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第三章 借金漬けにされるとは、情けない!

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「勇者様、気分はいかがですか?」
「あぁ…嫌だぁ…こんなのぉ、おかしくなるぅ…」

 身体にクリームを塗られて数分が経った。あれから、僕の身体はさらに甘く痺れてきている。乳首と股間に神経が集中しているようで、過敏になってしまっている。吐息はどんどん荒くなって、頭はぼうっとして何も考えられない。

「あはは!本当情けないわね!」
「うふふ。お膳立ては整いましたわ。さあ勇者様、お客様を楽しませてくださいませ」

 ああ、ダメだ。早く逃げないとどうにかなっちゃう。でも、僕はどうしていいのかもわからない…

「ほら、アンタの右手でここを握るのよ!」

 サラは僕の右手を掴むと、無理やり引っ張り僕のアソコを握らせた。自分の手で触れただけなのに、僕のアソコはびくっと軽く跳ねてしまった。

「さあ勇者様、あとは擦るだけですわ」

 まるで小さな子どもに諭すような優しい声でドロシーさんが語りかけてくる。ぼーっとした頭にそんな風に語りかけられると、僕は何だかそうしなきゃいけないような気がしてきた…
 僕はゆっくりと自分のアソコを擦りはじめた。その途端、仮面をつけた観客たちからは歓声が上がった。

「おお、ついにか!」
「あんな少年が…たまりませんわ」
「あの薬の効果はやはり凄まじい…」

 観客たちのねっとりと凝視するような視線が、僕の身体に刺さるように感じる。でも僕の今の身体はそんな刺激でさえも…

「勇者様、左手がお留守になっていますわ」
「ほら!もっとお客様を喜ばせなさいよ!」

 そう叫ぶと、サラは僕の左手を掴み、僕の乳首にもっていく。自分の指なのに…乳首に触れた瞬間、身体に電流が走って腰が抜けそうになった。

「あうぅぅぅっっ」
「ちょっと、誰が座っていいって言ったのよ」
「勇者様、ガニ股になってくださいませ」

 ドロシーさんにそう言われたのもあるし、腰に力が入らなくなったのもあって、いつの間にか僕はガニ股になっていた。左手で乳首を弾きながら、右手でアソコをしごいている。なんて下品な姿をしているんだ…

「素敵ですわ、勇者様。さあ、次は腰を振ってくださいませ」

 ええ…腰を振るって…こうかな…
 僕は不慣れながらも腰を振り始めた。その瞬間、観客からはどよめきの声が上がった。失笑を漏らす人、鼻息が荒くなっている人、固唾を飲んで見つめる人…色々な反応だ。
 その様子に、サラは笑いを堪えきれないようだ。

「あはは!ヘコヘコ腰振って、負け犬の童貞にはお似合いね!」
「お、おぼえて、ろぉ…」
「あはは!へなへなの情けない声で凄まれても、全然怖くないんですけど!」

 悔しい、本当に悔しい。こんな屈辱を味わうなんて。でももうどうすればいいのか分からない。まるで何かに侵食されるように頭は真っ白になってきて、何も考えられなくなる…
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