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プロローグ
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ここは病室。
しゃっと言うカーテンを開ける音に目が覚めてゆっくり身体を起こす。
看護婦のいつもの変わらない言葉を聞き流しながら朝食を取る
私の名前は四季神日向私には一部の記憶がない。数年前家族で旅行中に客船の沈没事故に巻き込まれた時に怪我をし、記憶が欠落した。別に文字はかけるし、常識もわかる。今食べてる小麦原材料のものがパンである事もしっている。無意識の記憶は残っている。
後遺症で足は動かない。
ふと空を見上げる。
神様がいるなら…この退屈な世界から…連れ出して?
病院生活は退屈だ。
家から持ってきてもらったゲーム。入院中のおじぃちゃん達との将棋。楽しいけれど何年もしてると飽きてくる。
なーんてくだらない事を考えながら目の前の朝食に手をのばしかけて止まる。
となりになにやらおかしな本。看護婦が何も言わずに置いてくわけはないし…
ぱらぱらめくる。しかし白紙…
一体なんなんだとため息をついて本を閉じゴテゴテした表紙を撫でた瞬間。
まばゆい光に包まれた。
哀れな運命を持つ者よ。
先の世界で命運を成し遂げたならば。
迫る厄災を退けたならば
あなたの願い叶えましょう
しゃっと言うカーテンを開ける音に目が覚めてゆっくり身体を起こす。
看護婦のいつもの変わらない言葉を聞き流しながら朝食を取る
私の名前は四季神日向私には一部の記憶がない。数年前家族で旅行中に客船の沈没事故に巻き込まれた時に怪我をし、記憶が欠落した。別に文字はかけるし、常識もわかる。今食べてる小麦原材料のものがパンである事もしっている。無意識の記憶は残っている。
後遺症で足は動かない。
ふと空を見上げる。
神様がいるなら…この退屈な世界から…連れ出して?
病院生活は退屈だ。
家から持ってきてもらったゲーム。入院中のおじぃちゃん達との将棋。楽しいけれど何年もしてると飽きてくる。
なーんてくだらない事を考えながら目の前の朝食に手をのばしかけて止まる。
となりになにやらおかしな本。看護婦が何も言わずに置いてくわけはないし…
ぱらぱらめくる。しかし白紙…
一体なんなんだとため息をついて本を閉じゴテゴテした表紙を撫でた瞬間。
まばゆい光に包まれた。
哀れな運命を持つ者よ。
先の世界で命運を成し遂げたならば。
迫る厄災を退けたならば
あなたの願い叶えましょう
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