128 / 287
127話「ゼット商会」
しおりを挟む
お茶屋を出て、サーシャさんに案内されたのは、以前サーシャさんに『野営用具』を頂いた宿屋。……え?宿屋?
「以前はウチの商会が経営していた宿屋兼商品倉庫だったんですが、今までの城塞都市ムンドに加えてラツィア村での商いの伸びを想定して、宿屋は廃業。全て商品倉庫として改築したのですよ」
宿屋だった建物の前では、男達が馬車の荷物を選別・積み降ろしに従事している。
「そんなに伸びそうなんですか?ラツィア村での需要が……」
定住者が増えつつある村だけど、俺にはどうにもピンとこない。いや……
「あっ、そうか……」
サーシャさんに質問しながらも、ある事に気が付いた。そんな俺を見て、サーシャさんがニッコリ微笑む。
「お気付きになられましたか?」
「はい。若い冒険者が村に集まりだしている事、そして城塞都市ムンドへの交代要員である部隊の駐屯。あとは、駐屯地に出来た娼館や酒場等で働く女性。……確かに様々な需要がありそうですね」
「その通りです。村の方々には日用雑貨、冒険者には武器や防具、娼館や酒場の女性には化粧品に衣服や下着……こちらから売る物だけじゃなく、ラツィア村の農作物やギルドに集まる素材などの買い取りも魅力なのです」
なるほど。それはサーシャさんの商会だけじゃなく、ラツィア村にも魅力的だ。
「化粧品に服や下着……それって王都のだよな?」
リズが食いつく。王都に行った時も下着たくさん買ってたしな。
「もちろんです。衣服に関しては、ラツィア村では夏に東方風の衣服が流行ったと聞きまして、こちらとしてはそれも気になってます」
「『ユカタ』の事だよね!あれ涼しくて可愛くて凄い良かったよ!」
マルティナの言葉に、彼女の浴衣姿を思い出す。あれは確かに凄い破壊力だったよな。
「あのおしゃれな下着が村でも買えるのは魅力だな……」
「わたし、王都の下着なんて一枚も持ってません」
リズとドロシーが嬉しそうに笑う。
「武器や防具もか……ウチとしては商売敵になるのね」
アルダが難しい顔をする。
「ご心配に及びません。ウチが扱うのはトルドさんの商品です。アルダさんのお店で販売して頂くとトルドさんから言付けられています」
「なるほど。お祖父ちゃんの作ったものなのね」
アルダも納得したようだ。
◆
「それでは、明日の早朝出立しますのでよろしくお願いしますね」
サーシャさんが丁寧に頭を下げ、俺達は彼女の商品倉庫を後にした。
「王都の商品が、村で買えるのか。これは楽しみだね」
リズはニコニコ顔だ。
「わたしも可愛い下着が早く欲しいです」
「ドロシーはまだしも、リズ、こないだ王都でいっぱい買ったよね?」
「可愛くてセクシーな下着はいくらあっても良いんだよ。……それに、色々あった方がさ……ヒロヤも嬉しいだろ?」
リズの目が妖しく光る。
「わたしも下着姿でヒロヤさんを悩殺したいです」
「ヒロヤ兄ちゃん、王都で買った下着で……今度……シタいな……」
ドロシーとマルティナの言葉に、二人の下着姿の妄想がモヤモヤと……
だめだ。抗えん。
「ヒロくんは……下着フェチ……っと」
「アルダ?それどうでもいい情報だからね?」
「どうでもよくないよ……ヒロくんを誘惑しなきゃなんだから……」
あ、アルダが本気の目をしてる。
◆
カズミ達『留守番組』へのお土産を探して、露店やお店をウロウロするも、これだ!というものが見当たらず。
結局、さっきのお茶屋さんでクッキーを大量に購入した。
陽も傾きだし、宿に戻って夕食を食べてお風呂に入ろう。とみんなで帰りだしたところ……
「……ヒロヤか……?」
と、後ろから声を掛けられた。
「アンタは……アスカ!」
振り向いた先に、俺の『尾武夢想流』を破った女・アスカが居た。
俺は腰を落として『闇斬丸』に手をかける。
「待ってくれ!別に戦いに来た訳じゃないんだ!」
腰の刀を外し、地面に置いて膝をつくアスカ。
「師匠!待ってくださいッス!アスカはもう敵じゃないッス!」
通りの向こうからゴージュが慌てて走ってきた。
◆
「オレとアスカは先行任務でここに来たッス。目的地はラツィア村で、師匠や姐さん達にアスカが恩を返したいって言ってるんッス」
宿の食堂で、ゴージュが慌てて説明する。その隣で激しく頷くアスカ。
「先行任務?」
「オレ達、軍務大臣様の一行の『旅の露払い』みたいな事をしてるんッスよ。道中にモンスターが居たら排除したり、野営地を確保したり、宿場町での宿の手配とか。あ、お忍びなんッスけどね」
リズの質問に、丁寧に答えるゴージュ。その隣では、またうんうん頷いているアスカ。
「そういや、ラツィア村に来るって言ってたなエルベハルト卿……じゃあもうすぐボルグに到着するの?」
久しぶりに会って話したい事もある。
「恐らく明日の朝までには到着する筈なんッスよ。なんせ夜しか移動出来ないんッス」
「あ……そういやバルバラさんはヴァンパイアだったっけ?」
「そうッス。軍務大臣とバルバラさんお二人の旅ッス」
「恋人同士の旅……いいなぁ」
「わたしはヒロヤさんが居るから、冒険に出掛ける事で満たされますけど」
「アタイもだな。ヒロヤが傍に居るしね」
「でも、二人っきりってのはアルダも憧れるなぁ」
マルティナ、ドロシー、リズ、アルダが、それぞれ別方向を向いて胸の前で手を合わせる。……恋する乙女の表情だ。みんな可愛い。
「でも、俺達は夜明けにはこの街出てラツィア村に戻るからなぁ。再会は村でのお楽しみか……」
少し残念。二度目のダンジョンアタックまでに会って話す時間を取ってもらえるかな。
◆
「で、アスカもゴージュと一緒に雇われたって事は、無罪放免だったんだね……って久々の麦酒美味いな!」
運ばれてきた食事を目の前に、先ず麦酒を一口飲むリズ。
「あぁ。『奴隷として主人の命令に従っただけ』という事で、冒険者ランク降級の処分だけで済んだ……それで──」
赤い顔をして、緊張しながら話すアスカも麦酒を一口飲む。
「ふぅ……それで、良くしてくれたあんた達に恩返しがしたくて……それでラツィア村に向かってるんだよ」
「恩返しなんて……あたし達、別に何もしてないよ?」
「いや、本来ならヒロヤに斬られてもおかしくなかった。それに、捕縛後も……良くしてもらって……」
マルティナの言葉に、少し俯きながら答えるアスカ。
「それは、アスカさんが通した筋に義で応えたまでですよ。あなたは完全に隷属してなかったのでしょ?そうじゃなければ、ゴージュさんを見逃そうとしたりしなかった筈です。そこはアスカさんの意思でしょうし」
「そうだよ。かつての仲間だったゴージュを殺さなかった。そんな筋を通したアンタだったからね」
ドロシーとリズの言葉を聞いて、少し涙ぐむアスカ。
「いや、最後は本当に殺す気だった。ヒロヤが止めに入らなきゃ……斬っていた……でもさ──」
顔を上げたアスカがゴージュを見る。とても優しい表情だ。
「アタシは……こいつに惚れてたんだよ。オットーに刻まれた淫紋に抗っていたけど、こいつと会ったおかげで、絶対に抗ってみせると決意できたんだ。そんなこいつを斬らずに済んだのも感謝してる」
視線を俺に移し、頭を下げるアスカ。
「アスカ、アンタ淫紋の力に……堪えたのか?」
「あの……抗い難い快楽に溺れなかったのですか?」
リズとドロシーが驚愕の声をあげる。
「あぁ。奴隷契約による隷属はしていたけど、淫紋の力による『快楽での身体と心の隷属』には堕ちなかったよ」
「「「凄い!」」」
淫紋の力を知るドロシー、リズ、マルティナが驚嘆した。
「わたしは、愛する人に定着して頂いたので……この淫紋は宝物ですけど……オットーの様な男に弄ばれる事を考えると──地獄でしたね……」
そう言って下腹部に手を当て、悲しそうにアスカを見つめるドロシー。
「あぁ、まさに地獄だったよ……今は、ゴージュになら……また刻まれても良いかな?って思ってる。確かに好きな相手に定着して貰えれば宝物だよな」
アスカが悲しげに笑う。
「っていうか……今までの話の流れを聞くと……アスカさんとゴージュさんって……その……」
「もちろん恋人同士だ。ゴージュに『愛する男とのセックス』ってやつを……教えてもらった♡」
「!」
俺はもう少しで飲んでいたスープを噴き出すところだった。
「ゴージュ!やっと愛する人を見つけたんだよな?……遊びじゃないよな?」
俺はスプーンを置き、腰の『闇斬丸』に手をかける。
「待つッス師匠!本気!本気ッスよ!もう『愛の探求者』ナンパ師ゴージュは廃業ッス!これからはアスカだけを愛するって誓ったッス!」
「……なら良い」
俺は座り直して、食事を再開した。
「愛する男とのセックス、最高だろ?」
「あたしもヒロヤ兄ちゃん大好きだから、ヒロヤ兄ちゃんとのセックスも大好き♡」
「淫紋……どこかで刻み直します?ゴージュさんだけの『雌奴隷』になれますよ?」
「……うん。こんなに良いものだとは思わなかった。オットーに犯されてた時は嫌悪しか無かったが。ゴージュの雌奴隷なら──うん。悪くない」
「いいなぁ……アルダも初めては好きな人に抱かれたいもんなぁ……」
女子衆、夕食の場で話す話題じゃないよ……
俺とゴージュの男二人は、真っ赤な顔をして食事をかき込むしかなかった。
「以前はウチの商会が経営していた宿屋兼商品倉庫だったんですが、今までの城塞都市ムンドに加えてラツィア村での商いの伸びを想定して、宿屋は廃業。全て商品倉庫として改築したのですよ」
宿屋だった建物の前では、男達が馬車の荷物を選別・積み降ろしに従事している。
「そんなに伸びそうなんですか?ラツィア村での需要が……」
定住者が増えつつある村だけど、俺にはどうにもピンとこない。いや……
「あっ、そうか……」
サーシャさんに質問しながらも、ある事に気が付いた。そんな俺を見て、サーシャさんがニッコリ微笑む。
「お気付きになられましたか?」
「はい。若い冒険者が村に集まりだしている事、そして城塞都市ムンドへの交代要員である部隊の駐屯。あとは、駐屯地に出来た娼館や酒場等で働く女性。……確かに様々な需要がありそうですね」
「その通りです。村の方々には日用雑貨、冒険者には武器や防具、娼館や酒場の女性には化粧品に衣服や下着……こちらから売る物だけじゃなく、ラツィア村の農作物やギルドに集まる素材などの買い取りも魅力なのです」
なるほど。それはサーシャさんの商会だけじゃなく、ラツィア村にも魅力的だ。
「化粧品に服や下着……それって王都のだよな?」
リズが食いつく。王都に行った時も下着たくさん買ってたしな。
「もちろんです。衣服に関しては、ラツィア村では夏に東方風の衣服が流行ったと聞きまして、こちらとしてはそれも気になってます」
「『ユカタ』の事だよね!あれ涼しくて可愛くて凄い良かったよ!」
マルティナの言葉に、彼女の浴衣姿を思い出す。あれは確かに凄い破壊力だったよな。
「あのおしゃれな下着が村でも買えるのは魅力だな……」
「わたし、王都の下着なんて一枚も持ってません」
リズとドロシーが嬉しそうに笑う。
「武器や防具もか……ウチとしては商売敵になるのね」
アルダが難しい顔をする。
「ご心配に及びません。ウチが扱うのはトルドさんの商品です。アルダさんのお店で販売して頂くとトルドさんから言付けられています」
「なるほど。お祖父ちゃんの作ったものなのね」
アルダも納得したようだ。
◆
「それでは、明日の早朝出立しますのでよろしくお願いしますね」
サーシャさんが丁寧に頭を下げ、俺達は彼女の商品倉庫を後にした。
「王都の商品が、村で買えるのか。これは楽しみだね」
リズはニコニコ顔だ。
「わたしも可愛い下着が早く欲しいです」
「ドロシーはまだしも、リズ、こないだ王都でいっぱい買ったよね?」
「可愛くてセクシーな下着はいくらあっても良いんだよ。……それに、色々あった方がさ……ヒロヤも嬉しいだろ?」
リズの目が妖しく光る。
「わたしも下着姿でヒロヤさんを悩殺したいです」
「ヒロヤ兄ちゃん、王都で買った下着で……今度……シタいな……」
ドロシーとマルティナの言葉に、二人の下着姿の妄想がモヤモヤと……
だめだ。抗えん。
「ヒロくんは……下着フェチ……っと」
「アルダ?それどうでもいい情報だからね?」
「どうでもよくないよ……ヒロくんを誘惑しなきゃなんだから……」
あ、アルダが本気の目をしてる。
◆
カズミ達『留守番組』へのお土産を探して、露店やお店をウロウロするも、これだ!というものが見当たらず。
結局、さっきのお茶屋さんでクッキーを大量に購入した。
陽も傾きだし、宿に戻って夕食を食べてお風呂に入ろう。とみんなで帰りだしたところ……
「……ヒロヤか……?」
と、後ろから声を掛けられた。
「アンタは……アスカ!」
振り向いた先に、俺の『尾武夢想流』を破った女・アスカが居た。
俺は腰を落として『闇斬丸』に手をかける。
「待ってくれ!別に戦いに来た訳じゃないんだ!」
腰の刀を外し、地面に置いて膝をつくアスカ。
「師匠!待ってくださいッス!アスカはもう敵じゃないッス!」
通りの向こうからゴージュが慌てて走ってきた。
◆
「オレとアスカは先行任務でここに来たッス。目的地はラツィア村で、師匠や姐さん達にアスカが恩を返したいって言ってるんッス」
宿の食堂で、ゴージュが慌てて説明する。その隣で激しく頷くアスカ。
「先行任務?」
「オレ達、軍務大臣様の一行の『旅の露払い』みたいな事をしてるんッスよ。道中にモンスターが居たら排除したり、野営地を確保したり、宿場町での宿の手配とか。あ、お忍びなんッスけどね」
リズの質問に、丁寧に答えるゴージュ。その隣では、またうんうん頷いているアスカ。
「そういや、ラツィア村に来るって言ってたなエルベハルト卿……じゃあもうすぐボルグに到着するの?」
久しぶりに会って話したい事もある。
「恐らく明日の朝までには到着する筈なんッスよ。なんせ夜しか移動出来ないんッス」
「あ……そういやバルバラさんはヴァンパイアだったっけ?」
「そうッス。軍務大臣とバルバラさんお二人の旅ッス」
「恋人同士の旅……いいなぁ」
「わたしはヒロヤさんが居るから、冒険に出掛ける事で満たされますけど」
「アタイもだな。ヒロヤが傍に居るしね」
「でも、二人っきりってのはアルダも憧れるなぁ」
マルティナ、ドロシー、リズ、アルダが、それぞれ別方向を向いて胸の前で手を合わせる。……恋する乙女の表情だ。みんな可愛い。
「でも、俺達は夜明けにはこの街出てラツィア村に戻るからなぁ。再会は村でのお楽しみか……」
少し残念。二度目のダンジョンアタックまでに会って話す時間を取ってもらえるかな。
◆
「で、アスカもゴージュと一緒に雇われたって事は、無罪放免だったんだね……って久々の麦酒美味いな!」
運ばれてきた食事を目の前に、先ず麦酒を一口飲むリズ。
「あぁ。『奴隷として主人の命令に従っただけ』という事で、冒険者ランク降級の処分だけで済んだ……それで──」
赤い顔をして、緊張しながら話すアスカも麦酒を一口飲む。
「ふぅ……それで、良くしてくれたあんた達に恩返しがしたくて……それでラツィア村に向かってるんだよ」
「恩返しなんて……あたし達、別に何もしてないよ?」
「いや、本来ならヒロヤに斬られてもおかしくなかった。それに、捕縛後も……良くしてもらって……」
マルティナの言葉に、少し俯きながら答えるアスカ。
「それは、アスカさんが通した筋に義で応えたまでですよ。あなたは完全に隷属してなかったのでしょ?そうじゃなければ、ゴージュさんを見逃そうとしたりしなかった筈です。そこはアスカさんの意思でしょうし」
「そうだよ。かつての仲間だったゴージュを殺さなかった。そんな筋を通したアンタだったからね」
ドロシーとリズの言葉を聞いて、少し涙ぐむアスカ。
「いや、最後は本当に殺す気だった。ヒロヤが止めに入らなきゃ……斬っていた……でもさ──」
顔を上げたアスカがゴージュを見る。とても優しい表情だ。
「アタシは……こいつに惚れてたんだよ。オットーに刻まれた淫紋に抗っていたけど、こいつと会ったおかげで、絶対に抗ってみせると決意できたんだ。そんなこいつを斬らずに済んだのも感謝してる」
視線を俺に移し、頭を下げるアスカ。
「アスカ、アンタ淫紋の力に……堪えたのか?」
「あの……抗い難い快楽に溺れなかったのですか?」
リズとドロシーが驚愕の声をあげる。
「あぁ。奴隷契約による隷属はしていたけど、淫紋の力による『快楽での身体と心の隷属』には堕ちなかったよ」
「「「凄い!」」」
淫紋の力を知るドロシー、リズ、マルティナが驚嘆した。
「わたしは、愛する人に定着して頂いたので……この淫紋は宝物ですけど……オットーの様な男に弄ばれる事を考えると──地獄でしたね……」
そう言って下腹部に手を当て、悲しそうにアスカを見つめるドロシー。
「あぁ、まさに地獄だったよ……今は、ゴージュになら……また刻まれても良いかな?って思ってる。確かに好きな相手に定着して貰えれば宝物だよな」
アスカが悲しげに笑う。
「っていうか……今までの話の流れを聞くと……アスカさんとゴージュさんって……その……」
「もちろん恋人同士だ。ゴージュに『愛する男とのセックス』ってやつを……教えてもらった♡」
「!」
俺はもう少しで飲んでいたスープを噴き出すところだった。
「ゴージュ!やっと愛する人を見つけたんだよな?……遊びじゃないよな?」
俺はスプーンを置き、腰の『闇斬丸』に手をかける。
「待つッス師匠!本気!本気ッスよ!もう『愛の探求者』ナンパ師ゴージュは廃業ッス!これからはアスカだけを愛するって誓ったッス!」
「……なら良い」
俺は座り直して、食事を再開した。
「愛する男とのセックス、最高だろ?」
「あたしもヒロヤ兄ちゃん大好きだから、ヒロヤ兄ちゃんとのセックスも大好き♡」
「淫紋……どこかで刻み直します?ゴージュさんだけの『雌奴隷』になれますよ?」
「……うん。こんなに良いものだとは思わなかった。オットーに犯されてた時は嫌悪しか無かったが。ゴージュの雌奴隷なら──うん。悪くない」
「いいなぁ……アルダも初めては好きな人に抱かれたいもんなぁ……」
女子衆、夕食の場で話す話題じゃないよ……
俺とゴージュの男二人は、真っ赤な顔をして食事をかき込むしかなかった。
0
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる