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第二章 再出発の日にも母親を寝取られるとは、情けない!
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しおりを挟む「も…もう来ないで欲しいと申し上げましたわ…!」
「ふふふ。あの情けない御子息の姿を見ていましたら、無性にアンナ殿を犯したくなりましてね」
「っ…!何てことをおっしゃるのです!」
先ほどまでのエルドに対する態度は全て演技だったということなのだろう。思わず私はハロルド様を睨みつけていた。
しかし、肝心のハロルド様は意に関せずという表情で、私の手首をがっちりと掴んだ。
「勇者殿も追い払いました。これで邪魔者はいなくなりました」
「邪魔者だなんて…!!」
「あんな貧弱な少年のことなど、どうでもよいのです。まあ、私の演技にすっかり騙されていたのは滑稽でしたが」
「本当に最低!!…んむぅっ!?」
それ以上の怒りの言葉は、発することができなかった。ハロルド様が私の口を塞いで、舌を絡めてきたから。
レロォ、ぴちゃ、ちゅう、チロ、ずじゅるる、チロ、レロレロォ…
ああ、このキス、本当にダメ。ねちっこくて、執拗で、濃厚で…抵抗する力が抜けてしまう。こんな男、大嫌いなのに。
このままじゃ、また流されてしまう。また滅茶苦茶になるまで犯されて、種付けされてしまう…
あなた、エルド…私を助けて…
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