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第一部
8.聖鎧の力
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濃紺の夜の空から、一体の巨人が舞い降りてきた。
その場の誰もが信じられないものを目の当たりにして呆然と立ち尽くした。
空からやってきたそれは、最初機甲に見えた。
機甲はここに存在しているエルムヴァレーンのものだけではない。
この世界には、外観の異なる数多くの機甲が存在している。
したがって、その大きさのものは大体機甲と判断されても不思議ではなかった。
しかしながら突然現れたそれは、この場にある騎士団のものとは随分と様相が異なっていた。
まずその身体は騎士団のものより大きい。
さらに色も違っている。
騎士団の機甲は月の光を受けて、銀色に輝いている。
かたやそれは、暗い赤黄色の上から深い翠色を乗せた、苔むした木肌のような独特の色合いをしていた。
騎士団の機甲の主な材質は「擬似灰輝銀」と呼ばれる、羽根のように軽い鋼であるが、空から舞い降りたそれは別の何かでできているように見えた。
そして何より、その外観が違う。
騎士団の機甲は、馬上槍試合で騎士が装備する甲冑によく似た無機的な外観をしている。
一方新たにやってきたものは、太古に滅びた本物の巨人を思わせる、どこか生物的な外観であった。
「まさか──」
この場で唯一、それに思い当たった人物がいた。
エルフ族の女騎士、ヘルゲである。
「聖鎧……」
もちろん彼女とて、これまで本物を目にしたことはない。
何しろ千年も前のものだ。
しかしその外観は、彼女らエルフ族の伝承に登場する姿そのものであった。
圧倒的な存在感を前に、親衛隊も騎士団も、誰もが身じろぎ一つできずにいた。
『ここにいる者たちに告げる。ここから即刻立ち去れ』
声が聞こえた。
おそらくは目の前の巨人から。
敵味方を問わず、この場の者たちが一斉にどよめく。
「何者か!」
不測の事態に皆が緊張を見せる中で、トゥールが臆することなく問う。
『わしは大精霊フリクセル。《聖鎧フリクセル》の担い手である』
その言葉に、皆の動揺がさらに大きくなる。
精霊の存在は人々に周知されてはいるが、これまでに出会ったことのある者は、エルフ族のヘルゲを含めこの場にはいない。
本当かどうか、誰にも確かめようがない。
だが伝承には「聖鎧は精霊を宿す」とはっきり記されていた。
この場に現れたのは──かつて失われたはずの──本物の聖鎧なのだろうか。
皆が固唾を飲んで成り行きを見守った。
「大精霊が我々に何の用向きか?」
まるきり恐れずに、トゥールが続ける。
『お前たちは、わしの寝所に勝手に踏み入った。よってわしは、お前たちをここから追い払うことにした』
「寝所とは……この森のことか?」
『そうだ、その通り』
「し──」
知らなかった──そう口にしかけて、トゥールは途中で言葉を飲み込んだ。
声の主がこの森に住まう本物の精霊であるならば、それで済むはずがないと一瞬の内に悟ったからだ。
「大精霊フリクセル様!」
声を上げたのはヘルゲである。
『何だ?』
聖鎧が身体ごとヘルゲに向き直る。
「ご無礼をお許しください。我々はこの先のトルスティン王国に向かっております。どうか通していただけないでしょうか?」
『ふむ。お前はエルフだな。その魂は──おお! 《智慮のグレタ》の直系か! よかろう通るがよい』
大精霊フリクセルの声が喜色を帯びる。
どうやらヘルゲの祖先とは機知の間柄であるらしかった。
この状況を利用してヘルゲは仲間たちと共にこの場から離脱を図る。
「待て! 勝手は許さん!」
トゥールが慌てて口を挟んだ。
ここでヘルゲたちにむざむざと逃げられるわけにはいかない。
『小僧。許さんとは、わしに言ったのか?』
聖鎧が今度はトゥールに向き直る。
その途端、凄まじい威圧が聖鎧から発せられた。
「うおっ!」
トゥールとその近くにいた者の馬たちが一斉に恐慌状態に陥り、その場から逃げ出そうとにわかに暴れだす。
トゥール自身もフリクセルの威圧を真っ向から浴びて肝を冷やしていた。
馬を宥めトゥールが何とか体勢を整える。
(これは……本物なのか……)
トゥールが忌々しげに聖鎧を睨みつける。
確証を得る術など持ち合わせていないが、彼の騎士としての直感がそう告げていた
「……やむをえまい」
トゥールが再び左腕を振り上げた。
その合図に従って、全十騎の機甲騎士が一挙に聖鎧に向かっていく。
前後左右、四方から向かってくる機甲を見て、大精霊フリクセルは心底つまらなさそうに溜息を漏らす。
機甲騎士の手が届く直前に、聖鎧は大きく跳躍した。
そして、そのまま空中で静止する。
「馬鹿な!」
トゥールはうかつにも忘れていた。
否、理解できていなかった。
先ほどの光景が意味すること──聖鎧が空を飛べるということを。
聖鎧はそのまま空中を飛び、機甲騎士たちから少し離れた場所に着地する。
『何だその粗末な人形は? そんなもので聖鎧と戦おうとは、愚の極みだな』
着地すると同時に聖鎧が手近な機甲騎士に迫る。
その速度は常人の想像をはるかに超えていた。
まるで彼我の距離など存在しなかったように、着地した次の瞬間には聖鎧が機甲騎士の前に立っていた。
「ひっ!!」
機甲の中の騎士が恐怖で思わず悲鳴を上げた。
『ほれ、行くぞ』
機甲騎士は右手に大ぶりの剣、左手に大型の盾を装備していた。
対して、聖鎧は徒手である。
機甲騎士は盾を正面に構え、無我夢中で剣を振り回した。
聖鎧はまるきり気にせずに右の拳を振りぬいた。
けたたましい轟音が一帯に響き渡る。
機甲騎士の一騎が粉々に砕けた盾を抱いたまま、後方に吹き飛んだ。
皆唖然とした表情でその光景を見ていた。
『さて次は……』
聖鎧はまた、手近な機甲騎士に向かう。
それは雷光の如き速さである。
誰も移動の途中を目にすることはできない。
聖鎧は先ほどと同じく拳による打撃で、機甲騎士をさっきとは別の方角へ吹き飛ばした。
そしてすぐさま次へ。
やがて立っている機甲騎士はこの場からいなくなった。
『何だ、他愛ない。もう仕舞いか?』
さすがのトゥールもこれには、色を失って呆けてしまった。
(……聖鎧とはこれほどのものなのか──)
大陸中に勇名をはせる彼でも、この惨状には恐れを抱かずにはいられなかった。
「……トゥール団長、いかがいたしますか?」
騎士団の副団長を務める男が、恐る恐る尋ねる。
彼も大精霊フリクセルと聖鎧の恐ろしさに小さく身震いしていたが、副団長としてのつとめで声を絞り出した。
(ここで粘っても、まず勝てまい。ここに《紅凰》があれば……)
トゥールが嘆息して不承不承指示を出す。
「……撤退だ」
副団長が号令をかけ、騎士団は機甲騎士を引き連れてこの場から去っていった。
残されたのはヘルゲら親衛隊、侍女たち、そして聖鎧である。
ヘルゲは騎士団が完全に見えなくなってから、下馬して聖鎧の前に恭しく跪いた。
親衛隊士たち、侍女たちもすぐにヘルゲに続いて聖鎧に跪拝する。
「大精霊フリクセル様。この度は危ないところを助けていただき、誠ににありがとうございました」
ヘルゲが深く頭を下げる。
『いや、礼なら此奴に言うがよい』
「……此奴? 誰のことでしょうか?」
それに答えるように、聖鎧から人影が出てくる。
その人物を見て、ヘルゲたちは目を見開いた。
聖鎧から出てきたのは、栗色の髪の少年──ロランであった。
その場の誰もが信じられないものを目の当たりにして呆然と立ち尽くした。
空からやってきたそれは、最初機甲に見えた。
機甲はここに存在しているエルムヴァレーンのものだけではない。
この世界には、外観の異なる数多くの機甲が存在している。
したがって、その大きさのものは大体機甲と判断されても不思議ではなかった。
しかしながら突然現れたそれは、この場にある騎士団のものとは随分と様相が異なっていた。
まずその身体は騎士団のものより大きい。
さらに色も違っている。
騎士団の機甲は月の光を受けて、銀色に輝いている。
かたやそれは、暗い赤黄色の上から深い翠色を乗せた、苔むした木肌のような独特の色合いをしていた。
騎士団の機甲の主な材質は「擬似灰輝銀」と呼ばれる、羽根のように軽い鋼であるが、空から舞い降りたそれは別の何かでできているように見えた。
そして何より、その外観が違う。
騎士団の機甲は、馬上槍試合で騎士が装備する甲冑によく似た無機的な外観をしている。
一方新たにやってきたものは、太古に滅びた本物の巨人を思わせる、どこか生物的な外観であった。
「まさか──」
この場で唯一、それに思い当たった人物がいた。
エルフ族の女騎士、ヘルゲである。
「聖鎧……」
もちろん彼女とて、これまで本物を目にしたことはない。
何しろ千年も前のものだ。
しかしその外観は、彼女らエルフ族の伝承に登場する姿そのものであった。
圧倒的な存在感を前に、親衛隊も騎士団も、誰もが身じろぎ一つできずにいた。
『ここにいる者たちに告げる。ここから即刻立ち去れ』
声が聞こえた。
おそらくは目の前の巨人から。
敵味方を問わず、この場の者たちが一斉にどよめく。
「何者か!」
不測の事態に皆が緊張を見せる中で、トゥールが臆することなく問う。
『わしは大精霊フリクセル。《聖鎧フリクセル》の担い手である』
その言葉に、皆の動揺がさらに大きくなる。
精霊の存在は人々に周知されてはいるが、これまでに出会ったことのある者は、エルフ族のヘルゲを含めこの場にはいない。
本当かどうか、誰にも確かめようがない。
だが伝承には「聖鎧は精霊を宿す」とはっきり記されていた。
この場に現れたのは──かつて失われたはずの──本物の聖鎧なのだろうか。
皆が固唾を飲んで成り行きを見守った。
「大精霊が我々に何の用向きか?」
まるきり恐れずに、トゥールが続ける。
『お前たちは、わしの寝所に勝手に踏み入った。よってわしは、お前たちをここから追い払うことにした』
「寝所とは……この森のことか?」
『そうだ、その通り』
「し──」
知らなかった──そう口にしかけて、トゥールは途中で言葉を飲み込んだ。
声の主がこの森に住まう本物の精霊であるならば、それで済むはずがないと一瞬の内に悟ったからだ。
「大精霊フリクセル様!」
声を上げたのはヘルゲである。
『何だ?』
聖鎧が身体ごとヘルゲに向き直る。
「ご無礼をお許しください。我々はこの先のトルスティン王国に向かっております。どうか通していただけないでしょうか?」
『ふむ。お前はエルフだな。その魂は──おお! 《智慮のグレタ》の直系か! よかろう通るがよい』
大精霊フリクセルの声が喜色を帯びる。
どうやらヘルゲの祖先とは機知の間柄であるらしかった。
この状況を利用してヘルゲは仲間たちと共にこの場から離脱を図る。
「待て! 勝手は許さん!」
トゥールが慌てて口を挟んだ。
ここでヘルゲたちにむざむざと逃げられるわけにはいかない。
『小僧。許さんとは、わしに言ったのか?』
聖鎧が今度はトゥールに向き直る。
その途端、凄まじい威圧が聖鎧から発せられた。
「うおっ!」
トゥールとその近くにいた者の馬たちが一斉に恐慌状態に陥り、その場から逃げ出そうとにわかに暴れだす。
トゥール自身もフリクセルの威圧を真っ向から浴びて肝を冷やしていた。
馬を宥めトゥールが何とか体勢を整える。
(これは……本物なのか……)
トゥールが忌々しげに聖鎧を睨みつける。
確証を得る術など持ち合わせていないが、彼の騎士としての直感がそう告げていた
「……やむをえまい」
トゥールが再び左腕を振り上げた。
その合図に従って、全十騎の機甲騎士が一挙に聖鎧に向かっていく。
前後左右、四方から向かってくる機甲を見て、大精霊フリクセルは心底つまらなさそうに溜息を漏らす。
機甲騎士の手が届く直前に、聖鎧は大きく跳躍した。
そして、そのまま空中で静止する。
「馬鹿な!」
トゥールはうかつにも忘れていた。
否、理解できていなかった。
先ほどの光景が意味すること──聖鎧が空を飛べるということを。
聖鎧はそのまま空中を飛び、機甲騎士たちから少し離れた場所に着地する。
『何だその粗末な人形は? そんなもので聖鎧と戦おうとは、愚の極みだな』
着地すると同時に聖鎧が手近な機甲騎士に迫る。
その速度は常人の想像をはるかに超えていた。
まるで彼我の距離など存在しなかったように、着地した次の瞬間には聖鎧が機甲騎士の前に立っていた。
「ひっ!!」
機甲の中の騎士が恐怖で思わず悲鳴を上げた。
『ほれ、行くぞ』
機甲騎士は右手に大ぶりの剣、左手に大型の盾を装備していた。
対して、聖鎧は徒手である。
機甲騎士は盾を正面に構え、無我夢中で剣を振り回した。
聖鎧はまるきり気にせずに右の拳を振りぬいた。
けたたましい轟音が一帯に響き渡る。
機甲騎士の一騎が粉々に砕けた盾を抱いたまま、後方に吹き飛んだ。
皆唖然とした表情でその光景を見ていた。
『さて次は……』
聖鎧はまた、手近な機甲騎士に向かう。
それは雷光の如き速さである。
誰も移動の途中を目にすることはできない。
聖鎧は先ほどと同じく拳による打撃で、機甲騎士をさっきとは別の方角へ吹き飛ばした。
そしてすぐさま次へ。
やがて立っている機甲騎士はこの場からいなくなった。
『何だ、他愛ない。もう仕舞いか?』
さすがのトゥールもこれには、色を失って呆けてしまった。
(……聖鎧とはこれほどのものなのか──)
大陸中に勇名をはせる彼でも、この惨状には恐れを抱かずにはいられなかった。
「……トゥール団長、いかがいたしますか?」
騎士団の副団長を務める男が、恐る恐る尋ねる。
彼も大精霊フリクセルと聖鎧の恐ろしさに小さく身震いしていたが、副団長としてのつとめで声を絞り出した。
(ここで粘っても、まず勝てまい。ここに《紅凰》があれば……)
トゥールが嘆息して不承不承指示を出す。
「……撤退だ」
副団長が号令をかけ、騎士団は機甲騎士を引き連れてこの場から去っていった。
残されたのはヘルゲら親衛隊、侍女たち、そして聖鎧である。
ヘルゲは騎士団が完全に見えなくなってから、下馬して聖鎧の前に恭しく跪いた。
親衛隊士たち、侍女たちもすぐにヘルゲに続いて聖鎧に跪拝する。
「大精霊フリクセル様。この度は危ないところを助けていただき、誠ににありがとうございました」
ヘルゲが深く頭を下げる。
『いや、礼なら此奴に言うがよい』
「……此奴? 誰のことでしょうか?」
それに答えるように、聖鎧から人影が出てくる。
その人物を見て、ヘルゲたちは目を見開いた。
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