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シークレット・レター
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皆さん、大分お久しぶりです。
私、オリヴィア・ハワードは今、ノアと共にお屋敷から脱走する為に地下シェルターへ向かうべく階段を降りている所です。
「ところで、そのリーシェさんの事なんだけど……実は、病気で死んだんじゃなくて、国王によって毒を盛られていたらしいの」
「……え?
毒?」
オリヴィアの言葉にノアは面食らう。
「どういう事?
なんでそれをオリヴィア姉様が知ってるの?」
「実は、私が捕まっていたリーシェさんの部屋から、手紙が出てきてね。
そこに記されていたの」
ーーこのお屋敷に連れられて1週間経ったあの日、謎を解いたオリヴィアは、手紙を見つけて恐る恐る封を開いた。
そこには、こう記されていた。
「この手紙を見つけたということは、無事に謎が解けたのかしら?
それともたまたま見つけただけかしら?
まあどちらでもいいわ。
謎を解き明かした、もしくは偶然この手紙を見つけたラッキーなあなたに、とっておきの秘密を教えてあげる。
まず、この手紙を読んでいる時点でオルトレアの国の姫である私、リーシェ・ルーナホワイト・ヒルナレオは死亡しているのでしょう。
ニュースでは私の死因は何になっていたのかしら?
病死と言われているのなら、それは残念ながら不正解よ。
私の本当の死因は
毒なの。
じゃあ毒殺かって?
それも厳密には不正解だけれど、大体合っているわ。
私は約3年、毒入りの料理を食べさせられていたの。
国王である父上によってね。
理由は、私を他所の国へと出さない為。
自分で言うのもなんだけど、私は昔から頭が良かったの。
それを、国王は政治利用していた。
でも私はノルトギアに嫁ぐ予定だったの。
父上は、どうしてもそれを阻止したかったのよね。
だから、私に毒を盛って、体を弱めて婚約破棄させようとしたの。
それが私の本当の死因よ。
因みに毒のサンプルもこの手紙に入れておくわね。
私の死体はすぐに焼かれているでしょうし、もう毒も捨てられているでしょうけれど、この私の直筆の手紙と毒のサンプルを新聞屋にでも持っていけば面白おかしくネタにするんじゃないかしら?
あなたが今手紙を読んでいる部屋は生前私が使っていた部屋だから、そこにあったと言えば更に信憑性も高まるしね。
いくらかは儲けられると思うわよ?
あ、でももしかしたらノルトギアのアデック王子にも似たような手紙を出しているから、彼が既に世間に公表しているかもしれないけど。
もしそうだとしたらごめんなさいね?
この手紙は破り捨てて貰っても結構よ」
「な、何、これ……
これって、つまり……」
これは、恐らく生前のリーシェさんが書いた手紙なのだろう。
手紙の隅に、小さな包みが入っている。
恐らく、これが毒のサンプルなのだろう。
リーシェさんの死因が、毒殺?
これは、馬車の事件なんかよりもっとずっとやばい事実なのでは?
「……という事が手紙に書かれていたの」
オリヴィアから手紙の内容を聞いてノアは驚きのあまり声を荒げる。
「それ、本当ならとんでもない事なんじゃないの!?」
「シー!
声が大きいわよ」
この地下シェルターはどうやら聞いていた通り本当に狭い上に、中の壁の材質の所為なのか音がやたらと響きやすい。
少しでも大声を出したら外にまで聞こえてしまいそうだ。
「あ、ごめんオリヴィア姉様。
でも、それが本当なら、あの馬車の事故は、本当は殺すつもりのなかったリーシェ姫の容体が急に悪化したから、リーシェ姫を生かす為にホワイトブラン先生の元へ向かっていたって事?」
「まあ、多分そうなのかしらね」
「そいつは違うぜ」
「「!?」」
私とノアが階段を降りた先の狭い部屋で、男が立ち塞がる様に立っていた。
「やっぱり来たなオリヴィアお嬢様。
それと……小さな護衛まで一緒の様だな」
男はニヤリと笑う。
ん? こいつ見覚えがある様な……。
ノアはその男の顔を見てふとグランドル伯爵邸に泊まっていた時の事を思い出していた。
「あ!?
オリヴィア姉様が連れて行かれた日の朝に外からこっちを覗き見していた奴!」
そう叫びながらノアは男を指差す。
「え!?
そうなの?」
「おやぁ?
あの距離から見られてたとは、坊主、中々目が良いんだな?
ああ、そうさ。
あの朝、グランドル伯爵邸にちゃんとオリヴィアお嬢様が来ているかを確認しにいったのさ」
男は少し驚きながらもノアの言葉を肯定する。
「しかし残念だったな?
レイアンの奴はお前達を逃そうと思っていたらしいが、先回りして待たせて貰っていたぜ」
「……やっぱり、レイアン王子の目的は戦争を起こす事ではなかったのね」
私は男を睨みつけながらそう確認する。
「ああ。あいつはどうやらリーシェ姫が死んでから色々と思うところがあった様でな?
だが、俺にとっては今お前らに帰られるのは困るんだよ」
そう言って男……エバレットは拳銃を取り出して2人に向ける。
「……賊は生け捕りにするルールではなかったんですか?
それに、オリヴィア姉様にまで当たったらどうするんです?」
ノアは冷静に問い掛けるも、エバレットは笑いながら答えた。
「はは!
賊を生け捕りにする本来の意味は、その賊が何処からの者なのか口を割らせる為だ。
だけどお前はその口振りからどうせオリヴィアお嬢様を助けにきた義理の弟なんだろ?
相手が誰だか分かっているんなら生かす必要なんてないさ。
それに、俺としてはオリヴィアお嬢様がここで死んでしまってもそれが戦争の火蓋に繋がるんならそれでも構わないんだよ」
エバレットはおかしそうにケラケラと笑う。
「……そうですか」
そう呟いて、ノアも拳銃を取り出して構えた。
「ちょっ、ノア!?」
「何だ坊主?
俺と早撃ち勝負でもする気かい?」
「その前に、質問したい事があります。
さっき馬車の事故でリーシェ姫が毒で容体が悪化したからホワイトブラン先生の元へ向かったという事を、違うと否定したのは何故ですか?」
ノアは片手で拳銃を構えつつも冷静に質問する。
「まあ合っていると言えば合っているがな。
そういえばお前ら、確かあの馬車の件をこそこそと嗅ぎ回っていたよなぁ?
折角だから冥土の土産に教えてやるよ。
あの時、リーシェ姫をホワイトブラン先生の元へと連れて行こうとした時、ちょうどホワイトブラン先生は新聞記者の取材を受けている日だった。
リーシェ姫はそれを狙っていたのだろう。
何せホワイトブラン先生に診せてしまえば、長年毒を食べさせていた事がバレてしまうからな。
それが記者にまで伝わってしまえば、ヒルナレオ家は終わってしまう。
だから俺は、たまたま道を渡っていた小汚い野良猫を轢いてリーシェ姫がホワイトブラン先生の元へ着く前に死ぬ様に時間調整したのさ」
エバレットは悪びれもせずに笑いながら答える。
つまり、あの馬車の事故は不運な事故ではなく、意図的に起こされた事故だったという事なのか。
御者が何故か急いでいたと証言する割には落ち着き払っていたというのは、そういう事だったのか。
その事実は、あまりにも無情過ぎる。
「お前が、あの子を野良猫と呼ぶなっ!!」
ノアの表情が怒りに染まる。
無理もない、あの子はただ巻き込まれて殺されてしまっただけなのだ。
そんなもの、許せる筈がない。
私だって、こいつを許したくはない。
「おや?
もしかして知り合いだったのかい?
それはそれは、悪い事をしてしまったなぁ。
でも、あの少女の死のお陰で、リーシェ姫も無事に亡くなって、また一歩俺が国王となる日が近づいた。
ありがたい話だ。
本当に感謝しているよ」
「国王?」
私は男の言っている意味が分からずに聞き返す。
「そうさ。
俺の野望だよ」
エバレットは淡々と話を続けた。
私、オリヴィア・ハワードは今、ノアと共にお屋敷から脱走する為に地下シェルターへ向かうべく階段を降りている所です。
「ところで、そのリーシェさんの事なんだけど……実は、病気で死んだんじゃなくて、国王によって毒を盛られていたらしいの」
「……え?
毒?」
オリヴィアの言葉にノアは面食らう。
「どういう事?
なんでそれをオリヴィア姉様が知ってるの?」
「実は、私が捕まっていたリーシェさんの部屋から、手紙が出てきてね。
そこに記されていたの」
ーーこのお屋敷に連れられて1週間経ったあの日、謎を解いたオリヴィアは、手紙を見つけて恐る恐る封を開いた。
そこには、こう記されていた。
「この手紙を見つけたということは、無事に謎が解けたのかしら?
それともたまたま見つけただけかしら?
まあどちらでもいいわ。
謎を解き明かした、もしくは偶然この手紙を見つけたラッキーなあなたに、とっておきの秘密を教えてあげる。
まず、この手紙を読んでいる時点でオルトレアの国の姫である私、リーシェ・ルーナホワイト・ヒルナレオは死亡しているのでしょう。
ニュースでは私の死因は何になっていたのかしら?
病死と言われているのなら、それは残念ながら不正解よ。
私の本当の死因は
毒なの。
じゃあ毒殺かって?
それも厳密には不正解だけれど、大体合っているわ。
私は約3年、毒入りの料理を食べさせられていたの。
国王である父上によってね。
理由は、私を他所の国へと出さない為。
自分で言うのもなんだけど、私は昔から頭が良かったの。
それを、国王は政治利用していた。
でも私はノルトギアに嫁ぐ予定だったの。
父上は、どうしてもそれを阻止したかったのよね。
だから、私に毒を盛って、体を弱めて婚約破棄させようとしたの。
それが私の本当の死因よ。
因みに毒のサンプルもこの手紙に入れておくわね。
私の死体はすぐに焼かれているでしょうし、もう毒も捨てられているでしょうけれど、この私の直筆の手紙と毒のサンプルを新聞屋にでも持っていけば面白おかしくネタにするんじゃないかしら?
あなたが今手紙を読んでいる部屋は生前私が使っていた部屋だから、そこにあったと言えば更に信憑性も高まるしね。
いくらかは儲けられると思うわよ?
あ、でももしかしたらノルトギアのアデック王子にも似たような手紙を出しているから、彼が既に世間に公表しているかもしれないけど。
もしそうだとしたらごめんなさいね?
この手紙は破り捨てて貰っても結構よ」
「な、何、これ……
これって、つまり……」
これは、恐らく生前のリーシェさんが書いた手紙なのだろう。
手紙の隅に、小さな包みが入っている。
恐らく、これが毒のサンプルなのだろう。
リーシェさんの死因が、毒殺?
これは、馬車の事件なんかよりもっとずっとやばい事実なのでは?
「……という事が手紙に書かれていたの」
オリヴィアから手紙の内容を聞いてノアは驚きのあまり声を荒げる。
「それ、本当ならとんでもない事なんじゃないの!?」
「シー!
声が大きいわよ」
この地下シェルターはどうやら聞いていた通り本当に狭い上に、中の壁の材質の所為なのか音がやたらと響きやすい。
少しでも大声を出したら外にまで聞こえてしまいそうだ。
「あ、ごめんオリヴィア姉様。
でも、それが本当なら、あの馬車の事故は、本当は殺すつもりのなかったリーシェ姫の容体が急に悪化したから、リーシェ姫を生かす為にホワイトブラン先生の元へ向かっていたって事?」
「まあ、多分そうなのかしらね」
「そいつは違うぜ」
「「!?」」
私とノアが階段を降りた先の狭い部屋で、男が立ち塞がる様に立っていた。
「やっぱり来たなオリヴィアお嬢様。
それと……小さな護衛まで一緒の様だな」
男はニヤリと笑う。
ん? こいつ見覚えがある様な……。
ノアはその男の顔を見てふとグランドル伯爵邸に泊まっていた時の事を思い出していた。
「あ!?
オリヴィア姉様が連れて行かれた日の朝に外からこっちを覗き見していた奴!」
そう叫びながらノアは男を指差す。
「え!?
そうなの?」
「おやぁ?
あの距離から見られてたとは、坊主、中々目が良いんだな?
ああ、そうさ。
あの朝、グランドル伯爵邸にちゃんとオリヴィアお嬢様が来ているかを確認しにいったのさ」
男は少し驚きながらもノアの言葉を肯定する。
「しかし残念だったな?
レイアンの奴はお前達を逃そうと思っていたらしいが、先回りして待たせて貰っていたぜ」
「……やっぱり、レイアン王子の目的は戦争を起こす事ではなかったのね」
私は男を睨みつけながらそう確認する。
「ああ。あいつはどうやらリーシェ姫が死んでから色々と思うところがあった様でな?
だが、俺にとっては今お前らに帰られるのは困るんだよ」
そう言って男……エバレットは拳銃を取り出して2人に向ける。
「……賊は生け捕りにするルールではなかったんですか?
それに、オリヴィア姉様にまで当たったらどうするんです?」
ノアは冷静に問い掛けるも、エバレットは笑いながら答えた。
「はは!
賊を生け捕りにする本来の意味は、その賊が何処からの者なのか口を割らせる為だ。
だけどお前はその口振りからどうせオリヴィアお嬢様を助けにきた義理の弟なんだろ?
相手が誰だか分かっているんなら生かす必要なんてないさ。
それに、俺としてはオリヴィアお嬢様がここで死んでしまってもそれが戦争の火蓋に繋がるんならそれでも構わないんだよ」
エバレットはおかしそうにケラケラと笑う。
「……そうですか」
そう呟いて、ノアも拳銃を取り出して構えた。
「ちょっ、ノア!?」
「何だ坊主?
俺と早撃ち勝負でもする気かい?」
「その前に、質問したい事があります。
さっき馬車の事故でリーシェ姫が毒で容体が悪化したからホワイトブラン先生の元へ向かったという事を、違うと否定したのは何故ですか?」
ノアは片手で拳銃を構えつつも冷静に質問する。
「まあ合っていると言えば合っているがな。
そういえばお前ら、確かあの馬車の件をこそこそと嗅ぎ回っていたよなぁ?
折角だから冥土の土産に教えてやるよ。
あの時、リーシェ姫をホワイトブラン先生の元へと連れて行こうとした時、ちょうどホワイトブラン先生は新聞記者の取材を受けている日だった。
リーシェ姫はそれを狙っていたのだろう。
何せホワイトブラン先生に診せてしまえば、長年毒を食べさせていた事がバレてしまうからな。
それが記者にまで伝わってしまえば、ヒルナレオ家は終わってしまう。
だから俺は、たまたま道を渡っていた小汚い野良猫を轢いてリーシェ姫がホワイトブラン先生の元へ着く前に死ぬ様に時間調整したのさ」
エバレットは悪びれもせずに笑いながら答える。
つまり、あの馬車の事故は不運な事故ではなく、意図的に起こされた事故だったという事なのか。
御者が何故か急いでいたと証言する割には落ち着き払っていたというのは、そういう事だったのか。
その事実は、あまりにも無情過ぎる。
「お前が、あの子を野良猫と呼ぶなっ!!」
ノアの表情が怒りに染まる。
無理もない、あの子はただ巻き込まれて殺されてしまっただけなのだ。
そんなもの、許せる筈がない。
私だって、こいつを許したくはない。
「おや?
もしかして知り合いだったのかい?
それはそれは、悪い事をしてしまったなぁ。
でも、あの少女の死のお陰で、リーシェ姫も無事に亡くなって、また一歩俺が国王となる日が近づいた。
ありがたい話だ。
本当に感謝しているよ」
「国王?」
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