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141話「ご近所さん」(視点・ヒロヤ→ギーゼラ→ヒロヤ)
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まだ夜も明け切らない中、俺は目を覚ましてそっとベッドから抜け出す。
(ここのところ、夜明け前のトレーニング出来てないからな)
動きやすい服装に、外套だけ羽織って木刀を手に持った俺は部屋を出る。
階段を降り、裏庭に出た。
(あ、雪降ってるよ……)
吹雪く程ではないけどね。取り敢えず、身体を温めるのとほぐす為に、屋敷周りをランニングする。
身体も温まり、ほぐれたところで素振りを始める。
(997……998……999……1000!)
次はイメージトレーニング。仮想的は魔人化したオットー。
目を瞑り、ヤツの動きを思い出す。振り下ろされる長剣を半身で躱し、半歩踏み込んで抜き撃ちで胴を払う。『身体強化』は無効化されるので、純粋に俺の速度。
ヤツの動き自体は単純だ。魔人化して速度とパワーが増大したものの、動きを読んで最小限の動きで躱す事はできる。
(でも、その後だ……)
攻撃に移る速度が足りない。今の俺のスピードとヤツのスピードでは、躱したあとの攻撃と同時に、ヤツに躱されるか、次の攻撃が来る。
その差を埋める為に、初撃の回避をギリギリにしてもこちらの一撃が当たらない。
かといって、速度で優る相手にこちらから仕掛けるのも悪手。
(今のままの俺では勝てるイメージが無い)
『身体強化』が無い状態でも速度で上回らなければ。
「ヒロヤ殿か?」
裏庭の柵の向こうから声がする。まだ薄暗い中目を凝らすと……
「ギーゼラ……さん?」
雪の舞う中、薄いノースリーブのワンピース姿のギーゼラさんだった。
全身から湯気が立ち昇り、汗をかいたギーゼラさんが柵へと近づいてきた。
「励んでおられますね。それにしても凄まじい剣速だ」
ハァハァと肩で息をしながら微笑む。
俺も柵の方へと歩き出した……が、ギーゼラさんの汗をかいたその姿は、肌は紅潮し、汗で透けたワンピースが彼女のボディーラインと下着とを薄っすらと闇に浮かび上がらせている。
「あ……あの……すいません……」
俺は背中を向けて見ないようにする。
「?」
「ギーゼラさんも励んでたみたいですね……その……汗が……」
「ん?……あっ!これは失礼した!少し待っていただけるか」
少し動揺したような口調で、バタバタと去っていく足音が聞こえた。
(……昨夜はヤらなかったから……あんな格好をみたら……)
「申し訳ない……稽古に夢中になってしまって……その……」
外套を羽織ったギーゼラさんが再び姿を現した。
「それにしても……まさかのお隣さんでしたか」
ギーゼラさんの格好にホッとしつつ、俺は柵のそばにある切り株の雪を払い、そこに腰掛けた。
「大きな屋敷ができたと思ってたら、まさかのヒロヤ殿の家でしたか」
「いや、俺の家というか……まぁみんなの家なんだけどね」
「みんな……といいますと、リズさんやドロシーさん、マルティナさんか。アルダさんは……兵舎横の鍛冶屋さんだったか?」
ギーゼラさんも、庭に置かれた椅子を柵近くに持ってきて、雪を払って座る。
「うん。あとは幼馴染のカズミとレナって魔術師の女の子が二人。それとメイドのハンナさんにスー、ノー、ウー。大所帯だよ」
「十人……それは確かに大所帯だ。みんな……女性なのか?」
ギーゼラさんの目が、少し責めるように細められる。
「男は……俺一人……です」
「そうですか。そう……聞いておきたい事があるんだが……よろしいか?」
「なん……ですか?」
ギーゼラさんは居住まいを正し、俺を正面に見据える。
「以前助けて頂いた夜……リズさんと……ヒロヤ殿の……その……アレを見てしまったんだが……」
「え……ひょっとして……」
「あれはわたしの目にはレイプに見えた……が……」
少し紅潮した頬は、鍛錬後のそれとはまた違う感じがした。
「この村での話を聞くと、リズさんはヒロヤ殿の恋人だとも聞いた。そして、幼馴染のカズミさんという人が婚約者だという話も聞いた。……ヒロヤ殿は……女性にだらしない御仁なのか?」
「そ……そう見えちゃうよね……」
思わず頭を掻く。
「わたしは……そういった事に疎いカリンを……守らなければならない……」
厳しい目で睨みつけるギーゼラ。
「誤解があると思うんだけど……いや、誤解じゃないかな……」
俺も真剣にギーゼラに向き合う。
「取り敢えず、ギーゼラの見たのは……その……レイプじゃない。リズがそういうプレイを……望んだというか……でも」
分かってくれるとは思わないけど、ギーゼラとは誠実に向き合わなきゃ。
「でも、俺はカズミもリズもドロシーもマルティナもレナも大好きなんだ。彼女たちも俺を愛してくれてる。そんな彼女たちに誠実に向き合った結果が……今の関係なんだ。他から見れば不誠実なのかもしれないけど……」
「……詭弁ですね。ヒロヤ殿はわたしから見ても不誠実にしか見えません」
「まぁそうだよね……」
「とはいえ、手合わせと剣術指南を願い出たのはわたしです。女性にだらしないとは思うが、ヒロヤ殿の剣士としての腕前は本物であるし、わたしとして憧れもある。お隣同士でもあるし、剣術指南はわたしとしてはお願いしたいと思う」
厳しい表情ではあるが、頭を下げるギーゼラ。
「うん。わかった」
「ありがとう。……それでは明日にでもまたよろしくたのむ」
そう言って椅子から立ち上がり、もう一度頭を下げて……家の中へと入っていった。
(彼女にしてみれば、女喰らいの獣が隣に住んでいるって感覚なんだろうな……)
俺も家に入り、羽織ってた外套から雪を払う。
(信用してくれとは言えないけど……誤解は解いておきたいんだけどな……)
いや、あながち誤解でもないのか。
■□■□■□■□
(やはり思ったとおりだったか……)
パーティーの女性を、全員自分のものにしている男。幼い子供である筈なのに、雄臭い大人びた雰囲気。女を捨てた筈のわたしですら、その匂いにあてられて下半身が疼く。
(危険だ……)
彼から剣術指南を受けるという事は、とても魅力的だ。それだけの腕前を彼は持っている。
(だからこそ、わたしはいつも以上に己を律しなければならない)
桶にお湯を用意して、汗ばんだ身体を拭う。この村自慢の温泉はわたしもお気に入りなのだが、流石にこの時間にはまだ入れない。
(それに……)
ヒロヤ殿の周りの女達は、今の彼との関係をどう思っているのだろう。
(恐らく……辛く……悲しんでいるのだろう)
わたしとカリンの居た国でも一夫多妻はあった。実際、わたしの母も第三夫人だった。そしていつも泣いていた。
(男というものは……なんとも身勝手なものだな)
夜明けまではまだ時間がある。わたしは寝室に戻り、もうひと眠りする事にした。
■□■□■□■□
「あれ……ヒロヤ……トイレ行ってたの?」
軽く風呂で汗を流した後、寝室に戻って静かにレナとカズミの間に身体を収めたつもりだったけど、カズミを起こしてしまった。
「ごめん……起こしちゃったね」
枕の上で首を振り、俺の胸元に顔を埋めるカズミ。
「あの……さ」
「ん?どしたの?」
「俺……カズミの事、悲しませてない?辛い思いさせてない?」
そう言葉を継ぐ俺の唇を、カズミの柔らかくて温かい唇が塞ぐ。
「むちゅ♡……どうしたの?」
「いや……俺のやってる事って……他人から見たらホントに不誠実だよなぁと思って」
俺の頭を胸に抱くカズミ。
「そんな事ないよ……みんなを愛してくれるヒロヤ、とても素敵だと思うよ。私もこんなに幸せだし、リズもマルティナもドロシーも、そしてレナもすっごく幸せそうだよ」
俺を抱く腕に力がこもる。
「そんな風に、みんなを幸せにしてくれるヒロヤが……大好き」
「俺……カズミだけを愛した方がよかったんじゃないか?って思っちゃってね。もちろんみんなの事大好きなんだけど……たくさんの好きの中から、ひとつを選ばなかった『ただの自分勝手な男』なんじゃないか?って」
そう言う俺の頭をカズミは優しく撫でてくれた。
「リズがオットーに抱かれてアイツの女になっても良かったの?ヒロヤの事愛してるのに、オットーに淫紋を定着させられて性奴隷になるドロシーが幸せになったと思う?」
カズミの言葉を想像して、思い切り頭を振る俺。
「でしょ?ひょっとするとそうなったかもしれない未来を、ヒロヤは回避したのよ?あの娘達に起こり得た不幸な未来から、ヒロヤ自身が救ったのよ」
俺はカズミの胸元を涙で濡らしてしまう。
「あなたを想って一緒に居ても……あなたは私だけを愛して自分は見向きもされない。そんな悲しい思いをさせちゃって平気なの?」
「イヤだ……みんなを悲しませるのは……絶対イヤだ」
「じゃあヒロヤは間違ってなんかいないよ。不誠実なんかじゃない。あなたはそんな『愛してくれる女』に誠実に向き合っただけなんだから……」
俺は声を押し殺して、カズミの胸で泣き続けた。
(ここのところ、夜明け前のトレーニング出来てないからな)
動きやすい服装に、外套だけ羽織って木刀を手に持った俺は部屋を出る。
階段を降り、裏庭に出た。
(あ、雪降ってるよ……)
吹雪く程ではないけどね。取り敢えず、身体を温めるのとほぐす為に、屋敷周りをランニングする。
身体も温まり、ほぐれたところで素振りを始める。
(997……998……999……1000!)
次はイメージトレーニング。仮想的は魔人化したオットー。
目を瞑り、ヤツの動きを思い出す。振り下ろされる長剣を半身で躱し、半歩踏み込んで抜き撃ちで胴を払う。『身体強化』は無効化されるので、純粋に俺の速度。
ヤツの動き自体は単純だ。魔人化して速度とパワーが増大したものの、動きを読んで最小限の動きで躱す事はできる。
(でも、その後だ……)
攻撃に移る速度が足りない。今の俺のスピードとヤツのスピードでは、躱したあとの攻撃と同時に、ヤツに躱されるか、次の攻撃が来る。
その差を埋める為に、初撃の回避をギリギリにしてもこちらの一撃が当たらない。
かといって、速度で優る相手にこちらから仕掛けるのも悪手。
(今のままの俺では勝てるイメージが無い)
『身体強化』が無い状態でも速度で上回らなければ。
「ヒロヤ殿か?」
裏庭の柵の向こうから声がする。まだ薄暗い中目を凝らすと……
「ギーゼラ……さん?」
雪の舞う中、薄いノースリーブのワンピース姿のギーゼラさんだった。
全身から湯気が立ち昇り、汗をかいたギーゼラさんが柵へと近づいてきた。
「励んでおられますね。それにしても凄まじい剣速だ」
ハァハァと肩で息をしながら微笑む。
俺も柵の方へと歩き出した……が、ギーゼラさんの汗をかいたその姿は、肌は紅潮し、汗で透けたワンピースが彼女のボディーラインと下着とを薄っすらと闇に浮かび上がらせている。
「あ……あの……すいません……」
俺は背中を向けて見ないようにする。
「?」
「ギーゼラさんも励んでたみたいですね……その……汗が……」
「ん?……あっ!これは失礼した!少し待っていただけるか」
少し動揺したような口調で、バタバタと去っていく足音が聞こえた。
(……昨夜はヤらなかったから……あんな格好をみたら……)
「申し訳ない……稽古に夢中になってしまって……その……」
外套を羽織ったギーゼラさんが再び姿を現した。
「それにしても……まさかのお隣さんでしたか」
ギーゼラさんの格好にホッとしつつ、俺は柵のそばにある切り株の雪を払い、そこに腰掛けた。
「大きな屋敷ができたと思ってたら、まさかのヒロヤ殿の家でしたか」
「いや、俺の家というか……まぁみんなの家なんだけどね」
「みんな……といいますと、リズさんやドロシーさん、マルティナさんか。アルダさんは……兵舎横の鍛冶屋さんだったか?」
ギーゼラさんも、庭に置かれた椅子を柵近くに持ってきて、雪を払って座る。
「うん。あとは幼馴染のカズミとレナって魔術師の女の子が二人。それとメイドのハンナさんにスー、ノー、ウー。大所帯だよ」
「十人……それは確かに大所帯だ。みんな……女性なのか?」
ギーゼラさんの目が、少し責めるように細められる。
「男は……俺一人……です」
「そうですか。そう……聞いておきたい事があるんだが……よろしいか?」
「なん……ですか?」
ギーゼラさんは居住まいを正し、俺を正面に見据える。
「以前助けて頂いた夜……リズさんと……ヒロヤ殿の……その……アレを見てしまったんだが……」
「え……ひょっとして……」
「あれはわたしの目にはレイプに見えた……が……」
少し紅潮した頬は、鍛錬後のそれとはまた違う感じがした。
「この村での話を聞くと、リズさんはヒロヤ殿の恋人だとも聞いた。そして、幼馴染のカズミさんという人が婚約者だという話も聞いた。……ヒロヤ殿は……女性にだらしない御仁なのか?」
「そ……そう見えちゃうよね……」
思わず頭を掻く。
「わたしは……そういった事に疎いカリンを……守らなければならない……」
厳しい目で睨みつけるギーゼラ。
「誤解があると思うんだけど……いや、誤解じゃないかな……」
俺も真剣にギーゼラに向き合う。
「取り敢えず、ギーゼラの見たのは……その……レイプじゃない。リズがそういうプレイを……望んだというか……でも」
分かってくれるとは思わないけど、ギーゼラとは誠実に向き合わなきゃ。
「でも、俺はカズミもリズもドロシーもマルティナもレナも大好きなんだ。彼女たちも俺を愛してくれてる。そんな彼女たちに誠実に向き合った結果が……今の関係なんだ。他から見れば不誠実なのかもしれないけど……」
「……詭弁ですね。ヒロヤ殿はわたしから見ても不誠実にしか見えません」
「まぁそうだよね……」
「とはいえ、手合わせと剣術指南を願い出たのはわたしです。女性にだらしないとは思うが、ヒロヤ殿の剣士としての腕前は本物であるし、わたしとして憧れもある。お隣同士でもあるし、剣術指南はわたしとしてはお願いしたいと思う」
厳しい表情ではあるが、頭を下げるギーゼラ。
「うん。わかった」
「ありがとう。……それでは明日にでもまたよろしくたのむ」
そう言って椅子から立ち上がり、もう一度頭を下げて……家の中へと入っていった。
(彼女にしてみれば、女喰らいの獣が隣に住んでいるって感覚なんだろうな……)
俺も家に入り、羽織ってた外套から雪を払う。
(信用してくれとは言えないけど……誤解は解いておきたいんだけどな……)
いや、あながち誤解でもないのか。
■□■□■□■□
(やはり思ったとおりだったか……)
パーティーの女性を、全員自分のものにしている男。幼い子供である筈なのに、雄臭い大人びた雰囲気。女を捨てた筈のわたしですら、その匂いにあてられて下半身が疼く。
(危険だ……)
彼から剣術指南を受けるという事は、とても魅力的だ。それだけの腕前を彼は持っている。
(だからこそ、わたしはいつも以上に己を律しなければならない)
桶にお湯を用意して、汗ばんだ身体を拭う。この村自慢の温泉はわたしもお気に入りなのだが、流石にこの時間にはまだ入れない。
(それに……)
ヒロヤ殿の周りの女達は、今の彼との関係をどう思っているのだろう。
(恐らく……辛く……悲しんでいるのだろう)
わたしとカリンの居た国でも一夫多妻はあった。実際、わたしの母も第三夫人だった。そしていつも泣いていた。
(男というものは……なんとも身勝手なものだな)
夜明けまではまだ時間がある。わたしは寝室に戻り、もうひと眠りする事にした。
■□■□■□■□
「あれ……ヒロヤ……トイレ行ってたの?」
軽く風呂で汗を流した後、寝室に戻って静かにレナとカズミの間に身体を収めたつもりだったけど、カズミを起こしてしまった。
「ごめん……起こしちゃったね」
枕の上で首を振り、俺の胸元に顔を埋めるカズミ。
「あの……さ」
「ん?どしたの?」
「俺……カズミの事、悲しませてない?辛い思いさせてない?」
そう言葉を継ぐ俺の唇を、カズミの柔らかくて温かい唇が塞ぐ。
「むちゅ♡……どうしたの?」
「いや……俺のやってる事って……他人から見たらホントに不誠実だよなぁと思って」
俺の頭を胸に抱くカズミ。
「そんな事ないよ……みんなを愛してくれるヒロヤ、とても素敵だと思うよ。私もこんなに幸せだし、リズもマルティナもドロシーも、そしてレナもすっごく幸せそうだよ」
俺を抱く腕に力がこもる。
「そんな風に、みんなを幸せにしてくれるヒロヤが……大好き」
「俺……カズミだけを愛した方がよかったんじゃないか?って思っちゃってね。もちろんみんなの事大好きなんだけど……たくさんの好きの中から、ひとつを選ばなかった『ただの自分勝手な男』なんじゃないか?って」
そう言う俺の頭をカズミは優しく撫でてくれた。
「リズがオットーに抱かれてアイツの女になっても良かったの?ヒロヤの事愛してるのに、オットーに淫紋を定着させられて性奴隷になるドロシーが幸せになったと思う?」
カズミの言葉を想像して、思い切り頭を振る俺。
「でしょ?ひょっとするとそうなったかもしれない未来を、ヒロヤは回避したのよ?あの娘達に起こり得た不幸な未来から、ヒロヤ自身が救ったのよ」
俺はカズミの胸元を涙で濡らしてしまう。
「あなたを想って一緒に居ても……あなたは私だけを愛して自分は見向きもされない。そんな悲しい思いをさせちゃって平気なの?」
「イヤだ……みんなを悲しませるのは……絶対イヤだ」
「じゃあヒロヤは間違ってなんかいないよ。不誠実なんかじゃない。あなたはそんな『愛してくれる女』に誠実に向き合っただけなんだから……」
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