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番外編 小ネタ集4
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「みんな、こんにちは!
久しぶりだね!
私、オリヴィア・ハワード!
花も恥じらう15歳の女の子♡
将来の夢は、熱い大恋愛の末に運命の人と結ばれて結婚する事!
よろしくね⭐︎」
オリヴィアに似た少女は爽やかな笑顔でそう言った。
「え……
誰?」
それを遠目でオリヴィア(本物)が眺めていた。
「今回は番外編だから、意地っ張りなオリヴィアちゃんではなくて素直な可愛いオリヴィアちゃんで進行していくよ!
ご覧の通り、何でもOKって人のみ読んでいってね!
本編との温度差注意でよろしく♡」
「だから誰!?
私そんなキャラじゃないわよ!?」
いつものショートショートのはじまりはじまり~!
「ちょっとナレーション勝手に進めるなっ!!
ていうか本当に誰ーっ!?」
【オリヴィアについて語らう3兄弟】
「オリヴィア様の唐突なデレの破壊力が半端ない」
ルーカスが開口一番そう真剣な表情で話す。
「分かる! もう心臓がギュッてなるのよね!」
「あれは犯罪級ですよね、最早」
すると、エマとノアもそれに同意した。
「な!? これは大分ポイント高いだろ!?」
「確かにそうね……8点!」
「僕も悔しいですけど9点で!」
「よし!」
何やらエマとノアが点数を言い、それにルーカスがガッツポーズした。
「次は私ね!
オリヴィアちゃんがたまに見せるダルそうなアンニュイな顔が堪らない!」
「確かに! 睨まれるのもドキドキするが気怠げな感じも良いんだよな!」
「普段可愛らしいのにちょっと大人びて見えるギャップは確かにありますね」
エマの意見に、ルーカスとノアが賛同する。
「ただ俺はやっぱり呆れられた表情が好きだから7点!」
「うーん、悩むけど照れてる顔が好きなので僕も7点で」
「えー! もっといくと思ってたのにー!」
悔しがるエマの声を聞いて、先程までオリヴィア奪還の作戦会議の後、ハワード子爵と話していたアデックが3人の元へとやって来た。
「お前ら3人で何してるんだ?」
「オリヴィア様の良い所を言い合って誰の意見が1番同意されたかを競っています」
「随分とマニアックな遊びだな」
アデックはルーカスからの説明を聞いて少し引いていた。
「アデック王子も一緒にやりますか?」
「え? 俺よりルイスの方が良いんじゃないか?」
「ルイス様にオリヴィア姉様の良い所なんて言われたくないのでルイス様は強制排除です」
アデックの質問にノアがバッサリと答える。
余程ルイスは嫌われてるなとアデックは改めて思った。
「かと言ってオリヴィアの良い所なぁ……
あ、猫と遊んでる時素直で可愛らしい、とかそんな感じか?」
アデックがそう答えると、ルーカスとエマがざわついた。
「そんな……アデック王子が私達の知らないオリヴィアちゃんの一面を知っているだなんて!!」
「悔しい……俺も猫になりたい!!」
何やら2人とも凄いショックを受けている。
「ノア君、一つ確認しておきたいんだが、君のお兄さんとお姉さんはあれが通常通りでいいんだよな?」
「残念ながらこれがいつも通りですよ」
「そうかぁ」
ノアの返事を聞いてアデックはなんとも言えない視線で2人を見やる。
「ちょっと待って?
アデック王子に変人扱いされるのは流石に心外だわ!」
「俺も流石にアデック王子程ではないかと」
「うーん、お前ら俺の事仮にも王子って事忘れてない?」
エマとルーカスがここぞとばかりに批判してきた事にアデックも更に批判し返す。
「それより、ノアがまだ言ってないわよね?
オリヴィアちゃんの良い所!」
「そうですね……。
まあシンプルに、やっぱり笑顔が一番可愛らしくて僕は好きですね」
ノアの返答に、他3人がざわついた。
「あのノアが普通な事を言っている、だと……!?」
「どうしたのノア!?
いつもならもっと際どい所攻めるでしょ!?」
「ノア君今日不調なのか?
らしくないぞー?」
「みんな僕の事どれだけマニアックな奴だと思ってるんです?」
ノアは不本意に思いつつも、結果オリヴィアの笑顔はみんなから満点評価を貰い、この勝負はノアが勝ったのでした。
【言わせたい】
これは、まだオリヴィアが連れて行かれる前のハワード家にて。
「オリヴィアちゃんにホットミルク飲みたいって言わせたい」
唐突にエマはそんな事を言い出した。
「おまっ! 急に何を言い出すんだ!?」
それを聞いてルーカスは酷く動揺する。
「なんっていうか……こう際どい言葉を言わせて、赤面しているオリヴィアちゃんを見たいというか……ねぇノア?」
エマがノアに同意を求めると、ノアはニコリと笑いながら答えた。
「僕子供なのでちょっとエマ姉さんが何を言ってるのか分かんないです」
「あー! カマトトぶってるわ!」
「そうだぞノア! ピュアっぽく言っても分かってるんだからな!」
(因みにエマは隠語だと知ってはいますが意味は理解していません。
他2人はご想像にお任せします)
「何騒いでるのよあんた達」
そこにたまたまオリヴィアがやって来た。
「あ! オリヴィアちゃん!
ちょっとホットミルク飲みたいって言って!」
すかさずエマはオリヴィアにお願いしだした。
「は? 何よ急に。
あ、作ってくれるの?
あんたもたまには気が利くのね」
するとオリヴィアはどうやら勘違いした様である。
オリヴィアちゃんから、気が利くって褒められちゃった……!!
しかし、エマは褒められた事に浮かれてすっかり上機嫌になっていた。
「任せてオリヴィアちゃん!
いくらでも作ってくるわ!」
「一杯でいいから。
あ、出来れば蜂蜜も入れて欲しいわ」
オリヴィアがサラッと要望を付け足すと、エマはグハッと何やらダメージを受けた。
隣で聞いていたルーカスも同様にダメージを受けたのか机に顔を伏せている。
ピュアな上に甘口である事を照れもせずに堂々と頼んでくるなんて……!
か、可愛らしすぎる~~!!
「私、こんな純粋なオリヴィアちゃんに、なんて事を……!
オリヴィアちゃん、待っててね!
沢山蜂蜜入りホットミルク作ってくるから!」
エマはそう言い残し足早にキッチンの方へと走っていった。
「いや、だから一杯でいいんだって」
「オリヴィア様が可愛すぎて辛い」
机に伏せながらルーカスがそう呟く。
「エマといいルーカスといい何なの一体?」
「オリヴィア姉様、時には知らない方が良い事もあるものですよ」
オリヴィアは疑問に思いつつも、ノアの言う通りどうせろくでもない事だろうし知らなくてもいいかと特に何も考えない事にした。
【面白い】
「うーん、あともうちょっと……」
エマは、本棚の上から二段目にある本をなんとか取ろうとしていた。
しかし、爪先立ちをしてもギリギリ本の端っこに人差し指が触れる程度である。
届かない……!
触れられるのに、あともうちょっとがどうしても届かない。
あー、今だけ私の身長が後1センチ伸びてくれたら届くのに!
かと言って椅子を持ってくるのも面倒なのよね……。
「ん~~!」
そんな奮闘するエマの姿を、少し遠目に真顔でオリヴィアは眺めていた。
……何だろう、眺めてると面白いな。
もう諦めて椅子持ってきた方が早いだろうに、かれこれ5分はもうあの状態が続いているし、足や指が疲れないのだろうか?
というか5分かけて無理ならもう無理だろうに。
遠目で見る分には全然届いていないし。
笑っちゃいけないから我慢してるけど、何だろう、やっぱり面白いな。
そう思いながらオリヴィアが眺めていると、ルーカスが後方からやって来た。
「全く、エマのやつ世話が焼けるなぁ」
「ルーカス、ちょっと待って!」
「え?」
ルーカスがエマの手伝いをしようと少し嬉しそうにやってきたところをオリヴィアがすかさず止める。
「な、どうしたんですか?
オリヴィア様」
「まあ、ちょっとここでエマの様子を見ててよ」
ルーカスは不思議そうにオリヴィアに言われた通りエマの様子を眺める。
エマは相変わらず本を取ろうと苦戦していた。
「ね? ちょっと面白いと思わない?」
「え?
これ面白いんですか?」
オリヴィアとルーカスの価値観は少しズレていた。
「エマ姉さん、流石に無理だから諦めましょうよ」
すかさずノアが椅子を持ってエマの元へとやって来る。
「ノア!
私だって、私だって後1センチあれば!」
「多分後5センチはないと無理だったと思いますよ?」
「そんな事言わないでよ!」
そう嘆きつつも、結局エマは椅子に乗って本を取ったのでした。
「みんなー!
今回のショートショート、楽しんでいただけたかにゃー!?
オリヴィアちゃんすっごく可愛かったよね♡」
そうオリヴィアに似た少女は満面の笑みで問い掛ける。
「いや、だから誰!?」
オリヴィア(本物)はすかさず突っ込んだ。
「もー、オリヴィアちゃんってばつれないなぁ。
じゃあここらでいっちょネタバラシだよ!」
オリヴィアに似た少女はそう言うとドロンと煙に紛れたかと思いきや、また姿を現した。
「……え?
誰?」
オリヴィアはその女性の姿を見てもいまいちピンときていない。
「じゃじゃーん!!
正解は、天国から出張してきたリーシェ・ルーナホワイト・ヒルナレオでしたー!」
リーシェはそう言いながらピースしてウィンクした。
「本当に何でもありなのね……」
オリヴィアはリーシェを見て落胆する。
「それじゃあ本編では私の過去編からスタートよ!
みんな、楽しんでいってね⭐︎
あ、因みに本編の私と性格は全然違うので、そこは注意してね♡」
それでは今度こそ、過去編リーシェsideのはじまりはじまり。
久しぶりだね!
私、オリヴィア・ハワード!
花も恥じらう15歳の女の子♡
将来の夢は、熱い大恋愛の末に運命の人と結ばれて結婚する事!
よろしくね⭐︎」
オリヴィアに似た少女は爽やかな笑顔でそう言った。
「え……
誰?」
それを遠目でオリヴィア(本物)が眺めていた。
「今回は番外編だから、意地っ張りなオリヴィアちゃんではなくて素直な可愛いオリヴィアちゃんで進行していくよ!
ご覧の通り、何でもOKって人のみ読んでいってね!
本編との温度差注意でよろしく♡」
「だから誰!?
私そんなキャラじゃないわよ!?」
いつものショートショートのはじまりはじまり~!
「ちょっとナレーション勝手に進めるなっ!!
ていうか本当に誰ーっ!?」
【オリヴィアについて語らう3兄弟】
「オリヴィア様の唐突なデレの破壊力が半端ない」
ルーカスが開口一番そう真剣な表情で話す。
「分かる! もう心臓がギュッてなるのよね!」
「あれは犯罪級ですよね、最早」
すると、エマとノアもそれに同意した。
「な!? これは大分ポイント高いだろ!?」
「確かにそうね……8点!」
「僕も悔しいですけど9点で!」
「よし!」
何やらエマとノアが点数を言い、それにルーカスがガッツポーズした。
「次は私ね!
オリヴィアちゃんがたまに見せるダルそうなアンニュイな顔が堪らない!」
「確かに! 睨まれるのもドキドキするが気怠げな感じも良いんだよな!」
「普段可愛らしいのにちょっと大人びて見えるギャップは確かにありますね」
エマの意見に、ルーカスとノアが賛同する。
「ただ俺はやっぱり呆れられた表情が好きだから7点!」
「うーん、悩むけど照れてる顔が好きなので僕も7点で」
「えー! もっといくと思ってたのにー!」
悔しがるエマの声を聞いて、先程までオリヴィア奪還の作戦会議の後、ハワード子爵と話していたアデックが3人の元へとやって来た。
「お前ら3人で何してるんだ?」
「オリヴィア様の良い所を言い合って誰の意見が1番同意されたかを競っています」
「随分とマニアックな遊びだな」
アデックはルーカスからの説明を聞いて少し引いていた。
「アデック王子も一緒にやりますか?」
「え? 俺よりルイスの方が良いんじゃないか?」
「ルイス様にオリヴィア姉様の良い所なんて言われたくないのでルイス様は強制排除です」
アデックの質問にノアがバッサリと答える。
余程ルイスは嫌われてるなとアデックは改めて思った。
「かと言ってオリヴィアの良い所なぁ……
あ、猫と遊んでる時素直で可愛らしい、とかそんな感じか?」
アデックがそう答えると、ルーカスとエマがざわついた。
「そんな……アデック王子が私達の知らないオリヴィアちゃんの一面を知っているだなんて!!」
「悔しい……俺も猫になりたい!!」
何やら2人とも凄いショックを受けている。
「ノア君、一つ確認しておきたいんだが、君のお兄さんとお姉さんはあれが通常通りでいいんだよな?」
「残念ながらこれがいつも通りですよ」
「そうかぁ」
ノアの返事を聞いてアデックはなんとも言えない視線で2人を見やる。
「ちょっと待って?
アデック王子に変人扱いされるのは流石に心外だわ!」
「俺も流石にアデック王子程ではないかと」
「うーん、お前ら俺の事仮にも王子って事忘れてない?」
エマとルーカスがここぞとばかりに批判してきた事にアデックも更に批判し返す。
「それより、ノアがまだ言ってないわよね?
オリヴィアちゃんの良い所!」
「そうですね……。
まあシンプルに、やっぱり笑顔が一番可愛らしくて僕は好きですね」
ノアの返答に、他3人がざわついた。
「あのノアが普通な事を言っている、だと……!?」
「どうしたのノア!?
いつもならもっと際どい所攻めるでしょ!?」
「ノア君今日不調なのか?
らしくないぞー?」
「みんな僕の事どれだけマニアックな奴だと思ってるんです?」
ノアは不本意に思いつつも、結果オリヴィアの笑顔はみんなから満点評価を貰い、この勝負はノアが勝ったのでした。
【言わせたい】
これは、まだオリヴィアが連れて行かれる前のハワード家にて。
「オリヴィアちゃんにホットミルク飲みたいって言わせたい」
唐突にエマはそんな事を言い出した。
「おまっ! 急に何を言い出すんだ!?」
それを聞いてルーカスは酷く動揺する。
「なんっていうか……こう際どい言葉を言わせて、赤面しているオリヴィアちゃんを見たいというか……ねぇノア?」
エマがノアに同意を求めると、ノアはニコリと笑いながら答えた。
「僕子供なのでちょっとエマ姉さんが何を言ってるのか分かんないです」
「あー! カマトトぶってるわ!」
「そうだぞノア! ピュアっぽく言っても分かってるんだからな!」
(因みにエマは隠語だと知ってはいますが意味は理解していません。
他2人はご想像にお任せします)
「何騒いでるのよあんた達」
そこにたまたまオリヴィアがやって来た。
「あ! オリヴィアちゃん!
ちょっとホットミルク飲みたいって言って!」
すかさずエマはオリヴィアにお願いしだした。
「は? 何よ急に。
あ、作ってくれるの?
あんたもたまには気が利くのね」
するとオリヴィアはどうやら勘違いした様である。
オリヴィアちゃんから、気が利くって褒められちゃった……!!
しかし、エマは褒められた事に浮かれてすっかり上機嫌になっていた。
「任せてオリヴィアちゃん!
いくらでも作ってくるわ!」
「一杯でいいから。
あ、出来れば蜂蜜も入れて欲しいわ」
オリヴィアがサラッと要望を付け足すと、エマはグハッと何やらダメージを受けた。
隣で聞いていたルーカスも同様にダメージを受けたのか机に顔を伏せている。
ピュアな上に甘口である事を照れもせずに堂々と頼んでくるなんて……!
か、可愛らしすぎる~~!!
「私、こんな純粋なオリヴィアちゃんに、なんて事を……!
オリヴィアちゃん、待っててね!
沢山蜂蜜入りホットミルク作ってくるから!」
エマはそう言い残し足早にキッチンの方へと走っていった。
「いや、だから一杯でいいんだって」
「オリヴィア様が可愛すぎて辛い」
机に伏せながらルーカスがそう呟く。
「エマといいルーカスといい何なの一体?」
「オリヴィア姉様、時には知らない方が良い事もあるものですよ」
オリヴィアは疑問に思いつつも、ノアの言う通りどうせろくでもない事だろうし知らなくてもいいかと特に何も考えない事にした。
【面白い】
「うーん、あともうちょっと……」
エマは、本棚の上から二段目にある本をなんとか取ろうとしていた。
しかし、爪先立ちをしてもギリギリ本の端っこに人差し指が触れる程度である。
届かない……!
触れられるのに、あともうちょっとがどうしても届かない。
あー、今だけ私の身長が後1センチ伸びてくれたら届くのに!
かと言って椅子を持ってくるのも面倒なのよね……。
「ん~~!」
そんな奮闘するエマの姿を、少し遠目に真顔でオリヴィアは眺めていた。
……何だろう、眺めてると面白いな。
もう諦めて椅子持ってきた方が早いだろうに、かれこれ5分はもうあの状態が続いているし、足や指が疲れないのだろうか?
というか5分かけて無理ならもう無理だろうに。
遠目で見る分には全然届いていないし。
笑っちゃいけないから我慢してるけど、何だろう、やっぱり面白いな。
そう思いながらオリヴィアが眺めていると、ルーカスが後方からやって来た。
「全く、エマのやつ世話が焼けるなぁ」
「ルーカス、ちょっと待って!」
「え?」
ルーカスがエマの手伝いをしようと少し嬉しそうにやってきたところをオリヴィアがすかさず止める。
「な、どうしたんですか?
オリヴィア様」
「まあ、ちょっとここでエマの様子を見ててよ」
ルーカスは不思議そうにオリヴィアに言われた通りエマの様子を眺める。
エマは相変わらず本を取ろうと苦戦していた。
「ね? ちょっと面白いと思わない?」
「え?
これ面白いんですか?」
オリヴィアとルーカスの価値観は少しズレていた。
「エマ姉さん、流石に無理だから諦めましょうよ」
すかさずノアが椅子を持ってエマの元へとやって来る。
「ノア!
私だって、私だって後1センチあれば!」
「多分後5センチはないと無理だったと思いますよ?」
「そんな事言わないでよ!」
そう嘆きつつも、結局エマは椅子に乗って本を取ったのでした。
「みんなー!
今回のショートショート、楽しんでいただけたかにゃー!?
オリヴィアちゃんすっごく可愛かったよね♡」
そうオリヴィアに似た少女は満面の笑みで問い掛ける。
「いや、だから誰!?」
オリヴィア(本物)はすかさず突っ込んだ。
「もー、オリヴィアちゃんってばつれないなぁ。
じゃあここらでいっちょネタバラシだよ!」
オリヴィアに似た少女はそう言うとドロンと煙に紛れたかと思いきや、また姿を現した。
「……え?
誰?」
オリヴィアはその女性の姿を見てもいまいちピンときていない。
「じゃじゃーん!!
正解は、天国から出張してきたリーシェ・ルーナホワイト・ヒルナレオでしたー!」
リーシェはそう言いながらピースしてウィンクした。
「本当に何でもありなのね……」
オリヴィアはリーシェを見て落胆する。
「それじゃあ本編では私の過去編からスタートよ!
みんな、楽しんでいってね⭐︎
あ、因みに本編の私と性格は全然違うので、そこは注意してね♡」
それでは今度こそ、過去編リーシェsideのはじまりはじまり。
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