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221話「誓いのキス」
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そして、帰宅したアスカとゴージュを全員で取り押さえて……ゴージュは俺の部屋、アスカは大寝室へと運び込んだ。
アスカは女子衆にまかせて、俺とノリスでゴージュの縄を解いてやる。
「何するんッスか! いきなりみんなで──」
「ゴージュ、これを見て」
そう言って、ノリスと二人で『スーツ』を目の前に拡げてやる。
「服……ッスか? 貴族の衣装にしては……あっさりした感があるッスね」
こう見えても、ゴージュはロンバルト家という没落した貴族の嫡男だったな。
「俺がいた世界の、新郎用の服装なんだ」
この世界、新婦は真っ白なドレスってのは俺がいた世界と同じなんだけど、新郎の衣装ってのが別段決まってないんだよな。前世よりも『結婚式の主役は新婦』ってのが徹底されてる感がある。新郎が派手な衣装着るなんて貴族の婚礼ぐらいのもんなんだ。
「色は白。ちゃんとアスカのウェディングドレスに合わせた衣装だよ。着てみてよ」
訝しげだったゴージュの表情が、パッと明るくなる。
「師匠……ノリス……オレとアスカのために、みんなで──」
嬉しそうな表情が徐々に崩れ、そして泣き出した。
「泣くのはまだだよ。早く着替えよう」
俺はゴージュにハンカチを渡して──ノリスと二人で服をひん剥いた。
◆
「シンプルな衣装ッスけど……なんかこう……身が引き締まる感じがするッスねこの『スーツ』ってやつは」
シャツやズボン、上着は大丈夫だったけど、流石にネクタイは俺が結んでやった。
「で、今この扉の向こうにアスカが居るんッスよね……」
「うん。まぁドレスだからもう少し着付けに時間掛かるかもだけど……」
アルダ、エルダ、メルダが着付けして、他のみんなは階下で待ってるらしい。
ノリスも、
「階段から食堂まで、赤いカーペット敷いてきますね」
と耳打ちして下に降りていった。
◆
「できたよ! 扉開けるけど……ゴージュ! 心の準備はいい?」
アルダの声がする。
「ゴージュさん……絶対惚れ直しちゃうよ」
「ゴージュくん、見惚れて固まらないでよ!」
エルダとメルダの嬉しそうな声もする。
「お、お、オッケーっす! か、覚悟は出来たッス!」
「ゴージュ……覚悟って……」
そう言いながらも、俺まで緊張してきた。
──カチャリ……
扉が開くと……そこには純白のドレスに身を包んだアスカが、伏し目がちに立っていた。
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「どう……だ……?」
「「ちくしょう! 可愛いなぁおい! (ッス!)」」
一瞬の静寂の後に呟いたアスカに、俺とゴージュは声を揃えて答えた。
「じゃあ、俺達は下で待ってるから。スーちゃん達が迎えに来たら、一緒に降りてきてよ」
俺達はそう言って、アスカとゴージュを残して一階に降りた。やっぱり食堂に居るみんなと迎えたいからね。
◆
「どうだった?」
食堂に入ると、みんなのワクワクが伝わってくるぐらい期待感で満ち溢れていた。隣に並んだカズミが俺に耳元で囁く。
「ゴージュも決まってたし、アスカも……めちゃくちゃ綺麗だったよ。──まぁ楽しみにしてて」
食堂の長いテーブルが両サイドに移動させられていて、その真ん中にレッドカーペットが敷かれてある。その一番奥にはレナ。誓いの言葉を伝える相手である『女神』役だ。
「この世界では、漠然と『婚姻を司るのは女神』って考えがあるみたい。──この世界の神様はレナだけなんだけどね」
式の準備の時、そう言ってレナは笑ってた。普段は、両家で一番年長の親族女性に対して誓うらしい。
「アスカもゴージュも、当人達は知らずして『女神様本人』に誓う事になるんだよね。そう考えると凄いね」
カズミが小さく呟いて笑う。確かに。
レッドカーペットを挟んで、クランメンバーが向かい合って立つ。
──カチャッ……
食堂の両開き扉が、ノーちゃんとウーちゃんによって開かれた。そこに立つスーちゃんと、その後ろに立つゴージュとアスカ。
スーちゃんが先に入ってきて、扉の所に立つノーちゃんに並ぶ。
その瞬間に、みんなの拍手が食堂に響きわたった。
その拍手の中、恥ずかしそうに歩く二人。
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◆
「あなた達二人は、お互いを生涯愛し、そして助け合うことを誓いますか?」
そう言って、先ずはゴージュに目線を送るレナ。こっちの世界は結構シンプルなんだね誓いの言葉って。
「女神様に誓って」
ゴージュが真剣に答える。
そして次はアスカに視線を移すレナ。
「アタシも……女神様に誓う」
二人の言葉を聞いて、満面の笑顔で頷くレナ。
「では──誓いのキスを♡」
「な、なんッスかそれ!」
「そんなのは聞いてないぞ!」
真っ赤になって『女神様』に抗議する二人。
「あれ? ヒロヤくんとカズミの居た世界では当たり前の儀式らしいわよ? せっかくだから、そういう『盛り上がる儀式』は取り入れないと──ね?」
レナの問いかけに、みんなが大きな拍手で答える。
「もうアンタらは夫婦なんだから、なんも恥ずかしがる事ねぇよ!」
「せやせや! 熱いところをみんなに見せたれ見せたれ!」
リズとシモーネが囃したてる。
「ゴージュ……アタシ達の気合いが試されてるぞ。ここはひとつ──」
「あぁ、濃厚なのを決めてやるッスよ」
観念した二人がレナの前で抱き合う。
アスカは両腕をゴージュの首に回し、ゴージュはそんなアスカの腰を優しく抱き締める。
──ん♡ んちゅ♡ れろ♡ くちゅ♡
「んふぅ……♡」
そこそこ濃厚なディープキスの後、お互いの唇を離して見つめ合うアスカとゴージュ。
「これでいいんだな……♡」
アスカの問い掛けに、出席者全員が真っ赤になって頷いた。
「お、おめでとう! ゴージュ! アスカ!」
なんとかおめでたい雰囲気に戻す為に、祝福の言葉を掛ける俺。
「す、末永く幸せにな!」
「アスカの色気で腑抜けるんじゃないぞゴージュ!」
ふと我に返ったシモーネとリズが手を叩く。
「アスカさんもゴージュさんも、幸せになってください!」
「アスカちゃん、ゴージュ、次は赤ちゃんだね!」
と、ドロシーとマルティナ。
「いいなぁ……アルダはまだまだ先なんだよね……」
「エルダはそれ以前の段階だから……」
「メルダ、武具だけじゃなく衣装作りにも目覚めちゃったかも」
アルダとエルダはチラと俺を見て、メルダはアスカとゴージュの衣装を見ながらウンウンと頷いている。
「アスカさん、結婚しても自分の稽古、よろしくお願いしますよ!」
「わ、わ、わたしもいつかは……す、す、素敵な殿方と……」
ギーゼは実質『俺とアスカ』二人の弟子だからね。そしてカリナ姉さん、その艶っぽい表情で俺を見るのは何故?
「わたし達のときも、みんなにこうやって祝福してもらえるといいね、ノリス!」
「うん。そうしてもらえるように、頑張ろうねロッタ!」
二人とも既に結婚できる年齢なんだよな。早く一人前にしてあげたい。それが俺達のクランの目標でもあるんだから。
「人間の結婚って素敵なの!」
「ノーちゃんも憧れるです~!」
「スーちゃんも素敵なお嫁さんになりたい!」
うん。ウルフメイドの三人は、絶対良いお嫁さんになるよね。
そして、そのとなりで涙を拭いているハンナさん。旦那さんとのこと思い出させちゃったかな……。
「さ、さぁ! みなさんお食事にしましょう! 立食になってしまいますけど、どんどん食べてくださいね!」
涙を拭いたあと、笑顔でみんなにそう声を掛けるハンナさん。それを合図に、みんなはテーブルの料理に飛びついた。
「今日の主役は、アスカとゴージュだから……」
「うん。俺達の婚約の事は、後日みんなに話そう」
俺とカズミは頷き合って、アスカとゴージュの元に駆け寄った。
アスカは女子衆にまかせて、俺とノリスでゴージュの縄を解いてやる。
「何するんッスか! いきなりみんなで──」
「ゴージュ、これを見て」
そう言って、ノリスと二人で『スーツ』を目の前に拡げてやる。
「服……ッスか? 貴族の衣装にしては……あっさりした感があるッスね」
こう見えても、ゴージュはロンバルト家という没落した貴族の嫡男だったな。
「俺がいた世界の、新郎用の服装なんだ」
この世界、新婦は真っ白なドレスってのは俺がいた世界と同じなんだけど、新郎の衣装ってのが別段決まってないんだよな。前世よりも『結婚式の主役は新婦』ってのが徹底されてる感がある。新郎が派手な衣装着るなんて貴族の婚礼ぐらいのもんなんだ。
「色は白。ちゃんとアスカのウェディングドレスに合わせた衣装だよ。着てみてよ」
訝しげだったゴージュの表情が、パッと明るくなる。
「師匠……ノリス……オレとアスカのために、みんなで──」
嬉しそうな表情が徐々に崩れ、そして泣き出した。
「泣くのはまだだよ。早く着替えよう」
俺はゴージュにハンカチを渡して──ノリスと二人で服をひん剥いた。
◆
「シンプルな衣装ッスけど……なんかこう……身が引き締まる感じがするッスねこの『スーツ』ってやつは」
シャツやズボン、上着は大丈夫だったけど、流石にネクタイは俺が結んでやった。
「で、今この扉の向こうにアスカが居るんッスよね……」
「うん。まぁドレスだからもう少し着付けに時間掛かるかもだけど……」
アルダ、エルダ、メルダが着付けして、他のみんなは階下で待ってるらしい。
ノリスも、
「階段から食堂まで、赤いカーペット敷いてきますね」
と耳打ちして下に降りていった。
◆
「できたよ! 扉開けるけど……ゴージュ! 心の準備はいい?」
アルダの声がする。
「ゴージュさん……絶対惚れ直しちゃうよ」
「ゴージュくん、見惚れて固まらないでよ!」
エルダとメルダの嬉しそうな声もする。
「お、お、オッケーっす! か、覚悟は出来たッス!」
「ゴージュ……覚悟って……」
そう言いながらも、俺まで緊張してきた。
──カチャリ……
扉が開くと……そこには純白のドレスに身を包んだアスカが、伏し目がちに立っていた。
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「どう……だ……?」
「「ちくしょう! 可愛いなぁおい! (ッス!)」」
一瞬の静寂の後に呟いたアスカに、俺とゴージュは声を揃えて答えた。
「じゃあ、俺達は下で待ってるから。スーちゃん達が迎えに来たら、一緒に降りてきてよ」
俺達はそう言って、アスカとゴージュを残して一階に降りた。やっぱり食堂に居るみんなと迎えたいからね。
◆
「どうだった?」
食堂に入ると、みんなのワクワクが伝わってくるぐらい期待感で満ち溢れていた。隣に並んだカズミが俺に耳元で囁く。
「ゴージュも決まってたし、アスカも……めちゃくちゃ綺麗だったよ。──まぁ楽しみにしてて」
食堂の長いテーブルが両サイドに移動させられていて、その真ん中にレッドカーペットが敷かれてある。その一番奥にはレナ。誓いの言葉を伝える相手である『女神』役だ。
「この世界では、漠然と『婚姻を司るのは女神』って考えがあるみたい。──この世界の神様はレナだけなんだけどね」
式の準備の時、そう言ってレナは笑ってた。普段は、両家で一番年長の親族女性に対して誓うらしい。
「アスカもゴージュも、当人達は知らずして『女神様本人』に誓う事になるんだよね。そう考えると凄いね」
カズミが小さく呟いて笑う。確かに。
レッドカーペットを挟んで、クランメンバーが向かい合って立つ。
──カチャッ……
食堂の両開き扉が、ノーちゃんとウーちゃんによって開かれた。そこに立つスーちゃんと、その後ろに立つゴージュとアスカ。
スーちゃんが先に入ってきて、扉の所に立つノーちゃんに並ぶ。
その瞬間に、みんなの拍手が食堂に響きわたった。
その拍手の中、恥ずかしそうに歩く二人。
<i641479|38618>
◆
「あなた達二人は、お互いを生涯愛し、そして助け合うことを誓いますか?」
そう言って、先ずはゴージュに目線を送るレナ。こっちの世界は結構シンプルなんだね誓いの言葉って。
「女神様に誓って」
ゴージュが真剣に答える。
そして次はアスカに視線を移すレナ。
「アタシも……女神様に誓う」
二人の言葉を聞いて、満面の笑顔で頷くレナ。
「では──誓いのキスを♡」
「な、なんッスかそれ!」
「そんなのは聞いてないぞ!」
真っ赤になって『女神様』に抗議する二人。
「あれ? ヒロヤくんとカズミの居た世界では当たり前の儀式らしいわよ? せっかくだから、そういう『盛り上がる儀式』は取り入れないと──ね?」
レナの問いかけに、みんなが大きな拍手で答える。
「もうアンタらは夫婦なんだから、なんも恥ずかしがる事ねぇよ!」
「せやせや! 熱いところをみんなに見せたれ見せたれ!」
リズとシモーネが囃したてる。
「ゴージュ……アタシ達の気合いが試されてるぞ。ここはひとつ──」
「あぁ、濃厚なのを決めてやるッスよ」
観念した二人がレナの前で抱き合う。
アスカは両腕をゴージュの首に回し、ゴージュはそんなアスカの腰を優しく抱き締める。
──ん♡ んちゅ♡ れろ♡ くちゅ♡
「んふぅ……♡」
そこそこ濃厚なディープキスの後、お互いの唇を離して見つめ合うアスカとゴージュ。
「これでいいんだな……♡」
アスカの問い掛けに、出席者全員が真っ赤になって頷いた。
「お、おめでとう! ゴージュ! アスカ!」
なんとかおめでたい雰囲気に戻す為に、祝福の言葉を掛ける俺。
「す、末永く幸せにな!」
「アスカの色気で腑抜けるんじゃないぞゴージュ!」
ふと我に返ったシモーネとリズが手を叩く。
「アスカさんもゴージュさんも、幸せになってください!」
「アスカちゃん、ゴージュ、次は赤ちゃんだね!」
と、ドロシーとマルティナ。
「いいなぁ……アルダはまだまだ先なんだよね……」
「エルダはそれ以前の段階だから……」
「メルダ、武具だけじゃなく衣装作りにも目覚めちゃったかも」
アルダとエルダはチラと俺を見て、メルダはアスカとゴージュの衣装を見ながらウンウンと頷いている。
「アスカさん、結婚しても自分の稽古、よろしくお願いしますよ!」
「わ、わ、わたしもいつかは……す、す、素敵な殿方と……」
ギーゼは実質『俺とアスカ』二人の弟子だからね。そしてカリナ姉さん、その艶っぽい表情で俺を見るのは何故?
「わたし達のときも、みんなにこうやって祝福してもらえるといいね、ノリス!」
「うん。そうしてもらえるように、頑張ろうねロッタ!」
二人とも既に結婚できる年齢なんだよな。早く一人前にしてあげたい。それが俺達のクランの目標でもあるんだから。
「人間の結婚って素敵なの!」
「ノーちゃんも憧れるです~!」
「スーちゃんも素敵なお嫁さんになりたい!」
うん。ウルフメイドの三人は、絶対良いお嫁さんになるよね。
そして、そのとなりで涙を拭いているハンナさん。旦那さんとのこと思い出させちゃったかな……。
「さ、さぁ! みなさんお食事にしましょう! 立食になってしまいますけど、どんどん食べてくださいね!」
涙を拭いたあと、笑顔でみんなにそう声を掛けるハンナさん。それを合図に、みんなはテーブルの料理に飛びついた。
「今日の主役は、アスカとゴージュだから……」
「うん。俺達の婚約の事は、後日みんなに話そう」
俺とカズミは頷き合って、アスカとゴージュの元に駆け寄った。
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