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第3章 宮星兄弟からの相談
あやかしと黒田屋やってます!3ー17~血矢 麗奈との対決⑤~
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「よし…、これで邪魔者はいなくなったし…、あなたを殺せるわね?古蛇くん?」
麗奈は、そう言うと麗奈の血がついたナイフを古蛇に投げつけたのだが、古蛇がそれをキャッチし、麗奈に投げ返した。そして、そのナイフは見事に麗奈に刺さったのであった。
「ふふっ。やってくれるわね。古蛇くん。でも、私の血のついたナイフが私に刺さったところで傷が出来るだけで、何の意味もないわよ?しかも、こんなに小さな傷…。って、何これ…、体が痺れて…。」
「ふっ。効いたようじゃのぉ~!りゅうと頑張って作っておいたかいがあったわい!」
「何よこれ…。教えなさいよ!」
そう言うと麗奈は力が入らなくなったのか、その場に座り込んでしまった。
「お主の質問に答えて何になる?と、言ってやりたいところじゃが、仕方がないから教えてやろう。それは、痺れ薬じゃ。痺れさせたい相手に飲ませるか、今お主にやったようにナイフに痺れ薬を溶かした水をかけて体の何処かに刺してしまえば、この薬は効果を発揮する。どうじゃ?驚いたじゃろ?りゅうとな、もしあやかしや幽霊の依頼が入った際に何かあった時用に作って持っておこうという話になってのぉ~。今が使い時じゃと思って使ったというわけじゃ。あ、ちなみに作り方はひ・み・つじゃ!家に代々伝わる薬の作り方でのぉ~。教えぬぞ!」
「へぇ~。でも、残念ね。もう、分解出来ちゃったみたいなの。ごめんなさいね?古蛇くん。がっかりさせてしまって。」
麗奈は、にっこりと笑いながらそう言った。
「なんじゃと…。そんなに短時間で効果がなくなる物ではないはずじゃ…。どうして…。まさか、前の戦いの時に父上達が使用していたのか!?」
「ふふっ。私にしたら、そんなのどうでも良いのよ。過去に使われていようがなかろうか…、私の体が解毒出来ればそれで良い…。まぁでも、今の薬の分解で少し体力を使ったし、そろそろ血を飲みたいわね。」
その時だった。
麗奈は、そう言うと麗奈の血がついたナイフを古蛇に投げつけたのだが、古蛇がそれをキャッチし、麗奈に投げ返した。そして、そのナイフは見事に麗奈に刺さったのであった。
「ふふっ。やってくれるわね。古蛇くん。でも、私の血のついたナイフが私に刺さったところで傷が出来るだけで、何の意味もないわよ?しかも、こんなに小さな傷…。って、何これ…、体が痺れて…。」
「ふっ。効いたようじゃのぉ~!りゅうと頑張って作っておいたかいがあったわい!」
「何よこれ…。教えなさいよ!」
そう言うと麗奈は力が入らなくなったのか、その場に座り込んでしまった。
「お主の質問に答えて何になる?と、言ってやりたいところじゃが、仕方がないから教えてやろう。それは、痺れ薬じゃ。痺れさせたい相手に飲ませるか、今お主にやったようにナイフに痺れ薬を溶かした水をかけて体の何処かに刺してしまえば、この薬は効果を発揮する。どうじゃ?驚いたじゃろ?りゅうとな、もしあやかしや幽霊の依頼が入った際に何かあった時用に作って持っておこうという話になってのぉ~。今が使い時じゃと思って使ったというわけじゃ。あ、ちなみに作り方はひ・み・つじゃ!家に代々伝わる薬の作り方でのぉ~。教えぬぞ!」
「へぇ~。でも、残念ね。もう、分解出来ちゃったみたいなの。ごめんなさいね?古蛇くん。がっかりさせてしまって。」
麗奈は、にっこりと笑いながらそう言った。
「なんじゃと…。そんなに短時間で効果がなくなる物ではないはずじゃ…。どうして…。まさか、前の戦いの時に父上達が使用していたのか!?」
「ふふっ。私にしたら、そんなのどうでも良いのよ。過去に使われていようがなかろうか…、私の体が解毒出来ればそれで良い…。まぁでも、今の薬の分解で少し体力を使ったし、そろそろ血を飲みたいわね。」
その時だった。
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