227 / 287
226話「充実するギーゼと安堵するシモーネ」
しおりを挟む
(ん……あれ? 俺、また寝てた……?)
ギーゼが寝惚けたカリナ姉さんを連れて部屋を出ていったところまでは記憶にあるんだけど……
(夢……だったのかな……?)
布団を捲り、自分の下半身を確認してみる。夜着とパンツを脱ぐと、そこから立ち昇るほのかなアルコール臭。
(夢じゃなかった……あのギーゼが……)
パーティーでかなり飲んでた彼女。俺に口づけする時も、そのお酒の匂いがした。
(理由は良くわからないけど……知らないフリした方が良さそう……だな)
ギーゼが去り際に残した言葉。
『ヒロヤ殿……これは夢です……』
多分、ギーゼは俺が最後まで寝ていたと思ってるだろう。なら──
と、そこまで考えてその言葉の続きを思い出して急に顔が熱くなる。
(うん……俺は寝てた。最後まで寝てたんだ)
俺は風呂に向かおうとベッドから起き上がった。
(でも、ギーゼのねっとりとしたフェラチオ……不慣れみたいだったけど、ヤバかったな……)
そんな事を考え、また下半身に血流が集まってしまった。
◆
朝稽古の時間。まぁ、アスカはかなり飲んでたし、それこそパーティーの余韻でゴージュと励んだんだろうと予想されるので……
(ギーゼも……あんな時間まで起きてたから……今日は俺だけで頑張るか)
と素振りを開始した。
◆
「お、おはようございます。家に朝稽古の支度に戻ってたので遅くなりました」
不意に後ろから声を掛けられた。振り向くと、ギーゼが立っていた。かなり急いだのか、はぁはぁと息を切らせている。
「おはよう。まずは息整えようか。昨日、あれだけ飲んだんだから慌てて来ることなかったのに」
「いえ、稽古に手を抜くことはできません」
そう微笑んだギーゼは、早速手にした木刀を構えて素振りを開始した。
◆
「遅れてすまない」
屋敷からアスカが現れた。俺達は素振りを終え、ギーゼの撃ち込み稽古を始めたところだった。
「アスカさん……っ! お、おはようございますっ!」
視線は俺の木刀の切っ先に向けたままアスカに声を掛け、素早い抜刀を俺に撃ち込むギーゼ。
「アスカおはよう。今日ぐらい良かったのに……」
それを木刀の峰であしらう俺。
「あぁ、みんなの祝福が思いの外嬉しくてな……ついゴージュと盛り上がってしまった。──よしヒロヤ、交代しよう」
そう言って木刀を手に俺と交代するアスカ。横に来た時、その下ろした黒い長髪から石鹸の匂いが漂う。
(稽古前の風呂か。かなり盛り上がったんだねアスカ)
俺は苦笑しつつ、屋敷の階段に腰を下ろした。
◆
「ほぅ……今朝は動きが良いなギーゼ。技に切れがある」
ギーゼの抜刀を払いつつアスカが微笑む。
「そ……そうですか!?」
息が上がりながらも、嬉しそうな笑顔を浮かべるギーゼ。
「ちょっと……良い事がありました……」
はにかむような顔で呟く。
「ほぉ……」
アスカがチラリと俺に視線を送る。いや、俺は何も知らないからね? ──って事にしてるからね?
「まぁ何が理由であれ、心と身体が充実すれば、おのずと技も切れる。──良い事だ!」
そう言いながら繰り出すアスカの鋭い突きを、抜き撃ちで跳ね上げて避けるギーゼ。
そのままアスカの懐に飛び込み、左脇腹で木刀を寸止めした。
「お見事……!」
思わず漏れた俺の言葉を聞いて、ギーゼは驚いた様にこちらを見つめると、やがて顔をくしゃくしゃにして泣き出した。
「見事だ。打ち込み稽古とはいえ、初めてアタシから一本取ったな。見事な成長ぶりだ」
木刀を手にしたままアスカの腰にしがみつき、顔を埋めながら嗚咽を漏らすギーゼの頭を撫でながら、愛おしそうに声を掛けるアスカ。
「励め。稽古だけではなく、冒険の事、仲間たち──家族との事、そして好いた男の事、全てに於いて──励めよ。その全てがギーゼ、そなたの糧になる」
二人でギーゼに稽古をつけてはいるけど、こういった精神的な導きができるアスカは、ギーゼにとって本当の意味での師匠なんだろう。
そんな二人の姿がとても俺には眩しかった。俺が目を閉じたのは、ようやく姿を見せた太陽の光のせいじゃない。
◆
俺は一足先に屋敷に入り、風呂へと走る。昨夜あんな事があったせいで、また『一緒に入ろう』なんて言われたら、がっつり身体が反応しちゃいそうだったから。
(汗だけでも流したいからね)
大急ぎで身体を湯で流し、湯船に浸かる。十まで数えて、慌てて風呂をでた。
二人が脱衣所に入ってきたのは、ちょうど服を着終わったところだった。
「なんだヒロヤ、もう上がったのか」
アスカが俺の背後で服を脱ぎだした。
「うん。先に出るよ──ギーゼもお疲れ!」
「あっ……お疲れ様でした」
少し拗ねた様な表情を浮かべた後、頭を下げてアスカの隣にギーゼが移動したので、俺は脱衣所から出た。
◆
「ヒロヤ様、おはようなの! 朝から稽古お疲れ様なの」
食堂に入ると、ノーちゃんが蜂蜜レモンの瓶とグラスを応接スペースのテーブルに置いてくれた。
「ノーちゃんおはよう。君も朝早くからご苦労様。いつもありがとね」
俺がそう声を掛けると、恥ずかしそうに頭をペコリと下げたあとキッチンへと走っていった。
「アンタんとこのメイドちゃん達は、ほんま良く働くなぁ。おまけにめっちゃ可愛いしな」
声のした食堂入り口を見ると、シモーネが力いっぱい伸びをしていた。黒いレースのナイトドレス……それには両サイドに脇腹辺りまでのスリットが入っていて、いやに扇情的な姿だ。
「おはようヒロヤ」
そう言って俺の隣に座る。
「おはよう。えらく早いねシモーネ。いつも早起きなの?」
「いんや……昨夜はよう寝れんかってな。誰やねん、ウチの部屋をあの新婚カップルの隣にしたんは……」
大きくあくびをするシモーネ。
「いや『防音』は掛けててくれたみたいで、音はせんかったんやけど……その……なんちゅうか……振動が……な?」
頬を赤く染めてうつむく。この頑丈な屋敷の部屋を揺らすとかどんだけだよゴージュ達は。
「ヒロヤ様、シモーネ様、おはようです~。シモーネ様は何をお飲みになりますです?」
ウーちゃんが食堂入り口に現れて頭を下げる。
「ウーちゃんおはよう。朝早くから頑張ってるね」
「ウチは水貰えるかな? どうも昨夜は飲み過ぎたみたいやわ」
ペコリと頭を下げて立ち去り、すぐに水差しとコップを持ってきてくれた。
「ありがとな。ホンマ働きモンやでアンタらは」
ウーちゃんの頭を撫でるシモーネ。ウーちゃんは嬉しそうな笑顔で、もう一度頭を下げてキッチンへと去っていった。
◆
「でな? ヒロヤ。──ウチの事……」
シモーネが話し掛けてきたので、俺は隣の彼女を見上げて言葉を待った。
「アンタは……アノ時あんな事言うたけど……ホンマは……ウチの事……ど、どう思ってるん?」
視線をキョドらせながらも、真っ赤な顔でなんとかそれだけを言葉にしたシモーネ。
「そだね。その事について、ゆっくり話す機会もなかったしね」
「うん……ウチも……これからどうしたらええんかわからんねん。……アンタの──ヒロヤの思い次第やし、ヒロヤの言うとおりにしたいねん」
「そろそろみんな起きてくるから……ゆっくりと話はできないけど──ただ、シモーネは『俺の女になる』って誓ったんだからね? 言った通りにしてもらわなきゃ」
「え……?」
みるみるうちに涙顔になるシモーネ。
「ええのん? ……ホンマに……」
「うん。これからもじっくりと『愛のあるセックス』するからねシモーネ……んぎゅっ!?」
感極まったのか、シモーネは俺の頭を引き寄せて胸元に抱き締める。
「うん……うん! ウチはアンタの──ヒロヤの女や! いっぱい、いっぱい愛してくれんとあかんで!」
「んぐっ……! ぷ、ぷはぁ……も、もちろん……」
俺、大変な女の子を好きになっちゃった気がする……
ギーゼが寝惚けたカリナ姉さんを連れて部屋を出ていったところまでは記憶にあるんだけど……
(夢……だったのかな……?)
布団を捲り、自分の下半身を確認してみる。夜着とパンツを脱ぐと、そこから立ち昇るほのかなアルコール臭。
(夢じゃなかった……あのギーゼが……)
パーティーでかなり飲んでた彼女。俺に口づけする時も、そのお酒の匂いがした。
(理由は良くわからないけど……知らないフリした方が良さそう……だな)
ギーゼが去り際に残した言葉。
『ヒロヤ殿……これは夢です……』
多分、ギーゼは俺が最後まで寝ていたと思ってるだろう。なら──
と、そこまで考えてその言葉の続きを思い出して急に顔が熱くなる。
(うん……俺は寝てた。最後まで寝てたんだ)
俺は風呂に向かおうとベッドから起き上がった。
(でも、ギーゼのねっとりとしたフェラチオ……不慣れみたいだったけど、ヤバかったな……)
そんな事を考え、また下半身に血流が集まってしまった。
◆
朝稽古の時間。まぁ、アスカはかなり飲んでたし、それこそパーティーの余韻でゴージュと励んだんだろうと予想されるので……
(ギーゼも……あんな時間まで起きてたから……今日は俺だけで頑張るか)
と素振りを開始した。
◆
「お、おはようございます。家に朝稽古の支度に戻ってたので遅くなりました」
不意に後ろから声を掛けられた。振り向くと、ギーゼが立っていた。かなり急いだのか、はぁはぁと息を切らせている。
「おはよう。まずは息整えようか。昨日、あれだけ飲んだんだから慌てて来ることなかったのに」
「いえ、稽古に手を抜くことはできません」
そう微笑んだギーゼは、早速手にした木刀を構えて素振りを開始した。
◆
「遅れてすまない」
屋敷からアスカが現れた。俺達は素振りを終え、ギーゼの撃ち込み稽古を始めたところだった。
「アスカさん……っ! お、おはようございますっ!」
視線は俺の木刀の切っ先に向けたままアスカに声を掛け、素早い抜刀を俺に撃ち込むギーゼ。
「アスカおはよう。今日ぐらい良かったのに……」
それを木刀の峰であしらう俺。
「あぁ、みんなの祝福が思いの外嬉しくてな……ついゴージュと盛り上がってしまった。──よしヒロヤ、交代しよう」
そう言って木刀を手に俺と交代するアスカ。横に来た時、その下ろした黒い長髪から石鹸の匂いが漂う。
(稽古前の風呂か。かなり盛り上がったんだねアスカ)
俺は苦笑しつつ、屋敷の階段に腰を下ろした。
◆
「ほぅ……今朝は動きが良いなギーゼ。技に切れがある」
ギーゼの抜刀を払いつつアスカが微笑む。
「そ……そうですか!?」
息が上がりながらも、嬉しそうな笑顔を浮かべるギーゼ。
「ちょっと……良い事がありました……」
はにかむような顔で呟く。
「ほぉ……」
アスカがチラリと俺に視線を送る。いや、俺は何も知らないからね? ──って事にしてるからね?
「まぁ何が理由であれ、心と身体が充実すれば、おのずと技も切れる。──良い事だ!」
そう言いながら繰り出すアスカの鋭い突きを、抜き撃ちで跳ね上げて避けるギーゼ。
そのままアスカの懐に飛び込み、左脇腹で木刀を寸止めした。
「お見事……!」
思わず漏れた俺の言葉を聞いて、ギーゼは驚いた様にこちらを見つめると、やがて顔をくしゃくしゃにして泣き出した。
「見事だ。打ち込み稽古とはいえ、初めてアタシから一本取ったな。見事な成長ぶりだ」
木刀を手にしたままアスカの腰にしがみつき、顔を埋めながら嗚咽を漏らすギーゼの頭を撫でながら、愛おしそうに声を掛けるアスカ。
「励め。稽古だけではなく、冒険の事、仲間たち──家族との事、そして好いた男の事、全てに於いて──励めよ。その全てがギーゼ、そなたの糧になる」
二人でギーゼに稽古をつけてはいるけど、こういった精神的な導きができるアスカは、ギーゼにとって本当の意味での師匠なんだろう。
そんな二人の姿がとても俺には眩しかった。俺が目を閉じたのは、ようやく姿を見せた太陽の光のせいじゃない。
◆
俺は一足先に屋敷に入り、風呂へと走る。昨夜あんな事があったせいで、また『一緒に入ろう』なんて言われたら、がっつり身体が反応しちゃいそうだったから。
(汗だけでも流したいからね)
大急ぎで身体を湯で流し、湯船に浸かる。十まで数えて、慌てて風呂をでた。
二人が脱衣所に入ってきたのは、ちょうど服を着終わったところだった。
「なんだヒロヤ、もう上がったのか」
アスカが俺の背後で服を脱ぎだした。
「うん。先に出るよ──ギーゼもお疲れ!」
「あっ……お疲れ様でした」
少し拗ねた様な表情を浮かべた後、頭を下げてアスカの隣にギーゼが移動したので、俺は脱衣所から出た。
◆
「ヒロヤ様、おはようなの! 朝から稽古お疲れ様なの」
食堂に入ると、ノーちゃんが蜂蜜レモンの瓶とグラスを応接スペースのテーブルに置いてくれた。
「ノーちゃんおはよう。君も朝早くからご苦労様。いつもありがとね」
俺がそう声を掛けると、恥ずかしそうに頭をペコリと下げたあとキッチンへと走っていった。
「アンタんとこのメイドちゃん達は、ほんま良く働くなぁ。おまけにめっちゃ可愛いしな」
声のした食堂入り口を見ると、シモーネが力いっぱい伸びをしていた。黒いレースのナイトドレス……それには両サイドに脇腹辺りまでのスリットが入っていて、いやに扇情的な姿だ。
「おはようヒロヤ」
そう言って俺の隣に座る。
「おはよう。えらく早いねシモーネ。いつも早起きなの?」
「いんや……昨夜はよう寝れんかってな。誰やねん、ウチの部屋をあの新婚カップルの隣にしたんは……」
大きくあくびをするシモーネ。
「いや『防音』は掛けててくれたみたいで、音はせんかったんやけど……その……なんちゅうか……振動が……な?」
頬を赤く染めてうつむく。この頑丈な屋敷の部屋を揺らすとかどんだけだよゴージュ達は。
「ヒロヤ様、シモーネ様、おはようです~。シモーネ様は何をお飲みになりますです?」
ウーちゃんが食堂入り口に現れて頭を下げる。
「ウーちゃんおはよう。朝早くから頑張ってるね」
「ウチは水貰えるかな? どうも昨夜は飲み過ぎたみたいやわ」
ペコリと頭を下げて立ち去り、すぐに水差しとコップを持ってきてくれた。
「ありがとな。ホンマ働きモンやでアンタらは」
ウーちゃんの頭を撫でるシモーネ。ウーちゃんは嬉しそうな笑顔で、もう一度頭を下げてキッチンへと去っていった。
◆
「でな? ヒロヤ。──ウチの事……」
シモーネが話し掛けてきたので、俺は隣の彼女を見上げて言葉を待った。
「アンタは……アノ時あんな事言うたけど……ホンマは……ウチの事……ど、どう思ってるん?」
視線をキョドらせながらも、真っ赤な顔でなんとかそれだけを言葉にしたシモーネ。
「そだね。その事について、ゆっくり話す機会もなかったしね」
「うん……ウチも……これからどうしたらええんかわからんねん。……アンタの──ヒロヤの思い次第やし、ヒロヤの言うとおりにしたいねん」
「そろそろみんな起きてくるから……ゆっくりと話はできないけど──ただ、シモーネは『俺の女になる』って誓ったんだからね? 言った通りにしてもらわなきゃ」
「え……?」
みるみるうちに涙顔になるシモーネ。
「ええのん? ……ホンマに……」
「うん。これからもじっくりと『愛のあるセックス』するからねシモーネ……んぎゅっ!?」
感極まったのか、シモーネは俺の頭を引き寄せて胸元に抱き締める。
「うん……うん! ウチはアンタの──ヒロヤの女や! いっぱい、いっぱい愛してくれんとあかんで!」
「んぐっ……! ぷ、ぷはぁ……も、もちろん……」
俺、大変な女の子を好きになっちゃった気がする……
0
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる