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第7章 幼馴染にまで母親を寝取られるとは、情けない!
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「ねえ、テオ君…お願いっていうのはね…」
「は、はい…」
いよいよだ。私は今、取り返しがつかない一歩を踏み出そうとしている…
緊張した面持ちのテオ君の前で、私は羽織っていたナイトガウンの腰紐の結び目を、すっとほどいた。
「…っ!?」
ナイトガウンが音も立てずにするりと床に落ちた。それとほぼ同時に、テオ君は目を見開き、口をぽかんと開けた。
テオ君の目に、今の私の姿はどう映っているのだろう。裸同然の透け透けのネグリジェを纏った幼馴染の母親の姿を。私のことを淫売女と思っているのだろうか。それとも、そんなことを考える余裕がないくらいに、この空間のムンとした雰囲気に毒されてしまっているのだろうか。
先ほどから私の身体には、テオ君の熱い視線が突き刺さっている。特に乳房を見る目は凄まじくて、私の背筋をゾクゾクと震わせるには十分すぎるものだった。
「その、テオ君…私を抱いて欲しいの」
「ぇっ…そ、その…」
そして私は遂に、禁断の一言を発した。自分の中の何かが崩れていくような感覚が襲いかかる。
心臓が苦しいくらいに高鳴っている。でも、これが罪悪感なのか緊張なのか興奮なのか、私にはもう分からない…
「お願いよ…私、テオ君に抱かれたいの」
「あっ、アンナさん…?」
あまりにも単刀直入な私の懇願に、テオ君は動揺を隠せずにいる。それでも股間は既にパンパンに膨らんでいるのだから、本能は正直なのだろう。
「それとも、こんなおばさんが相手じゃ不服なの?」
「い、いえ!そんなことは…ない、です…」
テオ君の煮えきらない返事をよそに、私はテオ君の方へゆっくりと近づく。テオ君のゴクリと唾を飲む音が一際大きくなった気がする。
「そうよね。テオ君、ずっと私のこといやらしい目で見ていたものね」
「っ!」
「うふふ。いいのよ」
取り返しのつかない一歩を踏み出した私は、大胆に歩を進めている。自暴自棄になっているのだろうか。でも、どこか冷静な気がする。もしかしたら、この空気に一番毒されているのは、私なのかもしれない。
あっという間に私たちの距離は縮まっていた。テオ君が手を伸ばせば私の身体に触れられる距離だ。きっとここが落とし所なのだろうと私は直感した。
「私にいやらしいことするの、たくさん妄想したのね」
「ぁぅ…そ、それは…」
「いいわよ」
「え?」
私の一言に、うろうろと泳いでいたテオ君の目がぴたりと止まった。私の一挙一動にテオ君は面白いくらいに反応する。まるで、テオ君のことを支配しているようだ。
「テオ君が頭の中で考えていたいやらしいこと、全部していいのよ」
「え、そ、そんな…」
だけどテオ君はまだ戸惑っていた。ここまでお膳立てしているのに。こんなに股間をパンパンに膨らませて、少し前屈みになっているくせに。なぜだか分からないが、私の中で不思議な苛立ちが募っていく。
「もういいわ」
「え?」
私は突然愛想を尽かしたように、テオ君の身体から雛れた。先ほどまでとは打って変わった素っ気ない様子で。それは半分くらい本心だったのかもしれない。
すると、みるみるうちにテオ君の表情が変わっていった。口をぽかんと開けて驚きの顔から、喪失感を露わにした悲しそうな表情に。こんなにわかりやすく変わるのだと、私は思わず吹き出しそうになってしまった。
「ごめんね。テオ君みたいな経験のない男の子に、こういうのは早かったわね」
「あぅ…」
「それに、若くて逞しい男の人は、王宮に仕える兵士の中にはたくさんいるもの。別にテオ君じゃなくてもいいわ」
「…っ!!」
子ども扱いされたことに加えて、自分のことを有象無象の男扱いされたことが癪に触ったのだろう。テオ君の表情が険しくなる。
その顔は怒っているようにも見えるけれど…欲望を解放する直前の獰猛さを秘めていた。だから、私はその時が近づいているのだと感じた。
「ん?どうしたの?」
私はわざとらしくテオ君との距離を再び縮めた。テオ君が何をしてくるのか、私にはもう予想がついていた。
そして案の定、テオ君はすぐに私の肩と手首を凄まじい力で掴んだ。そして私をベッドへと押し倒した。
「馬鹿にしないでください!!」
「きゃっ!!」
「もう限界だ!!ここまでされて…我慢なんて、できませんよ!!犯してやる!!犯してやるぞ!!!」
そう叫ぶテオ君の顔からは日頃の穏やかで優しい雰囲気が消えていた。ただただ欲望に支配されだと獣のような顔…
ああ…いくらあの男の命令とはいえ、私、息子の友達を誘惑したのだ。こんな淫らなことまでしたのだ。もうエルドに謝る資格もなければ、助けを求める資格もない…
「ねえ、テオ君…お願いっていうのはね…」
「は、はい…」
いよいよだ。私は今、取り返しがつかない一歩を踏み出そうとしている…
緊張した面持ちのテオ君の前で、私は羽織っていたナイトガウンの腰紐の結び目を、すっとほどいた。
「…っ!?」
ナイトガウンが音も立てずにするりと床に落ちた。それとほぼ同時に、テオ君は目を見開き、口をぽかんと開けた。
テオ君の目に、今の私の姿はどう映っているのだろう。裸同然の透け透けのネグリジェを纏った幼馴染の母親の姿を。私のことを淫売女と思っているのだろうか。それとも、そんなことを考える余裕がないくらいに、この空間のムンとした雰囲気に毒されてしまっているのだろうか。
先ほどから私の身体には、テオ君の熱い視線が突き刺さっている。特に乳房を見る目は凄まじくて、私の背筋をゾクゾクと震わせるには十分すぎるものだった。
「その、テオ君…私を抱いて欲しいの」
「ぇっ…そ、その…」
そして私は遂に、禁断の一言を発した。自分の中の何かが崩れていくような感覚が襲いかかる。
心臓が苦しいくらいに高鳴っている。でも、これが罪悪感なのか緊張なのか興奮なのか、私にはもう分からない…
「お願いよ…私、テオ君に抱かれたいの」
「あっ、アンナさん…?」
あまりにも単刀直入な私の懇願に、テオ君は動揺を隠せずにいる。それでも股間は既にパンパンに膨らんでいるのだから、本能は正直なのだろう。
「それとも、こんなおばさんが相手じゃ不服なの?」
「い、いえ!そんなことは…ない、です…」
テオ君の煮えきらない返事をよそに、私はテオ君の方へゆっくりと近づく。テオ君のゴクリと唾を飲む音が一際大きくなった気がする。
「そうよね。テオ君、ずっと私のこといやらしい目で見ていたものね」
「っ!」
「うふふ。いいのよ」
取り返しのつかない一歩を踏み出した私は、大胆に歩を進めている。自暴自棄になっているのだろうか。でも、どこか冷静な気がする。もしかしたら、この空気に一番毒されているのは、私なのかもしれない。
あっという間に私たちの距離は縮まっていた。テオ君が手を伸ばせば私の身体に触れられる距離だ。きっとここが落とし所なのだろうと私は直感した。
「私にいやらしいことするの、たくさん妄想したのね」
「ぁぅ…そ、それは…」
「いいわよ」
「え?」
私の一言に、うろうろと泳いでいたテオ君の目がぴたりと止まった。私の一挙一動にテオ君は面白いくらいに反応する。まるで、テオ君のことを支配しているようだ。
「テオ君が頭の中で考えていたいやらしいこと、全部していいのよ」
「え、そ、そんな…」
だけどテオ君はまだ戸惑っていた。ここまでお膳立てしているのに。こんなに股間をパンパンに膨らませて、少し前屈みになっているくせに。なぜだか分からないが、私の中で不思議な苛立ちが募っていく。
「もういいわ」
「え?」
私は突然愛想を尽かしたように、テオ君の身体から雛れた。先ほどまでとは打って変わった素っ気ない様子で。それは半分くらい本心だったのかもしれない。
すると、みるみるうちにテオ君の表情が変わっていった。口をぽかんと開けて驚きの顔から、喪失感を露わにした悲しそうな表情に。こんなにわかりやすく変わるのだと、私は思わず吹き出しそうになってしまった。
「ごめんね。テオ君みたいな経験のない男の子に、こういうのは早かったわね」
「あぅ…」
「それに、若くて逞しい男の人は、王宮に仕える兵士の中にはたくさんいるもの。別にテオ君じゃなくてもいいわ」
「…っ!!」
子ども扱いされたことに加えて、自分のことを有象無象の男扱いされたことが癪に触ったのだろう。テオ君の表情が険しくなる。
その顔は怒っているようにも見えるけれど…欲望を解放する直前の獰猛さを秘めていた。だから、私はその時が近づいているのだと感じた。
「ん?どうしたの?」
私はわざとらしくテオ君との距離を再び縮めた。テオ君が何をしてくるのか、私にはもう予想がついていた。
そして案の定、テオ君はすぐに私の肩と手首を凄まじい力で掴んだ。そして私をベッドへと押し倒した。
「馬鹿にしないでください!!」
「きゃっ!!」
「もう限界だ!!ここまでされて…我慢なんて、できませんよ!!犯してやる!!犯してやるぞ!!!」
そう叫ぶテオ君の顔からは日頃の穏やかで優しい雰囲気が消えていた。ただただ欲望に支配されだと獣のような顔…
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