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気まずい
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「どうしてオリヴィア姉様とルイス様が一緒に、しかも手を繋いでいるんですか?」
ノアはにっこりと仮面を貼り付けたかの様な綺麗な笑顔で問い掛けてくる。
しかし、その瞳は全くもって笑っていない。
多分、いや間違いなくガチギレしている。
「悪いねノア君、今日は1日オリヴィア様とデートしてたんだよ。
ねえ、オリヴィア様?」
ルイスも挑発するかの如くにっこりと爽やかな笑顔で横にいる私に問い掛けてきた。
「あー、まあルイス様からお礼として食事をご馳走になっただけだけど」
「お礼?」
私がそう言うと、ノアは不機嫌そうな笑顔のまま訊き返してきた。
「この前シーラ様の料理を見てあげて欲しいってルイス様に頼まれてね」
私の答えに一応ノアは納得した様に頷いていた。
「そうなんですね。
では何で今手を繋いでいるんですか?」
「そりゃあ、オリヴィア様が手を繋ぎたいと言ってきてくれたからね」
ルイスはノアに勝ち誇ったかの様に笑いながらそう返事をする。
確かに手を繋ぐと言い出したのは私からだからあながち間違いではないのだが。
「ヒールが片方折れたから手を貸して貰っただけよ」
「え!?
ヒールが折れた?」
私からの理由を聞いた後ノアはすぐ様私の足元を見やった。
そして折れたヒールを確認してノアは心配そうに私の方へと振り向いた。
「オリヴィア姉様、足を挫いたりとかはしてないですか?
大丈夫でした?」
「ええ、まあ今の所は大丈夫よ」
「転びそうになった所をちゃんと俺が受け止めたから心配ないよノア君」
私が答えた後、更に付け加える様にルイスはそう言ってきた。
ノアはそれを聞いてムスッとした顔でルイスを睨みつける。
「そーですか。
まあこれでもしオリヴィア姉様が怪我でもしてたら絶対に許しませんでしたけど」
「俺がついているのにオリヴィア様に怪我なんてさせる訳ないだろ?」
「まあその点にだけは取り敢えず感謝します。
でも後はこっちでどうにかしますのでルイス様はもう帰られてよろしいですよ?
オリヴィア姉様もずっと立ちっぱなしは辛いでしょうし」
ノアにそう言われてルイスはやれやれと呆れた様に私の方へと振り向いた。
「……最後にとんだ邪魔が入ったけど、今日は凄く楽しかったよ。
オリヴィア様、ありがとう。
また一緒に出掛けてくれると嬉しいな。
オリヴィア様好みの店をまた探しておくから」
ルイスは笑顔でそう言いながら私の手を離してくれた。
「あ、こちらこそ今日は素敵なお店に連れてって貰ってありがとうございました。
ではまた機会があったら」
私は今日行ったあの猫のいるレストランを思い出して少し表情が綻んだ。
そして、ノアはそんなオリヴィアの表情の変化を見逃さなかった。
それからルイスが帰っていくと、ノアはオリヴィアの手を握って歩き出した。
「オリヴィア姉様、部屋までは俺が手を引くから」
「え? でももう手を引かれなくても壁をつたってでも行けるし……」
外は掴まる場所が無いので困ったが、屋敷の中の移動くらいなら手を繋がなくても歩けるだろう。
私はそう思いノアに言うと、ノアは更に手を強く握ってきた。
「痛っ、ノア、ちょっと強く握り過ぎ……」
「ルイスは良くて俺じゃ駄目なの!?」
するとノアは先程とうってかわって怒り顔でそう問い掛けてきた。
「いや、ルイスさんは外で掴まる所がなかったから頼んだだけで」
「別にルイスじゃなくても御者の人や付き人だって居たんじゃないの!?
その人達が手を引けばいいじゃんか!」
普段にこにこと猫被ってる時のノアからは考えられない程の声量で叫ばれて私はびっくりして目を見開く。
いつもすましてるノアがこんなに感情を荒げてる所を見るのは、あの下町の少女を殺した男と対峙した時以来だ。
「ノ、ノア?」
「……取り敢えず部屋に行くよ」
「え? う、うん」
それからノアは一旦落ち着いたのか、静かにそう言って私の手を引いて歩き出した。
恐らく私に負担がかからない為にかノアはなるべくゆっくり歩いてくれているので歩きやすかった。
しかし、それから部屋に着くまでの間、ノアは何も口を開かない為中々に気まずい時間が流れる。
その後私の部屋に着くと、ノアはすぐに椅子を引いて私を座らせてくれた。
「ありがとう」
「……俺、メアリーかソフィア呼んでくるね」
そう言い残してノアはすぐに部屋を出て行った。
因みにソフィアは私の侍女である。
……なんだろう、凄く気まずい。
まあノアにとってルイスは犬猿の相手であり、そんなルイスと私が仲良くしている所を見せつけられたらノアも良い気がしない事くらいは分かるのだが。
かと言って私がノアに対してルイスとは何もなかっただなんて、ノアと付き合ってる訳でもないのにわざわざ私がそんな弁明する必要もないだろう。
なんて事を私が考えてる最中にメアリーがやって来て早速新しい靴を出してくれた。
「オリヴィアお嬢様、履き心地はどうですか?」
「うん、まあ最初だから慣れないけど、こんなものよね」
私は新しい新品の靴を履いて取り敢えず部屋を少し歩いてみたが、やはり最初は履き慣れてないせいかなんとも違和感がある。
「そうですか。
もし靴擦れしたり挫いたりしたらすぐに言ってくださいね?」
「分かったわ。ありがとう」
「それと、ノア様と何かありましたか?」
唐突にメアリーにそう問われて私はどう答えようか悩む。
「あー、まあ、ちょっとね。
それより、そんな事訊くって事はノアの方は様子が変だったの?」
私が逆にメアリーに訊き返すと、メアリーは首を横に振った。
「特に変わったご様子はありませんでしたよ。
でも、何処となく元気が無い様に思えたので、オリヴィアお嬢様関連かなと思いまして」
メアリーはにこにことそう言ってきた。
いくら上手に取り繕っても、どうやらメアリーにはお見通しの様である。
まあノアが産まれた時からメアリーはずっと知っている訳だし、仕方ないと言えば仕方ないのだが。
「そう」
「仲直り出来ると良いですね。
それじゃあ私はこれで失礼します」
それだけ言い残してメアリーは去って行った。
「仲直りって言われてもね……」
オリヴィアは先程のノアの様子を思い返しては小さく溜め息を吐いた。
ノアはにっこりと仮面を貼り付けたかの様な綺麗な笑顔で問い掛けてくる。
しかし、その瞳は全くもって笑っていない。
多分、いや間違いなくガチギレしている。
「悪いねノア君、今日は1日オリヴィア様とデートしてたんだよ。
ねえ、オリヴィア様?」
ルイスも挑発するかの如くにっこりと爽やかな笑顔で横にいる私に問い掛けてきた。
「あー、まあルイス様からお礼として食事をご馳走になっただけだけど」
「お礼?」
私がそう言うと、ノアは不機嫌そうな笑顔のまま訊き返してきた。
「この前シーラ様の料理を見てあげて欲しいってルイス様に頼まれてね」
私の答えに一応ノアは納得した様に頷いていた。
「そうなんですね。
では何で今手を繋いでいるんですか?」
「そりゃあ、オリヴィア様が手を繋ぎたいと言ってきてくれたからね」
ルイスはノアに勝ち誇ったかの様に笑いながらそう返事をする。
確かに手を繋ぐと言い出したのは私からだからあながち間違いではないのだが。
「ヒールが片方折れたから手を貸して貰っただけよ」
「え!?
ヒールが折れた?」
私からの理由を聞いた後ノアはすぐ様私の足元を見やった。
そして折れたヒールを確認してノアは心配そうに私の方へと振り向いた。
「オリヴィア姉様、足を挫いたりとかはしてないですか?
大丈夫でした?」
「ええ、まあ今の所は大丈夫よ」
「転びそうになった所をちゃんと俺が受け止めたから心配ないよノア君」
私が答えた後、更に付け加える様にルイスはそう言ってきた。
ノアはそれを聞いてムスッとした顔でルイスを睨みつける。
「そーですか。
まあこれでもしオリヴィア姉様が怪我でもしてたら絶対に許しませんでしたけど」
「俺がついているのにオリヴィア様に怪我なんてさせる訳ないだろ?」
「まあその点にだけは取り敢えず感謝します。
でも後はこっちでどうにかしますのでルイス様はもう帰られてよろしいですよ?
オリヴィア姉様もずっと立ちっぱなしは辛いでしょうし」
ノアにそう言われてルイスはやれやれと呆れた様に私の方へと振り向いた。
「……最後にとんだ邪魔が入ったけど、今日は凄く楽しかったよ。
オリヴィア様、ありがとう。
また一緒に出掛けてくれると嬉しいな。
オリヴィア様好みの店をまた探しておくから」
ルイスは笑顔でそう言いながら私の手を離してくれた。
「あ、こちらこそ今日は素敵なお店に連れてって貰ってありがとうございました。
ではまた機会があったら」
私は今日行ったあの猫のいるレストランを思い出して少し表情が綻んだ。
そして、ノアはそんなオリヴィアの表情の変化を見逃さなかった。
それからルイスが帰っていくと、ノアはオリヴィアの手を握って歩き出した。
「オリヴィア姉様、部屋までは俺が手を引くから」
「え? でももう手を引かれなくても壁をつたってでも行けるし……」
外は掴まる場所が無いので困ったが、屋敷の中の移動くらいなら手を繋がなくても歩けるだろう。
私はそう思いノアに言うと、ノアは更に手を強く握ってきた。
「痛っ、ノア、ちょっと強く握り過ぎ……」
「ルイスは良くて俺じゃ駄目なの!?」
するとノアは先程とうってかわって怒り顔でそう問い掛けてきた。
「いや、ルイスさんは外で掴まる所がなかったから頼んだだけで」
「別にルイスじゃなくても御者の人や付き人だって居たんじゃないの!?
その人達が手を引けばいいじゃんか!」
普段にこにこと猫被ってる時のノアからは考えられない程の声量で叫ばれて私はびっくりして目を見開く。
いつもすましてるノアがこんなに感情を荒げてる所を見るのは、あの下町の少女を殺した男と対峙した時以来だ。
「ノ、ノア?」
「……取り敢えず部屋に行くよ」
「え? う、うん」
それからノアは一旦落ち着いたのか、静かにそう言って私の手を引いて歩き出した。
恐らく私に負担がかからない為にかノアはなるべくゆっくり歩いてくれているので歩きやすかった。
しかし、それから部屋に着くまでの間、ノアは何も口を開かない為中々に気まずい時間が流れる。
その後私の部屋に着くと、ノアはすぐに椅子を引いて私を座らせてくれた。
「ありがとう」
「……俺、メアリーかソフィア呼んでくるね」
そう言い残してノアはすぐに部屋を出て行った。
因みにソフィアは私の侍女である。
……なんだろう、凄く気まずい。
まあノアにとってルイスは犬猿の相手であり、そんなルイスと私が仲良くしている所を見せつけられたらノアも良い気がしない事くらいは分かるのだが。
かと言って私がノアに対してルイスとは何もなかっただなんて、ノアと付き合ってる訳でもないのにわざわざ私がそんな弁明する必要もないだろう。
なんて事を私が考えてる最中にメアリーがやって来て早速新しい靴を出してくれた。
「オリヴィアお嬢様、履き心地はどうですか?」
「うん、まあ最初だから慣れないけど、こんなものよね」
私は新しい新品の靴を履いて取り敢えず部屋を少し歩いてみたが、やはり最初は履き慣れてないせいかなんとも違和感がある。
「そうですか。
もし靴擦れしたり挫いたりしたらすぐに言ってくださいね?」
「分かったわ。ありがとう」
「それと、ノア様と何かありましたか?」
唐突にメアリーにそう問われて私はどう答えようか悩む。
「あー、まあ、ちょっとね。
それより、そんな事訊くって事はノアの方は様子が変だったの?」
私が逆にメアリーに訊き返すと、メアリーは首を横に振った。
「特に変わったご様子はありませんでしたよ。
でも、何処となく元気が無い様に思えたので、オリヴィアお嬢様関連かなと思いまして」
メアリーはにこにことそう言ってきた。
いくら上手に取り繕っても、どうやらメアリーにはお見通しの様である。
まあノアが産まれた時からメアリーはずっと知っている訳だし、仕方ないと言えば仕方ないのだが。
「そう」
「仲直り出来ると良いですね。
それじゃあ私はこれで失礼します」
それだけ言い残してメアリーは去って行った。
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オリヴィアは先程のノアの様子を思い返しては小さく溜め息を吐いた。
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