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日常
7 愛してると言わせたい話
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お風呂に入っていると、spaceから翔が戻ってきた。
「ん、、?お風呂、?」
「翔、戻ってきた?おかえり。」
「え、おれ、?」
「space入ってたんだよ。」
「ああ、どうりですっきりしてるわけだ。」
「気持ちよかった?」
「ああ、久しぶりに入った気がする。」
spaceから帰ってきたばかりの翔は、とても素直で甘えてくる。しばらく離れたがらないから少し大変だぞ。そんなこと思いながらお風呂を出て、翔のベッドに行く。翔を布団の中にいれ、その傍に座って翔に聞いてみる
「そういえば、翔、覚えてる?」
「…?なにを?」
「spaceに入ってたとき。」
翔は、頭を捻って記憶を探っている
「……あっ/」
「お、思い出したかな?」
「………」
「さっき言おうとしたこと、言っていいよ。」
「だっ、だれが!」
「Commandで止めた後遺症残ってる?」
「…残ってない!」
思い出して恥ずかしくなったのだろう。顔を少し赤くして、そっぽを向く
「言ってくれないの?」
「い、言わない!」
「え、聞きたいのにな。」
「言わないっ!」
「翔《Look》」
「っ!/」
「あれ、顔赤いね、どうした?」
「お、お前が!」
「えー、俺がどうした?なんかやったっけ?」
「っっ!思い出させるから!」
「なにを?spaceに入ってた時のこと?」
「……ああ。」
「言ってくれないの?」
「い、言わない」
「言えない、じゃないんだ」
「っっ!」
「翔、《say》」
「っっ!」
セーフワードと同じ言葉をCommandで言わせると言うことは、拒否権がないということだ。Commandに従っても、従わずにセーフワードを言ったとしても、言いたくない言葉を言わなければならなくなる。
「ほらほら、言いなよ」
「っっ、卑怯だぞ」
「だって言ってくれないもん」
「っっ言いたくないって」
「言えない訳じゃないんでしょ?」
「で、でも」
「翔」
少し強めに名前を呼ぶと、体がビクッとする。Subの特性上、Commandにずっと抗うことら苦しく、早く言って楽になりたいのだろう。しかし理性が言いたくないと叫んでいる。だがやはりSubはSubだ。段々キツそうな顔になる
「Commandもろくに聞けない子なのかな?」
「……」
「お仕置するよ?」
「……してる」
「なに?聞こえない」
「…いしてる」
「ん?」
「あいしてる!」
「もっかい!もっかい言って」
「やだ、もう満足だろ!」
「翔」
「あーっもう!愛してる!大好き!」
「《Goodboy》言ってくれてありがとう」
「はー、なんでこうなるかなー。」
翔は凄く複雑そうな顔をしている。言わされた感があって嫌なのだろう。だが、聞きたかったのだからしょうがない。素直に言わない翔が悪いんだ。
次回 ツンデレする話
「ん、、?お風呂、?」
「翔、戻ってきた?おかえり。」
「え、おれ、?」
「space入ってたんだよ。」
「ああ、どうりですっきりしてるわけだ。」
「気持ちよかった?」
「ああ、久しぶりに入った気がする。」
spaceから帰ってきたばかりの翔は、とても素直で甘えてくる。しばらく離れたがらないから少し大変だぞ。そんなこと思いながらお風呂を出て、翔のベッドに行く。翔を布団の中にいれ、その傍に座って翔に聞いてみる
「そういえば、翔、覚えてる?」
「…?なにを?」
「spaceに入ってたとき。」
翔は、頭を捻って記憶を探っている
「……あっ/」
「お、思い出したかな?」
「………」
「さっき言おうとしたこと、言っていいよ。」
「だっ、だれが!」
「Commandで止めた後遺症残ってる?」
「…残ってない!」
思い出して恥ずかしくなったのだろう。顔を少し赤くして、そっぽを向く
「言ってくれないの?」
「い、言わない!」
「え、聞きたいのにな。」
「言わないっ!」
「翔《Look》」
「っ!/」
「あれ、顔赤いね、どうした?」
「お、お前が!」
「えー、俺がどうした?なんかやったっけ?」
「っっ!思い出させるから!」
「なにを?spaceに入ってた時のこと?」
「……ああ。」
「言ってくれないの?」
「い、言わない」
「言えない、じゃないんだ」
「っっ!」
「翔、《say》」
「っっ!」
セーフワードと同じ言葉をCommandで言わせると言うことは、拒否権がないということだ。Commandに従っても、従わずにセーフワードを言ったとしても、言いたくない言葉を言わなければならなくなる。
「ほらほら、言いなよ」
「っっ、卑怯だぞ」
「だって言ってくれないもん」
「っっ言いたくないって」
「言えない訳じゃないんでしょ?」
「で、でも」
「翔」
少し強めに名前を呼ぶと、体がビクッとする。Subの特性上、Commandにずっと抗うことら苦しく、早く言って楽になりたいのだろう。しかし理性が言いたくないと叫んでいる。だがやはりSubはSubだ。段々キツそうな顔になる
「Commandもろくに聞けない子なのかな?」
「……」
「お仕置するよ?」
「……してる」
「なに?聞こえない」
「…いしてる」
「ん?」
「あいしてる!」
「もっかい!もっかい言って」
「やだ、もう満足だろ!」
「翔」
「あーっもう!愛してる!大好き!」
「《Goodboy》言ってくれてありがとう」
「はー、なんでこうなるかなー。」
翔は凄く複雑そうな顔をしている。言わされた感があって嫌なのだろう。だが、聞きたかったのだからしょうがない。素直に言わない翔が悪いんだ。
次回 ツンデレする話
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