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※
「そんな…どうしてなのよ!?」
「すまないっ…!すまないっ…!」
兵士に連行される召使いの娘の声はそれはそれは悲痛でした。愛する男に裏切られたのです。計り知れぬ絶望と悲しみが、彼女を襲ったのでしょう。
「おほほほ!!いい気味だわ!」
連行される召使いの娘を見て、お妃さまは高笑いしました。そう、王子様はお妃さまに負けてしまったのです。そして、この国を乗っ取ろうとした大臣を解放してしまったのです。
それから大臣は再び実権を握りました。大臣に反対した忠誠心あふれる人々は、みんな牢屋に入れられてしまいました。王子さまは名ばかりの国王なので、どうすることもできません。
※
「やめてくれっ!こんなのっ…こんなのっ!」
「あら、これを望んだのは王子様でしょう」
そしてある日、お妃さまは王子さまをお散歩に連れて行きました。向かったのは牢屋です。王子さまは驚きました。その牢屋の中には、なんと召使いの娘が捕らえられていたのです。
そう、お妃さまは鉄格子越しに、王子さまと愛し合う姿を、召使いの娘に見せつけるつもりなのです。王子さまは必死に抵抗しました。罪悪感込み上げてきて、どうにかなってしまいそうだったのです。
「やめてくれ…っ!?はううぅぅぅっ!!」
「いやぁ、そんな…ひどい…」
しかし、王子さまの身体は正直です。お妃さまに軽く触れられるだけで、ゾクゾクと身震いしてしまうのです。
「あああ!やめてぇっ、こんなのされたら、耐えられないに決まってますうぅぅっ」
「うふふ。王子さまはすっかり私のオモチャなの。残念でした♪」
王子さまはあろうことか、召使いの娘の前で気持ち良くなり始めたのです。召使いの娘は鉄格子を掴み、泣きじゃくりながら叫びました。
「どうして!?どうしてなのよ!!」
「あはは!どうしてって…王子さまはね、貴女みたいな卑しい身分の小便臭い小娘なんか興味がないのよ!!」
「王子さま!目を覚ましてよ!」
召使いの娘は必死に叫びました。しかし、その声はもはや王子さまには届いていません。王子さまは自分が気持ち良くなることで、頭がいっぱいなのです。
「うふふ。いいこと教えてあげる。私ね、妊娠しちゃったの。王子さまとたくさん愛し合ったかいがあったわ」
「そんな…ああ…」
ここまで王子さまのことを信じていた召使いの娘も限界を迎えたのでしょう。お妃さまの告白を聞くと、がくっとその場にうなだれるように崩れ落ちました。
お妃さまは召使いの娘を見下し、勝ち誇るように笑いました。そして、射精寸前の王子さまに冷酷な命令を下しました。
「ねえ、惨めな王子さま。イク時はこの惨めな卑しい小娘に向かって射精して下さいませ」
「あううぅぅっ、そ、それだけはあぁ…」
「ほら、早くする!」
お妃さまは問答無用で王子さまの乳首をぎゅうううっと摘みました。
「あうううぅっ!?」
とても気持ちよかったのでしょう。王子さまは情けない声を上げながら、身体を仰け反らせたのです。その様子を見れば、王子さまの射精が近いことは一目瞭然です。
「ほら、王子さま♪気持ちよくザーメンをびゅーびゅー出してくださいませっ♪」
「ああああぁぁっ!いく、いく、いきますうぅぅっ!」
ドピュっ、ぴゅる、ぴゅっ、ぴゅ…
王子さまは身体をがくがくと震わせて、ザーメンを勢いよく発射しました。そしてそのザーメンは鉄格子の向こうにいる召使いの娘にもかかってしまいました。
「ああ、なんてことを…」
「また道を間違えてしまわれたのですね。貴方なんかを愛した私が馬鹿でした」
その後の2人の様子はとても惨めで、見るに耐えませんでした。お妃さまだけがそんな2人を見て、高笑いをしていました。
※
こうして、王国はすっかり姿を変えてしまいました。巷では、王子さまは快楽のために信頼すべき仲間を売った無能だと噂されるようになりました。
でも、当の王子さまは何も気にしませんでした。それどころか王子さまはとても幸せに暮らしていたのです。だって、お妃さまが気持ちいいことをしてくれるのですから…
「そんな…どうしてなのよ!?」
「すまないっ…!すまないっ…!」
兵士に連行される召使いの娘の声はそれはそれは悲痛でした。愛する男に裏切られたのです。計り知れぬ絶望と悲しみが、彼女を襲ったのでしょう。
「おほほほ!!いい気味だわ!」
連行される召使いの娘を見て、お妃さまは高笑いしました。そう、王子様はお妃さまに負けてしまったのです。そして、この国を乗っ取ろうとした大臣を解放してしまったのです。
それから大臣は再び実権を握りました。大臣に反対した忠誠心あふれる人々は、みんな牢屋に入れられてしまいました。王子さまは名ばかりの国王なので、どうすることもできません。
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「やめてくれっ!こんなのっ…こんなのっ!」
「あら、これを望んだのは王子様でしょう」
そしてある日、お妃さまは王子さまをお散歩に連れて行きました。向かったのは牢屋です。王子さまは驚きました。その牢屋の中には、なんと召使いの娘が捕らえられていたのです。
そう、お妃さまは鉄格子越しに、王子さまと愛し合う姿を、召使いの娘に見せつけるつもりなのです。王子さまは必死に抵抗しました。罪悪感込み上げてきて、どうにかなってしまいそうだったのです。
「やめてくれ…っ!?はううぅぅぅっ!!」
「いやぁ、そんな…ひどい…」
しかし、王子さまの身体は正直です。お妃さまに軽く触れられるだけで、ゾクゾクと身震いしてしまうのです。
「あああ!やめてぇっ、こんなのされたら、耐えられないに決まってますうぅぅっ」
「うふふ。王子さまはすっかり私のオモチャなの。残念でした♪」
王子さまはあろうことか、召使いの娘の前で気持ち良くなり始めたのです。召使いの娘は鉄格子を掴み、泣きじゃくりながら叫びました。
「どうして!?どうしてなのよ!!」
「あはは!どうしてって…王子さまはね、貴女みたいな卑しい身分の小便臭い小娘なんか興味がないのよ!!」
「王子さま!目を覚ましてよ!」
召使いの娘は必死に叫びました。しかし、その声はもはや王子さまには届いていません。王子さまは自分が気持ち良くなることで、頭がいっぱいなのです。
「うふふ。いいこと教えてあげる。私ね、妊娠しちゃったの。王子さまとたくさん愛し合ったかいがあったわ」
「そんな…ああ…」
ここまで王子さまのことを信じていた召使いの娘も限界を迎えたのでしょう。お妃さまの告白を聞くと、がくっとその場にうなだれるように崩れ落ちました。
お妃さまは召使いの娘を見下し、勝ち誇るように笑いました。そして、射精寸前の王子さまに冷酷な命令を下しました。
「ねえ、惨めな王子さま。イク時はこの惨めな卑しい小娘に向かって射精して下さいませ」
「あううぅぅっ、そ、それだけはあぁ…」
「ほら、早くする!」
お妃さまは問答無用で王子さまの乳首をぎゅうううっと摘みました。
「あうううぅっ!?」
とても気持ちよかったのでしょう。王子さまは情けない声を上げながら、身体を仰け反らせたのです。その様子を見れば、王子さまの射精が近いことは一目瞭然です。
「ほら、王子さま♪気持ちよくザーメンをびゅーびゅー出してくださいませっ♪」
「ああああぁぁっ!いく、いく、いきますうぅぅっ!」
ドピュっ、ぴゅる、ぴゅっ、ぴゅ…
王子さまは身体をがくがくと震わせて、ザーメンを勢いよく発射しました。そしてそのザーメンは鉄格子の向こうにいる召使いの娘にもかかってしまいました。
「ああ、なんてことを…」
「また道を間違えてしまわれたのですね。貴方なんかを愛した私が馬鹿でした」
その後の2人の様子はとても惨めで、見るに耐えませんでした。お妃さまだけがそんな2人を見て、高笑いをしていました。
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こうして、王国はすっかり姿を変えてしまいました。巷では、王子さまは快楽のために信頼すべき仲間を売った無能だと噂されるようになりました。
でも、当の王子さまは何も気にしませんでした。それどころか王子さまはとても幸せに暮らしていたのです。だって、お妃さまが気持ちいいことをしてくれるのですから…
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