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第7章 幼馴染にまで母親を寝取られるとは、情けない!
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しおりを挟むこの期に及んで私はあの男を考えてしまっていた。それがとてもショックで…場の雰囲気に飲まれかけていた私の気持ちはすっかり冷めつつあった。
「はあっ、アンナさん!アンナ!」
テオ君は相変わらず私の胸に夢中で吸い付いている。だけど、さっきみたいな気持ちの昂りは感じない。
もういい。さっさと終わらせよう。私はそう決めると、男に媚びる甘えた声でテオ君に話しかけてみる。
「ああんっ、テオくぅんっ、キスっ、キスしたいのぉ…」
私の言葉にテオ君の動きはピタリと止まった。しつこいくらい吸い付いていた乳首から口を離すと、私の顔…唇をじっと見つめている。そして意を決したように、私の顔に近づいてキスをした。
ちゅっ、ちゅぱっ、れろれろ、ちろ、ちゅううぅっ、ちゅぱっ、レロォ…
私の口内を貪ろうと、テオ君の舌が動き回る。だけど刺激が足りない。激しさも繊細さも不十分だ。舌の動きも固くてぎこちない。
もっと、もっと、こうしないと…
ぶちゅう、レロレロォ、ずじゅるるうぅっ…ちゅぱつ、ちゅ、レロ、レロレロォ、ちゅうぅぅ…
「んむうううっ…!?」
今まで受け身だった私が積極的に舌を絡めると、テオ君は驚いたような吐息を漏らした。
やっぱり経験乏しいから、本当のキスすると、驚いてしまうのだろう。
そんなことを考えながら、私はテオ君の後頭部を鷲掴み、濃密に舌を絡め、反対にテオ君の口内を貪っていく。
ずじゅるるうぅっ…ちゅぱつ、ちゅうっ、レロレロォ、ちゅうっ、ぶちゅうっ、レロレロォ…
「んむぅうっ…むううっ」
舌を絡めるたびに、テオ君の乱暴な力が抜けていく。性的な上下関係を明らかにされて大人しくなったのだろうか。私はこれを毎日のように続けられている。そのせいで、身体がどんどんおかしくなっている…
気がつくと、私の太ももにパンパンに膨らんだテオ君の股間が衣服越しに押し当たっていた。もともとパンパンに膨らんでいたけど、さらに限界に近づいたのだろつか。
それにしても、服を脱げばいいのに。いや、きっと、はじめてだから服を脱ぐタイミングも分からないんだ。
れろれろ…チロ、ちゅうううっ、ちゅっ、ずじゅるるるううぅ、レロレロォ…
一方的なキスを続けながら、私は太ももを小刻みに動かして、テオ君の股間を刺激してやった。
「んむむうぅっ!?んううぅっ…」
慌てるような、悶えるような吐息が漏れる。私の身体を引き離そうと力を込めてきたけど、そんなこと、許さない。
私はテオ君に負けないくらいの力を込めた。そして股間への刺激を与え続けた。
「んむむううぅぅっ…!!」
どくんっ、どくんっ、どくっ、どくっ、
テオ君が一際大きな悶え声をあげると、すぐさま股間がどくどくと脈打ち始めた。そして、股間をまとう布が湿っていくのが、太ももに伝わった。
ああ、射精しちゃったんだ。それもこんな早く。
テオ君が落ち着いてくれたことに安堵すると同時に、なぜだかテオ君への失望を感じてしまう。そして、そんな自分に対する言いようのない嫌悪感…
「あらぁ、もう出しちゃったの?」
「うぅっ…!?は、はいっ…」
テオ君は私の「もう」という言葉に敏感に反応した。男としてのプライドを傷つけられたのかもしれない。
でもだからといって、これで終わりじゃない。テオ君は若いし、まだまだできる。もっともっと逝かせて早く終わらせないと…
狂った夜を早く終わらせるためにも、私はすぐさま次の行動に移った。
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