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142話「対立」
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「ヒロヤ!」
「ヒロヤくん!」
「ヒロヤ兄ちゃん!」
「ヒロヤさん!」
(あ……みんなが呼んでる……)
目を開けると、俺の大好きな人たちが。
「やっと起きたか。おはようヒロヤ」
「れなと一緒に寝たのに、起きるの遅いよヒロヤくん」
「ヒロヤ兄ちゃんの寝顔可愛かった……」
「ヒロヤさん、おはようございます」
リズ、レナ、マルティナ、ドロシーの顔が目の前にあった。
「……おはよう。どうしたの? みんな揃って」
ベッドから身体を起こす。
「カズミが、ヒロヤが元気無かったって言ってたからな……」
「れな達、ちょっと心配したんだよ」
「ヒロヤ兄ちゃん、何かあったの?」
「ヒロヤさん、何か思い悩んでおられるのであれば……」
みんな沈んだ顔になる。
「いや、元気だよ? ……ちょっと考えさせられる事があったんだけど……」
「「「「?」」」」
「みんなの元気な顔見れたから……もう大丈夫」
「そうか? まぁ、アタイ達の元気の源は……ヒロヤの元気な笑顔だからな!」
「そうだよ! そんなヒロヤ兄ちゃんと一緒に居られるのがあたし達の幸せなんだから!」
「ヒロヤくんの元気が無かったら、れな達も心配だし……」
「そうです。わたし達まで元気無くなってしまいますから……」
「まぁ……あと……アタイ達の元気の源っていったら……ヒロヤとのちょっとしたえっちかな……」
「……ちょっとなの?」
全然ちょっとじゃない事は分かってるのだけど、まぁお約束なのでリズにツッコんでおく。
「ヒロヤ起きた? みんな、もう朝ご飯できてるよ!」
寝室の扉からカズミが顔を出す。
「カズミ!」
俺達を呼びに来ただけで、すぐに一階へと戻ろうとするカズミを呼び止める。
「ん? 何?」
「なんか……ありがとね」
「何がヒロヤを思い悩ませてたかは知らないけど……私達はこんなに幸せなんだよ。それをわかって欲しいな」
ベッドの周囲に集まったリズ、レナ、マルティナ、ドロシーも頷く。
「さ! メシにしようぜ!」
みんなに引っ張られて、ベッドから引きずり降ろされた……
◆
「昨夜のうちに、エルベハルト軍務大臣が村に到着しててね」
ハンナさんやスノーウルフメイド達も一緒に朝食を済ませ、食後のお茶を飲んでいる時にカズミが口を開いた。
「お昼前に領主様のお屋敷に行かなきゃならないのよ」
「俺も行ったほうがいいのかな?」
「うん。みんなで行くよ。私はサーシャさんや領主様と『詰めの話』があるんだけどね」
あぁ、商売関係ね。
「先ずはギルドだね。闇依頼受けたクソ冒険者の件でな。ギーゼラとカリンも行くそうだから、証言してやらないと」
(ギーゼラか……)
今朝、色々と言われたけれど……まぁあれが普通の感覚なんだろうな。
「カリンとギーゼラって隣に住んでるの知ってた?」
「え? そうなのか?」
「うん。今朝、夜明け前にトレーニングしてる時、裏庭でギーゼラに会ったんだよ。彼女も稽古中だったみたいで……」
「お隣はキリッとした女剣士さんと、ぽわーんとした感じの女魔術師さんが住んでるけど、あの二人がヒロヤ達が野盗から助けたっていう……」
カズミとレナは顔は知らないもんな。
「うん。そう」
「ヒロヤ……ひょっとして、そのギーゼラってのに何か言われた?」
隣のカズミが小さな声で聞いてくる。
「え? な、なんで?」
「ん……明け方、ベッドに戻ってきてからだったからね。ヒロヤの様子がおかしかったの……」
「ハハハ……」
相変わらず鋭いですよカズミさん。
◆
ハンナさんとスノーウルフメイド達に留守番を任せて、俺達はまずギルドへと向かうことにする。
「さー行くよー!」
「馬車! 買ったの?」
ハヤとシロの二頭引きの幌馬車に乗って、レナが玄関に現れた。
「村の端っこだからね。馬車が無いと買い物ひとつするのも大変だよ」
カズミが胸を張る。多分、かなり買い叩いたんだろうね。しっかりしたいい馬車だけど。
みんなで馬車に乗り込む。レナに御者を任せて、俺とカズミの三人で御者台に乗る。リズとマルティナとドロシーが後ろに乗り込んで、村の中央広場目指して出発した。
◆
ギルドに到着し、馬車を降りて中に入る。
朝なので、中はたくさんの冒険者たちがいた。
「あ! リズさん! ヒロヤさん!」
「マルティナさん! ドロシーさん!」
依頼ボードを見ていたらしいノリスとロッタが駆け寄ってくる。
「ん? ガルムはどうした?」
「ガルムさんは今日お休みなんです」
「だからオレとロッタで採集依頼行こうかなって」
「アイツ……休めるご身分なのかよ……もっとしっかりやりやがれ……」
リズが呆れたように呟く。
「採集に行くの?」
馬車をギルド裏に停めに行ってたレナが戻ってきた。
「あ、紹介するよ。彼女は俺達のパーティーメンバーのレナ。ローゼン治療院のひとり娘。で、この娘がカズミ。ミュラー騎士のひとり娘」
「初めまして! ロッタです!」
「ノリスです!」
「よろしく! ……で、どんな採集なの?」
レナがロッタの持つ依頼書に目を通してる。
「あぁ、これなら森の外れのね……」
レナとカズミがロッタ達にアドバイスを始めたので、俺とリズ、マルティナ、ドロシーの『当事者』はギルマスを訪ねて部屋の奥へと進んだ。
「おう! リズ! こっちだ!」
部屋の隅のテーブルでギルマスが呼んでいる。カリンもギーゼラも既に着席していた。
四人でそちらに向かい、席につく。
「ひ、ひ、ヒロヤさんっ! あ、あのっ! ……そ、そ、その節は……あ、あっ、ありがとうございました!」
真っ赤な顔で俺に頭を下げるカリン。
「いや……冒険者同士、助け合いだよ……」
ギロリッ! とギーゼラの睨む顔が視界に入ったので、当たり障りの無い受け応えをしておいた。
「アンタさ……」
リズが睨むギーゼラと俺の間に身体を割り込ませ、ギーゼラに向き直る。
「助けてやったなんて言うつもりは無いんだけどさ……それが手助けしてくれた相手に向ける顔かい?」
リズの言葉に、ハッとした表情をするギーゼラ。
「いや、助けてもらった事は感謝している。ヒロヤ殿の素行とは関係無い事だしな。あの時は助かった。改めて礼を言わせて欲しい。ありがとう」
立ち上がって頭を下げるギーゼラ。
「ヒロヤの素行ってなんだよ。こんな品行方正な男になんか問題があるってのかい?」
リズがずいっとギーゼラに迫る。
「……パーティーメンバーの全員に手を付けて、大勢の女を侍らす様な男を警戒するのは、女として当然では?」
リズから視線を外し、席につくギーゼラ。
「本当に素晴らしい殿方を見極めるのも、女として当然の事ですよ?」
「ヒロヤ兄ちゃんを悪く言うの……許さない……」
ドロシーは静かに、マルティナは激しくギーゼラを睨みつける。
「えっと……こちらがお隣さんのギーゼラさん? 随分ヒロヤへの誤解が激しいみたいだけど……」
険悪なムードの中、カズミがギーゼラに声を掛ける。
「相手の本質を知らないで、一面だけを見てそこまで人を糾弾するあなたも、底が知れた残念な女ね」
そう言って俺に腕を絡めるカズミ。
「リズも相手にしちゃだめ。私達の幸せなんて理解できない人なのよこの女(ひと)は」
リズも俺に腕を絡める。
「だよな♡」
「……気分が悪い。ギルマス、私達の聞き取りは後日にしてもらいたい。……行くぞカリン」
ギーゼラが席を立ち、ギルドを出て行く。
「ヒロヤ殿、夕方頃にお伺いする。お手合わせと指南をよろしくお願いする」
「あっ! ぎ、ギーゼラ! ……すすすすいません! ま、ま、また今度お礼させてください……」
カリンも慌てて席を立ち、俺達に頭を下げてギーゼラを追って出ていった。
「剣術だけは教えろってのか。勝手だな」
リズが呆れたように吐き捨てる。
「なんだありゃ……」
ギルマスがキョトンとしている。
「なんかごめん……取り敢えず、俺達が遭遇した状況だけ説明しておくよ……」
「あ、あぁ。しかし、リズはまだしも、マルティナやドロシーがヒロヤに惚れちまうのも無理はないって事情があるのによ……」
「ハハハ……」
苦笑しつつ、俺はテーブルについて説明を始めた。
「ヒロヤくん!」
「ヒロヤ兄ちゃん!」
「ヒロヤさん!」
(あ……みんなが呼んでる……)
目を開けると、俺の大好きな人たちが。
「やっと起きたか。おはようヒロヤ」
「れなと一緒に寝たのに、起きるの遅いよヒロヤくん」
「ヒロヤ兄ちゃんの寝顔可愛かった……」
「ヒロヤさん、おはようございます」
リズ、レナ、マルティナ、ドロシーの顔が目の前にあった。
「……おはよう。どうしたの? みんな揃って」
ベッドから身体を起こす。
「カズミが、ヒロヤが元気無かったって言ってたからな……」
「れな達、ちょっと心配したんだよ」
「ヒロヤ兄ちゃん、何かあったの?」
「ヒロヤさん、何か思い悩んでおられるのであれば……」
みんな沈んだ顔になる。
「いや、元気だよ? ……ちょっと考えさせられる事があったんだけど……」
「「「「?」」」」
「みんなの元気な顔見れたから……もう大丈夫」
「そうか? まぁ、アタイ達の元気の源は……ヒロヤの元気な笑顔だからな!」
「そうだよ! そんなヒロヤ兄ちゃんと一緒に居られるのがあたし達の幸せなんだから!」
「ヒロヤくんの元気が無かったら、れな達も心配だし……」
「そうです。わたし達まで元気無くなってしまいますから……」
「まぁ……あと……アタイ達の元気の源っていったら……ヒロヤとのちょっとしたえっちかな……」
「……ちょっとなの?」
全然ちょっとじゃない事は分かってるのだけど、まぁお約束なのでリズにツッコんでおく。
「ヒロヤ起きた? みんな、もう朝ご飯できてるよ!」
寝室の扉からカズミが顔を出す。
「カズミ!」
俺達を呼びに来ただけで、すぐに一階へと戻ろうとするカズミを呼び止める。
「ん? 何?」
「なんか……ありがとね」
「何がヒロヤを思い悩ませてたかは知らないけど……私達はこんなに幸せなんだよ。それをわかって欲しいな」
ベッドの周囲に集まったリズ、レナ、マルティナ、ドロシーも頷く。
「さ! メシにしようぜ!」
みんなに引っ張られて、ベッドから引きずり降ろされた……
◆
「昨夜のうちに、エルベハルト軍務大臣が村に到着しててね」
ハンナさんやスノーウルフメイド達も一緒に朝食を済ませ、食後のお茶を飲んでいる時にカズミが口を開いた。
「お昼前に領主様のお屋敷に行かなきゃならないのよ」
「俺も行ったほうがいいのかな?」
「うん。みんなで行くよ。私はサーシャさんや領主様と『詰めの話』があるんだけどね」
あぁ、商売関係ね。
「先ずはギルドだね。闇依頼受けたクソ冒険者の件でな。ギーゼラとカリンも行くそうだから、証言してやらないと」
(ギーゼラか……)
今朝、色々と言われたけれど……まぁあれが普通の感覚なんだろうな。
「カリンとギーゼラって隣に住んでるの知ってた?」
「え? そうなのか?」
「うん。今朝、夜明け前にトレーニングしてる時、裏庭でギーゼラに会ったんだよ。彼女も稽古中だったみたいで……」
「お隣はキリッとした女剣士さんと、ぽわーんとした感じの女魔術師さんが住んでるけど、あの二人がヒロヤ達が野盗から助けたっていう……」
カズミとレナは顔は知らないもんな。
「うん。そう」
「ヒロヤ……ひょっとして、そのギーゼラってのに何か言われた?」
隣のカズミが小さな声で聞いてくる。
「え? な、なんで?」
「ん……明け方、ベッドに戻ってきてからだったからね。ヒロヤの様子がおかしかったの……」
「ハハハ……」
相変わらず鋭いですよカズミさん。
◆
ハンナさんとスノーウルフメイド達に留守番を任せて、俺達はまずギルドへと向かうことにする。
「さー行くよー!」
「馬車! 買ったの?」
ハヤとシロの二頭引きの幌馬車に乗って、レナが玄関に現れた。
「村の端っこだからね。馬車が無いと買い物ひとつするのも大変だよ」
カズミが胸を張る。多分、かなり買い叩いたんだろうね。しっかりしたいい馬車だけど。
みんなで馬車に乗り込む。レナに御者を任せて、俺とカズミの三人で御者台に乗る。リズとマルティナとドロシーが後ろに乗り込んで、村の中央広場目指して出発した。
◆
ギルドに到着し、馬車を降りて中に入る。
朝なので、中はたくさんの冒険者たちがいた。
「あ! リズさん! ヒロヤさん!」
「マルティナさん! ドロシーさん!」
依頼ボードを見ていたらしいノリスとロッタが駆け寄ってくる。
「ん? ガルムはどうした?」
「ガルムさんは今日お休みなんです」
「だからオレとロッタで採集依頼行こうかなって」
「アイツ……休めるご身分なのかよ……もっとしっかりやりやがれ……」
リズが呆れたように呟く。
「採集に行くの?」
馬車をギルド裏に停めに行ってたレナが戻ってきた。
「あ、紹介するよ。彼女は俺達のパーティーメンバーのレナ。ローゼン治療院のひとり娘。で、この娘がカズミ。ミュラー騎士のひとり娘」
「初めまして! ロッタです!」
「ノリスです!」
「よろしく! ……で、どんな採集なの?」
レナがロッタの持つ依頼書に目を通してる。
「あぁ、これなら森の外れのね……」
レナとカズミがロッタ達にアドバイスを始めたので、俺とリズ、マルティナ、ドロシーの『当事者』はギルマスを訪ねて部屋の奥へと進んだ。
「おう! リズ! こっちだ!」
部屋の隅のテーブルでギルマスが呼んでいる。カリンもギーゼラも既に着席していた。
四人でそちらに向かい、席につく。
「ひ、ひ、ヒロヤさんっ! あ、あのっ! ……そ、そ、その節は……あ、あっ、ありがとうございました!」
真っ赤な顔で俺に頭を下げるカリン。
「いや……冒険者同士、助け合いだよ……」
ギロリッ! とギーゼラの睨む顔が視界に入ったので、当たり障りの無い受け応えをしておいた。
「アンタさ……」
リズが睨むギーゼラと俺の間に身体を割り込ませ、ギーゼラに向き直る。
「助けてやったなんて言うつもりは無いんだけどさ……それが手助けしてくれた相手に向ける顔かい?」
リズの言葉に、ハッとした表情をするギーゼラ。
「いや、助けてもらった事は感謝している。ヒロヤ殿の素行とは関係無い事だしな。あの時は助かった。改めて礼を言わせて欲しい。ありがとう」
立ち上がって頭を下げるギーゼラ。
「ヒロヤの素行ってなんだよ。こんな品行方正な男になんか問題があるってのかい?」
リズがずいっとギーゼラに迫る。
「……パーティーメンバーの全員に手を付けて、大勢の女を侍らす様な男を警戒するのは、女として当然では?」
リズから視線を外し、席につくギーゼラ。
「本当に素晴らしい殿方を見極めるのも、女として当然の事ですよ?」
「ヒロヤ兄ちゃんを悪く言うの……許さない……」
ドロシーは静かに、マルティナは激しくギーゼラを睨みつける。
「えっと……こちらがお隣さんのギーゼラさん? 随分ヒロヤへの誤解が激しいみたいだけど……」
険悪なムードの中、カズミがギーゼラに声を掛ける。
「相手の本質を知らないで、一面だけを見てそこまで人を糾弾するあなたも、底が知れた残念な女ね」
そう言って俺に腕を絡めるカズミ。
「リズも相手にしちゃだめ。私達の幸せなんて理解できない人なのよこの女(ひと)は」
リズも俺に腕を絡める。
「だよな♡」
「……気分が悪い。ギルマス、私達の聞き取りは後日にしてもらいたい。……行くぞカリン」
ギーゼラが席を立ち、ギルドを出て行く。
「ヒロヤ殿、夕方頃にお伺いする。お手合わせと指南をよろしくお願いする」
「あっ! ぎ、ギーゼラ! ……すすすすいません! ま、ま、また今度お礼させてください……」
カリンも慌てて席を立ち、俺達に頭を下げてギーゼラを追って出ていった。
「剣術だけは教えろってのか。勝手だな」
リズが呆れたように吐き捨てる。
「なんだありゃ……」
ギルマスがキョトンとしている。
「なんかごめん……取り敢えず、俺達が遭遇した状況だけ説明しておくよ……」
「あ、あぁ。しかし、リズはまだしも、マルティナやドロシーがヒロヤに惚れちまうのも無理はないって事情があるのによ……」
「ハハハ……」
苦笑しつつ、俺はテーブルについて説明を始めた。
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