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第四章 借金の肩代わりに母親を奪われるとは、情けない!

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ぶちゅう、レロレロォ、ずじゅるるうぅっ…ちゅぱつ、ちゅ、レロ、レロレロォ、ちゅうぅぅ…
「んむううううぅぅ!んんぅ、むううぅぅ…」

 乳首を執拗に責められてから、喘ぎ声が止まらなくなっている。それでも、キスを続けないと。
 唾液まみれの温かい舌を絡め合って…そのせいで喘ぎ声がどんどん大きくなる。この男を喜ばせるだけなのに、止められない…
 そんな私の様子を見て、頃合いだと判断したのだらうか。卑劣漢はいよいよ私の秘所に手を伸ばしてきた。

「んむうううぅぅ…んむうぅぅ…」

 手始めと言わんばかりに、卑劣漢は秘所の周りを優しくなぞってくる。周囲をなぞられるだけなのに、私の声が甘くなっていく。男に媚びるような高くて甘い声が、鼻から抜けていく。
 ああ、べちょべちょになっているのなんて、バレバレなのだろう…

ちゅぱっ、ちゅう、ずじゅる、レロォ、ちゅう、ずじゅるるるうぅ…

 卑劣漢のキスがどんどん激しくなる。私の舌を勢いよく吸い上げられて…舌をうねうね絡めてくる。
 何なのよ、今まで手加減してたの?甘くて、優しくて、大人の余裕と色気があって、激しくて… こんなのされたら、だめぇ…

ヌリュ…くちゅうぅぅっ…
「んぐううううぅぅぅっっ!?」

 ねっとりと激しさを増すキスに気を取られていると、卑劣漢の指が入ってきた。とろとろにほぐされた私の秘所は、まるで待ち焦がれていたかのように、無骨な指の侵入をすんなりと受け入れてしまう。

くちゅ、くちゅ、くにぃ、くちゅうぅ…
「んむぐうゔゔうぅうぅぅっっ!!」

 無骨な指が私の中で器用に優しく動いているのがわかる。中を全部掻き回されているみたい…なのに、私の弱いところを的確に刺激している。こんなのされたら、無理よ…

「んむうううぅぅっ!んむぐぅぅっ」

 快楽の電流は爪先から頭のてっぺんまで駆け上がっていて、身体はビクビクと震えてしまう。喘ぎ声… 必死に我慢していたのに止まらなくなっている。卑劣漢に塞がれた私の口から、くぐもった絶叫が響く。

くちゅ、くちゅ、くにぃ、くにぃ、くちゅくちゅ…
ずぢゅるる、ちゅぱ、レロレロォ、ヌリュ、ちゅううう…
「んむむおおおおうぅううううぅぅっ!?」

 卑劣漢はここぞとばかりに勢いよく責め立てる。やっぱりこの男は調子に乗っている。軽薄で最低…
 だけど、今日一番の快楽が私の身体を襲っていた。くぐもった絶叫。脚は、産まれたての小鹿のようにガクガクと震えている。
 そんな私の様子を確認すると、卑劣漢は指を抜き、唇を離して、満足そうに微笑んだ。

「流石にここまでですな。そろそろ御子息がお帰りだ」
「…はぁ…はぅぅっ…はぁ…ぁぁん…」
「ふふふ。室内はすっかり淫らなメスの匂いが充満しています。間抜けな御子息とて、気がつくでしょう」
「きゃっ!ぁぁんっ」

 卑劣漢は私の腰に手を回すと、私の服を雑に整え始めた。そしてすぐさま手を握り、強引に私を外に連れ出した。
 外に出ると…遠くからこちらに歩いてくるエルドが見えた。ああ、またこの男の好きなようにされてしまった…

「これからは王宮で妾として可愛がってあげます。さあ、ご子息に対してこのボロ屋を捨てると宣言して下さい」

 卑劣漢はニヤニヤと笑いながら、下衆な言葉を吐き出し続けている。こんな男に遊ばれている自分が情けなくなる。でも、エルドを守るためには…
 私は覚悟を決めて、王宮に匿ってもらうことをエルドに伝えることにした。
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