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第三章 借金漬けにされるとは、情けない!

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 何で僕はこんなことになっているんだ。今の自分はとても惨めだ。観客の前でこんな醜態を晒してしまって、悔しい、情けない。でもなんでこんなに気持ちいいんだ…

「勇者様、大丈夫でしょうか」
「ああうぅぅ、ど、どろしぃ、さん、ぁぅ…」

 気がつくと、ドロシーさんが僕の真横にいた。僕が相当虚な表情をしていたのだろう。心配そうに僕を眺めてくれている。そのままドロシーさんは僕にそっと耳打ちをした。
 
「早く絶頂をお迎えになれば、この耐え難き屈辱から楽になれますわ…」

 ドロシーさんの言葉は僕の脳内に甘く響いた。そうだ、早く逝っちゃえばいいんだ。そしたらショーも終わって…僕はこの舞台から逃れられるんだ…

「さあ、勇者様、楽になりましょう」
「ふぁい…」

 ドロシーさんの言う通り、僕は自分のアソコを激しく擦った。すると、ひときわ大きな快楽か僕の身体を襲った。まるで下半身が溶けてなくなるみたいだ。

「んあああううぅぅぅ!!」

 自分でも驚くほどの大きな声が出た。今にも逝っちゃいそうなくらい気持ちいい…
 ああ、僕の身体が射精に向けて準備をしてしまっている。でも、僕は本当に逝ってしまっていいのだろうか。ぼーっとした頭でろくに考えられないけど…元に戻れなくなるような、そんな不吉な予感がする。

「勇者様、こちらをご覧くださいませ」

 気がつくと、ドロシーさんは谷間を寄せて上目遣いで僕を見つめていた。僕の視線がドロシーさんの大きな乳房に吸い寄せられる。
 大きくて白くて、柔らかそうなおっぱい…触りたい、触りたい…
 その瞬間、僕の身体の奥底で何かがはじけた。僕はもう、押し寄せる快楽を止められなかった。

「ああああぁあぁああ!!イク、イク、イクウゥゥゥゥ!!」
どぴゅぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅ!ぴゅ!ぴゅ、ぴゅ、ぴゅ…

 貯めたものを全部…いや、それ以上吐き出すんじゃないかってくらい射精が続いた。そのせいなのか、脚どころか、身体全体がガクガクと震え始めた。こんなの僕の身体じゃない。何だよ、これ…
 途端に、僕の視界が急に狭くなり、真っ暗になった。意識が急速に薄れていっているのだろう。でもこれで終わりなら、よかった…
 観客の悦びの声が聞こえてくる…そこで僕の記憶は途絶えている。
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