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264話「深階層班(その1)」(視点・グーニラ→ヒロヤ→グーニラ)
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「盾師さん! 危ねぇ!」
わーは、側方から盾師に飛びかからんとしている『双頭蛇』とかいう巨大な蛇にクロスボウを発射した。遅れてロミィも同じ蛇に矢を射かける。
既に魔術師さんと盗賊さんは倒れ、リーダーと戦士二人がなんとかもう一匹の『双頭蛇』と戦っている。
「危ねぇぞ!」
わーとロミィの矢を受けた双頭蛇がこっちに向かって来るのを、リーダーが斬りかかり、盾師が巨大な盾で受け止めた。
「お前らは逃げろ! 無理に攻撃しなくていい!」
「でも、二人も倒れて……あんな大きな蛇、二匹も相手に……」
ロミィがリーダーに反論するも……彼はロミィを突き飛ばした。
「俺達がなんとかする! あとで合流すりゃいい! 早く逃げろ!」
双頭蛇の牙を剣で受け止め、こちらを向いてニヤリと笑うリーダー。
「ロミィ、わー達は逃げるべ!」
わーはロミィの手を引いて、もと来た回廊へと戻ろうとしたけど……双頭蛇が邪魔で戻れない。
「グーニラ! あそこを降りよう!」
ロミィが指差したのは、おそらく次の階層へと続く渡り階段。
わーはロミィに頷きかけて、その場を駆け出した。
■□■□■□■□
まばゆい光が落ち着いてくると……俺達は前回探索を終えた第三階層の『避難部屋』の中に立っていた。
「よし、全員居るか?」
「ヒロヤ大丈夫だ」
「カズミも居るよ」
「れなはここ」
「マルティナ大丈夫!」
「ドロシー無事です」
「……アスカはここに」
「アルダも」
「メルダおっけー」
「ウーちゃんはここにいるです~」
それぞれ手を挙げて応える。
「みんな無事みたい。『転移』で外からダンジョン内は初めてだったけど……感覚は同じだね」
光に包まれた後にくる浮遊感と、あの『夢で高いところから落ちる様な感覚』を経てから……やがて光が消失していき、既に転移先に到着している。そんな感じ。
「あぁ。あの変な降下感はなんか気持ち悪いんだけどね。──じゃあみんな装備を確認しよう。ぜんぶ揃ってるかい?」
俺の言葉でその降下感が蘇ったのか、リズはプルッと身体を少し震わせた後、みんなに荷物のチェックを指示する。
◆
「装備、みんな問題ないみたいですリズさん」
ドロシーの報告にリズが頷く。
「じゃあ早速外にでるかね。マルティナ、先頭頼むよ」
リズに呼ばれて、マルティナが扉の前に立つ。
「あたしは罠を警戒するから、モンスターの探知はレナ姉ちゃんかドロシーちゃん頼んだよ」
「うん。れなとドロシーが交代で探知する。ドロシー、いいよね?」
「はい。では、先にわたしが」
マルティナの負担を減らすんだったね確か。レナとドロシーの返事を聞いて俺達に頷きかけると、『避難部屋』の扉を開いた。
部屋を出ると、途端に聴こえてくる悲鳴と通路に響く振動。
「おそらく、第二階層のボスじゃないか? ──どうする?」
アスカの問い掛けに、リズが頷く。
「苦戦してるんだろうな。ヒロヤとアスカ先頭で第二階層に行くよ! カズミとレナは攻撃魔術、他のみんなはクロスボウの用意!」
リズの指示が早いか、俺とアスカは第二階層への渡り階段を駆け上がった。
◆
「『双頭蛇』が二体か……」
こちらに気が付いた『双頭蛇』達が振り向く。そしてそののたうつ胴の下には……倒れた冒険者が六人。
「炎の矢!」
「光の矢!」
後方から放たれたカズミ、レナの魔術と、リズ達の矢が一体の双頭蛇へと向かう。
「アスカ! 俺達はもう一体に集中しよう!」
「承知した!」
俺とアスカは、もう一体の双頭蛇に向かって走り出した。
「「身体強化!」」
鎌首をもたげた双頭蛇が、俺達に向かって首を伸ばす。大きく開かれた口から巨大な牙がのぞく。
(首を一太刀で斬り落とすには……まずは躱すか……)
目前まで迫ったところで、サイドステップする。
先程まで俺がいた場所が、床ごとその牙に抉りとられる。
(ここだ……!)
伸び切った双頭蛇の首めがけて、身体を捻りきってから抜刀する。遠心力がのった一撃が双頭蛇の首を捉えた。
(手応えありっ!)
『闇斬丸』の一閃で、その巨大な首が切断される。
アスカは初撃の突きが、もう一方の頭部の開かれた上顎を捉え、脳へと貫通させている。
俺とアスカがほぼ同時に着地し、もう一体の双頭蛇に目をやると……既に攻撃魔術と矢によって斃されていた。
◆
「おいアンタ! 大丈夫か?」
リズが、微かに息のある戦士に声を掛ける。他の五人は……
「……」
倒れた冒険者の様子を見て回ってたレナが、無言で首を振る。『回復』は間に合わなかったようだ。
「運搬者の女が……ふ、二人……逃したんだが……その渡り階段の向こうに……」
そこまで話して、血を吐く戦士。
「わかった。アタイ達が見つけてやるよ」
「あ……アイツら……た、戦えないんだ……」
リズがレナに視線を送るけど、レナは下を向いて首を振る。
「た……助けてやってくれ……」
そう言い残して、男はこと切れた。
◆
「戦闘力を持たない運搬者が第三階層に行っちまったのか……」
彼らの遺体をホールの隅に集めている間に、マルティナは現れた木箱を解錠、戦利品である古びた宝飾品と回収した双頭蛇の魔石をウーちゃんに手渡していた。
「早く行ってあげないと……マズいわね」
カズミが渡り階段の向こうを見る。
「行こう。マルティナを先頭に、打ち合わせ通りの隊列で行くよ。ドロシーは敵の探知に集中して、レナはその運搬者を探知することに注力。いいね?」
「わかりました」
「モンスター以外が探知に掛かったら、おそらくはその女の子達ね」
「あぁ。多分アタイ達以外、まだ誰も到達してないと思うからねこの階層は」
リズがドロシーとレナに指示を出したあと、アルダがリズに話し掛けた。
「マルティナちゃんの負担を減らすなら、アルダも前を行くよ。ドワーフの『勘』を活かさなきゃね」
「頼めるかい? 迷宮での人探しだ、探知能力はフルに使いたいからね」
リズはその提案を受け入れて、隊列の変更を告げた。
・斥候
マルティナ、アルダ
・前衛
俺、アスカ
・中衛
カズミ、レナ、メルダ、ウー
・後衛
リズ、ドロシー
「メルダに『盾師』として負担かけちまうけど……」
「大丈夫! 後にリズちゃんとドロシーちゃんが居てくれるしね。メルダは前だけ気をつけてればいいし」
大型の盾を手に、リズにウインクするメルダ。
「急ごう。この階層で戦闘力の無い運搬者がモンスターに遭遇したら終わりだからね」
レナが『光の玉』を唱え、前方を照らしたのを合図に、俺達は渡り階段を降りていった。
■□■□■□■□
「どこかに隠れたいけど……扉は全部モンスターの居る部屋だしね……」
ロミィが小さな声で囁く。その声は少し震えてた。
渡り階段から必死で走ってきた。気がつけば、周りの風景はゴツゴツした岩の洞窟風に変わっていて、何ヶ所か粗末な木の扉があったけど恐ろしくて開けることなど出来ない。
しばらく歩いて、ようやく通路に大きな岩陰を見つけたので、そこに身体を隠してひと息つく。
「お腹……空いたね」
「……まだ昼ごはん食っでねぇ……」
わーのリュックに、まだパーティーの一食分が入ってる筈だけど……荷物をゴソゴソと漁ってる余裕はない。
「あ、ポーチにチョコパンがあったよね?」
「おー」
出立前に携行食として買っておいたものがあった。
わーもロミィも、自分のポーチからチョコパンを取り出して頬張った。
「うめぇすな……」
「うん、美味しい……んっ!」
慌てて食べたロミィが喉を詰めたので、革水筒を手渡す。
「ふぅ……ありがとねグーニラ♡」
取り敢えず、なんとか身を隠さなければならない。わーは、リュックの下に結わえてある自分とロミィの帆布シートを広げて繋ぎ合わせると、ロミィを庇うように身を縮こませて、その帆布シートを被って隠れた。
「寝でもいよロミィ……少すでも疲れ取んねど」
「うん。グーニラも少し休もうよ」
わー達は岩陰にもたれ掛かり、シートを被って身を隠し交代で仮眠を取った。
わーは、側方から盾師に飛びかからんとしている『双頭蛇』とかいう巨大な蛇にクロスボウを発射した。遅れてロミィも同じ蛇に矢を射かける。
既に魔術師さんと盗賊さんは倒れ、リーダーと戦士二人がなんとかもう一匹の『双頭蛇』と戦っている。
「危ねぇぞ!」
わーとロミィの矢を受けた双頭蛇がこっちに向かって来るのを、リーダーが斬りかかり、盾師が巨大な盾で受け止めた。
「お前らは逃げろ! 無理に攻撃しなくていい!」
「でも、二人も倒れて……あんな大きな蛇、二匹も相手に……」
ロミィがリーダーに反論するも……彼はロミィを突き飛ばした。
「俺達がなんとかする! あとで合流すりゃいい! 早く逃げろ!」
双頭蛇の牙を剣で受け止め、こちらを向いてニヤリと笑うリーダー。
「ロミィ、わー達は逃げるべ!」
わーはロミィの手を引いて、もと来た回廊へと戻ろうとしたけど……双頭蛇が邪魔で戻れない。
「グーニラ! あそこを降りよう!」
ロミィが指差したのは、おそらく次の階層へと続く渡り階段。
わーはロミィに頷きかけて、その場を駆け出した。
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まばゆい光が落ち着いてくると……俺達は前回探索を終えた第三階層の『避難部屋』の中に立っていた。
「よし、全員居るか?」
「ヒロヤ大丈夫だ」
「カズミも居るよ」
「れなはここ」
「マルティナ大丈夫!」
「ドロシー無事です」
「……アスカはここに」
「アルダも」
「メルダおっけー」
「ウーちゃんはここにいるです~」
それぞれ手を挙げて応える。
「みんな無事みたい。『転移』で外からダンジョン内は初めてだったけど……感覚は同じだね」
光に包まれた後にくる浮遊感と、あの『夢で高いところから落ちる様な感覚』を経てから……やがて光が消失していき、既に転移先に到着している。そんな感じ。
「あぁ。あの変な降下感はなんか気持ち悪いんだけどね。──じゃあみんな装備を確認しよう。ぜんぶ揃ってるかい?」
俺の言葉でその降下感が蘇ったのか、リズはプルッと身体を少し震わせた後、みんなに荷物のチェックを指示する。
◆
「装備、みんな問題ないみたいですリズさん」
ドロシーの報告にリズが頷く。
「じゃあ早速外にでるかね。マルティナ、先頭頼むよ」
リズに呼ばれて、マルティナが扉の前に立つ。
「あたしは罠を警戒するから、モンスターの探知はレナ姉ちゃんかドロシーちゃん頼んだよ」
「うん。れなとドロシーが交代で探知する。ドロシー、いいよね?」
「はい。では、先にわたしが」
マルティナの負担を減らすんだったね確か。レナとドロシーの返事を聞いて俺達に頷きかけると、『避難部屋』の扉を開いた。
部屋を出ると、途端に聴こえてくる悲鳴と通路に響く振動。
「おそらく、第二階層のボスじゃないか? ──どうする?」
アスカの問い掛けに、リズが頷く。
「苦戦してるんだろうな。ヒロヤとアスカ先頭で第二階層に行くよ! カズミとレナは攻撃魔術、他のみんなはクロスボウの用意!」
リズの指示が早いか、俺とアスカは第二階層への渡り階段を駆け上がった。
◆
「『双頭蛇』が二体か……」
こちらに気が付いた『双頭蛇』達が振り向く。そしてそののたうつ胴の下には……倒れた冒険者が六人。
「炎の矢!」
「光の矢!」
後方から放たれたカズミ、レナの魔術と、リズ達の矢が一体の双頭蛇へと向かう。
「アスカ! 俺達はもう一体に集中しよう!」
「承知した!」
俺とアスカは、もう一体の双頭蛇に向かって走り出した。
「「身体強化!」」
鎌首をもたげた双頭蛇が、俺達に向かって首を伸ばす。大きく開かれた口から巨大な牙がのぞく。
(首を一太刀で斬り落とすには……まずは躱すか……)
目前まで迫ったところで、サイドステップする。
先程まで俺がいた場所が、床ごとその牙に抉りとられる。
(ここだ……!)
伸び切った双頭蛇の首めがけて、身体を捻りきってから抜刀する。遠心力がのった一撃が双頭蛇の首を捉えた。
(手応えありっ!)
『闇斬丸』の一閃で、その巨大な首が切断される。
アスカは初撃の突きが、もう一方の頭部の開かれた上顎を捉え、脳へと貫通させている。
俺とアスカがほぼ同時に着地し、もう一体の双頭蛇に目をやると……既に攻撃魔術と矢によって斃されていた。
◆
「おいアンタ! 大丈夫か?」
リズが、微かに息のある戦士に声を掛ける。他の五人は……
「……」
倒れた冒険者の様子を見て回ってたレナが、無言で首を振る。『回復』は間に合わなかったようだ。
「運搬者の女が……ふ、二人……逃したんだが……その渡り階段の向こうに……」
そこまで話して、血を吐く戦士。
「わかった。アタイ達が見つけてやるよ」
「あ……アイツら……た、戦えないんだ……」
リズがレナに視線を送るけど、レナは下を向いて首を振る。
「た……助けてやってくれ……」
そう言い残して、男はこと切れた。
◆
「戦闘力を持たない運搬者が第三階層に行っちまったのか……」
彼らの遺体をホールの隅に集めている間に、マルティナは現れた木箱を解錠、戦利品である古びた宝飾品と回収した双頭蛇の魔石をウーちゃんに手渡していた。
「早く行ってあげないと……マズいわね」
カズミが渡り階段の向こうを見る。
「行こう。マルティナを先頭に、打ち合わせ通りの隊列で行くよ。ドロシーは敵の探知に集中して、レナはその運搬者を探知することに注力。いいね?」
「わかりました」
「モンスター以外が探知に掛かったら、おそらくはその女の子達ね」
「あぁ。多分アタイ達以外、まだ誰も到達してないと思うからねこの階層は」
リズがドロシーとレナに指示を出したあと、アルダがリズに話し掛けた。
「マルティナちゃんの負担を減らすなら、アルダも前を行くよ。ドワーフの『勘』を活かさなきゃね」
「頼めるかい? 迷宮での人探しだ、探知能力はフルに使いたいからね」
リズはその提案を受け入れて、隊列の変更を告げた。
・斥候
マルティナ、アルダ
・前衛
俺、アスカ
・中衛
カズミ、レナ、メルダ、ウー
・後衛
リズ、ドロシー
「メルダに『盾師』として負担かけちまうけど……」
「大丈夫! 後にリズちゃんとドロシーちゃんが居てくれるしね。メルダは前だけ気をつけてればいいし」
大型の盾を手に、リズにウインクするメルダ。
「急ごう。この階層で戦闘力の無い運搬者がモンスターに遭遇したら終わりだからね」
レナが『光の玉』を唱え、前方を照らしたのを合図に、俺達は渡り階段を降りていった。
■□■□■□■□
「どこかに隠れたいけど……扉は全部モンスターの居る部屋だしね……」
ロミィが小さな声で囁く。その声は少し震えてた。
渡り階段から必死で走ってきた。気がつけば、周りの風景はゴツゴツした岩の洞窟風に変わっていて、何ヶ所か粗末な木の扉があったけど恐ろしくて開けることなど出来ない。
しばらく歩いて、ようやく通路に大きな岩陰を見つけたので、そこに身体を隠してひと息つく。
「お腹……空いたね」
「……まだ昼ごはん食っでねぇ……」
わーのリュックに、まだパーティーの一食分が入ってる筈だけど……荷物をゴソゴソと漁ってる余裕はない。
「あ、ポーチにチョコパンがあったよね?」
「おー」
出立前に携行食として買っておいたものがあった。
わーもロミィも、自分のポーチからチョコパンを取り出して頬張った。
「うめぇすな……」
「うん、美味しい……んっ!」
慌てて食べたロミィが喉を詰めたので、革水筒を手渡す。
「ふぅ……ありがとねグーニラ♡」
取り敢えず、なんとか身を隠さなければならない。わーは、リュックの下に結わえてある自分とロミィの帆布シートを広げて繋ぎ合わせると、ロミィを庇うように身を縮こませて、その帆布シートを被って隠れた。
「寝でもいよロミィ……少すでも疲れ取んねど」
「うん。グーニラも少し休もうよ」
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