13 / 22
13.ミネルヴァの囁き④
しおりを挟む※
「ふふふ。透き通るように白い肌、華奢な体型、すらりと伸びた長い手脚、小ぶりだがツンと上を向いた形のいい胸…君はとても魅惑的だ」
「ああん、そんなに褒めてくれるとは思わなかったぞ♪」
そこから私たちは寝室に移動して愛し合った。
初心なお前には想像がつかぬほどに濃密で情熱的で…まさに至福の時間だったぞ♪
ちゅう、レロォ、ぶちゅうぅ、チロ、ずじゅるるるうぅぅ…
「んむうぅ…んうぅ…んん」
まず、魔王は私の体を力強く抱きしめて、熱いキスをしてくれたんだ。
私にとっては初めてのキスだったが…不思議なことにどう動けばいいのかが分かった。
私は魔王を喜ばせようと必死に唾液まみれの舌を絡めた。魔王も、それに応じるように舌をたっぷりと絡めてくれるんだ。
まるで軟体動物のように舌をうねうねと絡めてきたり、私の舌を吸い上げたり…その全てが刺激的だった。
魔王の唾液を飲み込むたびに、お前との思い出が上書きされるような気分になってきてな。
「んむぅ、んん、ごくっ、んぐっ」
それがたまらなくて、この男の唾液をごくごくと飲んだよ♪
そこからは本格的な取引の話だ。親睦を深めるためにも、お互いの腰を交え、身体を密着させながら、じっくりと語り合ったよ。
「はあん!ああぁんっ!!勇者の、あうんんっ!力の仕組みについてはっ、神官、マリアが詳しいっ!」
「マリアか…聞いたことがある。確か聖剣を司る教会にいる神官がそんな名前だったな」
「流石だ…あああぁぁんっ!そのっ、マリアを味方にすればっ、あああっ!勇者の力の源を断つことに成功っ、するだろう… はああぁあんっ!」
ん?身体がビクッと震えたぞ。マリアの名前が登場して動揺したのか?
そうか。マリアの安否が気になるのか。数ヶ月、前お前と関わりのある女が次々と失踪したが…その中の1人がマリアだからな。
安心しろ。マリアが今どうしているかはまた後で教えてやる。
「ふふふ。では我々の最初の標的はマリアになりそうだ」
「そ、それは、ダメだ!ああぁああぁっんんっ!!さ、最初のっ、標的は決まっている、あううぅぅんっ!こっ、これだけはっ、譲れないっ!」
「ふふふ。ようやく取引らしくなってきたじゃないか。ミネルヴァ、君の要求は何だ?」
「あはぁんっ!最初の標的はっ、マチルダだっ!はうううぅうんっ!あいつをっ!早くアレンから救い出してやってくれっ!」
ふふふ。「仲間を助けるのに理由なんか要らない」…お前が良く言っていたセリフだな。
私も同感だ。だから、かけがえのない親友を救い出したかったのだ。お前のような下等なオスからな♪
「んうううぅぅうっ!!私がアイツをここに連れてくるからっ!救ってくれっ!」
「いいだろう。君の要求を飲もう。その代わり、君は私の側近として仕えてもらおうか。君は非常に聡明で優秀だからな」
「ああああぁあぁっ!!もちろんだっ!暗黒魔法も覚えるからっ!私を駒として使ってくれ!」
こうして、私と魔王の「取引」は無事に成立した。
そして「取引」の話の後は、更に親睦を深めるに尽きる。
「なあっ、もういいだろうっ…?あぁんっ!頼む…注いでくれ!注いでくれっ!」
「ふふふ。そんなに懇願されては仕方あるまい。ミネルヴァ、君の子宮にたっぷりと子種を注いでやろう」
「はぁんっ!激しいのもっ、好きっ…あうううぁあんんっっ!!!」
魔王が腰を激しく振って射精の体勢に入った。
一滴たりとも溢すことは許されない。私は本能的にそう直感した。だからこの男の腰にガッチリと脚を絡めて、しがみつくように厚い背中に手を回して、射精を受け入れた。
ドグン!ビュルルルルルルウウゥゥッッッッ!!!ビュルウゥッ!ビュルウ!ビュウッ!ビュッ!
「んああああああぁぁああぁっっ!!ああぁあああぁっ!!!あああぁぁああああああぁんん!」
魔王の子種を注がれている時、私は確信した。私は何があってもこの男に尽くすと。
そして同時に…アレン、お前に対する一切の感情が消えていくのもわかった。
お前はこれまでさんざん魔王に歯向かってきた。そしてお前はいまだにその態度を改めようとしない。
ならばアレン…お前は私の敵だ♪
0
お気に入りに追加
115
あなたにおすすめの小説
大好きな彼女を学校一のイケメンに寝取られた。そしたら陰キャの僕が突然モテ始めた件について
ねんごろ
恋愛
僕の大好きな彼女が寝取られた。学校一のイケメンに……
しかし、それはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
NTRは始まりでしか、なかったのだ……
君と僕の一周年記念日に君がラブホテルで寝取らていた件について~ドロドロの日々~
ねんごろ
恋愛
一周年記念は地獄へと変わった。
僕はどうしていけばいいんだろう。
どうやってこの日々を生きていけばいいんだろう。
彼女の浮気相手からNTRビデオレターが送られてきたから全力で反撃しますが、今さら許してくれと言われてももう遅い
うぱー
恋愛
彼女の浮気相手からハメ撮りを送られてきたことにより、浮気されていた事実を知る。
浮気相手はサークルの女性にモテまくりの先輩だった。
裏切られていた悲しみと憎しみを糧に社会的制裁を徹底的に加えて復讐することを誓う。
■一行あらすじ
浮気相手と彼女を地獄に落とすために頑張る話です(●´艸`)ィヒヒ
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
寝取られた義妹がグラドルになって俺の所へ帰って来て色々と仕掛けて来るのだが?(♡N≠T⇔R♡)
小鳥遊凛音
恋愛
寝取られた義妹がグラドルになって俺の所へ帰って来て色々と仕掛けて来るのだが?(♡N≠T⇔R♡)
あらすじ
七条鷹矢と七条菜々子は義理の兄妹。
幼少期、七条家に来た母娘は平穏な生活を送っていた。
一方、厳格ある七条家は鷹矢の母親が若くして亡くなった後
勢力を弱め、鷹矢の父親は落ち着きを取り戻すと、
生前、鷹矢の母親が残した意志を汲み取り再婚。
相手は菜々子の母親である。
どちらも子持ちで、年齢が同じ鷹矢と菜々子は仲も良く
自他共に認めていた。
二人が中学生だったある日、菜々子は鷹矢へ告白した。
菜々子は仲の良さが恋心である事を自覚していた。
一方、鷹矢は義理とは言え、妹に告白を受け戸惑いつつも本心は菜々子に
恋心を寄せており無事、付き合う事になった。
両親に悟られない淡い恋の行方・・・
ずっと二人一緒に・・・そう考えていた鷹矢が絶望の淵へと立たされてしまう事態に。
寮生活をする事になった菜々子は、自宅を出ると戻って来ない事を告げる。
高校生になり、別々の道を歩む事となった二人だが心は繋がっていると信じていた。
だが、その後連絡が取れなくなってしまい鷹矢は菜々子が通う学園へ向かった。
しかし、そこで見た光景は・・・
そして、菜々子からメールで一方的に別れを告げられてしまう。
絶望する鷹矢を懸命に慰め続けた幼馴染の莉子が彼女となり順風満帆になったのだが・・・
2年後、鷹矢のクラスに転入生が来た。
グラビアアイドルの一之瀬美亜である。
鷹矢は直ぐに一之瀬美亜が菜々子であると気付いた。
その日以降、菜々子は自宅へ戻り鷹矢に様々な淫らな悪戯を仕掛けて来る様になった。
時には妖しく夜這いを、また学校内でも・・・
菜々子が仕掛ける性的悪戯は留まる事を知らない。
ようやく失恋の傷が癒え、莉子という幼馴染と恋人同士になったはずなのに。
古傷を抉って来る菜々子の振る舞いに鷹矢は再び境地へ・・・
そして彼女はそれだけではなく、淫らな振る舞いや性格といった以前の菜々子からは想像を絶する豹変ぶりを見せた。
菜々子の異変に違和感をだらけの鷹矢、そして周囲にいる信頼出来る人物達の助言や推測・・・
鷹矢自身も菜々子の異変をただ寝取られてしまった事が原因だとは思えず、隠された菜々子の秘密を暴く事を決意する。
変わり果ててしまった菜々子だが、時折見せる切なくも悲しげな様子。
一体どちらが本当の菜々子なのか?
鷹矢は、菜々子の秘密を知る事が出来るのだろうか?
悲しいことがあった。そんなときに3年間続いていた彼女を寝取られた。僕はもう何を信じたらいいのか分からなくなってしまいそうだ。
ねんごろ
恋愛
大学生の主人公の両親と兄弟が交通事故で亡くなった。電話で死を知らされても、主人公には実感がわかない。3日が過ぎ、やっと現実を受け入れ始める。家族の追悼や手続きに追われる中で、日常生活にも少しずつ戻っていく。大切な家族を失った主人公は、今までの大学生活を後悔し、人生の有限性と無常性を自覚するようになる。そんな折、久しぶりに連絡をとった恋人の部屋を心配して訪ねてみると、そこには予期せぬ光景が待っていた。家族の死に直面し、人生の意味を問い直す青年の姿が描かれる。
性欲逆転世界でパーティー組んだ女が高身長ムチムチ無口無表情無知美女だった。性知識は無くても欲求不満らしいので実技で教えまくる
下田
恋愛
タイトル通りの内容です。
ノクターンノベルズ様にも投稿中。最高日間1位、週間2位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる