8 / 9
Under World
真の地下世界
しおりを挟む
そこは‥暗闇の世界。上空約5kmから下を見下ろすと各地に
赤い炎の粒が煌いているように見える。それらはこの地下世界の中心と思わ
れる中心部から水の波紋のように広がっている。
なんとも地下にこんな世界があったなんて今の俺たちにとっては
感動だけでしかない。竜は翼を羽ばたかせずに滑空しながら
中心部に向かっている。ちょうど風が竜の頭の部分にさえぎられて
俺達2人にはそれほど風は来ない。現実世界で例えるなら
飛行機の壁をなくして、エンジンをなくして‥翼が動いて‥
遅くて‥。― 竜やん!
特に例える必要はなかった。
そう言えば‥今ここでログアウトしたら
どうなるんだろう。ダイブしなおしたとすれば普通に考えてまた
ここに現れる。すると‥この高さから落ちることになり、
一瞬で死んでしまう。つまり今はここにおとなしく乗っておけ、
ということなのだろうか。
「ピロロン!」
モンスター解析機がメッセージの着信を知らせる。
「ただいまより、イベント<地下世界に光を>を開始します。
クリア報酬には<伝説の光の剣>もしくは<紅炎の剣>が与え
られます。制限時間は3年と5カ月20時間です。
なお、これはダイブしている時間に限ります」
「イ、 イベント!?」
セイヤが目を丸くしてこっちを見る。
「ああ、そうみたいだ。なんか相当凄いことになったな。
制限時間がそれだけ長いってことは‥相当でかい
イベントで‥」
「そんだけ凄い報酬、ってことか」
「ああ」
「お前たち、ここから時間が地上の10分の1になる」
竜が少し後ろに首を傾けて言う。
「竜、それはどういうことなんだ?」
「そういうことだ。ついでに言っておくが私の名前はケーブだ。
ケーブと呼んでくれ」
いや、それ説明になってないし!と突っ込みたいところだが、
どうせ竜のことだからこれ以上言っても教えてくれはしないだろう。
あとネットに載っている名前とは違うし。10分1なら‥つまり
ゲームをしている時間が10倍も多く感じるということだ。
これは凄い、いや世界中のゲーマーに羨まれるレベルの
ことなのかもしれない。
いつの間にかだいぶ中心部に近付いてきた。ダイブ真下に見える
火の数も多きている。そして街を行きかう人々の姿も見えるかすかに見える
ようになった。人と言っても、恐らくあれらは全てNPCだろう。
このケーブが言うには今まで1人しか入口を通ったことがないということ
だから絶対全員NPCだろう。
「その者たちは誰だ?ケーブよ」
ふとどこからか声が聞こえる。
「は、地下世界に招かれた勇者でございます」
「然様か。よろしい、メインゲートを開けておく。そこから入るといい」
「ありがとうございます」
その声はどこかに消えていった。
「お前たち、着陸するぞ。しっかりと掴っておけ」
「え!ここはまだ地上から200mはあるけど」
「いいから掴っておけ」
ケーブは少し速度を緩め、1周少し旋回をする。
―翼の動きが急に止まる。と思ったら体に強い衝撃が走る。
「え!」
「着いたぞ。ここが地下の王都の中心、ディーア城だ」
落ちそうだが、勇気を振りしぼって降りてみる。
ケーブの足の方を見ると着地点を中心にだんだん色が現れていく。
30秒ほど眺めているとついにはそれは大きく立派な城になった。
「凄い‥こんな世界の中心にこんなものが隠れていたなんて」
セイヤがつぶやく。
「まだ続くぞ。町の方を見ていろ」
言われた通り、街の方を見ているとだんだん明るくなっていく。
ついにはこの世界が全てさっきまでの暗いイメージから、
地上と同じように明るい世界になってしまった。
「ケーブ、これはどういうことなんだ?」
「この世界は隠されている。上から見るとただの暗闇に赤い光が
あるだけかもしれないが、1度この地面に足を着くとその者には
この地下世界の真の姿が見えるようになる。どうだ?この世界の
姿は」
「はっきり言って‥とても信じられない。凄すぎる」
「同じく」
俺に続けてセイヤも同じ感想。
「じゃあ、ケーブは最初からこの世界が見えていたってこと?」
「そうだ」
ケーブは自慢顔で鼻息を吐(つ)くと後ろを振り返る。
するといつの間にかそこには4人の人間。全員王都の兵士らしい
武装をしている。お出迎えのようだ。腕には銃?のようなものを
持ち、整列してこちらを見ている。
「お待ちしていました」
前列の右側の兵士が言う。
「お出迎え御苦労。この者たちを失礼のないようにアンダークウィ―ン様の
ところにお連れしてくれ」
「分かりました。失礼のないようにお連れします。ついでに副軍師、
ヒロ様の伝言によると、ケーブ様はしばらく休んでおいてよろしい
そうです。宿舎は用意してありますのでお使いください」
「ありがとう」
―そう言うと、ケーブは徐々に姿を変えていき、ついには人になってしまった。
それもスマートでイケメンの男。黒いコートを着て、背中には2本の剣を背負っている。
「え? ケーブ?」
人が‥モンスターになることは果たしてできるのだろうか。
「ああ、私は本当は人間なんだ。修行を究めれば高等魔術、<変身術>
も使えるようになるぞ」
「‥すげえ」
「これが使えるようになるためには私でも5年はかかった。まあ、
せいぜい修行を頑張ってくれ」
「しゅ、修行?」
セイヤが聞き返す。
「ああ、そのことについてはアンダークウィーン様から話があると思う。
俺は詳しく知らない」
「はあ‥」
「強くなりたくないのか?」
「なりたい!!!」
セイヤが勢い良く叫ぶ。
「なら頑張れ。お前たちなら悪の魔王を倒すことができるはずだ」
そうしていくつかの疑問を抱えながらいわゆる女王様のところに行く羽目に。
強くなるためには、と思うと行く気満々なのだが、修行がきつすぎる可能性
も考えると本当に行ってしまっていいのか、という気がする。
しかし、ここまできたらもう行くしかない。ついでに妹もここに連れてこら
れるかも女王様に聞いておかなければ。
こうして俺はこのイベントをクリアすることを決意したのであった。
赤い炎の粒が煌いているように見える。それらはこの地下世界の中心と思わ
れる中心部から水の波紋のように広がっている。
なんとも地下にこんな世界があったなんて今の俺たちにとっては
感動だけでしかない。竜は翼を羽ばたかせずに滑空しながら
中心部に向かっている。ちょうど風が竜の頭の部分にさえぎられて
俺達2人にはそれほど風は来ない。現実世界で例えるなら
飛行機の壁をなくして、エンジンをなくして‥翼が動いて‥
遅くて‥。― 竜やん!
特に例える必要はなかった。
そう言えば‥今ここでログアウトしたら
どうなるんだろう。ダイブしなおしたとすれば普通に考えてまた
ここに現れる。すると‥この高さから落ちることになり、
一瞬で死んでしまう。つまり今はここにおとなしく乗っておけ、
ということなのだろうか。
「ピロロン!」
モンスター解析機がメッセージの着信を知らせる。
「ただいまより、イベント<地下世界に光を>を開始します。
クリア報酬には<伝説の光の剣>もしくは<紅炎の剣>が与え
られます。制限時間は3年と5カ月20時間です。
なお、これはダイブしている時間に限ります」
「イ、 イベント!?」
セイヤが目を丸くしてこっちを見る。
「ああ、そうみたいだ。なんか相当凄いことになったな。
制限時間がそれだけ長いってことは‥相当でかい
イベントで‥」
「そんだけ凄い報酬、ってことか」
「ああ」
「お前たち、ここから時間が地上の10分の1になる」
竜が少し後ろに首を傾けて言う。
「竜、それはどういうことなんだ?」
「そういうことだ。ついでに言っておくが私の名前はケーブだ。
ケーブと呼んでくれ」
いや、それ説明になってないし!と突っ込みたいところだが、
どうせ竜のことだからこれ以上言っても教えてくれはしないだろう。
あとネットに載っている名前とは違うし。10分1なら‥つまり
ゲームをしている時間が10倍も多く感じるということだ。
これは凄い、いや世界中のゲーマーに羨まれるレベルの
ことなのかもしれない。
いつの間にかだいぶ中心部に近付いてきた。ダイブ真下に見える
火の数も多きている。そして街を行きかう人々の姿も見えるかすかに見える
ようになった。人と言っても、恐らくあれらは全てNPCだろう。
このケーブが言うには今まで1人しか入口を通ったことがないということ
だから絶対全員NPCだろう。
「その者たちは誰だ?ケーブよ」
ふとどこからか声が聞こえる。
「は、地下世界に招かれた勇者でございます」
「然様か。よろしい、メインゲートを開けておく。そこから入るといい」
「ありがとうございます」
その声はどこかに消えていった。
「お前たち、着陸するぞ。しっかりと掴っておけ」
「え!ここはまだ地上から200mはあるけど」
「いいから掴っておけ」
ケーブは少し速度を緩め、1周少し旋回をする。
―翼の動きが急に止まる。と思ったら体に強い衝撃が走る。
「え!」
「着いたぞ。ここが地下の王都の中心、ディーア城だ」
落ちそうだが、勇気を振りしぼって降りてみる。
ケーブの足の方を見ると着地点を中心にだんだん色が現れていく。
30秒ほど眺めているとついにはそれは大きく立派な城になった。
「凄い‥こんな世界の中心にこんなものが隠れていたなんて」
セイヤがつぶやく。
「まだ続くぞ。町の方を見ていろ」
言われた通り、街の方を見ているとだんだん明るくなっていく。
ついにはこの世界が全てさっきまでの暗いイメージから、
地上と同じように明るい世界になってしまった。
「ケーブ、これはどういうことなんだ?」
「この世界は隠されている。上から見るとただの暗闇に赤い光が
あるだけかもしれないが、1度この地面に足を着くとその者には
この地下世界の真の姿が見えるようになる。どうだ?この世界の
姿は」
「はっきり言って‥とても信じられない。凄すぎる」
「同じく」
俺に続けてセイヤも同じ感想。
「じゃあ、ケーブは最初からこの世界が見えていたってこと?」
「そうだ」
ケーブは自慢顔で鼻息を吐(つ)くと後ろを振り返る。
するといつの間にかそこには4人の人間。全員王都の兵士らしい
武装をしている。お出迎えのようだ。腕には銃?のようなものを
持ち、整列してこちらを見ている。
「お待ちしていました」
前列の右側の兵士が言う。
「お出迎え御苦労。この者たちを失礼のないようにアンダークウィ―ン様の
ところにお連れしてくれ」
「分かりました。失礼のないようにお連れします。ついでに副軍師、
ヒロ様の伝言によると、ケーブ様はしばらく休んでおいてよろしい
そうです。宿舎は用意してありますのでお使いください」
「ありがとう」
―そう言うと、ケーブは徐々に姿を変えていき、ついには人になってしまった。
それもスマートでイケメンの男。黒いコートを着て、背中には2本の剣を背負っている。
「え? ケーブ?」
人が‥モンスターになることは果たしてできるのだろうか。
「ああ、私は本当は人間なんだ。修行を究めれば高等魔術、<変身術>
も使えるようになるぞ」
「‥すげえ」
「これが使えるようになるためには私でも5年はかかった。まあ、
せいぜい修行を頑張ってくれ」
「しゅ、修行?」
セイヤが聞き返す。
「ああ、そのことについてはアンダークウィーン様から話があると思う。
俺は詳しく知らない」
「はあ‥」
「強くなりたくないのか?」
「なりたい!!!」
セイヤが勢い良く叫ぶ。
「なら頑張れ。お前たちなら悪の魔王を倒すことができるはずだ」
そうしていくつかの疑問を抱えながらいわゆる女王様のところに行く羽目に。
強くなるためには、と思うと行く気満々なのだが、修行がきつすぎる可能性
も考えると本当に行ってしまっていいのか、という気がする。
しかし、ここまできたらもう行くしかない。ついでに妹もここに連れてこら
れるかも女王様に聞いておかなければ。
こうして俺はこのイベントをクリアすることを決意したのであった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
星の記憶
鳳聖院 雀羅
ファンタジー
宇宙の精神とは、そして星の意思とは…
日本神話 、北欧神話、ギリシャ神話、 エジプト神話、 旧新聖書創世記 など世界中の神話や伝承等を、融合させ、独特な世界観で、謎が謎を呼ぶSFファンタジーです
人類が抱える大きな課題と試練
【神】=【『人』】=【魔】 の複雑に絡み合う壮大なるギャラクシーファンタジーです
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
Angel or Lilith~天使な僕と魔性なキミの旅~
伊駒辰葉
ファンタジー
舞台は異世界ですが……
転生しません。
転移もしません。
ゲームも出てきません。
ファンタジーの世界設定というのがタグ的にどれか判らなかったので、異世界ファンタジーにしました。
変更するかも? です。
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
転生特典:錬金術師スキルを習得しました!
雪月 夜狐
ファンタジー
ブラック企業で働く平凡なサラリーマン・佐藤優馬は、ある日突然異世界に転生する。
目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中。彼に与えられたのは、「錬金術師」としてのスキルと、手持ちのレシピブック。
素材を組み合わせてアイテムを作る能力を持った優馬は、錬金術を駆使して日々の生活を切り開いていく。
そんな彼のもとに集まったのは、精霊の力を持つエルフの少女・リリア、白くフワフワの毛並みを持つ精霊獣・コハク。彼らは王都を拠点にしながら、異世界に潜む脅威と向き合い、冒険と日常を繰り返す。
精霊の力を狙う謎の勢力、そして自然に異変をもたらす黒い霧の存在――。異世界の危機に立ち向かう中で、仲間との絆と友情を深めていく優馬たちは、過酷な試練を乗り越え、少しずつ成長していく。
彼らの日々は、精霊と対話し、魔物と戦う激しい冒険ばかりではない。旅の合間には、仲間と共に料理を楽しんだり、王都の市場を散策して珍しい食材を見つけたりと、ほのぼのとした時間も大切にしている。美味しいご飯を囲むひととき、精霊たちと心を通わせる瞬間――その一つ一つが、彼らの力の源になる。
錬金術と精霊魔法が織りなす異世界冒険ファンタジー。戦いと日常が交錯する物語の中で、優馬たちはどんな未来を掴むのか。
他作品の詳細はこちら:
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/270920526】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる