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また会おうね
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「さかちゃん。」
「二人ともどうしたの?」
「一緒にいられるのは今だけって聞いたから、少しでも長く居たくて。」
「ありがとう‥。だけど、ごめんね。」
ゆうくんの方を見た。
「悪いことをしちゃったかも‥。」
「でも、さかちゃんはどうして‥?」
「その時、本当に求めてても、叶わない結果で叶っちゃったってこともあるんだ‥。」
まもりちゃんは少し下を向く。
その時、それがなんだか、私には頷いてるように見えた‥。
「永遠に生きられるって凄いね!」
「凄いよね。」
さかちゃんは微笑む。まもちゃんも続けて言いました。
「改めて考えるとそうかもね。折角だから、さかちゃんと話したいこと、聞きたいことがあったら今のうちに。」
「あなたはないの?」
「うん。」
「そう。」
私は微笑む。
「ねぇねぇ、さかちゃん!」
「なに?」
「永遠に生きるってどんな感じー?」
「どんな感じ…?」
さかちゃんは上を見て考えてた。
「例えるなら…木かな。」
「木?」
「気持ちが弱ければ消えてしまうし、強ければあり続けられる。」
「よくわからない。」
まもりちゃんを見ると頷いてた。
「どういうことなの?」
「私はね、次の人が来るまでは色々なところを見てたの。」
「色々なところ?」
「うん。この島や、ここ以外の場所も。」
「楽しそう!」
「うん。とても新鮮だったよ。」
「どんなところがあったー?」
「楽しそうに家族と過ごしてる人、遊んでる子達も居たかな。」
「もちろん、喧嘩や、悲しいこともあったけど…。」
「そうなんだ…。」
「木はこの星と繋がってる感じがしない?」
「するかも!」
「色んな場所を見れたのは、繋がってるからなのかなって。」
「人も繋がってるけれどね、木はもっと深く繋がってる気がして…。」
私は「ふふふっ。」と笑って言う。
「いいね。」
それからさかちゃんは言った。「そろそろ時間かも…」
「そうなんだ…。」
「うん、ごめんね。」
「大丈夫だよ。」
私は微笑む。
「少し安心したよ。」
さかちゃんも自然と笑顔になる。
「良かった!」
「また…会おうね。」
「うん、会おう!」
「二人ともどうしたの?」
「一緒にいられるのは今だけって聞いたから、少しでも長く居たくて。」
「ありがとう‥。だけど、ごめんね。」
ゆうくんの方を見た。
「悪いことをしちゃったかも‥。」
「でも、さかちゃんはどうして‥?」
「その時、本当に求めてても、叶わない結果で叶っちゃったってこともあるんだ‥。」
まもりちゃんは少し下を向く。
その時、それがなんだか、私には頷いてるように見えた‥。
「永遠に生きられるって凄いね!」
「凄いよね。」
さかちゃんは微笑む。まもちゃんも続けて言いました。
「改めて考えるとそうかもね。折角だから、さかちゃんと話したいこと、聞きたいことがあったら今のうちに。」
「あなたはないの?」
「うん。」
「そう。」
私は微笑む。
「ねぇねぇ、さかちゃん!」
「なに?」
「永遠に生きるってどんな感じー?」
「どんな感じ…?」
さかちゃんは上を見て考えてた。
「例えるなら…木かな。」
「木?」
「気持ちが弱ければ消えてしまうし、強ければあり続けられる。」
「よくわからない。」
まもりちゃんを見ると頷いてた。
「どういうことなの?」
「私はね、次の人が来るまでは色々なところを見てたの。」
「色々なところ?」
「うん。この島や、ここ以外の場所も。」
「楽しそう!」
「うん。とても新鮮だったよ。」
「どんなところがあったー?」
「楽しそうに家族と過ごしてる人、遊んでる子達も居たかな。」
「もちろん、喧嘩や、悲しいこともあったけど…。」
「そうなんだ…。」
「木はこの星と繋がってる感じがしない?」
「するかも!」
「色んな場所を見れたのは、繋がってるからなのかなって。」
「人も繋がってるけれどね、木はもっと深く繋がってる気がして…。」
私は「ふふふっ。」と笑って言う。
「いいね。」
それからさかちゃんは言った。「そろそろ時間かも…」
「そうなんだ…。」
「うん、ごめんね。」
「大丈夫だよ。」
私は微笑む。
「少し安心したよ。」
さかちゃんも自然と笑顔になる。
「良かった!」
「また…会おうね。」
「うん、会おう!」
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