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作戦会議と情報収集
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「じゃあ作戦会議でも立てよっか」
ノアはニコリと笑顔で提案する。
心なしかノリノリな様である。
「あんた、ちょっと楽しんでない?」
「何か"作戦会議"って響きがいいなと思って♪
……さて、本題に戻るとして、まずはその馬車の事件の目撃情報を集めたりとかかな」
ノアは途中から真面目に話し出した。
「そうね、どうせ警察に行っても教えてなんてくれないでしょうし」
「ところで、オリヴィア姉様はその噂を誰から聞いたの?」
「え? あーー……」
私はノアに尋ねられて言葉を詰まらせる。
確かに、噂の出処を探すなら、まず私が噂を聞いた相手を辿っていくのが良いだろう。
今の所他に情報は無いのだし。
「そうね。強いて言うなら、顔見知り……かしら」
「あんまり仲良くない人なの?」
ノアは私の顔色を見て何かを察した様だ。
「えーと、まあそんな所ね」
「なら、俺1人でその人に会って話を聞いてくるから、何処の誰かだけ教えてくれない?」
ノアにそう言われて私は腕を組んで考える。
「因みに、あんた1人で下町まではどうやって行く気なの?」
「またあの抜け道を使っていくつもりだけど?」
ノアはニコニコとそう答えた。
「いや、やっぱり私も行く」
「え? でも会いたくない人なんでしょ?」
「言ったでしょ? あんたを見張る為にも、一緒に行くわ」
正直、ノアに単独行動をさせるのは避けたい。
というか貴族がホイホイ家出をするのもどうかと思うし。
それに、相手が相手なので、心配でもある。
主に口が悪いから2人にするとイヤな予感しかしない。
「私の買い物に付き合う体にすれば良いし、そっちの方が自然でしょ?」
「まあ、そうだけど……。
因みに、その人の事何で嫌ってるの?」
ノアは怪訝な顔をして訊いてくる。
あんまり過去の話には触れて欲しくないのだが。
「まあ、過去にちょっと」
「それ、場合によっては俺がキレかねないという事?」
「まあそうなって欲しくはないけれど……」
現にルーカスはめちゃくちゃキレてたし、ノアもそうなりかねない。
「まあいいわ、さっさと会って情報をゲットしましょう」
こうして私とノアは前に私の住んでいた下町……ブルーラインに買い物へ行くという名目の元家を出た。
ブルーラインへと行く馬車の中、ノアはずっと俯いて目を閉じていた。
そういえば、ノアは馬車に乗ってる時ほぼ眠っている事をふと思い出す。
「馬車に揺られて寝ちゃうなんてあんたも子供っぽいわね」
私はそう眠りかけてるノアに茶化す様に言ってみた。
すると、ノアはまだ眠っていなかったらしく薄く目を開けてこちらを見てきた。
「……気持ち悪い」
「え?」
ボソッと小さくノアが呟く。
顔色は確かにあまり良くなさそうだ。
「え? あんた家出るまで元気だったじゃない。
どうしたの?」
「……酔った」
一言ノアは短くそう告げる。
それからげっそりと項垂れた。
「大丈夫? じゃないわよね?
一旦止まって何処かで休む?」
私の問いにこくんと小さくノアが頷く。
普段の姿からは考えられない程弱っている為、相当乗り物酔いがひどいのだろう。
それから御者に頼んでブルーラインに入る途中の町で降りた。
近場にあるカフェで取り敢えず休む事にする。
「どう? 落ち着いた?」
「……さっきよりは。
ありがとうございます」
まだノアの顔色は青いものの、さっきよりもはっきり受け答えも出来てるし良くはなっている様だ。
「普段から馬車の中で寝てたのは、乗り物酔いしてたって事?」
「うん。普段は馬車に乗ってる事を意識しない様に無理矢理寝てたから……」
「あー、じゃあごめん、変に話しかけちゃって」
恐らく、酔わない様に集中していた所を、水を差してしまった様だ。
「いや、オリヴィア姉様は気にしないで。
俺が勝手に意識して寝れなかっただけだから」
「意識して寝れなかった?」
「流石に好きな人と2人きりの馬車で向かい合ってる中寝れるほど神経図太くないよ」
「そうなの? でも帰りは無理しないでね」
私にはノアの心境がよく分からないが、無理はしないで欲しいと思う。
すると、私たちの席の後ろから、そそくさとこちらを伺って逃げていく人影が視界に入った。
私の見間違いでなければ、今回話を聞くべき相手である。
「ノア、ちょっとここで待ってて」
「え? オリヴィア姉様!?」
私はすかさず外へ逃げていく影を追った。
話を聞きに行こうと思ってたところまさかこんな場所ででくわすとは。
私は逃げる彼女の右腕を掴む。
「ひっ! 何よ! 今回は私何もしてないわよ!?」
私を見るなり、彼女……ダルシーはすっかり萎縮する。
どうやらルーカスに据えられた灸がまだ効いている様だ。
「悪いけど、ちょっと話をしたくてね。
取り敢えずカフェで話しましょう?」
「あんたと何も話したくないし、この前二度と会わないって言ったばかりじゃない!?」
「そのつもりだったんだけど、どうしても訊きたい事があってね。
勿論、お礼は出すわよ?
それとも、今度こそあんたが昔私にやった仕打ちを訴えてもいいのだけれど?」
「昔の仕打ちって何?」
すると、いつの間にか後ろへとやって来たノアに質問される。
顔色はもう良くなっている様で少しホッとするが、タイミングは最悪である。
「何よ、今度は別の男連れてるの?
そう言えば王子も落としたんだって?
雑誌に載ってたわよ」
「それは色々と誤解だし、話を逸らすのやめてくれる?」
「別の男? ルーカス兄さんの事?
それとも、まさかルイス?」
「あんたどれだけ身近に男いるのよ?」
何だか話がどんどんややこしくなって来た。
頼むから変に話を膨らませないで欲しい。
「私の事はもういいから。取り敢えず一旦カフェに戻りましょ。
あんたも勿論来てくれるわよね?」
「はぁ、分かったわよ」
ダルシーは嫌そうな顔をしながら渋々了承する。
こうして3人でカフェへと入り直した。
「それで、一体何の用なのよ?」
ダルシーは不機嫌そうに尋ねてくる。
「まずオリヴィア姉様に何をしたんです?」
「ノア、そこは蒸し返さなくていいから。
今日は3年前の馬車の事故の事を聞きたかったの」
私は過去の話をされたくないのでさっさと本題へと話を戻す。
「3年前の馬車の事故?」
「ええ。 あの、いつも黒猫と遊んでた子が自殺したって言われてるあの時の事よ」
「ああ、あの化け猫使い」
「化け猫使い……?」
ノアの表情が段々静かな怒り顔になる。
「まあ、兎に角! その時の事故の時、あんたちょうど近くに居たのよね?
その、馬車に乗ってる人がどんな人なのかとか、その時の状況を詳しく教えて欲しいのだけれど」
私はノアがキレる前に質問した。
「いや、そんな3年前の事なんて言われても……。
私たまたま近くの店で買い物してて、大きな物音がして見に行ったら人だかりが出来てて、だから私は馬車の中とか見えなかったし、轢かれた所とかも見てないからね。
でも、あの化け猫使いが道を渡り切った所を、何人か見てたと言ってたし、自殺では無い筈だと言われてたくらいね」
「そう。後、その事故を他に見てた人は結構いたの?」
「ええ、まあ2、30人くらいは集まっていたわね。
あ、それと、御者の人が警察と話してたけど、こっちの言葉じゃなかったから、多分異国の人だったと思うけど」
御者が異国の人、と言う事は、その貴族も恐らく異国の人なのだろう。
これは割と手掛かりになる。
「後他に分かることってありますか?」
「特にもう覚えてないわ。
昨日今日の話じゃないんだし」
ノアに尋ねられるも、ダルシーは首を横に振る。
確かに、急に3年前の話をされても憶えていないだろう。
「分かった。ありがとう。
あ、お礼にこれ、情報料よ」
私は机に金貨を数枚置いた。
ダルシーはそれを受け取る。
「じゃあ私はもう行くわ。
次はもう会わないでしょうけれど」
私がそう言って席を立つと、ノアも席を立った。
ノアはダルシーの事をまだ警戒しているらしく、訝しげな表情で見ていた。
「こちらこそそうして欲しいわ」
ダルシーは溜め息を吐きつつそう言った。
それから私はノアと一緒にカフェを出る。
「オリヴィア姉様、あの人とはどんな関係だったの?」
「だから、ただの顔見知りよ。
それより、次は事故の起こった辺りでも行ってみましょうか」
ノアがダルシーの事を詮索する前に、私はさっさと話題を切り替える。
「はぁ。そうですね」
ノアも疑問には思っているだろうが、流石にこれ以上質問はしてこなかった。
最悪この2人が喧嘩するかもと懸念していたが、なんとかなって良かったと私は胸を撫で下ろした。
ノアはニコリと笑顔で提案する。
心なしかノリノリな様である。
「あんた、ちょっと楽しんでない?」
「何か"作戦会議"って響きがいいなと思って♪
……さて、本題に戻るとして、まずはその馬車の事件の目撃情報を集めたりとかかな」
ノアは途中から真面目に話し出した。
「そうね、どうせ警察に行っても教えてなんてくれないでしょうし」
「ところで、オリヴィア姉様はその噂を誰から聞いたの?」
「え? あーー……」
私はノアに尋ねられて言葉を詰まらせる。
確かに、噂の出処を探すなら、まず私が噂を聞いた相手を辿っていくのが良いだろう。
今の所他に情報は無いのだし。
「そうね。強いて言うなら、顔見知り……かしら」
「あんまり仲良くない人なの?」
ノアは私の顔色を見て何かを察した様だ。
「えーと、まあそんな所ね」
「なら、俺1人でその人に会って話を聞いてくるから、何処の誰かだけ教えてくれない?」
ノアにそう言われて私は腕を組んで考える。
「因みに、あんた1人で下町まではどうやって行く気なの?」
「またあの抜け道を使っていくつもりだけど?」
ノアはニコニコとそう答えた。
「いや、やっぱり私も行く」
「え? でも会いたくない人なんでしょ?」
「言ったでしょ? あんたを見張る為にも、一緒に行くわ」
正直、ノアに単独行動をさせるのは避けたい。
というか貴族がホイホイ家出をするのもどうかと思うし。
それに、相手が相手なので、心配でもある。
主に口が悪いから2人にするとイヤな予感しかしない。
「私の買い物に付き合う体にすれば良いし、そっちの方が自然でしょ?」
「まあ、そうだけど……。
因みに、その人の事何で嫌ってるの?」
ノアは怪訝な顔をして訊いてくる。
あんまり過去の話には触れて欲しくないのだが。
「まあ、過去にちょっと」
「それ、場合によっては俺がキレかねないという事?」
「まあそうなって欲しくはないけれど……」
現にルーカスはめちゃくちゃキレてたし、ノアもそうなりかねない。
「まあいいわ、さっさと会って情報をゲットしましょう」
こうして私とノアは前に私の住んでいた下町……ブルーラインに買い物へ行くという名目の元家を出た。
ブルーラインへと行く馬車の中、ノアはずっと俯いて目を閉じていた。
そういえば、ノアは馬車に乗ってる時ほぼ眠っている事をふと思い出す。
「馬車に揺られて寝ちゃうなんてあんたも子供っぽいわね」
私はそう眠りかけてるノアに茶化す様に言ってみた。
すると、ノアはまだ眠っていなかったらしく薄く目を開けてこちらを見てきた。
「……気持ち悪い」
「え?」
ボソッと小さくノアが呟く。
顔色は確かにあまり良くなさそうだ。
「え? あんた家出るまで元気だったじゃない。
どうしたの?」
「……酔った」
一言ノアは短くそう告げる。
それからげっそりと項垂れた。
「大丈夫? じゃないわよね?
一旦止まって何処かで休む?」
私の問いにこくんと小さくノアが頷く。
普段の姿からは考えられない程弱っている為、相当乗り物酔いがひどいのだろう。
それから御者に頼んでブルーラインに入る途中の町で降りた。
近場にあるカフェで取り敢えず休む事にする。
「どう? 落ち着いた?」
「……さっきよりは。
ありがとうございます」
まだノアの顔色は青いものの、さっきよりもはっきり受け答えも出来てるし良くはなっている様だ。
「普段から馬車の中で寝てたのは、乗り物酔いしてたって事?」
「うん。普段は馬車に乗ってる事を意識しない様に無理矢理寝てたから……」
「あー、じゃあごめん、変に話しかけちゃって」
恐らく、酔わない様に集中していた所を、水を差してしまった様だ。
「いや、オリヴィア姉様は気にしないで。
俺が勝手に意識して寝れなかっただけだから」
「意識して寝れなかった?」
「流石に好きな人と2人きりの馬車で向かい合ってる中寝れるほど神経図太くないよ」
「そうなの? でも帰りは無理しないでね」
私にはノアの心境がよく分からないが、無理はしないで欲しいと思う。
すると、私たちの席の後ろから、そそくさとこちらを伺って逃げていく人影が視界に入った。
私の見間違いでなければ、今回話を聞くべき相手である。
「ノア、ちょっとここで待ってて」
「え? オリヴィア姉様!?」
私はすかさず外へ逃げていく影を追った。
話を聞きに行こうと思ってたところまさかこんな場所ででくわすとは。
私は逃げる彼女の右腕を掴む。
「ひっ! 何よ! 今回は私何もしてないわよ!?」
私を見るなり、彼女……ダルシーはすっかり萎縮する。
どうやらルーカスに据えられた灸がまだ効いている様だ。
「悪いけど、ちょっと話をしたくてね。
取り敢えずカフェで話しましょう?」
「あんたと何も話したくないし、この前二度と会わないって言ったばかりじゃない!?」
「そのつもりだったんだけど、どうしても訊きたい事があってね。
勿論、お礼は出すわよ?
それとも、今度こそあんたが昔私にやった仕打ちを訴えてもいいのだけれど?」
「昔の仕打ちって何?」
すると、いつの間にか後ろへとやって来たノアに質問される。
顔色はもう良くなっている様で少しホッとするが、タイミングは最悪である。
「何よ、今度は別の男連れてるの?
そう言えば王子も落としたんだって?
雑誌に載ってたわよ」
「それは色々と誤解だし、話を逸らすのやめてくれる?」
「別の男? ルーカス兄さんの事?
それとも、まさかルイス?」
「あんたどれだけ身近に男いるのよ?」
何だか話がどんどんややこしくなって来た。
頼むから変に話を膨らませないで欲しい。
「私の事はもういいから。取り敢えず一旦カフェに戻りましょ。
あんたも勿論来てくれるわよね?」
「はぁ、分かったわよ」
ダルシーは嫌そうな顔をしながら渋々了承する。
こうして3人でカフェへと入り直した。
「それで、一体何の用なのよ?」
ダルシーは不機嫌そうに尋ねてくる。
「まずオリヴィア姉様に何をしたんです?」
「ノア、そこは蒸し返さなくていいから。
今日は3年前の馬車の事故の事を聞きたかったの」
私は過去の話をされたくないのでさっさと本題へと話を戻す。
「3年前の馬車の事故?」
「ええ。 あの、いつも黒猫と遊んでた子が自殺したって言われてるあの時の事よ」
「ああ、あの化け猫使い」
「化け猫使い……?」
ノアの表情が段々静かな怒り顔になる。
「まあ、兎に角! その時の事故の時、あんたちょうど近くに居たのよね?
その、馬車に乗ってる人がどんな人なのかとか、その時の状況を詳しく教えて欲しいのだけれど」
私はノアがキレる前に質問した。
「いや、そんな3年前の事なんて言われても……。
私たまたま近くの店で買い物してて、大きな物音がして見に行ったら人だかりが出来てて、だから私は馬車の中とか見えなかったし、轢かれた所とかも見てないからね。
でも、あの化け猫使いが道を渡り切った所を、何人か見てたと言ってたし、自殺では無い筈だと言われてたくらいね」
「そう。後、その事故を他に見てた人は結構いたの?」
「ええ、まあ2、30人くらいは集まっていたわね。
あ、それと、御者の人が警察と話してたけど、こっちの言葉じゃなかったから、多分異国の人だったと思うけど」
御者が異国の人、と言う事は、その貴族も恐らく異国の人なのだろう。
これは割と手掛かりになる。
「後他に分かることってありますか?」
「特にもう覚えてないわ。
昨日今日の話じゃないんだし」
ノアに尋ねられるも、ダルシーは首を横に振る。
確かに、急に3年前の話をされても憶えていないだろう。
「分かった。ありがとう。
あ、お礼にこれ、情報料よ」
私は机に金貨を数枚置いた。
ダルシーはそれを受け取る。
「じゃあ私はもう行くわ。
次はもう会わないでしょうけれど」
私がそう言って席を立つと、ノアも席を立った。
ノアはダルシーの事をまだ警戒しているらしく、訝しげな表情で見ていた。
「こちらこそそうして欲しいわ」
ダルシーは溜め息を吐きつつそう言った。
それから私はノアと一緒にカフェを出る。
「オリヴィア姉様、あの人とはどんな関係だったの?」
「だから、ただの顔見知りよ。
それより、次は事故の起こった辺りでも行ってみましょうか」
ノアがダルシーの事を詮索する前に、私はさっさと話題を切り替える。
「はぁ。そうですね」
ノアも疑問には思っているだろうが、流石にこれ以上質問はしてこなかった。
最悪この2人が喧嘩するかもと懸念していたが、なんとかなって良かったと私は胸を撫で下ろした。
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