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サワーココナッツクッキー
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「さて、次は……。
あ、いたいた」
私は稽古室から出て来たルーカスの元へと駆け寄った。
「ルーカス!
ちょうど探してたのよ」
「え!?
オリヴィア様が俺を探してた!?
ま、まさか、愛の告白か!?」
「な訳ないでしょ」
何やら赤面しながら舞い上がりそうになっているルーカスに私は即座に突っ込む。
「何だ、違うのか……」
「何故逆にそうだと思えるのかが不思議でならないわ。
それより、はいこれ」
私はクッキーの入った包みをルーカスへと差し出す。
「え?
これは……?」
「助けに来てくれたお礼よ。
勘違いされる前に言うけど、全員に配る予定だから!」
ルーカスはそれを聞いてパッと満面の笑みになる。
「配る予定という事は、俺が1番目という訳ですね!」
「残念ながら1番最初に渡したのはノアよ」
それを聞いて今度はガクッと項垂れる。
「うぅ……またノアに負けた……はあ、あいつはいつも良いとこ取りしやがって!」
「まあ、ちゃっかりしてるわよね、本当」
私はルーカスに同意する。
「俺だってたまにはあいつに勝ちたい」
「何をもって勝ちと定義するかにもよると思うけどね」
「オリヴィア様は俺の何処なら勝てると思いますか?」
「は?
何処なら勝てるかって?」
ルーカスに問われて私はまた面倒な事を訊かれたなと悩む。
「顔立ちの良さなら勝てるんじゃない?」
「オリヴィア様って前からよく俺の顔を褒めてくれるけど、俺の顔ってそんなに良いのか?」
人によっては嫌味に聞こえなくもない質問を悪気なくルーカスは訊いてきた。
まあ例え悪気があったとしても実際ルーカスはイケメンなので怒るに怒れないだろうが。
「まあ、断然良い方でしょうね。
世間的に見たらトップクラスだと思うわよ?」
「なら、オリヴィア様も俺の顔は好きなのか?」
「別に。私イケメンにそこまで興味ないし」
私がそう言うと、何故かルーカスは少し嬉しそうに微笑む。
「そうか。良かった」
「何で良かったのよ?」
私はてっきりしょんぼりされるかと思っていたので、ちょっとびっくりする。
「だって、オリヴィア様は人を外見で判断する様な人ではないと思っていたから」
それを聞いて、私はルーカスも色々と苦労したんだろうなと他人事ながらに思った。
人を外見で判断してはいけないなんて思っていても、やはり人は見える部分が気になるに決まっている。
ルーカスに集まってくる人達が、ルーカスの外見に惹かれたのか、内面に惹かれたのか、きっと察しの悪いルーカスはそれがどっちなのか分からないだろう。
それで悩んだり、傷付いたりした事もあったのかもしれない、なんて。
(まあ、これはただの私の憶測なんだけど……)
「そう。
それは良かったわね」
「はい!
ところで、他に俺がノアに勝てるところは?」
ルーカスは瞳を輝かせてさらに問い掛けてくる。
「知らないわよそんなの」
私は答えるのが面倒になってバッサリと切り捨てた。
「そんなぁ!
まだありますよね? 顔の他に!」
「数学が得意とか?」
答えないとルーカスもしつこく訊いてきそうでそれはそれで面倒なので、取り敢えずルーカスの得意科目をあげてみた。
「それもあるが、もっと内面的なものとか!」
しかし、残念ながら納得されなかった様である。
「じゃあ、犬みたいなところ」
「犬!?
それはつまり、オリヴィア様が俺の主人になってくれるのですか!?」
「なる訳ないでしょ」
適当に言ってみただけなのだが、何だか話が変な方向へと流れていった。
「なってはくれないのか……」
「何故そんなに落ち込むのよ?」
ルーカスはそう言ってしょんぼりしているが、私はそのルーカスの言動が相変わらず理解出来ない。
それに多分、理解しない方がいい気もする。
「はあ、ノアも優秀だから、俺の勝てるところなんてそんなにないよなぁ」
「……そう言って相手を素直に褒めるというか、認めてる所はルーカスの良い所だと思うわよ?」
別にフォローするつもりではないが、私は純粋にそう思った事を話す。
「え?
本当ですか!?
そこならノアに勝てますか!?」
「まあ、勝ってるかまでは分からないけど。
というかルーカスはルーカスで良い所があるんだから、ノアといちいち比べなくてもいいんじゃない?」
私がそう言うと、ルーカスはキョトンとした後、パッと笑顔になる。
「オリヴィア様、俺の知らない俺の良い所を知っていてくれたんですね!」
「べ、別に知りたくて知ったとかじゃなくて、もう1年は一緒に居る訳だし、そりゃあ良い所の1つくらいは言えて当たり前というか」
ルーカスが凄く嬉しそうな表情をするせいで、なんだかこっちの方が照れ臭く感じる。
「1つでも知っていてくれて嬉しいです!
ありがとうございますオリヴィア様」
私は本来お礼を言う為にルーカスを探していたというのに、逆にお礼を言われてしまった。
「はあ、何だか本末転倒ね」
「ん?
何がですか?」
「いやこっちの話。
それよりルーカス、そっちこそ私の事助けに来てくれてありがとう」
私は今度はちゃんとルーカスに面と向かって礼を言う事が出来た。
別にさっきノアに煽られた事をまだ気にしてるとかでは全然ないのだけれど……!
(オリヴィアはまだ結構気にしています)
「オ、オリヴィア様!
こちらこそ、本当にご無事で何よりだ!
はっ!
オリヴィア様、無事なのは嬉しいのだが、レイアン王子には何か変な事されたりしていないよな!?」
ルーカスは途端に心配そうな表情で質問してきた。
「別に何もされてないわよ?
あんたらみたいにハグやらキスやらしてくる様な人ではなかったしね」
「良かった……。
ん? ちょっと待ってくれオリヴィア様。
俺はエマやノア程ハグやらキスやらしていないぞ?」
それを聞いてルーカスは安心すると同時にオリヴィアの言葉を否定する。
「そうだったかしら?
割とルーカスもハグしてくるイメージがあったけど」
「いや、そこまでしてない!
あっ! 今回オリヴィア様が帰ってきて、そう言えばまだ一回もハグしていない!
という訳でしてもいいですか!?」
「そんなの訊かれてはいどうぞなんていう訳な」「失礼します!」
断ってる最中に抱きしめられた。
「今断ってたんだけど!?」
「2週間も会えなくて、次に会えたら絶対怒られてでも一回は抱きしめようと決めていたので!」
嬉しそうな笑顔でルーカスはそう答えた。
「いや、怒られる前提ならなんで一旦質問したのよ!?」
「すみません! 一応許可はとっておこうと思って!」
「だから許可してないんだって!」
私が抗議してもしかしルーカスは依然ギューと抱きしめてきて離してくれない。
その抱きしめる手は少し震えていた。
「良かったです……本当に、良かった……!」
きっと、ずっと心配されていたのだろうなと思う。
(ああ、人の体温ってやっぱり生温くって気持ち悪い……でも、少しだけなら、許してあげてもいいか)
そうして少しの間、オリヴィアはルーカスに抱きしめられていた。
「本当にありがとうございましたオリヴィア様!
クッキー大事に頂きますね!」
「はいはい。
そんな事より……
稽古明けで汗かいたまんま抱きしめられたお陰でこっちまで汗臭くなったんだけど」
「本っ当に申し訳御座いません!!」
ルーカスは勢いよく土下座で謝ってきた。
「オリヴィア様に不快な想いをさせてしまい、なんとお詫び申したらいいか……!」
「いや、別に詫びなんていいわよ。
稽古明けで着替える前にすぐ話しかけちゃった私も悪いし」
「いいえ! オリヴィア様が良くても俺の気が収まりません!
どうぞ煮るなり焼くなり好きにして下さい!」
私は断るも中々ルーカスが引いてくれない。
「だから本当にいいって。
それよりシャワー浴びたいし部屋に帰りたいんだけど?」
「ならせめてお背中流します!」
「何言ってるのよ、シャワーまで着いてくるつもり?」
「え……はっ!」
私が呆れてそう言い返すと、ルーカスはやっと自分がとんでもない発言をした事に気付いたらしく顔を真っ赤にする。
「ち、違うんだ!
そんなつもりの発言じゃなくて!
あの、その、えっと……
ご、ごめんなさい!!」
どうやら相当自分の発言が恥ずかしかったらしく、顔を真っ赤にして謝りながらルーカスは去って行った。
「……やっぱり変人よね。
まあ悪い人ではないんだけど」
そしてオリヴィアは特に気にする事もなく自室にシャワーを浴びに戻っていった。
「ああ、俺は最低な奴だ……」
一方ルーカスは一瞬オリヴィアのシャワーシーンを妄想してしまったことに罪悪感で部屋で一人嘆いていた。
あ、いたいた」
私は稽古室から出て来たルーカスの元へと駆け寄った。
「ルーカス!
ちょうど探してたのよ」
「え!?
オリヴィア様が俺を探してた!?
ま、まさか、愛の告白か!?」
「な訳ないでしょ」
何やら赤面しながら舞い上がりそうになっているルーカスに私は即座に突っ込む。
「何だ、違うのか……」
「何故逆にそうだと思えるのかが不思議でならないわ。
それより、はいこれ」
私はクッキーの入った包みをルーカスへと差し出す。
「え?
これは……?」
「助けに来てくれたお礼よ。
勘違いされる前に言うけど、全員に配る予定だから!」
ルーカスはそれを聞いてパッと満面の笑みになる。
「配る予定という事は、俺が1番目という訳ですね!」
「残念ながら1番最初に渡したのはノアよ」
それを聞いて今度はガクッと項垂れる。
「うぅ……またノアに負けた……はあ、あいつはいつも良いとこ取りしやがって!」
「まあ、ちゃっかりしてるわよね、本当」
私はルーカスに同意する。
「俺だってたまにはあいつに勝ちたい」
「何をもって勝ちと定義するかにもよると思うけどね」
「オリヴィア様は俺の何処なら勝てると思いますか?」
「は?
何処なら勝てるかって?」
ルーカスに問われて私はまた面倒な事を訊かれたなと悩む。
「顔立ちの良さなら勝てるんじゃない?」
「オリヴィア様って前からよく俺の顔を褒めてくれるけど、俺の顔ってそんなに良いのか?」
人によっては嫌味に聞こえなくもない質問を悪気なくルーカスは訊いてきた。
まあ例え悪気があったとしても実際ルーカスはイケメンなので怒るに怒れないだろうが。
「まあ、断然良い方でしょうね。
世間的に見たらトップクラスだと思うわよ?」
「なら、オリヴィア様も俺の顔は好きなのか?」
「別に。私イケメンにそこまで興味ないし」
私がそう言うと、何故かルーカスは少し嬉しそうに微笑む。
「そうか。良かった」
「何で良かったのよ?」
私はてっきりしょんぼりされるかと思っていたので、ちょっとびっくりする。
「だって、オリヴィア様は人を外見で判断する様な人ではないと思っていたから」
それを聞いて、私はルーカスも色々と苦労したんだろうなと他人事ながらに思った。
人を外見で判断してはいけないなんて思っていても、やはり人は見える部分が気になるに決まっている。
ルーカスに集まってくる人達が、ルーカスの外見に惹かれたのか、内面に惹かれたのか、きっと察しの悪いルーカスはそれがどっちなのか分からないだろう。
それで悩んだり、傷付いたりした事もあったのかもしれない、なんて。
(まあ、これはただの私の憶測なんだけど……)
「そう。
それは良かったわね」
「はい!
ところで、他に俺がノアに勝てるところは?」
ルーカスは瞳を輝かせてさらに問い掛けてくる。
「知らないわよそんなの」
私は答えるのが面倒になってバッサリと切り捨てた。
「そんなぁ!
まだありますよね? 顔の他に!」
「数学が得意とか?」
答えないとルーカスもしつこく訊いてきそうでそれはそれで面倒なので、取り敢えずルーカスの得意科目をあげてみた。
「それもあるが、もっと内面的なものとか!」
しかし、残念ながら納得されなかった様である。
「じゃあ、犬みたいなところ」
「犬!?
それはつまり、オリヴィア様が俺の主人になってくれるのですか!?」
「なる訳ないでしょ」
適当に言ってみただけなのだが、何だか話が変な方向へと流れていった。
「なってはくれないのか……」
「何故そんなに落ち込むのよ?」
ルーカスはそう言ってしょんぼりしているが、私はそのルーカスの言動が相変わらず理解出来ない。
それに多分、理解しない方がいい気もする。
「はあ、ノアも優秀だから、俺の勝てるところなんてそんなにないよなぁ」
「……そう言って相手を素直に褒めるというか、認めてる所はルーカスの良い所だと思うわよ?」
別にフォローするつもりではないが、私は純粋にそう思った事を話す。
「え?
本当ですか!?
そこならノアに勝てますか!?」
「まあ、勝ってるかまでは分からないけど。
というかルーカスはルーカスで良い所があるんだから、ノアといちいち比べなくてもいいんじゃない?」
私がそう言うと、ルーカスはキョトンとした後、パッと笑顔になる。
「オリヴィア様、俺の知らない俺の良い所を知っていてくれたんですね!」
「べ、別に知りたくて知ったとかじゃなくて、もう1年は一緒に居る訳だし、そりゃあ良い所の1つくらいは言えて当たり前というか」
ルーカスが凄く嬉しそうな表情をするせいで、なんだかこっちの方が照れ臭く感じる。
「1つでも知っていてくれて嬉しいです!
ありがとうございますオリヴィア様」
私は本来お礼を言う為にルーカスを探していたというのに、逆にお礼を言われてしまった。
「はあ、何だか本末転倒ね」
「ん?
何がですか?」
「いやこっちの話。
それよりルーカス、そっちこそ私の事助けに来てくれてありがとう」
私は今度はちゃんとルーカスに面と向かって礼を言う事が出来た。
別にさっきノアに煽られた事をまだ気にしてるとかでは全然ないのだけれど……!
(オリヴィアはまだ結構気にしています)
「オ、オリヴィア様!
こちらこそ、本当にご無事で何よりだ!
はっ!
オリヴィア様、無事なのは嬉しいのだが、レイアン王子には何か変な事されたりしていないよな!?」
ルーカスは途端に心配そうな表情で質問してきた。
「別に何もされてないわよ?
あんたらみたいにハグやらキスやらしてくる様な人ではなかったしね」
「良かった……。
ん? ちょっと待ってくれオリヴィア様。
俺はエマやノア程ハグやらキスやらしていないぞ?」
それを聞いてルーカスは安心すると同時にオリヴィアの言葉を否定する。
「そうだったかしら?
割とルーカスもハグしてくるイメージがあったけど」
「いや、そこまでしてない!
あっ! 今回オリヴィア様が帰ってきて、そう言えばまだ一回もハグしていない!
という訳でしてもいいですか!?」
「そんなの訊かれてはいどうぞなんていう訳な」「失礼します!」
断ってる最中に抱きしめられた。
「今断ってたんだけど!?」
「2週間も会えなくて、次に会えたら絶対怒られてでも一回は抱きしめようと決めていたので!」
嬉しそうな笑顔でルーカスはそう答えた。
「いや、怒られる前提ならなんで一旦質問したのよ!?」
「すみません! 一応許可はとっておこうと思って!」
「だから許可してないんだって!」
私が抗議してもしかしルーカスは依然ギューと抱きしめてきて離してくれない。
その抱きしめる手は少し震えていた。
「良かったです……本当に、良かった……!」
きっと、ずっと心配されていたのだろうなと思う。
(ああ、人の体温ってやっぱり生温くって気持ち悪い……でも、少しだけなら、許してあげてもいいか)
そうして少しの間、オリヴィアはルーカスに抱きしめられていた。
「本当にありがとうございましたオリヴィア様!
クッキー大事に頂きますね!」
「はいはい。
そんな事より……
稽古明けで汗かいたまんま抱きしめられたお陰でこっちまで汗臭くなったんだけど」
「本っ当に申し訳御座いません!!」
ルーカスは勢いよく土下座で謝ってきた。
「オリヴィア様に不快な想いをさせてしまい、なんとお詫び申したらいいか……!」
「いや、別に詫びなんていいわよ。
稽古明けで着替える前にすぐ話しかけちゃった私も悪いし」
「いいえ! オリヴィア様が良くても俺の気が収まりません!
どうぞ煮るなり焼くなり好きにして下さい!」
私は断るも中々ルーカスが引いてくれない。
「だから本当にいいって。
それよりシャワー浴びたいし部屋に帰りたいんだけど?」
「ならせめてお背中流します!」
「何言ってるのよ、シャワーまで着いてくるつもり?」
「え……はっ!」
私が呆れてそう言い返すと、ルーカスはやっと自分がとんでもない発言をした事に気付いたらしく顔を真っ赤にする。
「ち、違うんだ!
そんなつもりの発言じゃなくて!
あの、その、えっと……
ご、ごめんなさい!!」
どうやら相当自分の発言が恥ずかしかったらしく、顔を真っ赤にして謝りながらルーカスは去って行った。
「……やっぱり変人よね。
まあ悪い人ではないんだけど」
そしてオリヴィアは特に気にする事もなく自室にシャワーを浴びに戻っていった。
「ああ、俺は最低な奴だ……」
一方ルーカスは一瞬オリヴィアのシャワーシーンを妄想してしまったことに罪悪感で部屋で一人嘆いていた。
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