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B 楓追撃3
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「楓ちゃん。これ試してみる?」
「えー、何か、そういうのは嫌です…」
俺がわざわざ用意してきたものを取り出すと、下着姿の楓はあからさまに嫌そうな顔をした。
俺が取り出したのは電マだ。そりゃあ、楓はうぶな女なのだ。いきなりこんなの試すなんて言われたら、抵抗感を示すのが自然だ。
「そう?これ、結構ネットで評判みたいでさ。楓ちゃんの身体に合えば良いと思って買ってみたんだよね」
「えー、そんなことしなくていいのに!」
「まあまあ、とりあえず試してみようよ。身体に合わないなら捨てるからさ」
「…んー、じゃあちょっとだけですよ?」
半ば押し切るような形で、俺は電マ責めを強行した。「楓のために買った」というセリフが後ろめたさを生じさせたのだろう。それに楓もちょっとは興味があったようだ。まだまだ性体験に乏しいのに電マにチャレンジするとは、やはり楓は好奇心旺盛だな。
あ、もちろん気に入らなかったとしても捨てるつもりは毛頭ない。その時は美乃梨に使い回せばいいだけだからな。
そんなことを考えながら、俺は電マのスイッチを押した。
ブブブウウゥゥウン…
「ほら、振動すごいよ」
俺は電マに軽く手を当ててみせる。手のひらに、小刻みで身体の内側に響くような機械的振動が伝わる。
「楓ちゃんも触ってみて、ほら」
「きゃっ…あはは、何か、凄い振動ですね」
俺は楓の手をとり、電マの振動を体験させる。楓は予想以上の刺激に驚き、思わず笑ってしまっていた。
「それ目的じゃなくても、マッサージで使えそうだよね」
そう言いながら俺は、ベッドにちょこんと座る楓の肩口に軽く電マを押し当てる。
「きゃっ!?ふふふ、くすぐったいですよ」
楓はくすぐったくて仕方ないのだろう。笑いながら電マを跳ね除けようとする。俺は無理矢理続行することなく、あえて電マを楓の身体から離す。
「楓ちゃんもバイトしていたら脚パンパンになるとかない?そういう時にも使えるかもよ」
「きゃっ!?あはは、やめてくださいよ」
そしてすかさず今度は楓の太ももに電マを押し当てる。楓は相変わらずくすぐったくて、ヘラヘラと笑っている。
「おしまーい!くすぐったいだけですよ」
「まあまあ、まだ一番大事なところを試してないわけだからさ」
そう言いながら俺は、楓の後ろに回り込む。まるで俺が楓の背もたれにでもなっているかの体勢だ。
不意に楓の匂いが鼻をかすめる。美乃梨と同じシャンプーの香りと、楓ぐらいの年頃の女特有の匂いを感じる。
「もう、こんなのより、宗介さんともっと触れ合えた方が絶対いいですよ」
くすぐったさの余韻で笑いながらも、楓は呆れた様子だった。身体に合う合わないはあるから、使ってみるまでどうなるかは分からない。それにしたって、楓は電マを甘く見過ぎだろう。
そんなことを思いながら、俺は下着越しに、楓の股間へと電マを押し当てた。
ブブブウウゥゥウン… ブブブウウゥゥウン…
「っ…!?んんうぅっ…ちょっ、ちょっと…」
楓は先ほどとは明らかに違う反応を見せている。笑いも消え、明らかにしおらしい反応。どうやら楓は電マを気に入ってくれたようだ。
俺は満足げに頷くと、中断しようとする楓の手を振り払い、電マを押し当て続けた。
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