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君を1人になんてさせるわけないだろう
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「光の聖女ってなんですか」
私の質問にマリア様が唸りながら答える
「…伝承に残る、異界より招来して、悪を殲滅すると言われている伝説の聖女。心当たりは?」
「正直なところわからない、です。私は記憶はほとんどないし、だけど異界いうところも招来っていうところも何となく分かります」
手当が終わったみんなは不安そうに私を見ている
私は一体何なんだろう。私は本当に魔族を滅ぼすためにこの世界に召喚されたのだろうか、私は一体何者なんだろうか……なんで年齢が若返ってるのか。
考えたって何一つわからない
その夜、私は決意をした、いつまでもここにはいられない、みんなに迷惑がかかる前に……
「ありがとうみんな大好きだよ」
呟いて部屋を後にした。
目指すはいつの間にかポケットに入っていたメモに書いてあったグローからの手紙。
不落の廃墟で待つ
という事なのでそこに向かう。
.
.
.
「ヒナタがいねぇってどーゆー事だ!」
慌てた様子のルカちゃんをティナちゃんが宥めている
「これぇ……ヒナタの字だよね。」
"探さないで。今までありがとう"
と書かれた紙切れ
「……よし。」
僕は意を決してみんなに驚かないでね?
と断りを入れる
「狼獣化」
人狼族のスキルの1つ。二足歩行のいわゆるファンタジー出よく見る人狼の姿になるスキル。
嗅覚と身体能力が獣化の時よりも格段に上がる反動。魔法と武器が使えない。
「すっげえぇ!かっけぇぇえ!」
「漫画でよく見た人狼そのものだぁぁ!」
「毛がフサフサですね!触っていいですか!…」
思わず怖くないの?って聞いてしまう
答えはきっと自分でもわかってた。
「「「なにが?」」」
思わずクスリと笑ってしまった後、手紙の匂いを嗅ぐ。
少しナトリウムのような匂い…
「涙だ…ヒナタちゃん。この手紙描きながら泣いてたんだ…」
「泣くくらいなら勝手にいなくなってんじゃねっての」
「まぁまぁー。これはきっとフリだね!さがしてほしいってやつね!ツンデレだよ!ルカみたいな」
「そうですねっ」
「だーれがうちみたいだぁ!」
なんだと言いいつつみんなが出発の支度をする。
「さぁ。行こう」
君を1人になんてさせるわけないだろう
私の質問にマリア様が唸りながら答える
「…伝承に残る、異界より招来して、悪を殲滅すると言われている伝説の聖女。心当たりは?」
「正直なところわからない、です。私は記憶はほとんどないし、だけど異界いうところも招来っていうところも何となく分かります」
手当が終わったみんなは不安そうに私を見ている
私は一体何なんだろう。私は本当に魔族を滅ぼすためにこの世界に召喚されたのだろうか、私は一体何者なんだろうか……なんで年齢が若返ってるのか。
考えたって何一つわからない
その夜、私は決意をした、いつまでもここにはいられない、みんなに迷惑がかかる前に……
「ありがとうみんな大好きだよ」
呟いて部屋を後にした。
目指すはいつの間にかポケットに入っていたメモに書いてあったグローからの手紙。
不落の廃墟で待つ
という事なのでそこに向かう。
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「ヒナタがいねぇってどーゆー事だ!」
慌てた様子のルカちゃんをティナちゃんが宥めている
「これぇ……ヒナタの字だよね。」
"探さないで。今までありがとう"
と書かれた紙切れ
「……よし。」
僕は意を決してみんなに驚かないでね?
と断りを入れる
「狼獣化」
人狼族のスキルの1つ。二足歩行のいわゆるファンタジー出よく見る人狼の姿になるスキル。
嗅覚と身体能力が獣化の時よりも格段に上がる反動。魔法と武器が使えない。
「すっげえぇ!かっけぇぇえ!」
「漫画でよく見た人狼そのものだぁぁ!」
「毛がフサフサですね!触っていいですか!…」
思わず怖くないの?って聞いてしまう
答えはきっと自分でもわかってた。
「「「なにが?」」」
思わずクスリと笑ってしまった後、手紙の匂いを嗅ぐ。
少しナトリウムのような匂い…
「涙だ…ヒナタちゃん。この手紙描きながら泣いてたんだ…」
「泣くくらいなら勝手にいなくなってんじゃねっての」
「まぁまぁー。これはきっとフリだね!さがしてほしいってやつね!ツンデレだよ!ルカみたいな」
「そうですねっ」
「だーれがうちみたいだぁ!」
なんだと言いいつつみんなが出発の支度をする。
「さぁ。行こう」
君を1人になんてさせるわけないだろう
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