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23話「祭りのあと」
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「……屋台……何も食べられなかったな……」
「……焼きとうもろこし……かき氷……肉串……」
俺とカズミは片付けられてゆく屋台を眺める。モンスターの襲撃は、幸いにも村人達に怪我人一人も出す事なく退けられた。
「ある意味、お祭りのタイミングでよかったわ」
家を出る前に、着替え終わってひと息ついていた母がそう言ってた意味が良く分かった。
負傷した兵士達に混じって、冒険者達の怪我人も目立つ。『龍神祭』に訪れていた冒険者達の活躍が大きかったようだ。
ルドルフさんとジゼルさん、マルティナが初めこそ忙しく治療を行っていたが、やがて……
「後は全員、温泉場に行きやがれ!3日も通えば治る程度の怪我だ!」
そう言って自ら風呂道具を持って温泉へと歩いて行った。
◆
「俺達も温泉行こうか?」
名残惜しそうに屋台の撤収作業を見ていたカズミを誘う。
「……焼きそば……たこ焼き……フランクフルト……」
いやそれこの世界に無いからカズミさん。──無いよね?
「温泉!行こ行こ!」
浴衣姿にタスキを巻いて治療の手伝いをしていたマルティナが、アイザックとロアナの手を引いて走ってきた。
「れなも行く。なんかほんと疲れたし……」
「よし、みんなで行くか!」
俺達も色々と疲れた身体を癒やす為、温泉に向かった。
◆
「領主様、お話とは……?」
湯船に浸かる父の後ろで、直立不動のアイザック。その姿は腰にタオル一枚で非常に滑稽だ。
「そんな所で立ってないで浸かりたまえ。アイザック君も長旅とモンスターとの戦闘とで疲労困憊だろう?ゆっくり癒やすといい」
俺とアイザックが脱衣所から温泉に入ると、たくさんの冒険者達と、俺の父が湯船で寛いでいたという訳だ。
アイザックがそっと湯船に身体を沈める。
「ふぅ……確かにこれは……癒やされますね」
「手紙で伝えたとおりだ。このラツィア村に住まんか」
「その話ですが……王都にて仕事もありますので……」
「たちの悪いベテラン共に『盾(おとり)』として使われる事がお前の仕事か?」
「それは……」
アイザックは俯く。
「後は『名義借り』か。自分達では上級依頼を受けられないから、上位パーティー共に受けてもらって下請ける。ギルド違反の行為だったはずだな」
父がアイザックを睨みつける。どうりでアイザックとロアナがボロボロだった筈だ。やはりかなりの無茶をしていたみたいだ。
「どうしてそれを……」
驚いた表情のアイザック。
「王都に居る現役の友人から聞いた。『ラツィア村の冒険者が最近無茶をしているようだ』とな」
言い終えて、ギロリとアイザックを睨みつける父。
「申し訳ありません。……冒険者資格の取り上げだけは勘弁してください。オレ達が食べていけなくなるだけじゃなく、院に仕送りが出来なくなります……」
父に頭を下げ、涙を堪えるアイザック。
「だからここに住め。マルティナや故郷の孤児院……それにお前達の事を考えると、それが最善だ」
そう言って父は立ち上がる。
「住む家なら安く用意してやる。……もし、お前が所帯を持つつもりなら無償でかまわん。考えておけ」
父は湯船から出て、脱衣所へと歩き出した。
「どうして……そこまで……」
「この村で、若い所帯持ちの移住に関する施策が決まった。無償で家を提供する事になっておる。それに……」
父がアイザックを振り返る。
「この村を気に入ってくれて、私の息子やカズミ、レナ達と仲良くしてくれているマルティナを悲しませたくないのだ。無謀の先は落命しか無いのが冒険者稼業。あたら生命を散らすな」
アイザックに優しく声を掛け、父は出て行った。
傷を癒やしに来ていた兵士や冒険者達は既に姿を消していて、後には嗚咽を漏らすアイザックと、それを見つめるしか出来ない俺が残された。
◆
「ロアナと相談してみるよ。仕事の拠点が出来て、マルティナの心配が無いとなったら、今までの様な無茶をしなくていい。安く家が手に入るなら、この村への移住は魅力的な話だ」
落ち着いたアイザックが俺に話し掛ける。
「それがいいよ。それに、近くのダンジョンが今回の『ダンジョンバースト』でモンスターのレベルが高くなったって話もあるし、アイザックみたいな冒険者はこの村に必要なんだ」
「ありがとなヒロヤ」
「いっそロアナさんと一緒になればいい……マルティナに色々聞いてるよ」
俺は肘でアイザックを小突いた。
「なっ!」
アイザックは俺の中身の歳より全然若いんだよな。照れた顔がやっぱり16歳の少年だ。
「俺、先に上がるよ」
そう言ってアイザックの赤くなった顔にお湯をぶっかけてやる。泣いた痕をごまかせるようにね。武士の情けだ。
「やめろよ!」
「顔の傷跡に擦り込んでおくといいよ。温泉の効能で何度か入るうちに消えるかもだから。じゃあ後でね」
俺は急いで温泉を出た。
◆
今日は俺がカズミ達を待たせるという、珍しいお風呂タイムになった。
「先に頂いてるよ~」
レナがコーヒー牛乳を美味そうに飲んでる。
「ヒロヤ兄ちゃん、はい!」
マルティナがコーヒー牛乳の入ったカップを手渡してくれた。
「そういやロアナさん、脚怪我してたでしょ?温泉どうだった?」
コーヒー牛乳を飲み、初めての味に驚いてる風のロアナに話しかけた。
「おいし……え?あ、ああ、脚ね」
ローブの裾を少し上げて見せてくれた。まだ傷が痛々しい。
「温泉入るまでは、痺れが残ってたんだけどね。湯に浸かってるうちに、痺れは無くなったの。凄いわね」
「ゆっくり湯治すればいいよ。どうせこの村に住むでしょ?」
ロアナの脚から、ちょうど温泉から出てきたアイザックに視線を移してやらしく笑ってやった。
「ね、アイザック?」
俺の視線を受け、困った様に頭を掻くアイザック。
やがて意を決したように、ロアナの前に立つ。
「ロアナ……俺とこの村で所帯を持ってくれないか……」
「「「「え!!!」」」」
カズミとレナ、そして温泉の休憩所に居合わせた兵士や冒険者達から驚きの声が上がる。
俺とマルティナ、そして父だけがアイザックとロアナを見て笑う。
「お!プロポーズか!」
「見せつけてんのか!くぅ!うらやましい!」
「まぁ待て、女の方がまだ返事してない」
「ワンチャン振られる可能性も」
「そこは応援してやれよ」
そんな声が飛び交う中、ロアナの答えは……
「……はい……」
「ちくしょう!幸せになりやがれ!」
「爆発しろ!」
「俺も誰か居ねぇかな」
「マルティナちゃん!結婚してくれ!」
「お、おれはカズミちゃんがいいな」
「だまれロリコン野郎」
「じ、じゃあお前は誰がいいんだよ!」
「……レナちゃん」
「衛兵さんこっちです!」
「やっぱりメグミさまだろ!……あのビキニアーマー……」
どうやらウチの守衛も混じってるようだ。母の名前が出た事で父がひと睨みすると、水を打ったように静かになる。
「詳しい話は、明日にでも私の屋敷に来なさい。もちろん二人でな。おめでとう、アイザック、ロアナ」
そう言って、父は温泉場を出て行った。
「お前が奥様のビキニアーマーなんて言うから」
「……だって、凄いエロかったんだよ……」
とにかく、大騒ぎしながらも、最後は全員で祝福した。
「お互い好き同士なのに……あたしがこんな事になっちゃったせいで一緒にならないのかと思ってて……よかった……ほんとに……」
しゃがみこんだマルティナは、俺の胸で声を上げて泣いた。
「マルティナのせいじゃないよ。二人が不器用だっただけさ。よかったな……」
そう言って、カズミとレナと俺の三人でマルティナの頭を撫で続けた。
「……焼きとうもろこし……かき氷……肉串……」
俺とカズミは片付けられてゆく屋台を眺める。モンスターの襲撃は、幸いにも村人達に怪我人一人も出す事なく退けられた。
「ある意味、お祭りのタイミングでよかったわ」
家を出る前に、着替え終わってひと息ついていた母がそう言ってた意味が良く分かった。
負傷した兵士達に混じって、冒険者達の怪我人も目立つ。『龍神祭』に訪れていた冒険者達の活躍が大きかったようだ。
ルドルフさんとジゼルさん、マルティナが初めこそ忙しく治療を行っていたが、やがて……
「後は全員、温泉場に行きやがれ!3日も通えば治る程度の怪我だ!」
そう言って自ら風呂道具を持って温泉へと歩いて行った。
◆
「俺達も温泉行こうか?」
名残惜しそうに屋台の撤収作業を見ていたカズミを誘う。
「……焼きそば……たこ焼き……フランクフルト……」
いやそれこの世界に無いからカズミさん。──無いよね?
「温泉!行こ行こ!」
浴衣姿にタスキを巻いて治療の手伝いをしていたマルティナが、アイザックとロアナの手を引いて走ってきた。
「れなも行く。なんかほんと疲れたし……」
「よし、みんなで行くか!」
俺達も色々と疲れた身体を癒やす為、温泉に向かった。
◆
「領主様、お話とは……?」
湯船に浸かる父の後ろで、直立不動のアイザック。その姿は腰にタオル一枚で非常に滑稽だ。
「そんな所で立ってないで浸かりたまえ。アイザック君も長旅とモンスターとの戦闘とで疲労困憊だろう?ゆっくり癒やすといい」
俺とアイザックが脱衣所から温泉に入ると、たくさんの冒険者達と、俺の父が湯船で寛いでいたという訳だ。
アイザックがそっと湯船に身体を沈める。
「ふぅ……確かにこれは……癒やされますね」
「手紙で伝えたとおりだ。このラツィア村に住まんか」
「その話ですが……王都にて仕事もありますので……」
「たちの悪いベテラン共に『盾(おとり)』として使われる事がお前の仕事か?」
「それは……」
アイザックは俯く。
「後は『名義借り』か。自分達では上級依頼を受けられないから、上位パーティー共に受けてもらって下請ける。ギルド違反の行為だったはずだな」
父がアイザックを睨みつける。どうりでアイザックとロアナがボロボロだった筈だ。やはりかなりの無茶をしていたみたいだ。
「どうしてそれを……」
驚いた表情のアイザック。
「王都に居る現役の友人から聞いた。『ラツィア村の冒険者が最近無茶をしているようだ』とな」
言い終えて、ギロリとアイザックを睨みつける父。
「申し訳ありません。……冒険者資格の取り上げだけは勘弁してください。オレ達が食べていけなくなるだけじゃなく、院に仕送りが出来なくなります……」
父に頭を下げ、涙を堪えるアイザック。
「だからここに住め。マルティナや故郷の孤児院……それにお前達の事を考えると、それが最善だ」
そう言って父は立ち上がる。
「住む家なら安く用意してやる。……もし、お前が所帯を持つつもりなら無償でかまわん。考えておけ」
父は湯船から出て、脱衣所へと歩き出した。
「どうして……そこまで……」
「この村で、若い所帯持ちの移住に関する施策が決まった。無償で家を提供する事になっておる。それに……」
父がアイザックを振り返る。
「この村を気に入ってくれて、私の息子やカズミ、レナ達と仲良くしてくれているマルティナを悲しませたくないのだ。無謀の先は落命しか無いのが冒険者稼業。あたら生命を散らすな」
アイザックに優しく声を掛け、父は出て行った。
傷を癒やしに来ていた兵士や冒険者達は既に姿を消していて、後には嗚咽を漏らすアイザックと、それを見つめるしか出来ない俺が残された。
◆
「ロアナと相談してみるよ。仕事の拠点が出来て、マルティナの心配が無いとなったら、今までの様な無茶をしなくていい。安く家が手に入るなら、この村への移住は魅力的な話だ」
落ち着いたアイザックが俺に話し掛ける。
「それがいいよ。それに、近くのダンジョンが今回の『ダンジョンバースト』でモンスターのレベルが高くなったって話もあるし、アイザックみたいな冒険者はこの村に必要なんだ」
「ありがとなヒロヤ」
「いっそロアナさんと一緒になればいい……マルティナに色々聞いてるよ」
俺は肘でアイザックを小突いた。
「なっ!」
アイザックは俺の中身の歳より全然若いんだよな。照れた顔がやっぱり16歳の少年だ。
「俺、先に上がるよ」
そう言ってアイザックの赤くなった顔にお湯をぶっかけてやる。泣いた痕をごまかせるようにね。武士の情けだ。
「やめろよ!」
「顔の傷跡に擦り込んでおくといいよ。温泉の効能で何度か入るうちに消えるかもだから。じゃあ後でね」
俺は急いで温泉を出た。
◆
今日は俺がカズミ達を待たせるという、珍しいお風呂タイムになった。
「先に頂いてるよ~」
レナがコーヒー牛乳を美味そうに飲んでる。
「ヒロヤ兄ちゃん、はい!」
マルティナがコーヒー牛乳の入ったカップを手渡してくれた。
「そういやロアナさん、脚怪我してたでしょ?温泉どうだった?」
コーヒー牛乳を飲み、初めての味に驚いてる風のロアナに話しかけた。
「おいし……え?あ、ああ、脚ね」
ローブの裾を少し上げて見せてくれた。まだ傷が痛々しい。
「温泉入るまでは、痺れが残ってたんだけどね。湯に浸かってるうちに、痺れは無くなったの。凄いわね」
「ゆっくり湯治すればいいよ。どうせこの村に住むでしょ?」
ロアナの脚から、ちょうど温泉から出てきたアイザックに視線を移してやらしく笑ってやった。
「ね、アイザック?」
俺の視線を受け、困った様に頭を掻くアイザック。
やがて意を決したように、ロアナの前に立つ。
「ロアナ……俺とこの村で所帯を持ってくれないか……」
「「「「え!!!」」」」
カズミとレナ、そして温泉の休憩所に居合わせた兵士や冒険者達から驚きの声が上がる。
俺とマルティナ、そして父だけがアイザックとロアナを見て笑う。
「お!プロポーズか!」
「見せつけてんのか!くぅ!うらやましい!」
「まぁ待て、女の方がまだ返事してない」
「ワンチャン振られる可能性も」
「そこは応援してやれよ」
そんな声が飛び交う中、ロアナの答えは……
「……はい……」
「ちくしょう!幸せになりやがれ!」
「爆発しろ!」
「俺も誰か居ねぇかな」
「マルティナちゃん!結婚してくれ!」
「お、おれはカズミちゃんがいいな」
「だまれロリコン野郎」
「じ、じゃあお前は誰がいいんだよ!」
「……レナちゃん」
「衛兵さんこっちです!」
「やっぱりメグミさまだろ!……あのビキニアーマー……」
どうやらウチの守衛も混じってるようだ。母の名前が出た事で父がひと睨みすると、水を打ったように静かになる。
「詳しい話は、明日にでも私の屋敷に来なさい。もちろん二人でな。おめでとう、アイザック、ロアナ」
そう言って、父は温泉場を出て行った。
「お前が奥様のビキニアーマーなんて言うから」
「……だって、凄いエロかったんだよ……」
とにかく、大騒ぎしながらも、最後は全員で祝福した。
「お互い好き同士なのに……あたしがこんな事になっちゃったせいで一緒にならないのかと思ってて……よかった……ほんとに……」
しゃがみこんだマルティナは、俺の胸で声を上げて泣いた。
「マルティナのせいじゃないよ。二人が不器用だっただけさ。よかったな……」
そう言って、カズミとレナと俺の三人でマルティナの頭を撫で続けた。
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