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好きの自覚
しおりを挟む「オリヴィア。
俺はお前の事が好きだ」
「……え?」
オリヴィアはアデックからの突然の告白に戸惑っていた。
「え……と、でも、アデック王子はリーシェさんの事が好きなんですよね?」
「ああ。確かにリーシェの事は忘れられない。
でも、お前の事も好きなんだよ。
妹としてとか友達とかじゃなくて、恋愛として、な」
私は、アデックの言葉を聞いて、正直困っていた。
私はアデックの事が好きだというのに、何故好きだと言われて困るのだろう?
アデックがリーシェさんより私を選んだから?
私は……。
「……ほら、やっぱりな」
私がアデックの告白に答えられないでいると、アデックは溜め息を吐きながらそう呟いた。
「オリヴィア。
俺は多分これからお前を傷付ける事を言うけど、覚悟しろよ?」
「え?」
アデックに言われた言葉の意味が分からずに、私は更に困惑する。
一体、どういう事なのだろうか?
「オリヴィア、お前が本当に好きなのは俺じゃない。
お前はただ、絶対に自分の事を好きにならない奴を好きになりたかっただけなんだよ」
「……え?」
絶対に自分の事を好きにならない奴を、好きになりたかった……だけ?
アデックの言葉を聞いて、ズキンと胸が痛む。
何か、気付いてはいけないものに気付かされた気がする。
これ以上アデックの話を聞きたくない。
しかし、アデックはそれでもお構いなしに話を続けた。
「お前が俺を好きだというのは、お前の勘違いなんだよ。
いや、勘違いというより、俺を好きになった方が都合が良かった、と言うべきか?」
「……都合が、良かった?」
顔の血の気がサーッと引いていくのが分かる。
もう、耳を塞いでしまいたい。
だけど、まるで逃げるなとでも言う様に真っ直ぐこちらを見据える金色の瞳が、それを許してはくれなかった。
「ああ。だってそうすればお前は、誰の想いも報いずにいる事が出来るから。
好きだと告白されても、自分も叶わない恋をしていると言い訳しやすいだろ?
相手を振って傷付けてしまっても、自分も恋を叶えられない事で罪悪感も減るしな?」
「……そ、んな」
そんな事、考えてない。
……本当に?
私は、本当は。
ああ、そうか。
私は、みんなの想いを報いる事が出来ないから、自分も報われたくなかったんだ。
だから、私を好きにならないと言っていたアデックを好きだと思いたかったんだ。
「……ごめんな、さい」
そんな理由でアデックを好きだと言っていただなんて。
アデックだってさぞや迷惑だっただろう。
それに気付かず、いや、気付かないフリをしていたなんて。
私、本当に最低だ。
「ごめんなさい……!
ごめんなさい」
なんて自分は都合の良い奴なんだろう?
アデックの事を好きになろうとして告白しといて、いざ逆に告白されたら困るだなんて。
いくら謝ったって許してもらえる訳ないのに、それ以外の言葉が見つからない。
何を言っても、言い訳になってしまいそうで。
「ごめんなさい!
ごめ……」
私が謝っている途中に、アデックはポンポンと私の頭を撫でた。
私は、その優しさに泣きそうになるのを必死に堪える。
「そう自分を責めすぎるな。
お前はさ、恋愛を綺麗に見過ぎなんだよ」
「……どういう、事ですか?」
私は、なんとか声を絞り出して問い掛ける。
「人が人を好きになるのにさ、ある程度打算的に考える人なんて結構いるもんだぞ?
この人と付き合う事で自分にどんなメリットがあるとか、逆にデメリットとか。
大人になれば寧ろそんなんばっかだったりするしな」
諭す様にゆっくりとアデックは語る。
「それに、お前くらいの年齢って、ちょうど恋だとかに敏感なお年頃だろ?
お前の周りの連中だってみんな恋愛してて、自分だけ誰も好きな人がいなくて恋愛を知らないっていう状態だとさ、無意識に自分も早く知りたいと思うだろうし、まあ、恋に恋してるって奴か?
要するに、お前もみんなに追いつきたくて、都合良く俺がいたから、俺の事を好きになろうとしてただけで、まあ思春期特有のよくある事だ。
だからこうやって勘違いするのはお前だけじゃないし、そんな悲観する事でもないだろ」
「私だけじゃ、ない?」
私の問いに、アデックは力強く頷いた。
「ああ。お前だけじゃない。
つーか、自分がこの人好きかもと思って、実際付き合ってみたらやっぱり好きじゃなかったー、なんて事もよくある事だし、間違えてその人を好きだと思うなんて事は誰にでもあるしな」
「……そうなんですか?」
私は、まるで縋る様にアデックに尋ねる。
「そりゃあ人間は間違いを犯すものだからな。
自分の気持ちに気付けない奴なんてお前以外にもいるもんだぞ?」
「本当ですか?」
「ああ。
後、俺のさっきの告白、お前に自分の気持ちを自覚させる為に言っただけで、告白自体嘘だから」
オリヴィアはそれを聞いて目をパチクリとさせる。
「え、嘘?」
「ああでも言わないと、お前ずっと勘違いしたままでいそうだったからな。
だから、自分のせいで俺が傷付いたとかは考えなくていいから」
オリヴィアは、アデックの言葉を聞いて安心する。
良かった。
本当に良かった。
もしこれでアデックが本当に私の事を好きだったら、それこそ謝っても謝りきれない。
「その、ごめんなさい。
嘘の告白までさせてしまって」
「まあ、別に気にしなくていいぞ。
俺はただ、お前ら子供達の恋愛模様を側から見ていたいから、お前の気持ちを気付かせただけだしな」
アデックは冗談っぽくそう言った。
それを聞いて、オリヴィアは微笑む。
「本当、何から何までご迷惑をおかけしました。
ありがとうございました」
「本当な。
ま、だからお前のこないだの告白も聞かなかった事にしとくから。
せいぜい今度はちゃんと好きになった奴に告白しろよ?」
「はい!」
オリヴィアは晴れやかな笑顔で返事をした。
「あー、後一応、警告の意味も込めて、前に俺はお前の事好きにならないって言ったけど、やっぱりあれ無しにするわ」
「え?
無しですか?」
オリヴィアはキョトンとした表情で問い掛ける。
「ああ。一応今回みたいな事がまたあったら困るしな?
だから、お前も俺の事手放しに信頼するなよ?」
アデックにそう言われてオリヴィアは申し訳なさそうな表情をする。
「分かりました。気をつけます」
「うん。分かれば宜しい。
という訳で大事なお話終わり!
後は適当に帰っていいぞ」
「あ、はい。
本当にありがとうございました」
それから、オリヴィアは馬車に乗り込んで帰っていった。
「……はあ」
オリヴィアが帰った後、アデックは1人溜め息を吐いていた。
「なーにが告白自体嘘だよ、しっかり傷付いてる癖に」
そう部屋で1人呟く。
……本当は、もし、万が一でもオリヴィアが本当に俺の事を好きだったなら。
俺の告白に喜んでくれたのなら、付き合おうと思っていた。
俺は、オリヴィアの事が好きだ。
それは別にレイアンに諭されたから自分の気持ちに気付いた訳ではない。
とっくの前から、本当は気付いてはいたんだ。
でも、オリヴィアが絶対に俺を好きにならない事にも気付いていた。
だから、自分の気持ちを自覚なんてしたくなかった。
「あ~~っ、なんか、自分が想像以上に傷付いてるとか、マジで笑えねぇ……」
そう言いながらアデックは1人机に突っ伏して項垂れた。
「はあ。こんな俺を見たら、あいつは笑うんだろうな……」
アデックの言葉を聞いて、すぐそばで一部始終を観察していたリーシェは静かに呟いた。
「だから言ったでしょう?
一筋縄ではいかないって」
例えアデック様が自分の気持ちを自覚したとしても、あの少女がアデック様を好きになるとは限らない。
「まあ、アデック様には悪いけれど、私としては今まで通りアデック様の1番をキープ出来るから嬉しい限りなんだけどね♡」
猫の様な笑みを浮かべてリーシェはそう言った。
一方、ノルトギアの下町、ブルーラインのとある一角にて。
「ふんふーん♪
ふふーん♪」
下町の道を14、5歳位の黒いフードをまぶかに被った少年らしき人物が鼻歌を歌いながら歩いていた。
途中、少年は通りのお店で外に置かれたテレビから流れるニュースを立ち止まって眺めている12、3歳位の少女を発見する。
少女は肩につかない程度のショートヘアに少し緩いウェーブの茶髪で、こげ茶の瞳をしていた。
「……との事で、これにより、オルトレアのレイアン王子はオリヴィア・ハワード令嬢との婚約を破棄した事を発表致しました」
「オリヴィア……」
少女はその名前を呟いては何処かへと行ってしまった。
フードの少年はその少女の呟きとテレビのニュースを見て口を開く。
「……オリヴィア、ねえ?
懐かしい名前だなー。
あいつ相変わらずまーた何かに巻き込まれてんのか」
その少年の瞳は血の様に赤く、鈍くきらめいていた。
「今度もし久しぶりに会えたらたっぷり虐めてやろーっと♪」
少年はギラリと歯をチラつかせて笑いながらそう宣言した。
「まあ俺の出番はまだ先だろうけどな!」
ははっと笑いながら少年はまた何処かへと歩いていった。
俺はお前の事が好きだ」
「……え?」
オリヴィアはアデックからの突然の告白に戸惑っていた。
「え……と、でも、アデック王子はリーシェさんの事が好きなんですよね?」
「ああ。確かにリーシェの事は忘れられない。
でも、お前の事も好きなんだよ。
妹としてとか友達とかじゃなくて、恋愛として、な」
私は、アデックの言葉を聞いて、正直困っていた。
私はアデックの事が好きだというのに、何故好きだと言われて困るのだろう?
アデックがリーシェさんより私を選んだから?
私は……。
「……ほら、やっぱりな」
私がアデックの告白に答えられないでいると、アデックは溜め息を吐きながらそう呟いた。
「オリヴィア。
俺は多分これからお前を傷付ける事を言うけど、覚悟しろよ?」
「え?」
アデックに言われた言葉の意味が分からずに、私は更に困惑する。
一体、どういう事なのだろうか?
「オリヴィア、お前が本当に好きなのは俺じゃない。
お前はただ、絶対に自分の事を好きにならない奴を好きになりたかっただけなんだよ」
「……え?」
絶対に自分の事を好きにならない奴を、好きになりたかった……だけ?
アデックの言葉を聞いて、ズキンと胸が痛む。
何か、気付いてはいけないものに気付かされた気がする。
これ以上アデックの話を聞きたくない。
しかし、アデックはそれでもお構いなしに話を続けた。
「お前が俺を好きだというのは、お前の勘違いなんだよ。
いや、勘違いというより、俺を好きになった方が都合が良かった、と言うべきか?」
「……都合が、良かった?」
顔の血の気がサーッと引いていくのが分かる。
もう、耳を塞いでしまいたい。
だけど、まるで逃げるなとでも言う様に真っ直ぐこちらを見据える金色の瞳が、それを許してはくれなかった。
「ああ。だってそうすればお前は、誰の想いも報いずにいる事が出来るから。
好きだと告白されても、自分も叶わない恋をしていると言い訳しやすいだろ?
相手を振って傷付けてしまっても、自分も恋を叶えられない事で罪悪感も減るしな?」
「……そ、んな」
そんな事、考えてない。
……本当に?
私は、本当は。
ああ、そうか。
私は、みんなの想いを報いる事が出来ないから、自分も報われたくなかったんだ。
だから、私を好きにならないと言っていたアデックを好きだと思いたかったんだ。
「……ごめんな、さい」
そんな理由でアデックを好きだと言っていただなんて。
アデックだってさぞや迷惑だっただろう。
それに気付かず、いや、気付かないフリをしていたなんて。
私、本当に最低だ。
「ごめんなさい……!
ごめんなさい」
なんて自分は都合の良い奴なんだろう?
アデックの事を好きになろうとして告白しといて、いざ逆に告白されたら困るだなんて。
いくら謝ったって許してもらえる訳ないのに、それ以外の言葉が見つからない。
何を言っても、言い訳になってしまいそうで。
「ごめんなさい!
ごめ……」
私が謝っている途中に、アデックはポンポンと私の頭を撫でた。
私は、その優しさに泣きそうになるのを必死に堪える。
「そう自分を責めすぎるな。
お前はさ、恋愛を綺麗に見過ぎなんだよ」
「……どういう、事ですか?」
私は、なんとか声を絞り出して問い掛ける。
「人が人を好きになるのにさ、ある程度打算的に考える人なんて結構いるもんだぞ?
この人と付き合う事で自分にどんなメリットがあるとか、逆にデメリットとか。
大人になれば寧ろそんなんばっかだったりするしな」
諭す様にゆっくりとアデックは語る。
「それに、お前くらいの年齢って、ちょうど恋だとかに敏感なお年頃だろ?
お前の周りの連中だってみんな恋愛してて、自分だけ誰も好きな人がいなくて恋愛を知らないっていう状態だとさ、無意識に自分も早く知りたいと思うだろうし、まあ、恋に恋してるって奴か?
要するに、お前もみんなに追いつきたくて、都合良く俺がいたから、俺の事を好きになろうとしてただけで、まあ思春期特有のよくある事だ。
だからこうやって勘違いするのはお前だけじゃないし、そんな悲観する事でもないだろ」
「私だけじゃ、ない?」
私の問いに、アデックは力強く頷いた。
「ああ。お前だけじゃない。
つーか、自分がこの人好きかもと思って、実際付き合ってみたらやっぱり好きじゃなかったー、なんて事もよくある事だし、間違えてその人を好きだと思うなんて事は誰にでもあるしな」
「……そうなんですか?」
私は、まるで縋る様にアデックに尋ねる。
「そりゃあ人間は間違いを犯すものだからな。
自分の気持ちに気付けない奴なんてお前以外にもいるもんだぞ?」
「本当ですか?」
「ああ。
後、俺のさっきの告白、お前に自分の気持ちを自覚させる為に言っただけで、告白自体嘘だから」
オリヴィアはそれを聞いて目をパチクリとさせる。
「え、嘘?」
「ああでも言わないと、お前ずっと勘違いしたままでいそうだったからな。
だから、自分のせいで俺が傷付いたとかは考えなくていいから」
オリヴィアは、アデックの言葉を聞いて安心する。
良かった。
本当に良かった。
もしこれでアデックが本当に私の事を好きだったら、それこそ謝っても謝りきれない。
「その、ごめんなさい。
嘘の告白までさせてしまって」
「まあ、別に気にしなくていいぞ。
俺はただ、お前ら子供達の恋愛模様を側から見ていたいから、お前の気持ちを気付かせただけだしな」
アデックは冗談っぽくそう言った。
それを聞いて、オリヴィアは微笑む。
「本当、何から何までご迷惑をおかけしました。
ありがとうございました」
「本当な。
ま、だからお前のこないだの告白も聞かなかった事にしとくから。
せいぜい今度はちゃんと好きになった奴に告白しろよ?」
「はい!」
オリヴィアは晴れやかな笑顔で返事をした。
「あー、後一応、警告の意味も込めて、前に俺はお前の事好きにならないって言ったけど、やっぱりあれ無しにするわ」
「え?
無しですか?」
オリヴィアはキョトンとした表情で問い掛ける。
「ああ。一応今回みたいな事がまたあったら困るしな?
だから、お前も俺の事手放しに信頼するなよ?」
アデックにそう言われてオリヴィアは申し訳なさそうな表情をする。
「分かりました。気をつけます」
「うん。分かれば宜しい。
という訳で大事なお話終わり!
後は適当に帰っていいぞ」
「あ、はい。
本当にありがとうございました」
それから、オリヴィアは馬車に乗り込んで帰っていった。
「……はあ」
オリヴィアが帰った後、アデックは1人溜め息を吐いていた。
「なーにが告白自体嘘だよ、しっかり傷付いてる癖に」
そう部屋で1人呟く。
……本当は、もし、万が一でもオリヴィアが本当に俺の事を好きだったなら。
俺の告白に喜んでくれたのなら、付き合おうと思っていた。
俺は、オリヴィアの事が好きだ。
それは別にレイアンに諭されたから自分の気持ちに気付いた訳ではない。
とっくの前から、本当は気付いてはいたんだ。
でも、オリヴィアが絶対に俺を好きにならない事にも気付いていた。
だから、自分の気持ちを自覚なんてしたくなかった。
「あ~~っ、なんか、自分が想像以上に傷付いてるとか、マジで笑えねぇ……」
そう言いながらアデックは1人机に突っ伏して項垂れた。
「はあ。こんな俺を見たら、あいつは笑うんだろうな……」
アデックの言葉を聞いて、すぐそばで一部始終を観察していたリーシェは静かに呟いた。
「だから言ったでしょう?
一筋縄ではいかないって」
例えアデック様が自分の気持ちを自覚したとしても、あの少女がアデック様を好きになるとは限らない。
「まあ、アデック様には悪いけれど、私としては今まで通りアデック様の1番をキープ出来るから嬉しい限りなんだけどね♡」
猫の様な笑みを浮かべてリーシェはそう言った。
一方、ノルトギアの下町、ブルーラインのとある一角にて。
「ふんふーん♪
ふふーん♪」
下町の道を14、5歳位の黒いフードをまぶかに被った少年らしき人物が鼻歌を歌いながら歩いていた。
途中、少年は通りのお店で外に置かれたテレビから流れるニュースを立ち止まって眺めている12、3歳位の少女を発見する。
少女は肩につかない程度のショートヘアに少し緩いウェーブの茶髪で、こげ茶の瞳をしていた。
「……との事で、これにより、オルトレアのレイアン王子はオリヴィア・ハワード令嬢との婚約を破棄した事を発表致しました」
「オリヴィア……」
少女はその名前を呟いては何処かへと行ってしまった。
フードの少年はその少女の呟きとテレビのニュースを見て口を開く。
「……オリヴィア、ねえ?
懐かしい名前だなー。
あいつ相変わらずまーた何かに巻き込まれてんのか」
その少年の瞳は血の様に赤く、鈍くきらめいていた。
「今度もし久しぶりに会えたらたっぷり虐めてやろーっと♪」
少年はギラリと歯をチラつかせて笑いながらそう宣言した。
「まあ俺の出番はまだ先だろうけどな!」
ははっと笑いながら少年はまた何処かへと歩いていった。
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