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第三章 山岳城塞奪還戦
28 右翼中隊突撃
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ブラド隊が、右翼壁上よりさらに上の崖上に到着した様だ。
その為、正面から攻め立てる皇國軍は左翼に攻撃力を集中させた。
右翼壁上より帝国軍の意識を逸らす為である。
視点は変わり、帝国軍からは
「塞将!敵の攻勢が右翼に集中しています!」
「急報!右翼火砲部隊、機能していません!」
「急報!敵の攻城隊が一部右翼壁下に取り付きました!右壁将より増援要請が!」
「右翼に予備隊を出せ!へばり付いてきた小蝿を全て叩き落とせ!」
塞将と呼ばれる初老の男が、次々と走り込まれる知らせに対し指示を出す。
その様子を崖上からブラド隊が悠々と眺めている。
「ブラド隊長、そろそろ良いのでは?」
「・・・もうじきだ」
その時が来れば一斉に突撃を仕掛ける。
「もう少しで完全に敵の意識がこちらから逸れる」
まだ、まだ、まだ・・・
「火砲の予備を持って来い!正面のゴミを薙ぎ払え!」
「よし、行くぞハインツ」
「はっ!」
「第一中隊突撃始め」
ブラド隊は城壁上へと一斉突撃を敢行した。
その為、正面から攻め立てる皇國軍は左翼に攻撃力を集中させた。
右翼壁上より帝国軍の意識を逸らす為である。
視点は変わり、帝国軍からは
「塞将!敵の攻勢が右翼に集中しています!」
「急報!右翼火砲部隊、機能していません!」
「急報!敵の攻城隊が一部右翼壁下に取り付きました!右壁将より増援要請が!」
「右翼に予備隊を出せ!へばり付いてきた小蝿を全て叩き落とせ!」
塞将と呼ばれる初老の男が、次々と走り込まれる知らせに対し指示を出す。
その様子を崖上からブラド隊が悠々と眺めている。
「ブラド隊長、そろそろ良いのでは?」
「・・・もうじきだ」
その時が来れば一斉に突撃を仕掛ける。
「もう少しで完全に敵の意識がこちらから逸れる」
まだ、まだ、まだ・・・
「火砲の予備を持って来い!正面のゴミを薙ぎ払え!」
「よし、行くぞハインツ」
「はっ!」
「第一中隊突撃始め」
ブラド隊は城壁上へと一斉突撃を敢行した。
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