来たのかというと、ルイスに告白した報告を受けてもう時期1週間も経つので、そろそろ一度会いに行ってもいいかと思ったからである。
それと、オリヴィアとしては単純にレミィの大人しい性格に癒されたいという気持ちがあった。
何せオリヴィアの周りには割と気が強く逞しい人達が多いので、レミィの様な大人しい人は中々貴重な存在だったりする。
「あ、レミィさん!」
「……オリヴィア様?」
オリヴィアは早速レミィを見つけて駆け寄った。
すると、レミィの隣にもう1人女性が居る事に気付く。
その女性はいつぞやナンパされていた所を助けてもらった女性だった。
「あ! この前宝石を譲ってくれた方ですよね?
あの時はありがとうございました」
「え? えーと、ごめんなさい。いつの事だったかしら?」
私がそうお礼を言いながら頭を下げると、女性は首を傾げながら尋ねて来た。
そういえばあの時私は下町の格好をしてはいたけどウィッグや眼鏡をかけていなかった。
なので私は眼鏡を外して再度尋ねてみる。
「これで覚えてるでしょうか?」
「……ああ! デイニーにナンパされてた子ね!」
どうやら女性は思い出してくれた様だ。
「改めましてありがとうございました」
私がもう一度お礼を言うと女性は笑いながら手を振って答える。
「良いの良いの。貴女のおかげであの男のクズっぷりが分かった様なもんだし、お金もきっちり請求したから!
ところで、貴女はレミィのお友達?」
女性に問われ、私はどう答えようか悩む。
前に友達としてランチに誘ったが、結構一方的だったし、レミィは私の事を友達と認めていないかもしれないし……。
しかし、私が悩んでる横でレミィがスッと口を開いた。
「うん。この前友達になったの」
そのレミィの言葉を聞いて私は物凄く嬉しくなった。
「へえ、そうだったんだ。
私レミィと一緒に住んでる親戚の姉のリィナ・フロールよ。よろしくね!」
「あ、オリヴィア・ハワードと申します。
よろしくお願いします」
リィナと名乗る女性にそう自己紹介されて私も自己紹介する。
「あ、もしかしてレミィに用事だった?」
それからリィナさんにそう尋ねられ私はまたどう答えようかと悩む。
「あー……いや、もし良かったらまた一緒にランチでもと思ったんですけど、お出かけ中ならまた今度にします」
「あら、お出かけって言ってもただ夕飯の買い出しに来てるだけだし、レミィ、折角だからランチ食べてきたら?」
私が断ろうとすると、リィナさんはそう気を利かせてくれた。
「え? でも良いの?」
レミィはキョトンとしながらリィナさんへと訊き返す。
「良いわよ。わざわざお友達が来てくれたのに何もせずに帰すのも悪いでしょ?」
「え? すみません、大丈夫ですよ!
私の事は全然お気遣いなく!」
何だか申し訳なく感じて私は手を横に振ったが、まあまあとリィナさんが口を開く。
「いいのいいの。
レミィにはいつも家事を手伝って貰ってるし、息抜きがてら行ってきなさい?」
「えと、それじゃあ、オリヴィア様、一緒にランチ行きましょうか」
「本当にいいの?
その……ありがとう」
こうしてリィナさんの計らいにより私はレミィとランチする事になった。
「その、リィナさんって良い人ね」
それから私はレミィと前に来たカフェにやって来て、席に着いてからレミィにそう言った。
「ええ。リィナ姉さんは昔から私の事を助けてくれて、本当に優しいんです」
レミィもそう嬉しそうに話す。
どうやら2人は大分仲が良いようだ。
「そうなのね。
その……つかぬ事を訊くんだけど、レミィさんって、多分下町出身じゃないのよね?」
私は恐る恐る気になる事を訊いてみた。
すると、レミィは嫌な顔一つせずに頷く。
「はい。一応元貴族の端くれみたいなものでした」
「そ、そうだったんだ」
やはり、レミィは思った通り元々貴族だった様だ。
「因みにリィナ姉さんは今でも貴族なんですけど、下町に住みたくて家族の反対を押し切って今下町に住んでるんです」
「え? そうなの?」
まさか貴族でも下町に住みたくて住んでる人がいるだなんて想像すらした事がなくて私は素直に驚いた。
それから、私はレミィさんにとあるお願いをした。
「あの、レミィさん、もし良かったら、私に無理に敬語で話さなくても良いわ」
「え!? そんな、悪いですよ!」
私の申し出にレミィはぶんぶんと手と首を横に振る。
「いや、そもそも私なんて元々下町の平民だった訳で、本来ならレミィさんより下の立場だった訳だし」
「いやいや、今ではオリヴィア様の方が立場は全然上です!」
「それに、その、レミィさんとは分け隔てなく話したくて」
「オリヴィア様……」
私がそう言うと、レミィはうーん、と少し悩んだ後にそれじゃあ、と口を開く。
「なるべく敬語で話さない様気を付けます」
「もうその時点で敬語だけどね」
「あっ」
それからレミィはしまったと言わんばかりに顔を赤くする。
……何だろう、レミィと会話していると、物凄く和むんだよなぁ。
見ていて何だか可愛い妹の様で、まるで辺り一面にマイナスイオンが出ている様だ。
ぶっちゃけ癒される。
「ふふっ」
「オリヴィア様? どうしましたか?」
思わずニヤけて笑っていたら、レミィは不思議そうに尋ねてきた。
「あ、ごめんごめん。レミィさんは可愛いなぁと思ってつい」
「え!? そんな、オリヴィア様の方が私なんかより全然可愛いですよ!?」
レミィはまた首と手をぶんぶんと振って全力で否定する。
その仕草も何だか可愛らしい。
それから、私とレミィさんは他愛もない会話をしてランチの時間は穏やかに流れていった。
「その、レミィさん、またランチに誘ってもいいかしら?」
帰り際に私がそう訊くと、レミィは優しく微笑んだ。
「いいですよ、あ、そういえば連絡先教えてなかったですね。
家がすぐそこなので、ちょっと寄ってもいいですか?」
「ええ、いいわ」
私が返事をすると、レミィは小さいながらにも綺麗な赤い屋根の二階建ての家に入って行った。
恐らくあそこがリィナさんの家なのだろう。
そして、レミィはまたパタパタと戻ってきた。
「オリヴィア様、はいこれ」
戻ってきたレミィは私に小さなメモ用紙をくれた。
そこには住所が記されている。
「何かあったらいつでもお手紙下さい」
「え? いいの?」
「はい。オリヴィア様は友達ですし」
初めて人から連絡先を貰った……!
私は嬉しくてつい頬が赤くなる。
「ありがとう、また誘いたくなったら手紙出すわ」
「はい。
こちらも何かあったらお手紙出しますね!」
こうしてレミィと別れて私はハワード家に帰ってきた。
帰ってくると丁度出先から帰ってきたルーカスとタイミングが被ってしまった。
「あ、オリヴィア様?
変装してどこか出掛けていたのか?」
「ええ、まあ。ちょっとね」
私がそう答えると、ルーカスは私の顔を見て何を悟ったのかニコリと微笑む。
「オリヴィア様、何か良い事でもありましたか?」
「え? 別にそこまででもないけど。
どうして?」
「いえ、何だか嬉しそうな顔をされていたので」
何だか最近ルーカスが以前よりも察する様になってきた気がする。
「何だかルーカスってハワード子爵に似てきたわね?」
「ん? そうでしょうか?」
私の言葉にルーカスは少し嬉しそうに微笑む。
「そういうルーカスも嬉しそうね?」
「そりゃあ、俺にとって父様は憧れの人ですから」
成る程ね、と私は納得した。
ルーカスとしては父親としては勿論、次期当主としてハワード子爵は目標みたいなものなのだろう。
「まあ頑張ってね。
ハワード家次期当主様」
「はい! 頑張ります!
……ただ、そう呼ばれるとプレッシャーが」
私の言葉にルーカスは瞳をキラキラとさせたかと思うとすぐ様萎縮しだした。
「締まらないわねぇ」
「すみません……」
やはりまだまだルーカスが当主になるのは先の様である。
オリヴィアはまた変装をして下町にやって来ていた。
何故また下町に来たのかというと、レミィに会う為にやって来たのである。
では何故急にレミィに会いに来たのかというと、ルイスに告白した報告を受けてもう時期1週間も経つので、そろそろ一度会いに行ってもいいかと思ったからである。
それと、オリヴィアとしては単純にレミィの大人しい性格に癒されたいという気持ちがあった。
何せオリヴィアの周りには割と気が強く逞しい人達が多いので、レミィの様な大人しい人は中々貴重な存在だったりする。
「あ、レミィさん!」
「……オリヴィア様?」
オリヴィアは早速レミィを見つけて駆け寄った。
すると、レミィの隣にもう1人女性が居る事に気付く。
その女性はいつぞやナンパされていた所を助けてもらった女性だった。
「あ! この前宝石を譲ってくれた方ですよね?
あの時はありがとうございました」
「え? えーと、ごめんなさい。いつの事だったかしら?」
私がそうお礼を言いながら頭を下げると、女性は首を傾げながら尋ねて来た。
そういえばあの時私は下町の格好をしてはいたけどウィッグや眼鏡をかけていなかった。
なので私は眼鏡を外して再度尋ねてみる。
「これで覚えてるでしょうか?」
「……ああ! デイニーにナンパされてた子ね!」
どうやら女性は思い出してくれた様だ。
「改めましてありがとうございました」
私がもう一度お礼を言うと女性は笑いながら手を振って答える。
「良いの良いの。貴女のおかげであの男のクズっぷりが分かった様なもんだし、お金もきっちり請求したから!
ところで、貴女はレミィのお友達?」
女性に問われ、私はどう答えようか悩む。
前に友達としてランチに誘ったが、結構一方的だったし、レミィは私の事を友達と認めていないかもしれないし……。
しかし、私が悩んでる横でレミィがスッと口を開いた。
「うん。この前友達になったの」
そのレミィの言葉を聞いて私は物凄く嬉しくなった。
「へえ、そうだったんだ。
私レミィと一緒に住んでる親戚の姉のリィナ・フロールよ。よろしくね!」
「あ、オリヴィア・ハワードと申します。
よろしくお願いします」
リィナと名乗る女性にそう自己紹介されて私も自己紹介する。
「あ、もしかしてレミィに用事だった?」
それからリィナさんにそう尋ねられ私はまたどう答えようかと悩む。
「あー……いや、もし良かったらまた一緒にランチでもと思ったんですけど、お出かけ中ならまた今度にします」
「あら、お出かけって言ってもただ夕飯の買い出しに来てるだけだし、レミィ、折角だからランチ食べてきたら?」
私が断ろうとすると、リィナさんはそう気を利かせてくれた。
「え? でも良いの?」
レミィはキョトンとしながらリィナさんへと訊き返す。
「良いわよ。わざわざお友達が来てくれたのに何もせずに帰すのも悪いでしょ?」
「え? すみません、大丈夫ですよ!
私の事は全然お気遣いなく!」
何だか申し訳なく感じて私は手を横に振ったが、まあまあとリィナさんが口を開く。
「いいのいいの。
レミィにはいつも家事を手伝って貰ってるし、息抜きがてら行ってきなさい?」
「えと、それじゃあ、オリヴィア様、一緒にランチ行きましょうか」
「本当にいいの?
その……ありがとう」
こうしてリィナさんの計らいにより私はレミィとランチする事になった。
「その、リィナさんって良い人ね」
それから私はレミィと前に来たカフェにやって来て、席に着いてからレミィにそう言った。
「ええ。リィナ姉さんは昔から私の事を助けてくれて、本当に優しいんです」
レミィもそう嬉しそうに話す。
どうやら2人は大分仲が良いようだ。
「そうなのね。
その……つかぬ事を訊くんだけど、レミィさんって、多分下町出身じゃないのよね?」
私は恐る恐る気になる事を訊いてみた。
すると、レミィは嫌な顔一つせずに頷く。
「はい。一応元貴族の端くれみたいなものでした」
「そ、そうだったんだ」
やはり、レミィは思った通り元々貴族だった様だ。
「因みにリィナ姉さんは今でも貴族なんですけど、下町に住みたくて家族の反対を押し切って今下町に住んでるんです」
「え? そうなの?」
まさか貴族でも下町に住みたくて住んでる人がいるだなんて想像すらした事がなくて私は素直に驚いた。
それから、私はレミィさんにとあるお願いをした。
「あの、レミィさん、もし良かったら、私に無理に敬語で話さなくても良いわ」
「え!? そんな、悪いですよ!」
私の申し出にレミィはぶんぶんと手と首を横に振る。
「いや、そもそも私なんて元々下町の平民だった訳で、本来ならレミィさんより下の立場だった訳だし」
「いやいや、今ではオリヴィア様の方が立場は全然上です!」
「それに、その、レミィさんとは分け隔てなく話したくて」
「オリヴィア様……」
私がそう言うと、レミィはうーん、と少し悩んだ後にそれじゃあ、と口を開く。
「なるべく敬語で話さない様気を付けます」
「もうその時点で敬語だけどね」
「あっ」
それからレミィはしまったと言わんばかりに顔を赤くする。
……何だろう、レミィと会話していると、物凄く和むんだよなぁ。
見ていて何だか可愛い妹の様で、まるで辺り一面にマイナスイオンが出ている様だ。
ぶっちゃけ癒される。
「ふふっ」
「オリヴィア様? どうしましたか?」
思わずニヤけて笑っていたら、レミィは不思議そうに尋ねてきた。
「あ、ごめんごめん。レミィさんは可愛いなぁと思ってつい」
「え!? そんな、オリヴィア様の方が私なんかより全然可愛いですよ!?」
レミィはまた首と手をぶんぶんと振って全力で否定する。
その仕草も何だか可愛らしい。
それから、私とレミィさんは他愛もない会話をしてランチの時間は穏やかに流れていった。
「その、レミィさん、またランチに誘ってもいいかしら?」
帰り際に私がそう訊くと、レミィは優しく微笑んだ。
「いいですよ、あ、そういえば連絡先教えてなかったですね。
家がすぐそこなので、ちょっと寄ってもいいですか?」
「ええ、いいわ」
私が返事をすると、レミィは小さいながらにも綺麗な赤い屋根の二階建ての家に入って行った。
恐らくあそこがリィナさんの家なのだろう。
そして、レミィはまたパタパタと戻ってきた。
「オリヴィア様、はいこれ」
戻ってきたレミィは私に小さなメモ用紙をくれた。
そこには住所が記されている。
「何かあったらいつでもお手紙下さい」
「え? いいの?」
「はい。オリヴィア様は友達ですし」
初めて人から連絡先を貰った……!
私は嬉しくてつい頬が赤くなる。
「ありがとう、また誘いたくなったら手紙出すわ」
「はい。
こちらも何かあったらお手紙出しますね!」
こうしてレミィと別れて私はハワード家に帰ってきた。
帰ってくると丁度出先から帰ってきたルーカスとタイミングが被ってしまった。
「あ、オリヴィア様?
変装してどこか出掛けていたのか?」
「ええ、まあ。ちょっとね」
私がそう答えると、ルーカスは私の顔を見て何を悟ったのかニコリと微笑む。
「オリヴィア様、何か良い事でもありましたか?」
「え? 別にそこまででもないけど。
どうして?」
「いえ、何だか嬉しそうな顔をされていたので」
何だか最近ルーカスが以前よりも察する様になってきた気がする。
「何だかルーカスってハワード子爵に似てきたわね?」
「ん? そうでしょうか?」
私の言葉にルーカスは少し嬉しそうに微笑む。
「そういうルーカスも嬉しそうね?」
「そりゃあ、俺にとって父様は憧れの人ですから」
成る程ね、と私は納得した。
ルーカスとしては父親としては勿論、次期当主としてハワード子爵は目標みたいなものなのだろう。
「まあ頑張ってね。
ハワード家次期当主様」
「はい! 頑張ります!
……ただ、そう呼ばれるとプレッシャーが」
私の言葉にルーカスは瞳をキラキラとさせたかと思うとすぐ様萎縮しだした。
「締まらないわねぇ」
「すみません……」
やはりまだまだルーカスが当主になるのは先の様である。
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