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お礼とメリークリスマス!
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「凄いわ! まさかこんな偶然があるなんて!」
「本当にそうね」
エマは余程嬉しかったのか、満面の笑みでこちらを見てくる。
「というか、私最後そんな事言ったっけ? 良く覚えてなかったわ」
「ちゃーんと言ってたわ!
私それで猛反省したんだから!」
何だか過去の自分が言っていた言葉がまだ純粋過ぎて恥ずかしくなってくる。
「はぁ、でもまさかあの時助けてくれた少年がエマだったとは……」
「まあ、ノアの服を着てたから気付かないのも無理ないわよね」
さてどうしたものかと私は悩む。
「あー、その、あの時のお礼として、まあクリスマスもあんたが選んだ服を着てあげてもいいわ」
正直、エマにお礼がしたいと言ったところでヤバいお願い事とかされそうなので、先手を打つ。
「え? お礼してくれるの!?
じゃあちょっと別の物がいいわ!」
これですんなりドレスで妥協してくれると思ったのだが、どうやら上手くいかなかった。
「そうねぇ、じゃあ私と結婚を前提に付き合って下さい!」
「いくらなんでも無理があるでしょ?
この国の法律変えないといけなくなるレベルじゃない」
因みにこの国では同性婚は公には認められていない。
「なら私とオリヴィアちゃんで法律を変えましょう!」
「嫌よ」
流石に命の恩人だからとてそこまで出来ない。
そもそもそんな権力ないし。
いや、しかし王子であるアデックが友達だから可能と言えば可能かもしれないが。
「えー!? じゃあ、じゃあ!
オリヴィアちゃんと……ああ!
何処までがセーフで何処までがアウトかしら!?」
そうエマは顔を赤らめて悩み出す。
「多分あんたの考えてる事はほぼほぼアウトだと思うけど取り敢えず聞くわよ?」
「じゃあ、まず、私の事好きって言って抱きしめてそれからキスして……そしてそのまま……キャー! 私の口からこの先なんて言えないわ!」
「試しに聞いてみたけどアウトね」
口に出して言えない事など私はしたくもないし。
すると、メイドがエマの部屋へとやって来た。
「エマお嬢様、あ、それにオリヴィアお嬢様もいらっしゃったのですね。
おはようございます」
「あ、もうこんな時間?
じゃあエマ、私は部屋に戻って支度するから、もっとマシなの考えといてね!」
「ええー!? お預けなんてそんなぁ!」
何やら不貞腐れるエマを取り敢えず置いて私は急いで自室に戻り朝の支度をする。
さて、お陰で2日連続エマの選んだドレスを着る事は阻止できたのだが。
「オリヴィア様! メリークリスマス!」
「オリヴィア姉様、メリークリスマス!」
支度も終わり広間へ来たら案の定2人からそう挨拶される。
「メリークリスマス。
にしても、昨日は誕生会の飾り付けで今日はクリスマスの飾り付けって中々忙しないわね」
「他の家庭ならアドベントカレンダーなんかもやったりしてちょっとずつクリスマスの飾り付けもしていくらしいんだがな」
「へぇ、そうなんだ」
確かアドベントカレンダーって、家の形をしたカレンダーで、クリスマスまでのカウントダウンをする筈である。日によっては引き出しの中にお菓子やおもちゃが入っていたりするとか。
まあ私は実物を見た事がないので何とも言えないが。
それと、ハワード家がそれを出来ないのは24日がエマの誕生日だからだろう。
「オリヴィア姉様は今までクリスマスってどう過ごされていたんですか?」
「えーと、そうねぇ……」
ノアに尋ねられて私は過去のクリスマスを思い出す。
「うちはそんなに飾り付けはしなかったけれど、毎年クッキーやシュトーレンとかは食べてたわね。
それとプレゼントも何やかんや毎回貰っていたし」
「何やかんやとは?」
「あー、母さんがどうしても私にサンタの存在を信じさせようとしてて、母さんに礼を言ったら凄く怒られたのよ。だからプレゼントが置かれてた朝はわざとサンタさんありがとうって母さんに言っていたわ」
「へぇ、可愛らしいエピソードですね」
「確かに子供の頃はサンタが来てくれたって言われてたよな、俺達も」
まあ、確かに親がサンタの存在を隠すのは、どこの家庭でも同じかもしれないが。
「それが今でもまだサンタを信じさせようとしてるのよね……」
「「今でも?」」
「そう、今でも。
そして今朝案の定プレゼントが部屋に置かれていたわ」
私がそう言うと、間もなく母が広間へとやって来た。
「オリヴィアにルーカス君にノア君、メリークリスマス♪
今年もみんなの所にサンタは来たかしら?
ねえ、オリヴィア?」
「あー、そうね。今年も気付いたらプレゼントが置かれていたわ」
因みに母は私の部屋の合鍵を持っているのだから、夜私が寝ている最中に入り込む事は容易である。
「ルーカス君やノア君もどうだったかしら?」
まさか、母は他の義兄弟にまでプレゼントを用意していたのだろうか?
すると、ルーカスが口を開いた。
「あ、はい。プレゼントが置かれていて誰からか分からなかったのですが、お義母様からだったのですね、ありがとうございます」
そうルーカスは母に礼を言う。
「あらやだルーカス君何言ってるの?
それはサンタさんからよ♪」
「え?」
それを聞いててルーカスは一瞬固まる。
それからすぐにまたニコリと笑った。
「あー! サンタからだったんですね!
いやー、16にもなってまだサンタからプレゼントが貰えるとはありがたいです!」
「やーねー、16なんてまだまだ子供なんだから、サンタさんだってまだ来るわよ♪」
珍しくルーカスが気を遣っている。
私のせいではないが、何だか申し訳ない気持ちになった。
「ところでノア君はどうだった?」
「あ、僕の所にもサンタさん来てくれました! 嬉しかったです!」
「そう、良かったわね♪」
ノアも無邪気に喜ぶフリをしている。
「それじゃあまた後でね!
クリスマス楽しんでね!」
そう言い残し母は去って行った。
「16でもまだ子供なのか、そうか……」
「まあ大人達から見たらまだまだ僕らも子供という事なのでしょう?」
「何だか2人共うちの母に巻き込んじゃって悪いわね」
てっきり母は私にだけサンタを信じさせていると思っていたのだが、どうやらルーカスやノアも例外ではないらしい。
まあ母から見たらみんな子供なのだから当然と言えば当然か。
「あ、お義母様!」
すると、エマがたまたま去り際の母とでくわした。
「あらエマちゃん、メリークリスマス!」
「メリークリスマス!
あ、それより今朝プレゼントが置かれてたんですよ!
もしかして、サンタさんからだったりして!?」
エマは無邪気にそう告げる。
「きっとそうよ、エマちゃんいつも良い子だから、サンタさんがプレゼントをくれたんだわ」
「わーい! サンタさんってやっぱり居たのね!」
「ええ、ちゃんと居るわよ♪」
それからエマは母と別れてこちらへとやって来た。
「オリヴィアちゃん!
あ、ルーカス兄様にノア、メリークリスマス!」
「メリークリスマス、エマ姉さん。
ところでサンタを本気で信じてるんですか?」
少し茶化し気味にノアがエマに尋ねる。
「?
ノリで言ってみただけなんだけど、オリヴィアちゃんのお母さん凄くノってくれるから逆にびっくりしたわ!」
エマはニコニコとそう答える。
「あんたのノリ凄いわね」
とても私には真似できないなと思うオリヴィアだった。
それからクリスマスパーティは和やかに終わっていきましたとさ。
「本当にそうね」
エマは余程嬉しかったのか、満面の笑みでこちらを見てくる。
「というか、私最後そんな事言ったっけ? 良く覚えてなかったわ」
「ちゃーんと言ってたわ!
私それで猛反省したんだから!」
何だか過去の自分が言っていた言葉がまだ純粋過ぎて恥ずかしくなってくる。
「はぁ、でもまさかあの時助けてくれた少年がエマだったとは……」
「まあ、ノアの服を着てたから気付かないのも無理ないわよね」
さてどうしたものかと私は悩む。
「あー、その、あの時のお礼として、まあクリスマスもあんたが選んだ服を着てあげてもいいわ」
正直、エマにお礼がしたいと言ったところでヤバいお願い事とかされそうなので、先手を打つ。
「え? お礼してくれるの!?
じゃあちょっと別の物がいいわ!」
これですんなりドレスで妥協してくれると思ったのだが、どうやら上手くいかなかった。
「そうねぇ、じゃあ私と結婚を前提に付き合って下さい!」
「いくらなんでも無理があるでしょ?
この国の法律変えないといけなくなるレベルじゃない」
因みにこの国では同性婚は公には認められていない。
「なら私とオリヴィアちゃんで法律を変えましょう!」
「嫌よ」
流石に命の恩人だからとてそこまで出来ない。
そもそもそんな権力ないし。
いや、しかし王子であるアデックが友達だから可能と言えば可能かもしれないが。
「えー!? じゃあ、じゃあ!
オリヴィアちゃんと……ああ!
何処までがセーフで何処までがアウトかしら!?」
そうエマは顔を赤らめて悩み出す。
「多分あんたの考えてる事はほぼほぼアウトだと思うけど取り敢えず聞くわよ?」
「じゃあ、まず、私の事好きって言って抱きしめてそれからキスして……そしてそのまま……キャー! 私の口からこの先なんて言えないわ!」
「試しに聞いてみたけどアウトね」
口に出して言えない事など私はしたくもないし。
すると、メイドがエマの部屋へとやって来た。
「エマお嬢様、あ、それにオリヴィアお嬢様もいらっしゃったのですね。
おはようございます」
「あ、もうこんな時間?
じゃあエマ、私は部屋に戻って支度するから、もっとマシなの考えといてね!」
「ええー!? お預けなんてそんなぁ!」
何やら不貞腐れるエマを取り敢えず置いて私は急いで自室に戻り朝の支度をする。
さて、お陰で2日連続エマの選んだドレスを着る事は阻止できたのだが。
「オリヴィア様! メリークリスマス!」
「オリヴィア姉様、メリークリスマス!」
支度も終わり広間へ来たら案の定2人からそう挨拶される。
「メリークリスマス。
にしても、昨日は誕生会の飾り付けで今日はクリスマスの飾り付けって中々忙しないわね」
「他の家庭ならアドベントカレンダーなんかもやったりしてちょっとずつクリスマスの飾り付けもしていくらしいんだがな」
「へぇ、そうなんだ」
確かアドベントカレンダーって、家の形をしたカレンダーで、クリスマスまでのカウントダウンをする筈である。日によっては引き出しの中にお菓子やおもちゃが入っていたりするとか。
まあ私は実物を見た事がないので何とも言えないが。
それと、ハワード家がそれを出来ないのは24日がエマの誕生日だからだろう。
「オリヴィア姉様は今までクリスマスってどう過ごされていたんですか?」
「えーと、そうねぇ……」
ノアに尋ねられて私は過去のクリスマスを思い出す。
「うちはそんなに飾り付けはしなかったけれど、毎年クッキーやシュトーレンとかは食べてたわね。
それとプレゼントも何やかんや毎回貰っていたし」
「何やかんやとは?」
「あー、母さんがどうしても私にサンタの存在を信じさせようとしてて、母さんに礼を言ったら凄く怒られたのよ。だからプレゼントが置かれてた朝はわざとサンタさんありがとうって母さんに言っていたわ」
「へぇ、可愛らしいエピソードですね」
「確かに子供の頃はサンタが来てくれたって言われてたよな、俺達も」
まあ、確かに親がサンタの存在を隠すのは、どこの家庭でも同じかもしれないが。
「それが今でもまだサンタを信じさせようとしてるのよね……」
「「今でも?」」
「そう、今でも。
そして今朝案の定プレゼントが部屋に置かれていたわ」
私がそう言うと、間もなく母が広間へとやって来た。
「オリヴィアにルーカス君にノア君、メリークリスマス♪
今年もみんなの所にサンタは来たかしら?
ねえ、オリヴィア?」
「あー、そうね。今年も気付いたらプレゼントが置かれていたわ」
因みに母は私の部屋の合鍵を持っているのだから、夜私が寝ている最中に入り込む事は容易である。
「ルーカス君やノア君もどうだったかしら?」
まさか、母は他の義兄弟にまでプレゼントを用意していたのだろうか?
すると、ルーカスが口を開いた。
「あ、はい。プレゼントが置かれていて誰からか分からなかったのですが、お義母様からだったのですね、ありがとうございます」
そうルーカスは母に礼を言う。
「あらやだルーカス君何言ってるの?
それはサンタさんからよ♪」
「え?」
それを聞いててルーカスは一瞬固まる。
それからすぐにまたニコリと笑った。
「あー! サンタからだったんですね!
いやー、16にもなってまだサンタからプレゼントが貰えるとはありがたいです!」
「やーねー、16なんてまだまだ子供なんだから、サンタさんだってまだ来るわよ♪」
珍しくルーカスが気を遣っている。
私のせいではないが、何だか申し訳ない気持ちになった。
「ところでノア君はどうだった?」
「あ、僕の所にもサンタさん来てくれました! 嬉しかったです!」
「そう、良かったわね♪」
ノアも無邪気に喜ぶフリをしている。
「それじゃあまた後でね!
クリスマス楽しんでね!」
そう言い残し母は去って行った。
「16でもまだ子供なのか、そうか……」
「まあ大人達から見たらまだまだ僕らも子供という事なのでしょう?」
「何だか2人共うちの母に巻き込んじゃって悪いわね」
てっきり母は私にだけサンタを信じさせていると思っていたのだが、どうやらルーカスやノアも例外ではないらしい。
まあ母から見たらみんな子供なのだから当然と言えば当然か。
「あ、お義母様!」
すると、エマがたまたま去り際の母とでくわした。
「あらエマちゃん、メリークリスマス!」
「メリークリスマス!
あ、それより今朝プレゼントが置かれてたんですよ!
もしかして、サンタさんからだったりして!?」
エマは無邪気にそう告げる。
「きっとそうよ、エマちゃんいつも良い子だから、サンタさんがプレゼントをくれたんだわ」
「わーい! サンタさんってやっぱり居たのね!」
「ええ、ちゃんと居るわよ♪」
それからエマは母と別れてこちらへとやって来た。
「オリヴィアちゃん!
あ、ルーカス兄様にノア、メリークリスマス!」
「メリークリスマス、エマ姉さん。
ところでサンタを本気で信じてるんですか?」
少し茶化し気味にノアがエマに尋ねる。
「?
ノリで言ってみただけなんだけど、オリヴィアちゃんのお母さん凄くノってくれるから逆にびっくりしたわ!」
エマはニコニコとそう答える。
「あんたのノリ凄いわね」
とても私には真似できないなと思うオリヴィアだった。
それからクリスマスパーティは和やかに終わっていきましたとさ。
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