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第五章 母親で好き放題遊ばれるとは、情けない!
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※
「おお勇者よ、手も足も出ずに敗れるとは情けない!」
「うう、すみません。ハロルド様…」
僕は気がつくと王宮にいた。僕が目を覚ますとすぐに謁見の間に連れて行かれて、ハロルド様の厳しい叱咤が続いた。地下通路を越えるとモンスターが格段に強くなると警告されたのに、僕がその警告を生かせなかったことをを叱られている。
「まあよい!…今日は勇者殿ともう少し個別で話がしたい」
「は、はいっ!」
僕がうなだれていると、ハロルド様はいきなり説教を切り上げた。
「少し待ってなさい。また後ほど部屋へ案内する」
「承知いたしました!」
そう言い残すとハロルド様は退室した。いったい何を話すというのだろう。いったいどんな用事があるのだろう。そんなことを考えながら、僕は別室で待機していた。
※
「失礼します」
「おお、よく来たな勇者殿」
係の人に案内されて、僕が入った部屋は執務室だった。ここでハロルド様は日々の執務に勤しんでいらっしゃるようだ。執務用の立派な机と椅子があって、ハロルド様はその椅子に腰掛けている。
それにしても立派な机だ。ハロルド様の体躯に合わせた特注品なのだろうか。こちらからはハロルド様の下半身がすっぽりと机に隠れてしまっている。本当、人1人くらいなら簡単に隠れられるくらいの大きな机だ。
「さて、勇者殿を呼び出した理由は他でもない…」
「は、はい」
「何、大した話ではない。そなたの母君がこちらでも元気に過ごしていることを伝えたかっただけだ」
僕は思わず拍子抜けしてしまう。そりゃあ母さんが元気なことに越したことはない。だけどわざわざこんなところに呼び出さなくたって。
「そ、それなら何よりです」
「ふふふ。早速、勇者殿の母君の美しさはこの王宮中の評判になっておるぞ」
ハロルド様の言葉に胸騒ぎがしてしまう。母さんに悪い虫が寄ってきたら…それは最悪だ。
「ははは。心配しなくてよい。そなたの母君には優秀なボディガードをつけておる」
ハロルド様は僕の表情が変わったのを見逃さなかったようだ。さすが、洞察力に長けた人だ。
「兵士の出自を調べたところ、そなたと幼馴染の者を見つけたのだ。彼が母君の護衛をしており、話し相手にもなっておる。何も心配することはない」
「そ、その者のお名前を聞いてもよろしいでしょうか?」
「むう、確かテオ…と言ったかな」
僕はその名前を聞いて安心する。テオは僕たちの村の中でも真面目な優等生で通っていた。王国のために力になりたいと考えて、兵士になったと聞いていたけど…まさかこんなところでテオの名前を聞くとはなあ。まあいいや、うん。テオなら問題はないだろう。
「おっと時間だ。ゆっくりと語り合いたいところだが、時間がない。申し訳ないが話は以上だ。勇者殿、敵があまりに強いならば修行の山に行ってもよいのだぞ」
「は、はい…それではまた出発します」
「うむ、次はうまくいくことを願っているぞ」
ハロルド様は早々と話を切り上げたので、僕は早々と部屋を退室した。母さんが元気に過ごしているなら何よりだ。
だけど、わざわざ僕を個別に呼び出すほどの話でもないし、母さんにもテオにも会えるわけではなかった。結局ハロルド様は何がしたかったのだろうり
いや、それは考えても分からないことだ。そんなことよりも僕は今、自分の身体に起きている異変を治す方法を調べないと…
※
ぬりゅうぅぅ…じゅぽっ
私の口内から、鬼畜男の巨根がゆっくりと引き抜かれていく。私の唾液でベトベトになっていた巨根が、ゆっくりと姿を現す。
「ふふふ。やはりご子息は鈍い」
「ケホッ、ケホッ…な、なんてこと…させるのよ!」
エルドが倒れて王宮に運ばれた。その知らせを聞いて、私は居ても立ってもいられなかった。なのにあの男は、エルドには面会させないという。そして、息子の声を聞きたければ執務室で私にご奉仕をしろと言い寄ってきた。
結局、私は執務室の机の下に潜り込み、椅子に座る鬼畜男のあれを咥えることになった。サラちゃんの見よう見まねで必死にしゃぶりついていて…だけど、しばらくすると、エルドが入ってきた。
それなのにこの男は…エルドがすぐ近くにいるというの口淫を続けるようジェスチャーで指図してきた。私はエルドに対する罪悪感と、気づかれたら終わりという緊張で気が狂いそうになった。そして、それでも屈辱的な奉仕を続けるしかなかった。
「ははは。ちゃんとご子息の声を聞けたではありませんか」
「くっ!いつか、いつか…貴方に痛い目を見せてやるわ!」
「ふふふ。その反抗的な態度も私の情欲を掻き立てる…さあそれではご褒美です」
「きゃっ!?は、はなして…!!」
鬼畜男は私を力強く抱きしめて、無理やり寝室へと連れていく。ああ、どれだけ抵抗しても結局こうなってしまうのだろうか。エルド…この男にだけは関わってはダメ…
※
「おお勇者よ、手も足も出ずに敗れるとは情けない!」
「うう、すみません。ハロルド様…」
僕は気がつくと王宮にいた。僕が目を覚ますとすぐに謁見の間に連れて行かれて、ハロルド様の厳しい叱咤が続いた。地下通路を越えるとモンスターが格段に強くなると警告されたのに、僕がその警告を生かせなかったことをを叱られている。
「まあよい!…今日は勇者殿ともう少し個別で話がしたい」
「は、はいっ!」
僕がうなだれていると、ハロルド様はいきなり説教を切り上げた。
「少し待ってなさい。また後ほど部屋へ案内する」
「承知いたしました!」
そう言い残すとハロルド様は退室した。いったい何を話すというのだろう。いったいどんな用事があるのだろう。そんなことを考えながら、僕は別室で待機していた。
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「失礼します」
「おお、よく来たな勇者殿」
係の人に案内されて、僕が入った部屋は執務室だった。ここでハロルド様は日々の執務に勤しんでいらっしゃるようだ。執務用の立派な机と椅子があって、ハロルド様はその椅子に腰掛けている。
それにしても立派な机だ。ハロルド様の体躯に合わせた特注品なのだろうか。こちらからはハロルド様の下半身がすっぽりと机に隠れてしまっている。本当、人1人くらいなら簡単に隠れられるくらいの大きな机だ。
「さて、勇者殿を呼び出した理由は他でもない…」
「は、はい」
「何、大した話ではない。そなたの母君がこちらでも元気に過ごしていることを伝えたかっただけだ」
僕は思わず拍子抜けしてしまう。そりゃあ母さんが元気なことに越したことはない。だけどわざわざこんなところに呼び出さなくたって。
「そ、それなら何よりです」
「ふふふ。早速、勇者殿の母君の美しさはこの王宮中の評判になっておるぞ」
ハロルド様の言葉に胸騒ぎがしてしまう。母さんに悪い虫が寄ってきたら…それは最悪だ。
「ははは。心配しなくてよい。そなたの母君には優秀なボディガードをつけておる」
ハロルド様は僕の表情が変わったのを見逃さなかったようだ。さすが、洞察力に長けた人だ。
「兵士の出自を調べたところ、そなたと幼馴染の者を見つけたのだ。彼が母君の護衛をしており、話し相手にもなっておる。何も心配することはない」
「そ、その者のお名前を聞いてもよろしいでしょうか?」
「むう、確かテオ…と言ったかな」
僕はその名前を聞いて安心する。テオは僕たちの村の中でも真面目な優等生で通っていた。王国のために力になりたいと考えて、兵士になったと聞いていたけど…まさかこんなところでテオの名前を聞くとはなあ。まあいいや、うん。テオなら問題はないだろう。
「おっと時間だ。ゆっくりと語り合いたいところだが、時間がない。申し訳ないが話は以上だ。勇者殿、敵があまりに強いならば修行の山に行ってもよいのだぞ」
「は、はい…それではまた出発します」
「うむ、次はうまくいくことを願っているぞ」
ハロルド様は早々と話を切り上げたので、僕は早々と部屋を退室した。母さんが元気に過ごしているなら何よりだ。
だけど、わざわざ僕を個別に呼び出すほどの話でもないし、母さんにもテオにも会えるわけではなかった。結局ハロルド様は何がしたかったのだろうり
いや、それは考えても分からないことだ。そんなことよりも僕は今、自分の身体に起きている異変を治す方法を調べないと…
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ぬりゅうぅぅ…じゅぽっ
私の口内から、鬼畜男の巨根がゆっくりと引き抜かれていく。私の唾液でベトベトになっていた巨根が、ゆっくりと姿を現す。
「ふふふ。やはりご子息は鈍い」
「ケホッ、ケホッ…な、なんてこと…させるのよ!」
エルドが倒れて王宮に運ばれた。その知らせを聞いて、私は居ても立ってもいられなかった。なのにあの男は、エルドには面会させないという。そして、息子の声を聞きたければ執務室で私にご奉仕をしろと言い寄ってきた。
結局、私は執務室の机の下に潜り込み、椅子に座る鬼畜男のあれを咥えることになった。サラちゃんの見よう見まねで必死にしゃぶりついていて…だけど、しばらくすると、エルドが入ってきた。
それなのにこの男は…エルドがすぐ近くにいるというの口淫を続けるようジェスチャーで指図してきた。私はエルドに対する罪悪感と、気づかれたら終わりという緊張で気が狂いそうになった。そして、それでも屈辱的な奉仕を続けるしかなかった。
「ははは。ちゃんとご子息の声を聞けたではありませんか」
「くっ!いつか、いつか…貴方に痛い目を見せてやるわ!」
「ふふふ。その反抗的な態度も私の情欲を掻き立てる…さあそれではご褒美です」
「きゃっ!?は、はなして…!!」
鬼畜男は私を力強く抱きしめて、無理やり寝室へと連れていく。ああ、どれだけ抵抗しても結局こうなってしまうのだろうか。エルド…この男にだけは関わってはダメ…
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