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一緒にどうですか?
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「……2年前、こちらの少女がパーティ中に水をかけられてしまってね。
それで俺がハンカチを貸したんだ」
ルイスはオリヴィアにそう説明した。
「ああ、そうだったのね」
その説明を聞いてオリヴィアは何で水をかけられたのか不思議に思うも、しかしそこは言及しない方がいいのだろうとそう返事をした。
「あの、ところでオリヴィア様って、確か怪我を負わされたとか……大丈夫でしたか?」
レミィはオリヴィアの方を心配そうに見やる。
「え? あ、えーと……まあ色々とあって……。
あ、そうだ。立ち話もなんだし、一緒にお昼でもどう?」
どう説明しようかとオリヴィアは悩んだ末、いつまでも立ってる状態で話すのも悪いと思いそう提案した。
「え!? いや、でも悪いですし、私はこれで……」
「そんな全然悪くないわよ。
ねえルイス様?」
断ろうとするレミィに対してオリヴィアはルイスに同意を求める。
「え? まあオリヴィア様が良いなら俺は全然構わないよ」
ルイスは笑顔で優しくそう答えるも、内心オリヴィアと2人きりじゃなくなった事をちょっとだけ残念に思っていた。
「いや、でも……」
そして、レミィもルイスの気持ちを察して断ろうとしたのだが。
「まあまあ、何ならお金は私が出すわ」
「いや、ここは男の俺が出すから大丈夫だよ」
と、何やら2人にそう言われてしまい、レミィもなんだか断り辛くなる。
「えっと、じゃあお言葉に甘えて少しだけ……」
そう言ってレミィも席に着いた。
「あ、そう言えば名前聞いてなかったわね。
訊いても良いかしら?」
「レミィ・キャトルです」
オリヴィアにそう問われてレミィは小さくそう答える。
「レミィさんね。よろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします……」
レミィはオリヴィアからそう声を掛けられて内心戸惑っていた。
何せオリヴィアにあまり良い噂がなかったので、レミィはオリヴィアの事をもっと意地の悪い感じの性格なのかと思っていたのだが、今の所そんなに悪い人の様に思えなかったからである。
もしかして、ルイス様が居るから……?
レミィは疑いの眼差しでオリヴィアを見やった。
一方オリヴィアはレミィの様に大人しくて優しそうな子ならもしかしたら友達になれるかも、と少し期待していた。
「レミィさんは確かあのパーティの後からブルーラインで暮らしていたんだよね?
下町はもう慣れたかい?」
ルイスは心配する様にレミィにそう問い掛ける。
その問い掛けに、レミィはルイスがちょっとでも自分の事を気にかけてくれた事を嬉しく思った。
「はい。親戚のお姉さんも居ますし楽しくやっています。
お気遣いありがとうございます」
「え? レミィさんもブルーラインに住んでるの?
私も元はブルーライン出身なの。
2年前って事は、私がハワード家に入る少し前だったのね。
じゃあもしかしたら何処かで会ってたのかもね」
レミィの返事を聞いてオリヴィアは少し驚きながら話す。
「そうですね」
オリヴィアの話にレミィは少しばつが悪そうに答えた。
それから3人はそれぞれメニューを選んで他愛無い会話をしながらお昼を過ごした。
「ここのお店、猫がモチーフで凄く可愛らしいですね」
「そうよね!
このピラフも猫型に盛られてて可愛いし!」
レミィの言葉にニコニコとオリヴィアは賛同する。
「……何だか俺と居る時以上に笑顔が多い様な」
ルイスはそんなオリヴィアとレミのやり取りを少し羨ましそうに眺めていた。
そして料理を食べ終えて店を出た後ルイスとレミィは午後から用事があるという事でお開きになった。
「あ、レミィさん、折角だし今度こそ送っていくよ」
「え? いやでも近くなんで大丈夫ですよ」
ルイスにそう言われてレミィがまたやんわりと断ろうとすると、オリヴィアは少しそわそわと言葉をかける。
「え? レミィさんの家この辺りなの?
それなら、その、また会えたら今度はと、友達としてまたご飯に誘ってもいいかしら?」
オリヴィアはかなり照れてるのか、少し顔を赤らめながらレミィにそう言ってきた。
レミィはそれを聞いてびっくりする。
「え? 友達?」
「あ! いや、別に嫌ならいいのよ!
うん」
そう言うオリヴィアの顔は今度は少しシュンとしていた。
「あ、いえ、嫌な訳ではないです。
ただ、ちょっとびっくりしただけで」
まさか、恋敵と呼ぶべき相手から友達になりたいだなんて言われると思ってなかったレミィは驚きながらオリヴィアにそう告げる。
「そう、嫌がられてないなら良かったわ……そ、それじゃあまた!」
そしてオリヴィアは照れたまま急いで馬車に乗り込んだ。
「じゃあレミィさん、ご機嫌よう」
ルイスもその後にっこりと優しくレミィに挨拶をして馬車へと乗り込む。
「あ、お2人ともご機嫌よう」
ルイスの笑みにレミィは少し顔を赤らめるも、2人にそう挨拶する。
そして、馬車が走り去るのを見届けてレミィははぁ、と溜め息を吐いた。
「……オリヴィアさん、もっと意地悪な人だと思っていたのに」
でも、ルイス様とまたお話し出来て良かった。
ただ、あの様子だとルイス様の片想いはどうやらまだ叶っていないらしい。
つまり、頑張れば私にもまだチャンスはあるのだろうか……?
「今日で、きちんと失恋出来ると思っていたのに」
そうレミィは口では残念そうな声を漏らすが、しかし内心良かったとホッとしていた。
「お帰りなさいオリヴィア姉様」
それからオリヴィアがお屋敷に帰ると、すぐ様ノアが駆けつけて不貞腐れながらそう言ってきた。
「ただいま。何よそんなに不貞腐れて」
オリヴィアが問い掛けると、ノアはジトっと不機嫌そうな瞳で問い掛けてくる。
「オリヴィア姉様こそ何だか嬉しそうな顔をして、まさかまたルイスと猫のお店にでも行ってきたんですか?」
ノアにそう問われて私は改めてノアの観察眼の鋭さに呆気にとられる。
「はぁ、そうよ。別に良いでしょ?」
私が開き直ってそう返事をすると、ノアは頬を膨らませる。
「変装してまでオリヴィア姉様が外に出掛けたって聞いたからそうなのかなと思ったんですけど、やっぱりそうだったんですね?
僕だってオリヴィア姉様とデートしたいんですけどねー?」
「はいはい。機会があったらね」
ノアの言葉にオリヴィアは軽く返事をする。
「じゃあその機会が訪れる様に僕も猫がいる様なお店探しておきますね」
「何だかそれだと私が単に猫だけに釣られてるみたいじゃない」
ノアの口ぶりにオリヴィアがツッコむも、それに対してノアは笑顔で答える。
「だって、オリヴィア姉様猫が居れば絶対釣られるじゃないですか?」
「流石に不本意だわ」
「じゃあ猫のいない店に誘われたらルイスと一緒に行きますか?」
「それは……」
ノアにそう問われてオリヴィアは苦い顔をして考える。
「……ケースバイケースかしら」
「そのケースバイケースは猫がいるかどうかだと思うのですが」
「……まあ、猫が可愛すぎるのが悪いのよ。
うん」
考え抜いた末オリヴィアはそう答えた。
「それなら僕も今度猫のいるお店探しておきますのでその時は一緒にデートして下さいね♡」
「……はぁ、まあ暇だったらね」
それだけ言ってオリヴィアは部屋へと戻っていった。
「ふふ、やっぱりオリヴィア姉様って猫の事となるとチョロいですね。
でも、いつか猫で釣らなくても一緒にデート出来る様になれたら嬉しいですけど」
ノアはそんなオリヴィアの背中を眺めながらそう呟いた。
それで俺がハンカチを貸したんだ」
ルイスはオリヴィアにそう説明した。
「ああ、そうだったのね」
その説明を聞いてオリヴィアは何で水をかけられたのか不思議に思うも、しかしそこは言及しない方がいいのだろうとそう返事をした。
「あの、ところでオリヴィア様って、確か怪我を負わされたとか……大丈夫でしたか?」
レミィはオリヴィアの方を心配そうに見やる。
「え? あ、えーと……まあ色々とあって……。
あ、そうだ。立ち話もなんだし、一緒にお昼でもどう?」
どう説明しようかとオリヴィアは悩んだ末、いつまでも立ってる状態で話すのも悪いと思いそう提案した。
「え!? いや、でも悪いですし、私はこれで……」
「そんな全然悪くないわよ。
ねえルイス様?」
断ろうとするレミィに対してオリヴィアはルイスに同意を求める。
「え? まあオリヴィア様が良いなら俺は全然構わないよ」
ルイスは笑顔で優しくそう答えるも、内心オリヴィアと2人きりじゃなくなった事をちょっとだけ残念に思っていた。
「いや、でも……」
そして、レミィもルイスの気持ちを察して断ろうとしたのだが。
「まあまあ、何ならお金は私が出すわ」
「いや、ここは男の俺が出すから大丈夫だよ」
と、何やら2人にそう言われてしまい、レミィもなんだか断り辛くなる。
「えっと、じゃあお言葉に甘えて少しだけ……」
そう言ってレミィも席に着いた。
「あ、そう言えば名前聞いてなかったわね。
訊いても良いかしら?」
「レミィ・キャトルです」
オリヴィアにそう問われてレミィは小さくそう答える。
「レミィさんね。よろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします……」
レミィはオリヴィアからそう声を掛けられて内心戸惑っていた。
何せオリヴィアにあまり良い噂がなかったので、レミィはオリヴィアの事をもっと意地の悪い感じの性格なのかと思っていたのだが、今の所そんなに悪い人の様に思えなかったからである。
もしかして、ルイス様が居るから……?
レミィは疑いの眼差しでオリヴィアを見やった。
一方オリヴィアはレミィの様に大人しくて優しそうな子ならもしかしたら友達になれるかも、と少し期待していた。
「レミィさんは確かあのパーティの後からブルーラインで暮らしていたんだよね?
下町はもう慣れたかい?」
ルイスは心配する様にレミィにそう問い掛ける。
その問い掛けに、レミィはルイスがちょっとでも自分の事を気にかけてくれた事を嬉しく思った。
「はい。親戚のお姉さんも居ますし楽しくやっています。
お気遣いありがとうございます」
「え? レミィさんもブルーラインに住んでるの?
私も元はブルーライン出身なの。
2年前って事は、私がハワード家に入る少し前だったのね。
じゃあもしかしたら何処かで会ってたのかもね」
レミィの返事を聞いてオリヴィアは少し驚きながら話す。
「そうですね」
オリヴィアの話にレミィは少しばつが悪そうに答えた。
それから3人はそれぞれメニューを選んで他愛無い会話をしながらお昼を過ごした。
「ここのお店、猫がモチーフで凄く可愛らしいですね」
「そうよね!
このピラフも猫型に盛られてて可愛いし!」
レミィの言葉にニコニコとオリヴィアは賛同する。
「……何だか俺と居る時以上に笑顔が多い様な」
ルイスはそんなオリヴィアとレミのやり取りを少し羨ましそうに眺めていた。
そして料理を食べ終えて店を出た後ルイスとレミィは午後から用事があるという事でお開きになった。
「あ、レミィさん、折角だし今度こそ送っていくよ」
「え? いやでも近くなんで大丈夫ですよ」
ルイスにそう言われてレミィがまたやんわりと断ろうとすると、オリヴィアは少しそわそわと言葉をかける。
「え? レミィさんの家この辺りなの?
それなら、その、また会えたら今度はと、友達としてまたご飯に誘ってもいいかしら?」
オリヴィアはかなり照れてるのか、少し顔を赤らめながらレミィにそう言ってきた。
レミィはそれを聞いてびっくりする。
「え? 友達?」
「あ! いや、別に嫌ならいいのよ!
うん」
そう言うオリヴィアの顔は今度は少しシュンとしていた。
「あ、いえ、嫌な訳ではないです。
ただ、ちょっとびっくりしただけで」
まさか、恋敵と呼ぶべき相手から友達になりたいだなんて言われると思ってなかったレミィは驚きながらオリヴィアにそう告げる。
「そう、嫌がられてないなら良かったわ……そ、それじゃあまた!」
そしてオリヴィアは照れたまま急いで馬車に乗り込んだ。
「じゃあレミィさん、ご機嫌よう」
ルイスもその後にっこりと優しくレミィに挨拶をして馬車へと乗り込む。
「あ、お2人ともご機嫌よう」
ルイスの笑みにレミィは少し顔を赤らめるも、2人にそう挨拶する。
そして、馬車が走り去るのを見届けてレミィははぁ、と溜め息を吐いた。
「……オリヴィアさん、もっと意地悪な人だと思っていたのに」
でも、ルイス様とまたお話し出来て良かった。
ただ、あの様子だとルイス様の片想いはどうやらまだ叶っていないらしい。
つまり、頑張れば私にもまだチャンスはあるのだろうか……?
「今日で、きちんと失恋出来ると思っていたのに」
そうレミィは口では残念そうな声を漏らすが、しかし内心良かったとホッとしていた。
「お帰りなさいオリヴィア姉様」
それからオリヴィアがお屋敷に帰ると、すぐ様ノアが駆けつけて不貞腐れながらそう言ってきた。
「ただいま。何よそんなに不貞腐れて」
オリヴィアが問い掛けると、ノアはジトっと不機嫌そうな瞳で問い掛けてくる。
「オリヴィア姉様こそ何だか嬉しそうな顔をして、まさかまたルイスと猫のお店にでも行ってきたんですか?」
ノアにそう問われて私は改めてノアの観察眼の鋭さに呆気にとられる。
「はぁ、そうよ。別に良いでしょ?」
私が開き直ってそう返事をすると、ノアは頬を膨らませる。
「変装してまでオリヴィア姉様が外に出掛けたって聞いたからそうなのかなと思ったんですけど、やっぱりそうだったんですね?
僕だってオリヴィア姉様とデートしたいんですけどねー?」
「はいはい。機会があったらね」
ノアの言葉にオリヴィアは軽く返事をする。
「じゃあその機会が訪れる様に僕も猫がいる様なお店探しておきますね」
「何だかそれだと私が単に猫だけに釣られてるみたいじゃない」
ノアの口ぶりにオリヴィアがツッコむも、それに対してノアは笑顔で答える。
「だって、オリヴィア姉様猫が居れば絶対釣られるじゃないですか?」
「流石に不本意だわ」
「じゃあ猫のいない店に誘われたらルイスと一緒に行きますか?」
「それは……」
ノアにそう問われてオリヴィアは苦い顔をして考える。
「……ケースバイケースかしら」
「そのケースバイケースは猫がいるかどうかだと思うのですが」
「……まあ、猫が可愛すぎるのが悪いのよ。
うん」
考え抜いた末オリヴィアはそう答えた。
「それなら僕も今度猫のいるお店探しておきますのでその時は一緒にデートして下さいね♡」
「……はぁ、まあ暇だったらね」
それだけ言ってオリヴィアは部屋へと戻っていった。
「ふふ、やっぱりオリヴィア姉様って猫の事となるとチョロいですね。
でも、いつか猫で釣らなくても一緒にデート出来る様になれたら嬉しいですけど」
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