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第二章 再出発の日にも母親を寝取られるとは、情けない!
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あれから1時間が経った。僕は今、隣町の近くで魔物を倒し続けている。気持ち一つでこんなに違うのかってくらい、充実している。
この調子なら、明日にでも地下通路を塞ぐモンスターも倒せるはずだ!
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「愛しているよ、アンナ」
「ああうぅぅ…はぁん!そ、そんなのダメ…んうううぅぅぅ!!」
うつ伏せになった私の上にハロルド様が覆い被さるようにして、ゆっくりと突いている。身体は密着しているから、ハロルド様の身体の熱や筋肉の質感が伝わってくる。だけど、体重のかけ方が上手いのか、重さは全く感じない。
あの子のベッドの上で、本当に恋人みたいにしちゃっている。指を絡ませて手を握られ、耳元で甘い言葉を囁かれている。
「アンナ、可愛いよ」
「そんなのぉ…!嘘に、決まっているうぅぅっ、ああぁぁんっ!」
「愛している」だの「可愛い」だの、ハロルド様の言葉は本当に薄っぺらい。本心からはそう思っていないに決まっている。相手にする価値もない軽薄な言葉。
そんなことは分かっている。だけど…だけど、ハロルド様に囁かれるたびに、身体の芯がじんと甘く痺れてしまう。頭もぼうっと蕩けて、力が抜けてしまう。そして、ハロルド様が奥を優しく突くたびに、多幸感に包まれるような快楽が私の身体を襲う。
こんなの私じゃない。だけど、こんなこと初めてで…どうしていいのか分からない。もう、何も考えられなくなりそう。
「アンナ、そろそろ出すからね」
「んうぅぅ、ああぁぅぅ!んおぉうぅ!はうぅぅん!」
ハロルド様の腰の動きが少し激しくなった。抵抗しないといけないのに。何もできていない。また中に出すつもりだ。本当にダメ。今そんなことされたら私…
「ああ、出すぞ!アンナ!息子のベッドで種付けしてやるからな!」
「あああううぅぅっ!んおっ、おおおおううぅぅっ!はぁあんんんっ!!」
きっと欲望剥き出しの今の姿が、ハロルド様の本性なのだろう。でも、今の私にはこの遊び人に対して何もできない。
ドクン、ドピュピュッ!ドピュッ!どぴゅっ!どぴゅぴゅっ!ピュ!ドピュ!ピュ!
「ンウウゥゥゥゥッッ!!!アウヴウウウゥゥゥッ!」
曖昧とした意識の中、軽薄な男が放つ濃厚な白濁液を、私は子宮で受け止めていた。ハロルド様のあそこは小刻みに脈打ち続けている。ケダモノみたいな精力…本当におぞましい。
私はあまりの気持ちよさに、動物の断末魔みたいな声をあげてしまっていた。ああ、なんて下品な声。身体はピクピクと痙攣を続けている。脚はぴんと伸びていて、指には凄まじい力が入っている。
「アンナも気持ちよかったみたいだね?」
「ぁぁぅぅ…いやぁ…」
ようやく脈打つのを止めたハロルド様は、私の髪を優しく撫でながら、耳元で囁いてきた。偽りの多幸感に私の身体が包まれていく。
ごめんね、エルド。お母さん、今だけは止められないかも…
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