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第三章 山岳城塞奪還戦
26 別動大隊
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「隊長、友達居たんですね」
「何言ってんだお前エリア」
「何か、結構慕われている感じだったんでびっくりしてますよ、うちの隊員も」
「当たりめえだろ、俺は士官学校5席卒だぞ、あいつらにも色々手助けしてたんだよ」
第一陣が突撃を開始して、20分ほど経った。
やはり事前想定どおりに、大いに苦戦している。
「お前、俺に言うのは構わんが他所の連中には絶対にそんな舐めた態度取るなよ。
首飛ぶぞ、ついでに俺のもな」
「分かってますよ、他所の衆にこんな事言やしませんよ・・・それはそうと、やっぱり苦戦していますね・・・隊長」
「壁上の火砲陣が心底うぜえな、俺らは最低限あれを潰さにゃならんだよなぁ・・・」
「敵さんが完全に第一陣に釘付けになったら、僕らも出陣ですよね?」
「ああ、もうちょいだな・・・」
グレンたちの眼前では、第一陣の将兵が壁上砲によって、壁に近づく事さえ出来ずに次々と薙ぎ倒されていく。
「ちっ・・・調子こき腐りやがって・・・壁上上がったら全員手足捥いでやらァ・・・」
鬼の如き目付きになったグレンが呟いた。
「何言ってんだお前エリア」
「何か、結構慕われている感じだったんでびっくりしてますよ、うちの隊員も」
「当たりめえだろ、俺は士官学校5席卒だぞ、あいつらにも色々手助けしてたんだよ」
第一陣が突撃を開始して、20分ほど経った。
やはり事前想定どおりに、大いに苦戦している。
「お前、俺に言うのは構わんが他所の連中には絶対にそんな舐めた態度取るなよ。
首飛ぶぞ、ついでに俺のもな」
「分かってますよ、他所の衆にこんな事言やしませんよ・・・それはそうと、やっぱり苦戦していますね・・・隊長」
「壁上の火砲陣が心底うぜえな、俺らは最低限あれを潰さにゃならんだよなぁ・・・」
「敵さんが完全に第一陣に釘付けになったら、僕らも出陣ですよね?」
「ああ、もうちょいだな・・・」
グレンたちの眼前では、第一陣の将兵が壁上砲によって、壁に近づく事さえ出来ずに次々と薙ぎ倒されていく。
「ちっ・・・調子こき腐りやがって・・・壁上上がったら全員手足捥いでやらァ・・・」
鬼の如き目付きになったグレンが呟いた。
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