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昔の友達
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帰る最中のこと。
「ベーアさん、巻き込んでごめん‥。」
「ううん。大丈夫‥。二人で話すって言ってたから‥その時、家で待ってるね‥。」
「わかった。ありがとう。」
「ううん。いいの。」
「ところで、ユヴェさんだけど‥。」
「うん‥。」
「昔のこと、教えて欲しいの‥。」
「分かった。」
セーデくんと出会って間もない頃を思い出した。
「今日は紹介したい友達が居るんだ。」
後ろから彼が出てくる。
「よろしく。」
「こちらこそ、よろしく。」
「彼はユヴェくん。そして、こっちがエビくんって言うんだ。」
「ユヴェくんは僕と同じで、創作学に興味があって。」
「付き合いも結構長いんだ。」
仲良くなれそう。僕は心の中で思った。
「セーデくんから、話を聞いてたよ。」
「創作学がとても好きなんだよね。」
「うん。」
「どんなところが好きなの?」
「なんだろう、考えの自由を許してくれるってところかな‥。ユヴェくんは?」
「言葉で言い表すのは難しいかもしれない。」
その時はそういう捉え方もあるんだろうな‥
そう思った。
ただ、仲良くなれそう‥そうは思っても、関わる時間が少なかった。
創作学の授業の時、彼が居たのは最初だけ。
ずっと顔を出さなかった。
ある日、気になった時があって、セーデくんに聞いた。
すると彼は言う。
「彼も色々あるんだと思う。」
ただ、それだけを言ってた。
たまにすれ違って話すことはあったが、それ以上深まることはなかった。
「そうなんだ‥。」
悲しい声でベーアさんは頷く。
「セーデくんに紹介してもらったんだね‥?」
「うん。彼とは仲が良かったみたいだから。」
「今、どうしてるんだろうね‥。」
「分からない‥。無事であることを願うしか‥。」
「そうだよね‥。」
「でも、エビ、教えてくれてありがとう。」
「ユヴェくんって創作学に興味があったんでしょ‥?
もしかしたら、味方になってもらえるかも‥。」
「そうだったらいいね。ベーアさんありがとう。」
そうして話してるうちに、家に到着した。
「ベーアさん、巻き込んでごめん‥。」
「ううん。大丈夫‥。二人で話すって言ってたから‥その時、家で待ってるね‥。」
「わかった。ありがとう。」
「ううん。いいの。」
「ところで、ユヴェさんだけど‥。」
「うん‥。」
「昔のこと、教えて欲しいの‥。」
「分かった。」
セーデくんと出会って間もない頃を思い出した。
「今日は紹介したい友達が居るんだ。」
後ろから彼が出てくる。
「よろしく。」
「こちらこそ、よろしく。」
「彼はユヴェくん。そして、こっちがエビくんって言うんだ。」
「ユヴェくんは僕と同じで、創作学に興味があって。」
「付き合いも結構長いんだ。」
仲良くなれそう。僕は心の中で思った。
「セーデくんから、話を聞いてたよ。」
「創作学がとても好きなんだよね。」
「うん。」
「どんなところが好きなの?」
「なんだろう、考えの自由を許してくれるってところかな‥。ユヴェくんは?」
「言葉で言い表すのは難しいかもしれない。」
その時はそういう捉え方もあるんだろうな‥
そう思った。
ただ、仲良くなれそう‥そうは思っても、関わる時間が少なかった。
創作学の授業の時、彼が居たのは最初だけ。
ずっと顔を出さなかった。
ある日、気になった時があって、セーデくんに聞いた。
すると彼は言う。
「彼も色々あるんだと思う。」
ただ、それだけを言ってた。
たまにすれ違って話すことはあったが、それ以上深まることはなかった。
「そうなんだ‥。」
悲しい声でベーアさんは頷く。
「セーデくんに紹介してもらったんだね‥?」
「うん。彼とは仲が良かったみたいだから。」
「今、どうしてるんだろうね‥。」
「分からない‥。無事であることを願うしか‥。」
「そうだよね‥。」
「でも、エビ、教えてくれてありがとう。」
「ユヴェくんって創作学に興味があったんでしょ‥?
もしかしたら、味方になってもらえるかも‥。」
「そうだったらいいね。ベーアさんありがとう。」
そうして話してるうちに、家に到着した。
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