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56話「夕食と戦士オットー」
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「それで、みんな楽しめた?」
それぞれ注文した料理を食べながら、カズミが全員に聞いた。
「ま、まぁそれなりにな」
「う、うん。図書館大きくて楽しかったし」
「ヒロヤ兄ちゃんとデート……楽しかった」
みんな下向いて顔を赤らめるのはやめてくれませんか。俺が買い物デートで何かしたみたいになってるよ。
「俺は楽しかったよ。色んなとこ行けて」
と、無難にごく普通の感想を述べておく。
「ふーん。みんな王都でのいい思い出が出来たみたいね」
カズミがジト目で俺を見る。ちょっと!?発案者カズミでしょ?
「そ、それでトルドは装備の製作にどれぐらい掛かるのかな」
話を逸らす。
「あぁ、朝の買い物帰りに寄ってみたんだけど、明日中には出来るみたいに言ってたぞ」
リズがパスタをかき込む手を止めて答える。
「さすがは王都一の鍛冶職人ね。仕事が早いわ」
カズミがキャリアウーマンの顔で言う。
「なんか、エルベハルト卿にも急げって言われてんだって。明後日の朝にはラツィア村に出発させるからとか」
「え?もう帰る日程決まってんの?」
リズの言葉にワイルドボアのステーキを切る手を止める俺。
「さぁ、アタイもなんも聞いてないんだよね。装備が揃い次第帰るってだけで……」
そっか。装備が出来次第帰れるのか。
◆
「師匠!師匠じゃないッスか!」
俺達のテーブルに向かって歩いてくる男が。
「げっ!ゴージュ!」
「お前……」
「昼間の……」
「ナンパ師……」
リズ、レナ、カズミが嫌な顔をする中、マルティナだけがキョトンとしてる。そか、マルティナはゴージュの事『アウトオブ眼中』だったもんな。
「姐さん方……今日はほんと失礼しました!」
そう言って俺達のテーブルで頭を下げるゴージュ。
「っていうか、なんでヒロヤが師匠なんだ?」
リズが俺を見る。
「弟子にした覚えはないんだけどね」
「土下座で頼まれたのよ。『美少女と付き合う方法を教えてくれ!』ってね」
カズミが笑う。
「師匠、ラツィア村に帰っちゃうんッスよね……」
「うん。まぁこっちで装備が揃ったらね……ってなんで知ってるの?」
「ギルドの受付嬢の間で噂になってたんッスよ。『大臣が規格外の冒険者パーティー連れてきた』って。なんでも、いま噂の『小鬼の森』のダンジョン制覇の為の精鋭らしいじゃないッスか!」
「そりゃ噂になるよな。規定年齢に達してない子供が冒険者ランクDやらCやらBだったんだから」
ケラケラと笑うリズ。
「オレ、ラツィア村に行くッスよ。その為に、ラツィア村行きのパーティーに頑張って潜り込んだッス」
そう言って、親指で後ろを指差すゴージュ。
「失礼。君たちがラツィア村から来た精鋭パーティーの一行かい?」
ゴージュの後ろから、俺達に話しかける人物がいた。
「わたしは王都の戦士『オットー・レーマン』と申す者。此度はラツィア村の危機に微力ながら手を貸そうと思っている」
金髪に浅黒い肌。目鼻立ちが整っており、間違いなくイケメンだ。
「オットーさん、こちらがあの『双剣のオブライエン』殿のご子息ヒロヤ様です。そして、この女性方がヒロヤ様のご夫人の方々です」
「いやご夫人じゃないから!仲間仲間!」
ゴージュがとんでもない紹介をするので慌てて否定する。
「君がその歳でランクC冒険者となったヒロヤくんか。よろしく」
戦士オットーが俺に右手を差し出す。俺は彼の手を軽く握り返した。
「ふむ。よく稽古している手だね」
そう言って微笑む戦士オットー。
「ご同行の方々も見目麗しい女性ばかり。羨ましいですな」
リズ、レナ、マルティナ、カズミの順で握手していくオットー。
「後ろにいるのが、わたしのパーティーのメンバーだ。『剣士』アスカと『魔術師』ソラ。ふたりともランクBの頼りになる仲間でね。……あぁ、それとこちらのゴージュくんと。四人で明後日の駐留部隊に同行してラツィア村へと向かう事になっている」
オットーの後ろで頭を下げるふたりの女性。アスカは東方の出身みたいだ。長い黒髪に切れ長の黒い瞳。そして腰には『太刀』。ソラはミディアムロングのダークブロンド。ぱっちりとした茶色の瞳。どちらも美人さんだ。
「明後日の駐留部隊?」
リズがオットーに聞いた。
「おや、まだ聞いてなかったか。明後日、王都からラツィア村に向けて部隊が出発するんだよ。城塞都市『ムンド』の交代要員として二部隊。それで君たちも一緒に帰ると思ったんだが」
「なるほど。それで明日中には装備を揃えろって事なのか」
リズが頷いた。
「とにかく、ラツィア村の為に戦う者同士、これからもよろしく頼むよ」
もう一度俺と握手してから、オットーは去っていった。
「……とにかく腕利きのパーティーには間違いないッスよ。ギルドの新しい認定方法でもランク落とさなかった数少ない冒険者達ッス」
「なるほど。頼りになりそうだ」
俺は残ったステーキを急いで切り分けて食べた。
◆
宿に戻ってまずは風呂。女性陣に先に入ってもらう。
「一緒に入ろう!」
とカズミ達に誘われたものの、今日はみんなとチューしたり頬にしてもらったりと刺激的な一日だったので、火照った身体を鎮めるために稽古をするからとなんとか断った。
(帰ったら、早速『小鬼の森』へ)
宿の中庭、大脇差『闇斬丸』で素振りを繰り返す。
帰ると、もう水の月(10月)に入るだろう。ラツィア村周辺は水の月も半ばになると雪景色だそうだ。足元が悪い状態での戦いも練習しておかないと。
◆
部屋に戻ると、四姉妹(仮)の下着ファッションショーが行われていた。
なんでも、レナとマルティナも夕食前にリズに連れられて下着屋に行ってたそうだ。ニアミス。
「どう?ヒロヤ兄ちゃん。可愛い?」
明らかに布面積の少ない黒のレースの上下を、そのダイナマイトボディに身に着けて俺に迫ってくるマルティナ。黒いタイツにガーターベルトとかもう性的凶器ですよ。
「凄く似合ってるけど……マルティナにこんなエッチな下着選んだのリズでしょ!」
俺とのデートで買った赤のマイクロビキニ下着を着て、ソファーに座りニヤニヤ笑うリズ。
「いいじゃん!似合ってんだからさ」
「れな達のサイズもあったんだよ!ヒロヤくん、似合ってる?」
「レナも店員さんに教えてもらって買ったんだって!色違いのお揃いなんだ」
そしてレナは白いレースの紐パンに白のベビードール。カズミは黒いレースの紐パンに黒のベビードール。どちらも透け透けで……ち●び見えちゃってます……
「ふたりとも色っぽ過ぎますから……」
俺、なんの為に稽古しに行ったんだっけ?鎮めた筈の火照りがぶり返してくる。
「アタイのも色っぽいだろ?」
ソファーから立ち上がり、俺にお尻を向けて身体を捻るリズ。
「リズ、お尻丸見えじゃん……」
とにかく目を逸したんだけど……お尻はほぼ丸見えだし、ブラも布面積超小さくて、ピンク色の乳輪の縁が見えてるんです。
「みんな綺麗でよく似合ってるよ!」
それだけ言って、急いで風呂に向かった。
◆
下半身の火照りを鎮めるため、少し長湯して風呂から上がると、デートで疲れてたのか、みんな下着のまんまでベッドに倒れ込んでいた。
「……風邪引いちゃうよ……」
とにかくひとりひとり布団に入れてあげる。
「うふーん……ヒロヤ……」
リズ……寝言ならそこはアレスでしょ。
レナはお姫様抱っこで移動させてから布団を掛ける。
「ありがと……ヒロヤくん……」
「起きてたの?」
「えへへ……おやすみ……」
マルティナは抱きかかえられないので、脚を持ってくるりと向きを変えて布団を掛けてあげる。
「ヒロヤ兄ちゃん……大好き……」
衝撃の告白を寝言でされちゃったよ……
「……やっぱりヒロヤの事大好きなんだねマルティナは」
「びっくりした!起きたの?」
カズミが俺の後ろから、マルティナの寝顔を覗き込んで微笑む。
「……幸せそうな顔……今日のデートがよっぽど嬉しかったんだよこの娘……」
その優しい表情に前世の主任がダブる。
「マルティナの想い、大事にしてあげたい。ね?ヒロヤ」
「そう言われても……俺、カズミが大好きだし」
みんなを起こさないように、小声で答える俺。
「マルティナの事嫌い?」
「嫌いな訳ないよ。好きだけど……」
「それは妹として?異性として?」
「……正直、異性として見ちゃう時もある」
「なら考えてあげてね。私はヒロヤの一番だったらそれで良いんだから」
カズミさん。それ二番目作れって事?
そんな風に考えてるところへ、軽くキスしてくるカズミ。
「ふふふ。じゃあちゃんと寝るんだよ。おやすみヒロヤ」
カズミはそう言って自分のベッドに潜り込んだ。
(まぁ、なるようになるか……)
変な事に頭悩ませるより、まずは精進なんだ。
俺も自分のベッドに潜り込んで寝ることにした。
それぞれ注文した料理を食べながら、カズミが全員に聞いた。
「ま、まぁそれなりにな」
「う、うん。図書館大きくて楽しかったし」
「ヒロヤ兄ちゃんとデート……楽しかった」
みんな下向いて顔を赤らめるのはやめてくれませんか。俺が買い物デートで何かしたみたいになってるよ。
「俺は楽しかったよ。色んなとこ行けて」
と、無難にごく普通の感想を述べておく。
「ふーん。みんな王都でのいい思い出が出来たみたいね」
カズミがジト目で俺を見る。ちょっと!?発案者カズミでしょ?
「そ、それでトルドは装備の製作にどれぐらい掛かるのかな」
話を逸らす。
「あぁ、朝の買い物帰りに寄ってみたんだけど、明日中には出来るみたいに言ってたぞ」
リズがパスタをかき込む手を止めて答える。
「さすがは王都一の鍛冶職人ね。仕事が早いわ」
カズミがキャリアウーマンの顔で言う。
「なんか、エルベハルト卿にも急げって言われてんだって。明後日の朝にはラツィア村に出発させるからとか」
「え?もう帰る日程決まってんの?」
リズの言葉にワイルドボアのステーキを切る手を止める俺。
「さぁ、アタイもなんも聞いてないんだよね。装備が揃い次第帰るってだけで……」
そっか。装備が出来次第帰れるのか。
◆
「師匠!師匠じゃないッスか!」
俺達のテーブルに向かって歩いてくる男が。
「げっ!ゴージュ!」
「お前……」
「昼間の……」
「ナンパ師……」
リズ、レナ、カズミが嫌な顔をする中、マルティナだけがキョトンとしてる。そか、マルティナはゴージュの事『アウトオブ眼中』だったもんな。
「姐さん方……今日はほんと失礼しました!」
そう言って俺達のテーブルで頭を下げるゴージュ。
「っていうか、なんでヒロヤが師匠なんだ?」
リズが俺を見る。
「弟子にした覚えはないんだけどね」
「土下座で頼まれたのよ。『美少女と付き合う方法を教えてくれ!』ってね」
カズミが笑う。
「師匠、ラツィア村に帰っちゃうんッスよね……」
「うん。まぁこっちで装備が揃ったらね……ってなんで知ってるの?」
「ギルドの受付嬢の間で噂になってたんッスよ。『大臣が規格外の冒険者パーティー連れてきた』って。なんでも、いま噂の『小鬼の森』のダンジョン制覇の為の精鋭らしいじゃないッスか!」
「そりゃ噂になるよな。規定年齢に達してない子供が冒険者ランクDやらCやらBだったんだから」
ケラケラと笑うリズ。
「オレ、ラツィア村に行くッスよ。その為に、ラツィア村行きのパーティーに頑張って潜り込んだッス」
そう言って、親指で後ろを指差すゴージュ。
「失礼。君たちがラツィア村から来た精鋭パーティーの一行かい?」
ゴージュの後ろから、俺達に話しかける人物がいた。
「わたしは王都の戦士『オットー・レーマン』と申す者。此度はラツィア村の危機に微力ながら手を貸そうと思っている」
金髪に浅黒い肌。目鼻立ちが整っており、間違いなくイケメンだ。
「オットーさん、こちらがあの『双剣のオブライエン』殿のご子息ヒロヤ様です。そして、この女性方がヒロヤ様のご夫人の方々です」
「いやご夫人じゃないから!仲間仲間!」
ゴージュがとんでもない紹介をするので慌てて否定する。
「君がその歳でランクC冒険者となったヒロヤくんか。よろしく」
戦士オットーが俺に右手を差し出す。俺は彼の手を軽く握り返した。
「ふむ。よく稽古している手だね」
そう言って微笑む戦士オットー。
「ご同行の方々も見目麗しい女性ばかり。羨ましいですな」
リズ、レナ、マルティナ、カズミの順で握手していくオットー。
「後ろにいるのが、わたしのパーティーのメンバーだ。『剣士』アスカと『魔術師』ソラ。ふたりともランクBの頼りになる仲間でね。……あぁ、それとこちらのゴージュくんと。四人で明後日の駐留部隊に同行してラツィア村へと向かう事になっている」
オットーの後ろで頭を下げるふたりの女性。アスカは東方の出身みたいだ。長い黒髪に切れ長の黒い瞳。そして腰には『太刀』。ソラはミディアムロングのダークブロンド。ぱっちりとした茶色の瞳。どちらも美人さんだ。
「明後日の駐留部隊?」
リズがオットーに聞いた。
「おや、まだ聞いてなかったか。明後日、王都からラツィア村に向けて部隊が出発するんだよ。城塞都市『ムンド』の交代要員として二部隊。それで君たちも一緒に帰ると思ったんだが」
「なるほど。それで明日中には装備を揃えろって事なのか」
リズが頷いた。
「とにかく、ラツィア村の為に戦う者同士、これからもよろしく頼むよ」
もう一度俺と握手してから、オットーは去っていった。
「……とにかく腕利きのパーティーには間違いないッスよ。ギルドの新しい認定方法でもランク落とさなかった数少ない冒険者達ッス」
「なるほど。頼りになりそうだ」
俺は残ったステーキを急いで切り分けて食べた。
◆
宿に戻ってまずは風呂。女性陣に先に入ってもらう。
「一緒に入ろう!」
とカズミ達に誘われたものの、今日はみんなとチューしたり頬にしてもらったりと刺激的な一日だったので、火照った身体を鎮めるために稽古をするからとなんとか断った。
(帰ったら、早速『小鬼の森』へ)
宿の中庭、大脇差『闇斬丸』で素振りを繰り返す。
帰ると、もう水の月(10月)に入るだろう。ラツィア村周辺は水の月も半ばになると雪景色だそうだ。足元が悪い状態での戦いも練習しておかないと。
◆
部屋に戻ると、四姉妹(仮)の下着ファッションショーが行われていた。
なんでも、レナとマルティナも夕食前にリズに連れられて下着屋に行ってたそうだ。ニアミス。
「どう?ヒロヤ兄ちゃん。可愛い?」
明らかに布面積の少ない黒のレースの上下を、そのダイナマイトボディに身に着けて俺に迫ってくるマルティナ。黒いタイツにガーターベルトとかもう性的凶器ですよ。
「凄く似合ってるけど……マルティナにこんなエッチな下着選んだのリズでしょ!」
俺とのデートで買った赤のマイクロビキニ下着を着て、ソファーに座りニヤニヤ笑うリズ。
「いいじゃん!似合ってんだからさ」
「れな達のサイズもあったんだよ!ヒロヤくん、似合ってる?」
「レナも店員さんに教えてもらって買ったんだって!色違いのお揃いなんだ」
そしてレナは白いレースの紐パンに白のベビードール。カズミは黒いレースの紐パンに黒のベビードール。どちらも透け透けで……ち●び見えちゃってます……
「ふたりとも色っぽ過ぎますから……」
俺、なんの為に稽古しに行ったんだっけ?鎮めた筈の火照りがぶり返してくる。
「アタイのも色っぽいだろ?」
ソファーから立ち上がり、俺にお尻を向けて身体を捻るリズ。
「リズ、お尻丸見えじゃん……」
とにかく目を逸したんだけど……お尻はほぼ丸見えだし、ブラも布面積超小さくて、ピンク色の乳輪の縁が見えてるんです。
「みんな綺麗でよく似合ってるよ!」
それだけ言って、急いで風呂に向かった。
◆
下半身の火照りを鎮めるため、少し長湯して風呂から上がると、デートで疲れてたのか、みんな下着のまんまでベッドに倒れ込んでいた。
「……風邪引いちゃうよ……」
とにかくひとりひとり布団に入れてあげる。
「うふーん……ヒロヤ……」
リズ……寝言ならそこはアレスでしょ。
レナはお姫様抱っこで移動させてから布団を掛ける。
「ありがと……ヒロヤくん……」
「起きてたの?」
「えへへ……おやすみ……」
マルティナは抱きかかえられないので、脚を持ってくるりと向きを変えて布団を掛けてあげる。
「ヒロヤ兄ちゃん……大好き……」
衝撃の告白を寝言でされちゃったよ……
「……やっぱりヒロヤの事大好きなんだねマルティナは」
「びっくりした!起きたの?」
カズミが俺の後ろから、マルティナの寝顔を覗き込んで微笑む。
「……幸せそうな顔……今日のデートがよっぽど嬉しかったんだよこの娘……」
その優しい表情に前世の主任がダブる。
「マルティナの想い、大事にしてあげたい。ね?ヒロヤ」
「そう言われても……俺、カズミが大好きだし」
みんなを起こさないように、小声で答える俺。
「マルティナの事嫌い?」
「嫌いな訳ないよ。好きだけど……」
「それは妹として?異性として?」
「……正直、異性として見ちゃう時もある」
「なら考えてあげてね。私はヒロヤの一番だったらそれで良いんだから」
カズミさん。それ二番目作れって事?
そんな風に考えてるところへ、軽くキスしてくるカズミ。
「ふふふ。じゃあちゃんと寝るんだよ。おやすみヒロヤ」
カズミはそう言って自分のベッドに潜り込んだ。
(まぁ、なるようになるか……)
変な事に頭悩ませるより、まずは精進なんだ。
俺も自分のベッドに潜り込んで寝ることにした。
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