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81話「男たるもの」(視点・ゴージュ→ヒロヤ)
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オレとロアナさんは、夜もぶっ通しで森の中を歩き続ける。
やはり、ダンジョン付近までの行程でモンスターを狩りまくってたのが幸いして、これといった障害も無しに逃げてくる事ができた。
「恐らく、師匠たちのパーティーも追っかけダンジョン目指して森に侵入してるはずッス。……登校日があるとか聞いてたので、オレ達に遅れる事二日ぐらいッスかね」
木々の間から射し込む薄明るい朝の光の中、少し歩を緩めて歩く。
「だから、侵入コースを逆に辿れば必ず師匠たちと出会うッスよ」
「……師匠師匠って──ヒロヤ君の事だよね?まだ幼い少年の何を師事してるの?」
呆れたような表情でオレを見るロアナさん。
「そりゃあれだけ美少女の姐さん方をものにした師匠の手腕ッスよ」
オレは自分の事のように胸を張る。
「……剣術じゃないのね……」
「王都に居た時なんッスけどね。オレがときめいて声を掛けた姐さん達が全員師匠の女だったんッスよ」
「……ヒロヤ君の女って訳じゃないでしょうけどね……いや……」
「?」
「……マルティナはヒロヤ君にベタ惚れだったわ……」
「でしょ?」
「でも、ヒロヤ君の彼女ってカズミちゃんでしょ?」
「チッチッチッ。ロアナさん分かってないッスね。リズ姐もレナ姐も、アレは師匠にベタ惚れッスよ。間違いないッス」
「……あの歳でハーレムね……剣術だけじゃなく、そっちの意味でも末恐ろしい子なのか……」
「とにかく、師匠と合流できればもう大丈夫ッスか……ら……」
そこまで言って、後方から迫る圧を感じた。
「ロアナさん!このまま走るッス!」
オレはロアナさんの背中を押して、後ろを振り返り抜刀した。
やがて森の奥からアスカが姿を現す。
「……あの盗賊野郎は見つからなかったけど……本丸には追いついたか……」
腰の刀を抜いてオレに迫るアスカ。
「ゴージュ……お前を殺せと言われて追ってきたが……短い間とはいえ、パーティーを組んでいた仲だ。そこを退けば見逃してやるよ」
「それは出来ねぇッス。女は男が守るものッス。それがオレの信条ッス」
アスカは凄腕の剣士。どう考えてもオレに勝ち目は無い。
「アンタのそういうトコ……好きだったよ」
抜き身の刀をだらりと下げて、ゆっくりとオレに近付いてくる。
「アンタがアタシ達を裏切り、ロアナを連れて逃げたって聞いたときも『あぁ、アンタらしいな』って思ったんだ……」
「……殺す直前に告白とは……遅いッスよ……」
アスカの静かな殺気に、ジリジリと後退りしてしまう。
「アンタはオットーのクソ野郎とは大違いだ。……それでもアタシはアイツの奴隷だからね……」
刀を振り上げ、襲い掛かるアスカ。
オレもバスタードソードを掲げて、なんとか受け止めるものの、弾いた刀を直ぐに構え直し、真っ直ぐ胴を突いてくる。
「グッ!」
オレは姿勢を崩しながらも、身体を仰け反らせて躱すが、切っ先が脇腹を掠める。
「……悔しいね……奴隷って身分はさ……」
手元に刀を引き、再び突きを繰り出すアスカ。完全に体勢を崩したオレに躱す術は無い。左肩に切っ先がめり込む。
「ぐはっ!」
「初めて好きンなった男を……殺らなきゃいけないんだもんね……」
後方に倒れ込んだオレに迫るアスカ。
「……まだ殺られねぇッスよ……」
「……アンタを殺って、アタシも後を追いたいけどさ……奴隷には自死が許されないんだよ……勘弁しておくれ……」
大上段から振り下ろされるアスカの一撃。
「硬化!」
オレの得意魔術。一時的に肉体を石のように硬化する。
弾かれる刃。オレはそのアスカの隙をつく。
「女は斬らねぇ主義だが、仕方ねぇッス」
バスタードソードでアスカの足元から逆袈裟に切り上げる。
「むうっ!」
姿勢を崩したまま、アスカはバスタードソードの刀身を蹴りつけて避ける。なんて反射神経だよこの女。
だが、この隙に立ち上がってなんとかアスカとの距離を取った……つもりだったけど──
「これで最後だ!」
すぐに体勢を戻したアスカが既に目の前に迫っていた。腰だめに刀を構えて……
「硬化した身体を……突ききりやがったッスか……」
アスカの刀が、鍔の部分までオレの硬化した腹にめり込んでいた。
「……ゴージュ……さよならだ……んちゅ……」
硬質化が徐々に解除され……オレを抱き締めて口づけをするアスカ。
「あぁ……さよならッス……でも、ロアナは助けるッスよ……少しでも時間は稼ぐッス……オレの……生命を賭けてっ!」
オレはアスカを抱き締め返し、再び『硬化』を唱えた。が……
「……最後に素敵な抱擁……ありがとね……」
アスカの馬鹿力で徐々に剥がされるオレの身体。
「グフッ!」
やがて、腹に刺さった刀を引き抜かれ、鮮血が噴き出した。
(まぁ……男らしく死ねるならいいッスよね……)
アスカの刀がオレの首をめがけて振り下ろされる。
目を閉じてそれを受け入れるオレ。
──キィンッ!
刃の弾ける音。
「『生命を賭けて』か……よく吼えたね。流石は俺の弟子だ。ゴージュは男の中の男だよ」
薄っすらと目を開くと、小さいのに何故か安心感がある師匠の背中。
「し……ししょぉ……」
師匠が来てくれた……アスカの振り下ろした刃を愛刀で受け止めてくれた……
「まだ死なせないよ。ロアナもリズ達が保護した。安心して」
やっぱり師匠は格好良いぜ……
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ヒロヤか!」
後方に飛び退り、刀を構え直すアスカとかいう女剣士。
「……ゴージュはオレの大事な弟子だ。殺らせないよ」
俺は『闇斬丸』を鞘に収め、居合いの体勢でじわじわとアスカとの距離を詰める。
「来なよ……」
アスカが切っ先で俺を誘う。
「身体強化!」
地を蹴り、瞬速でアスカの懐に飛び込む。
「身体強化!」
アスカが叫びと共に抜刀した俺の『闇斬丸』に刃を合わせる。
──キィンッ!
(弾かれた!)
駆け抜けて、納刀しようとしたが、アスカが連撃を加えてくる。
「アタシも『身体強化』は得意でね!なんとか初撃を躱せたよ!」
妖艶な笑みを浮かべ、素早い突きを繰り出してくるアスカ。
「納刀させないよ!その剣術は『初撃を躱して連続攻撃を繰り出す』のが攻略のセオリーなんだよ!」
その異常に手数の多い突きをなんとか受け流し続ける俺。
「やるじゃないか……これならどうだい!」
喉元を狙って繰り出された突きを受ける為、上段に構えた時、アスカの蹴りが脇腹に直撃する。
「グッフ!」
そのままふっ飛ばされ、転がる俺。なかなかに効いた……
「そのちっちゃい身体には、蹴り一つでもキッツいダメージだろ?」
痛みを堪え、なんとか立ち上がる。
「アンタには期待してたんだ。オットーを……あのクソ野郎を殺してくれるんじゃないかって」
刀を構え、迫るアスカ。
「でも、この程度じゃまだまだだよ……アイツは殺せない……」
「どうかな?」
俺は『闇斬丸』を鞘に収めず、眼前で縦に構える。
「……その構えは……」
「俺の師匠は、この国一番の騎士でね……」
そう。これは騎士の構えだ。
「……そんな付け焼刃な剣術でアタシとやろうってのかい?」
「……試してみるか?」
オーソドックスな中段の構えでアスカを挑発する。師匠の剣術は、派手さは無いものの『堅実』なスタイルだ。攻防精確無比な剣運びで相手を徐々に圧倒する。
「虚仮威しを!」
恐らくアスカの得意技なのだろう。素早い突きを何度も繰り出してくる。
だが、俺はそのすべてを難なく弾く。
アスカは速度を上げるも、俺は刃を弾き続ける。
「クソッ!」
焦りから大きく繰り出した突きに、刃を絡ませてアスカから刀を捻り取り、その刀を空高く跳ね上げてやる。
丸腰になったアスカの喉元に切っ先を突きつける俺。
「チェックメイトだ」
「アンタ……騎士のスタイルまで使えるのかい……」
「師匠が優秀だし、俺も覚えはいい方でね」
その切っ先で、アスカの首に巻かれたスカーフを切り裂く。
案の定、その首には奴隷紋が。
「ふぅん……ひょっとして、こっちも?」
『闇斬丸』でアスカの腰を斬る。
真っ二つになった鎧の腰パーツが地面に落ち、切り裂かれたアンダーウェアの隙間から見える『淫紋』。
「やっぱり……オットーに隷属させられてるんだね……」
その時、俺の後頭部に重い衝撃が。
「痛っ!」
「この変態ヒロヤ!」
後ろからカズミに思いっきり殴られた。
「いや……ちょっと確かめたかったんだよ……」
涙目で後頭部を抑える俺。痛い……
「敵とはいっても、相手は女の子なんだよ!」
そう言って俺が切り裂いたスカーフを拾って、アスカの腰に掛けるカズミ。
「ヒロヤが無茶してごめんね。後でちゃんと見えないように何か巻いてあげるから」
「ヒロヤくん、それは叩かれても仕方ないね……」
レナがゴージュの手当てをしながら呆れている。なんかすいません……
やはり、ダンジョン付近までの行程でモンスターを狩りまくってたのが幸いして、これといった障害も無しに逃げてくる事ができた。
「恐らく、師匠たちのパーティーも追っかけダンジョン目指して森に侵入してるはずッス。……登校日があるとか聞いてたので、オレ達に遅れる事二日ぐらいッスかね」
木々の間から射し込む薄明るい朝の光の中、少し歩を緩めて歩く。
「だから、侵入コースを逆に辿れば必ず師匠たちと出会うッスよ」
「……師匠師匠って──ヒロヤ君の事だよね?まだ幼い少年の何を師事してるの?」
呆れたような表情でオレを見るロアナさん。
「そりゃあれだけ美少女の姐さん方をものにした師匠の手腕ッスよ」
オレは自分の事のように胸を張る。
「……剣術じゃないのね……」
「王都に居た時なんッスけどね。オレがときめいて声を掛けた姐さん達が全員師匠の女だったんッスよ」
「……ヒロヤ君の女って訳じゃないでしょうけどね……いや……」
「?」
「……マルティナはヒロヤ君にベタ惚れだったわ……」
「でしょ?」
「でも、ヒロヤ君の彼女ってカズミちゃんでしょ?」
「チッチッチッ。ロアナさん分かってないッスね。リズ姐もレナ姐も、アレは師匠にベタ惚れッスよ。間違いないッス」
「……あの歳でハーレムね……剣術だけじゃなく、そっちの意味でも末恐ろしい子なのか……」
「とにかく、師匠と合流できればもう大丈夫ッスか……ら……」
そこまで言って、後方から迫る圧を感じた。
「ロアナさん!このまま走るッス!」
オレはロアナさんの背中を押して、後ろを振り返り抜刀した。
やがて森の奥からアスカが姿を現す。
「……あの盗賊野郎は見つからなかったけど……本丸には追いついたか……」
腰の刀を抜いてオレに迫るアスカ。
「ゴージュ……お前を殺せと言われて追ってきたが……短い間とはいえ、パーティーを組んでいた仲だ。そこを退けば見逃してやるよ」
「それは出来ねぇッス。女は男が守るものッス。それがオレの信条ッス」
アスカは凄腕の剣士。どう考えてもオレに勝ち目は無い。
「アンタのそういうトコ……好きだったよ」
抜き身の刀をだらりと下げて、ゆっくりとオレに近付いてくる。
「アンタがアタシ達を裏切り、ロアナを連れて逃げたって聞いたときも『あぁ、アンタらしいな』って思ったんだ……」
「……殺す直前に告白とは……遅いッスよ……」
アスカの静かな殺気に、ジリジリと後退りしてしまう。
「アンタはオットーのクソ野郎とは大違いだ。……それでもアタシはアイツの奴隷だからね……」
刀を振り上げ、襲い掛かるアスカ。
オレもバスタードソードを掲げて、なんとか受け止めるものの、弾いた刀を直ぐに構え直し、真っ直ぐ胴を突いてくる。
「グッ!」
オレは姿勢を崩しながらも、身体を仰け反らせて躱すが、切っ先が脇腹を掠める。
「……悔しいね……奴隷って身分はさ……」
手元に刀を引き、再び突きを繰り出すアスカ。完全に体勢を崩したオレに躱す術は無い。左肩に切っ先がめり込む。
「ぐはっ!」
「初めて好きンなった男を……殺らなきゃいけないんだもんね……」
後方に倒れ込んだオレに迫るアスカ。
「……まだ殺られねぇッスよ……」
「……アンタを殺って、アタシも後を追いたいけどさ……奴隷には自死が許されないんだよ……勘弁しておくれ……」
大上段から振り下ろされるアスカの一撃。
「硬化!」
オレの得意魔術。一時的に肉体を石のように硬化する。
弾かれる刃。オレはそのアスカの隙をつく。
「女は斬らねぇ主義だが、仕方ねぇッス」
バスタードソードでアスカの足元から逆袈裟に切り上げる。
「むうっ!」
姿勢を崩したまま、アスカはバスタードソードの刀身を蹴りつけて避ける。なんて反射神経だよこの女。
だが、この隙に立ち上がってなんとかアスカとの距離を取った……つもりだったけど──
「これで最後だ!」
すぐに体勢を戻したアスカが既に目の前に迫っていた。腰だめに刀を構えて……
「硬化した身体を……突ききりやがったッスか……」
アスカの刀が、鍔の部分までオレの硬化した腹にめり込んでいた。
「……ゴージュ……さよならだ……んちゅ……」
硬質化が徐々に解除され……オレを抱き締めて口づけをするアスカ。
「あぁ……さよならッス……でも、ロアナは助けるッスよ……少しでも時間は稼ぐッス……オレの……生命を賭けてっ!」
オレはアスカを抱き締め返し、再び『硬化』を唱えた。が……
「……最後に素敵な抱擁……ありがとね……」
アスカの馬鹿力で徐々に剥がされるオレの身体。
「グフッ!」
やがて、腹に刺さった刀を引き抜かれ、鮮血が噴き出した。
(まぁ……男らしく死ねるならいいッスよね……)
アスカの刀がオレの首をめがけて振り下ろされる。
目を閉じてそれを受け入れるオレ。
──キィンッ!
刃の弾ける音。
「『生命を賭けて』か……よく吼えたね。流石は俺の弟子だ。ゴージュは男の中の男だよ」
薄っすらと目を開くと、小さいのに何故か安心感がある師匠の背中。
「し……ししょぉ……」
師匠が来てくれた……アスカの振り下ろした刃を愛刀で受け止めてくれた……
「まだ死なせないよ。ロアナもリズ達が保護した。安心して」
やっぱり師匠は格好良いぜ……
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「ヒロヤか!」
後方に飛び退り、刀を構え直すアスカとかいう女剣士。
「……ゴージュはオレの大事な弟子だ。殺らせないよ」
俺は『闇斬丸』を鞘に収め、居合いの体勢でじわじわとアスカとの距離を詰める。
「来なよ……」
アスカが切っ先で俺を誘う。
「身体強化!」
地を蹴り、瞬速でアスカの懐に飛び込む。
「身体強化!」
アスカが叫びと共に抜刀した俺の『闇斬丸』に刃を合わせる。
──キィンッ!
(弾かれた!)
駆け抜けて、納刀しようとしたが、アスカが連撃を加えてくる。
「アタシも『身体強化』は得意でね!なんとか初撃を躱せたよ!」
妖艶な笑みを浮かべ、素早い突きを繰り出してくるアスカ。
「納刀させないよ!その剣術は『初撃を躱して連続攻撃を繰り出す』のが攻略のセオリーなんだよ!」
その異常に手数の多い突きをなんとか受け流し続ける俺。
「やるじゃないか……これならどうだい!」
喉元を狙って繰り出された突きを受ける為、上段に構えた時、アスカの蹴りが脇腹に直撃する。
「グッフ!」
そのままふっ飛ばされ、転がる俺。なかなかに効いた……
「そのちっちゃい身体には、蹴り一つでもキッツいダメージだろ?」
痛みを堪え、なんとか立ち上がる。
「アンタには期待してたんだ。オットーを……あのクソ野郎を殺してくれるんじゃないかって」
刀を構え、迫るアスカ。
「でも、この程度じゃまだまだだよ……アイツは殺せない……」
「どうかな?」
俺は『闇斬丸』を鞘に収めず、眼前で縦に構える。
「……その構えは……」
「俺の師匠は、この国一番の騎士でね……」
そう。これは騎士の構えだ。
「……そんな付け焼刃な剣術でアタシとやろうってのかい?」
「……試してみるか?」
オーソドックスな中段の構えでアスカを挑発する。師匠の剣術は、派手さは無いものの『堅実』なスタイルだ。攻防精確無比な剣運びで相手を徐々に圧倒する。
「虚仮威しを!」
恐らくアスカの得意技なのだろう。素早い突きを何度も繰り出してくる。
だが、俺はそのすべてを難なく弾く。
アスカは速度を上げるも、俺は刃を弾き続ける。
「クソッ!」
焦りから大きく繰り出した突きに、刃を絡ませてアスカから刀を捻り取り、その刀を空高く跳ね上げてやる。
丸腰になったアスカの喉元に切っ先を突きつける俺。
「チェックメイトだ」
「アンタ……騎士のスタイルまで使えるのかい……」
「師匠が優秀だし、俺も覚えはいい方でね」
その切っ先で、アスカの首に巻かれたスカーフを切り裂く。
案の定、その首には奴隷紋が。
「ふぅん……ひょっとして、こっちも?」
『闇斬丸』でアスカの腰を斬る。
真っ二つになった鎧の腰パーツが地面に落ち、切り裂かれたアンダーウェアの隙間から見える『淫紋』。
「やっぱり……オットーに隷属させられてるんだね……」
その時、俺の後頭部に重い衝撃が。
「痛っ!」
「この変態ヒロヤ!」
後ろからカズミに思いっきり殴られた。
「いや……ちょっと確かめたかったんだよ……」
涙目で後頭部を抑える俺。痛い……
「敵とはいっても、相手は女の子なんだよ!」
そう言って俺が切り裂いたスカーフを拾って、アスカの腰に掛けるカズミ。
「ヒロヤが無茶してごめんね。後でちゃんと見えないように何か巻いてあげるから」
「ヒロヤくん、それは叩かれても仕方ないね……」
レナがゴージュの手当てをしながら呆れている。なんかすいません……
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