107 / 328
ハッピーバースデー!
しおりを挟む
「オリヴィア、誕生日おめでとう!」
朝食を食べ終わった後私は母に呼び出されて母の部屋に来ていた。
「ありがとう母さん」
「はい! これ誕生日プレゼント♪」
すると母からニコニコ顔でポンッと何やら箱を渡される。
「開けてみて?」
「あー、分かったわよ。
って、これ、可愛すぎない?」
箱の中には白いリボンのあしらわれたハイヒールが入っていた。
「お洒落は足先からなんて言うでしょ?
これを機にあんたも可愛くなりなさいよ?」
「えーー……」
確かにこういう可愛いものは好きではあるが、やはりいざ自分が履くとなると恥ずかしい。
「あら、嫌なの? エマちゃんから貰ったその可愛いブレスレットは毎日つけられるのに?」
母に指摘されて私はバッと腕につけているブレスレットを隠した。
「こ、これはつけてないとエマが怒るからであって!」
「私がどうかしたの? オリヴィアちゃん」
すると背後からエマに声を掛けられた。
「今別にあんたの事呼んだわけではないんだけれど!?
てか何でいるのよ!?」
いつの間にかエマが母の部屋に入って来ていたのだ。
「わー! このハイヒールすっごく可愛らしいわ!!」
「でしょでしょ!? オリヴィアに似合うと思ってー♡」
「いや人の話聞いてよ」
そして何やらエマと母の2人で勝手に盛り上がり始める。
前から薄々思っていたけど、この2人多分相性が良いと思う。波長が合うというか、ノリが近いというか。
「ほら、エマちゃんもプレゼント渡しちゃって!」
「えへへ、えーと、オリヴィアちゃん!
どうぞ受けって下さい!」
「え? あ、ありがとう」
結局何故エマがここに来たのか分からないまま私はエマから少し大きめの箱を受け取る。
「早速開けて見て欲しいわ!」
「はいはい……て、これ、まさか!」
箱の中にはなんとも可愛らしいドレスが入っていた。
「あら、私のあげたハイヒールと合いそうね!」
「ねえオリヴィアちゃん!
この際だから着てみて欲しいわ!」
「まさか2人ともグル?」
ハイヒールもドレスも別のお店のものらしいが、確かに合いそうな組み合わせである。
これは狙ったとしか思えないのだが。
「やーね、オリヴィアったら!
確かに私はハイヒールでエマちゃんはドレスをプレゼントしようとは言ったけど、別々に買ってきたのよ?」
「そうよ! オリヴィアちゃんが喜びそうなものを買ってきたの!」
「あー、そうなのね……」
やはりこの2人似ている気がする。
実はこの2人が本当の親子ですなんて言われても信じてしまいそうだ。
それは兎も角、着るのは流石に恥ずかしい……。
「ありがたく受け取るけど、着るのはまたいつかの機会で……」
と私はそそくさと部屋を出ようとするも、母とエマに腕をがっしりと掴まれた。
「あら~折角渡したんだもの。
母さん、ちょっとくらい着てるところみたいわ」
「そうよオリヴィアちゃん!
安心して! 絶対可愛いから!」
「え? いや、あの?」
「ふふふ♡」
その後、母により無理矢理着替えさせられてしまった。
因みにエマは私がもし逃げ出そうとした時捕獲する為(本当は生着替えを見て倒れるといけないから)という理由で廊下で待っていた。
私が着替え終わると、母がエマに声をかけて部屋へと招く。
「キャー! 可愛らしいわオリヴィアちゃん!♡」
「我が娘ながら本当に可愛いわね!
着せ替え甲斐があるわ!」
こうして私はパステルパープルのドレスに白いハイヒールというなんとも可愛らしい格好をさせられた。
因みに私が嫌いなフリフリはそんなについていない。そこはありがたいのだが。
ブレスレットだけならまだしも、こうも全身可愛らしくされると、何とも気恥ずかしい。
「あの、一回着たんだし、もう脱いでもいいかしら?」
「「えぇーー!?」」
すると、2人揃って不満そうな顔をする。
「いや、そもそも今日私誕生日なんだし、私が無理する必要無いというか!」
「でもオリヴィア、あんた本当はそういう格好したいんでしょ?」
母はさも当然の様にそう言ってきた。
何故バレてるんだ。やはり母親というものは子供の考えはお見通しなのだろうか。
「オリヴィアちゃんの誕生日なんだもの、オリヴィアちゃんが好きな格好がいいとは思うんだけどね!」
エマも何やら追い討ちをかけてくる。
「まあオリヴィアが仕方なく着せられているという体でいきたいならそれでもいいんだけど?」
「……はぁ。
もういいわよ。もう一回着替えるのも面倒だし、今日一日はこの格好でいるわ……」
私のこの発言を聞いて、母とエマはやったー! とハイタッチしだした。
やっぱりこの2人グルだったろと思う。
それから私とエマは母の部屋を後にした。
「オリヴィアちゃん! 今日は沢山遊んでいっぱい思い出作りましょう♡」
「私普通に読書しようと思ってたわ」
「ええ!? そんな! せっかくの誕生日なのに!」
私が部屋に戻ろうとするとエマに引き留められる。
そこに、メアリーが私の名前を呼んでこちらへと向かってきた。
「あ、オリヴィアお嬢様、ちょうど探していたんですよ。お客様がお見えですよ」
「え? 客?」
「はい。ルイス様とシーラ様とアデック王子がいらしてます」
「え? アデック王子まで?
というか私その3人の誰にも誕生日なんて教えていないのに!?」
一体どこから情報を仕入れたのだろうか?
しかし待たせるのも悪い為、私とエマは客間へと向かった。
「というか、エマまで何で着いて来てるのよ?」
「だってルイス様がいると聞いたら、流石にオリヴィアちゃん1人に出来ないわ!」
「いや、向こうも3人で来てるのだから、別に大丈夫だと思うけど」
しかしエマも引き下がりそうにないので、仕方なく2人で客間へとやって来た。
「やあルーカス様にノア君。
俺は今日オリヴィア様の誕生日と聞いて訪ねた訳で、君たちに用はないんだが?
特にノア君、君にはね」
「いやですね、今日は誕生会も開いてないし招待状だって出てないでしょう?」
案の定ノアとルイスが既にいがみ合っていた。
「ルイス、ノア君にそう毎度突っかかるのはやめなさい」
「ノアも変に挑発するな。お客様だぞ?」
そして上2人に叱られている。
こうして見るとシーラやルーカスはきちんとしてるんだなと思う。
「あ、オリヴィアー! 誕生日おめでとう!」
そしてこの中で一番最年長の王子であるアデックは私を見るなりすぐそう言ってきた。
「アデック王子! 俺の方が先に言いたかったのに!」
「え? そうだったのか? なんかごめんな?」
謝ってる割にアデックは全く気にしていなさそうである。
「オリヴィア様! お誕生日おめでとう!」
「お誕生日おめでとうございます、オリヴィア様」
それから気を取り直してルイスと、それからシーラもそう言ってきた。
「アデック王子にルイス様にシーラ様、ありがとうございます。
あと、何故今日が誕生日だと分かったんですか?」
「まあ一国の王子が一人の貴族の誕生日を調べるなんて朝飯前だからな?」
私の質問にアデックはそうしたり顔で答える。
「職権乱用では?」
こうも容易く情報が手に入れられると、王子というのも中々便利なものだなと思ってしまう。
「ところでオリヴィア様! 今日の衣装も一段と可愛らしくて似合ってるね」
「おー、いつもと違う感じだな。良いんじゃないか?」
「え? あ、どうもありがとうございます」
ルイスとアデックにそう褒められてなんとなく気恥ずかしく感じる。
例えお世辞だとしても少し嬉しい。
「オリヴィア姉様、とってもお似合いですよ。可愛らしいですね♪」
「オリヴィア様、普段の格好も素敵だが今日は一段と可愛いぞ!」
「ふふん! 私が選んでプレゼントしたドレスだもの! 似合わない筈がないわ!」
「はいはい、ありがとう」
恥ずかしくなるのでもうあまり褒めないで欲しい。
しかしまあ、客間にこうも人がいると中々騒がしいなと思う。
「じゃあ早速プレゼントだが」
そう言ってアデックが包みを取り出すと、横から他の男性陣がガヤを入れて来た。
「俺が先に渡します!」
「いや、ここは俺が!」
「僕ですよ!」
「みんな、喧嘩は駄目ですよ!」
「誰から先でも別にいいわよ」
私は半ば呆れつつ答えた。
それから結局じゃんけんで渡す順番が決められたのだった。
朝食を食べ終わった後私は母に呼び出されて母の部屋に来ていた。
「ありがとう母さん」
「はい! これ誕生日プレゼント♪」
すると母からニコニコ顔でポンッと何やら箱を渡される。
「開けてみて?」
「あー、分かったわよ。
って、これ、可愛すぎない?」
箱の中には白いリボンのあしらわれたハイヒールが入っていた。
「お洒落は足先からなんて言うでしょ?
これを機にあんたも可愛くなりなさいよ?」
「えーー……」
確かにこういう可愛いものは好きではあるが、やはりいざ自分が履くとなると恥ずかしい。
「あら、嫌なの? エマちゃんから貰ったその可愛いブレスレットは毎日つけられるのに?」
母に指摘されて私はバッと腕につけているブレスレットを隠した。
「こ、これはつけてないとエマが怒るからであって!」
「私がどうかしたの? オリヴィアちゃん」
すると背後からエマに声を掛けられた。
「今別にあんたの事呼んだわけではないんだけれど!?
てか何でいるのよ!?」
いつの間にかエマが母の部屋に入って来ていたのだ。
「わー! このハイヒールすっごく可愛らしいわ!!」
「でしょでしょ!? オリヴィアに似合うと思ってー♡」
「いや人の話聞いてよ」
そして何やらエマと母の2人で勝手に盛り上がり始める。
前から薄々思っていたけど、この2人多分相性が良いと思う。波長が合うというか、ノリが近いというか。
「ほら、エマちゃんもプレゼント渡しちゃって!」
「えへへ、えーと、オリヴィアちゃん!
どうぞ受けって下さい!」
「え? あ、ありがとう」
結局何故エマがここに来たのか分からないまま私はエマから少し大きめの箱を受け取る。
「早速開けて見て欲しいわ!」
「はいはい……て、これ、まさか!」
箱の中にはなんとも可愛らしいドレスが入っていた。
「あら、私のあげたハイヒールと合いそうね!」
「ねえオリヴィアちゃん!
この際だから着てみて欲しいわ!」
「まさか2人ともグル?」
ハイヒールもドレスも別のお店のものらしいが、確かに合いそうな組み合わせである。
これは狙ったとしか思えないのだが。
「やーね、オリヴィアったら!
確かに私はハイヒールでエマちゃんはドレスをプレゼントしようとは言ったけど、別々に買ってきたのよ?」
「そうよ! オリヴィアちゃんが喜びそうなものを買ってきたの!」
「あー、そうなのね……」
やはりこの2人似ている気がする。
実はこの2人が本当の親子ですなんて言われても信じてしまいそうだ。
それは兎も角、着るのは流石に恥ずかしい……。
「ありがたく受け取るけど、着るのはまたいつかの機会で……」
と私はそそくさと部屋を出ようとするも、母とエマに腕をがっしりと掴まれた。
「あら~折角渡したんだもの。
母さん、ちょっとくらい着てるところみたいわ」
「そうよオリヴィアちゃん!
安心して! 絶対可愛いから!」
「え? いや、あの?」
「ふふふ♡」
その後、母により無理矢理着替えさせられてしまった。
因みにエマは私がもし逃げ出そうとした時捕獲する為(本当は生着替えを見て倒れるといけないから)という理由で廊下で待っていた。
私が着替え終わると、母がエマに声をかけて部屋へと招く。
「キャー! 可愛らしいわオリヴィアちゃん!♡」
「我が娘ながら本当に可愛いわね!
着せ替え甲斐があるわ!」
こうして私はパステルパープルのドレスに白いハイヒールというなんとも可愛らしい格好をさせられた。
因みに私が嫌いなフリフリはそんなについていない。そこはありがたいのだが。
ブレスレットだけならまだしも、こうも全身可愛らしくされると、何とも気恥ずかしい。
「あの、一回着たんだし、もう脱いでもいいかしら?」
「「えぇーー!?」」
すると、2人揃って不満そうな顔をする。
「いや、そもそも今日私誕生日なんだし、私が無理する必要無いというか!」
「でもオリヴィア、あんた本当はそういう格好したいんでしょ?」
母はさも当然の様にそう言ってきた。
何故バレてるんだ。やはり母親というものは子供の考えはお見通しなのだろうか。
「オリヴィアちゃんの誕生日なんだもの、オリヴィアちゃんが好きな格好がいいとは思うんだけどね!」
エマも何やら追い討ちをかけてくる。
「まあオリヴィアが仕方なく着せられているという体でいきたいならそれでもいいんだけど?」
「……はぁ。
もういいわよ。もう一回着替えるのも面倒だし、今日一日はこの格好でいるわ……」
私のこの発言を聞いて、母とエマはやったー! とハイタッチしだした。
やっぱりこの2人グルだったろと思う。
それから私とエマは母の部屋を後にした。
「オリヴィアちゃん! 今日は沢山遊んでいっぱい思い出作りましょう♡」
「私普通に読書しようと思ってたわ」
「ええ!? そんな! せっかくの誕生日なのに!」
私が部屋に戻ろうとするとエマに引き留められる。
そこに、メアリーが私の名前を呼んでこちらへと向かってきた。
「あ、オリヴィアお嬢様、ちょうど探していたんですよ。お客様がお見えですよ」
「え? 客?」
「はい。ルイス様とシーラ様とアデック王子がいらしてます」
「え? アデック王子まで?
というか私その3人の誰にも誕生日なんて教えていないのに!?」
一体どこから情報を仕入れたのだろうか?
しかし待たせるのも悪い為、私とエマは客間へと向かった。
「というか、エマまで何で着いて来てるのよ?」
「だってルイス様がいると聞いたら、流石にオリヴィアちゃん1人に出来ないわ!」
「いや、向こうも3人で来てるのだから、別に大丈夫だと思うけど」
しかしエマも引き下がりそうにないので、仕方なく2人で客間へとやって来た。
「やあルーカス様にノア君。
俺は今日オリヴィア様の誕生日と聞いて訪ねた訳で、君たちに用はないんだが?
特にノア君、君にはね」
「いやですね、今日は誕生会も開いてないし招待状だって出てないでしょう?」
案の定ノアとルイスが既にいがみ合っていた。
「ルイス、ノア君にそう毎度突っかかるのはやめなさい」
「ノアも変に挑発するな。お客様だぞ?」
そして上2人に叱られている。
こうして見るとシーラやルーカスはきちんとしてるんだなと思う。
「あ、オリヴィアー! 誕生日おめでとう!」
そしてこの中で一番最年長の王子であるアデックは私を見るなりすぐそう言ってきた。
「アデック王子! 俺の方が先に言いたかったのに!」
「え? そうだったのか? なんかごめんな?」
謝ってる割にアデックは全く気にしていなさそうである。
「オリヴィア様! お誕生日おめでとう!」
「お誕生日おめでとうございます、オリヴィア様」
それから気を取り直してルイスと、それからシーラもそう言ってきた。
「アデック王子にルイス様にシーラ様、ありがとうございます。
あと、何故今日が誕生日だと分かったんですか?」
「まあ一国の王子が一人の貴族の誕生日を調べるなんて朝飯前だからな?」
私の質問にアデックはそうしたり顔で答える。
「職権乱用では?」
こうも容易く情報が手に入れられると、王子というのも中々便利なものだなと思ってしまう。
「ところでオリヴィア様! 今日の衣装も一段と可愛らしくて似合ってるね」
「おー、いつもと違う感じだな。良いんじゃないか?」
「え? あ、どうもありがとうございます」
ルイスとアデックにそう褒められてなんとなく気恥ずかしく感じる。
例えお世辞だとしても少し嬉しい。
「オリヴィア姉様、とってもお似合いですよ。可愛らしいですね♪」
「オリヴィア様、普段の格好も素敵だが今日は一段と可愛いぞ!」
「ふふん! 私が選んでプレゼントしたドレスだもの! 似合わない筈がないわ!」
「はいはい、ありがとう」
恥ずかしくなるのでもうあまり褒めないで欲しい。
しかしまあ、客間にこうも人がいると中々騒がしいなと思う。
「じゃあ早速プレゼントだが」
そう言ってアデックが包みを取り出すと、横から他の男性陣がガヤを入れて来た。
「俺が先に渡します!」
「いや、ここは俺が!」
「僕ですよ!」
「みんな、喧嘩は駄目ですよ!」
「誰から先でも別にいいわよ」
私は半ば呆れつつ答えた。
それから結局じゃんけんで渡す順番が決められたのだった。
0
お気に入りに追加
529
あなたにおすすめの小説
悪女と呼ばれた王妃
アズやっこ
恋愛
私はこの国の王妃だった。悪女と呼ばれ処刑される。
処刑台へ向かうと先に処刑された私の幼馴染み、私の護衛騎士、私の従者達、胴体と頭が離れた状態で捨て置かれている。
まるで屑物のように足で蹴られぞんざいな扱いをされている。
私一人処刑すれば済む話なのに。
それでも仕方がないわね。私は心がない悪女、今までの行いの結果よね。
目の前には私の夫、この国の国王陛下が座っている。
私はただ、
貴方を愛して、貴方を護りたかっただけだったの。
貴方のこの国を、貴方の地位を、貴方の政務を…、
ただ護りたかっただけ…。
だから私は泣かない。悪女らしく最後は笑ってこの世を去るわ。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ ゆるい設定です。
❈ 処刑エンドなのでバットエンドです。
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
【完結】烏公爵の後妻〜旦那様は亡き前妻を想い、一生喪に服すらしい〜
七瀬菜々
恋愛
------ウィンターソン公爵の元に嫁ぎなさい。
ある日突然、兄がそう言った。
魔力がなく魔術師にもなれなければ、女というだけで父と同じ医者にもなれないシャロンは『自分にできることは家のためになる結婚をすること』と、日々婚活を頑張っていた。
しかし、表情を作ることが苦手な彼女の婚活はそううまくいくはずも無く…。
そろそろ諦めて修道院にで入ろうかと思っていた矢先、突然にウィンターソン公爵との縁談が持ち上がる。
ウィンターソン公爵といえば、亡き妻エミリアのことが忘れられず、5年間ずっと喪に服したままで有名な男だ。
前妻を今でも愛している公爵は、シャロンに対して予め『自分に愛されないことを受け入れろ』という誓約書を書かせるほどに徹底していた。
これはそんなウィンターソン公爵の後妻シャロンの愛されないはずの結婚の物語である。
※基本的にちょっと残念な夫婦のお話です
全てを諦めた令嬢の幸福
セン
恋愛
公爵令嬢シルヴィア・クロヴァンスはその奇異な外見のせいで、家族からも幼い頃からの婚約者からも嫌われていた。そして学園卒業間近、彼女は突然婚約破棄を言い渡された。
諦めてばかりいたシルヴィアが周りに支えられ成長していく物語。
※途中シリアスな話もあります。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します
みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが……
余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。
皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。
作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨
あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。
やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。
この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる