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おまけ
リース嬢の卒業式1(リース嬢)
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ナーコ・・・猫さんは、人間のナーコでもあり、メイツ・リーマン王女だった。
卒業手前で教えてもらった。
母上が、ショックを受けている私に
「気にしなくていいのよ?メイツちゃんのお茶目なドッキリなんだから。」
と言ってきた。
お茶目?お茶目ってそう言うことだっけ?・・・いや、ドッキリの方を注目すべきなんだろうか?確かにドッキリならあり得る。メイツ王女はドッキリ好き。・・・うん。そうだね。
確かに、よくロイス殿下がカチンコチンに凍らせて、お茶の席に座らせてあって、そこでお茶をしましょうとかよく言っていた。
母上が、それを何度か聞いた後、「そろそろ、許してあげようかなぁ?」とか言っていたのを思い出す。
「ねえ、リースちゃんは、ロイス殿下のこと、どう思っているの?」
といきなり母上が言ってきた。
いつもはそんなこと聞かない母上が、からかう風に聞いてきた。
「ふぇ!?」
驚いて、目を丸くする。
「好き?それとももっと年が近かったり、ちゃんと礼儀正しい子の方がいいと思わない?」
と今度は母上が真剣な顔で聞いてきた。
これは、ちゃんと言葉にして発言しなきゃいけない気がした。
ナーコ・・・友達としてのナーコと練習して、少しはちゃんと喋れるようになった。
勇気を振り絞り、言葉を紡ぐ。
「・・・その、母上、こう、なんというか・・・そう言うことは・・・よくわからないんですが。」
とそこまで言って、一旦深呼吸する。
「ロイス殿下がそうかと言われたら、困るんですが・・・。母上と父上みたいに、大事に、その・・・愛されたり・・・あいし・・ぁぅ。」
どんどん顔に血が集まってきて、滅茶苦茶熱くなってきた。
「だから、えっと・・・。」
すると、母上が私の肩をポンポンと叩く。
「あら、そう。」
と意外そうなことを隠すことのない少ないコメント。
「・・・はい。」
・・・・・・・。
凄く長い沈黙がつづく。
「ふぅー。」
と母上が長い溜息をついて
「なら、許してあげますか。」
と小さな声でそう言った。
「あの、母上、誰を許すんですか?」
と聞いてみた。雰囲気的に私を許すとかそういう問題じゃないのは察したから。
「・・・まぁ、そのうちね。」
と母上は困ったようにそう言った。突っ込んで聞くのはダメだと思ったので
「はい。」
とそのまま承諾することにした。
卒業式は、ロイス殿下がエスコートすることになった。
集合場所の部屋で待機していると時間より少し早く、ノックの音がした。
同じ部屋にいる母上が入室の許可をすると。ロイス殿下がドアを開けた。私の目の色と同じ青い服を着ている。燕尾服?いや、スーツ?いまいち服のことはよくわからないが、一つ言えることがあるとすれば、カッコイイ。
現在私が18歳。ロイス殿下が20歳。だから、当然、ロイス殿下は大人になっている。
身長は私よりだいぶ高い。190cm位だろうか?少し仰ぎ見ないと顔が見えない。ちなみに、私はなかなか身長が伸びず、現在155cm。子供と大人みたいな差だ。彼は背をピンと伸ばし、顎を適度に引いて、立っている。私を見て、少しにやけて笑ったのだが、すぐに緊張して、再度ピンと背筋が伸びている。顔は真っ赤になったり、真っ青になったりを繰り返している。母上がにこにこして、近づいてきた。
「あら、ロイスちゃん。ちゃんとしているようで安心したわ。」
と母上がロイス殿下の口元を扇で指しながら、微笑む。
「はい。がんばってます!」
とロイス殿下が言った。すると、ロイス殿下に、母上の扇とかメイツ王女の足ふみとか父上の腋突きと兄上の腋突きが入った。
「ぐっほ。」
ロイス殿下が小さくうめくが、姿勢は崩さなかった。
「言葉使いもちゃんと勉強しましょうね?」
母上がにっこり笑っている。花が咲くみたいな綺麗な笑顔で。
・・・黒い行動のはずなのに、そんな雰囲気を微塵も感じさせない母上は凄いなぁ。
遠くで、リチャード様が腕を組んで呆れた顔をしている。それを見て、少し苦笑いする私。
「ロイス殿下?」
と私が言うと
「エスコートを許していただけますか?」
と言って、私の前に跪く。
「よろしくおねがいします。」
と練習した言葉をそのまま言う。そして、ロイス殿下が差し出す手に私の手を重ねる。
殿下が、礼を取ってから立ち上がる。母上が、仕方ないかと言った顔を扇で隠す。
少し苦笑い。
私はロイス殿下のエスコートで卒業パーティーに向かう。会場に着くと、一通り来場者と挨拶をする。物凄く遅れて、陛下と正妃様が来て、指定されている席に座る。さらに遅れて、母上が来て、上座に座る。
まず、母上に挨拶をして、陛下に挨拶をする。正妃様にはアイコンタクトで挨拶をする。
一度、ロイス殿下に謝られて、兄上にエスコートが一時的に変更された。
今回、ロイス殿下は卒業式の進行も少し手伝っているらしい。学園の校長が挨拶する前にロイス殿下が挨拶し、おめでとうと祝辞を贈ってくれる。校長にバトンタッチし、あっという間に私のエスコートに戻ってきた。
兄上は苦々しい感じで、渋々、私のエスコートをロイス殿下に譲る。
ちなみに先ほどから父上が空気なんだけど・・・。キョロキョロするとすごい速さで会場を行ったり来たりしている。なんか四角い箱みたいなのとか丸い水晶を一杯弄っている。
なんだろう?あれ?
私が手を振ると父上がにっこり笑って、親指を立てて、GOODって感じのジェスチャーをする。
後ろにいつの間にか居たメイツ王女が、
「なんか、公爵が、失敗しちゃったんだって。だから、あれがお仕置きなんだそうで。」
と小さく耳打ちしてくれた。
「お・・・び・・・。」
驚いた。びっくりした。やっぱり、メイツ王女はドッキリ好きなんだ。
振り向いて、メイツ王女を確認しようとしたんだけど、居なかった。
「え?」
キョロキョロと周りを見回すが居ない。
どうやったんだろうか?
卒業式のプログラム通りに、何事もなく進む。
そして、最後の挨拶が終わり、卒業生代表として、私が呼ばれて、卒業証書代わりの宝石入りのバッチを貰う。青いダイヤモンドのバッチ。
つい、前世の知識のせいで、ギクリとするが、この世界の青いダイヤモンドは作成可能の物だった。
魔法と言うのは万能で凄い。
・・・と言っても、色付きのダイヤモンドを作れるのはかなり魔力の高いものだけだが。
卒業生全員分の証書の入った宝箱とその目録を渡され、受け取る。
皆の歓声の中で一時退場。待機していたロイス殿下にエスコートされ、元の席に戻る。
卒業式はそれで終了し、続いて、卒業パーティーに移行する。
会場移動のアナウンスが入り、母上、陛下と正妃様が退出した。
その後、私とロイス殿下が退出、そのまま馬車に移動した。
初めて、同じ馬車に乗る。
もちろん、執事とメイドも乗っているが。
「その、リース嬢・・・。私でいいんだろうか?」
ロイス殿下が赤くなったり、青くなったりしながら、そう聞いてきた。
「私は、ロイス殿下以外知りません。」
と答えると物凄く、真っ赤になった。
・・・あれ、言葉、足りなかったかな?
ロイス殿下以外候補を知らないって意味だったんだけど、あれ?なんか、変な感じ?
殿下側の執事が、殿下の肩をギリリと掴んでいる。
「あ、リース嬢。ありがとうござる。」
と明らかに混乱した回答。
ござる???
思わず、笑ってしまった。
「くすっ。」
「え?あ、あぁ、もう、カッコ悪いなぁ、ぅぅ。」
ロイス殿下は落ち込んでいるが、その様子さえも面白く感じてしまった。
卒業手前で教えてもらった。
母上が、ショックを受けている私に
「気にしなくていいのよ?メイツちゃんのお茶目なドッキリなんだから。」
と言ってきた。
お茶目?お茶目ってそう言うことだっけ?・・・いや、ドッキリの方を注目すべきなんだろうか?確かにドッキリならあり得る。メイツ王女はドッキリ好き。・・・うん。そうだね。
確かに、よくロイス殿下がカチンコチンに凍らせて、お茶の席に座らせてあって、そこでお茶をしましょうとかよく言っていた。
母上が、それを何度か聞いた後、「そろそろ、許してあげようかなぁ?」とか言っていたのを思い出す。
「ねえ、リースちゃんは、ロイス殿下のこと、どう思っているの?」
といきなり母上が言ってきた。
いつもはそんなこと聞かない母上が、からかう風に聞いてきた。
「ふぇ!?」
驚いて、目を丸くする。
「好き?それとももっと年が近かったり、ちゃんと礼儀正しい子の方がいいと思わない?」
と今度は母上が真剣な顔で聞いてきた。
これは、ちゃんと言葉にして発言しなきゃいけない気がした。
ナーコ・・・友達としてのナーコと練習して、少しはちゃんと喋れるようになった。
勇気を振り絞り、言葉を紡ぐ。
「・・・その、母上、こう、なんというか・・・そう言うことは・・・よくわからないんですが。」
とそこまで言って、一旦深呼吸する。
「ロイス殿下がそうかと言われたら、困るんですが・・・。母上と父上みたいに、大事に、その・・・愛されたり・・・あいし・・ぁぅ。」
どんどん顔に血が集まってきて、滅茶苦茶熱くなってきた。
「だから、えっと・・・。」
すると、母上が私の肩をポンポンと叩く。
「あら、そう。」
と意外そうなことを隠すことのない少ないコメント。
「・・・はい。」
・・・・・・・。
凄く長い沈黙がつづく。
「ふぅー。」
と母上が長い溜息をついて
「なら、許してあげますか。」
と小さな声でそう言った。
「あの、母上、誰を許すんですか?」
と聞いてみた。雰囲気的に私を許すとかそういう問題じゃないのは察したから。
「・・・まぁ、そのうちね。」
と母上は困ったようにそう言った。突っ込んで聞くのはダメだと思ったので
「はい。」
とそのまま承諾することにした。
卒業式は、ロイス殿下がエスコートすることになった。
集合場所の部屋で待機していると時間より少し早く、ノックの音がした。
同じ部屋にいる母上が入室の許可をすると。ロイス殿下がドアを開けた。私の目の色と同じ青い服を着ている。燕尾服?いや、スーツ?いまいち服のことはよくわからないが、一つ言えることがあるとすれば、カッコイイ。
現在私が18歳。ロイス殿下が20歳。だから、当然、ロイス殿下は大人になっている。
身長は私よりだいぶ高い。190cm位だろうか?少し仰ぎ見ないと顔が見えない。ちなみに、私はなかなか身長が伸びず、現在155cm。子供と大人みたいな差だ。彼は背をピンと伸ばし、顎を適度に引いて、立っている。私を見て、少しにやけて笑ったのだが、すぐに緊張して、再度ピンと背筋が伸びている。顔は真っ赤になったり、真っ青になったりを繰り返している。母上がにこにこして、近づいてきた。
「あら、ロイスちゃん。ちゃんとしているようで安心したわ。」
と母上がロイス殿下の口元を扇で指しながら、微笑む。
「はい。がんばってます!」
とロイス殿下が言った。すると、ロイス殿下に、母上の扇とかメイツ王女の足ふみとか父上の腋突きと兄上の腋突きが入った。
「ぐっほ。」
ロイス殿下が小さくうめくが、姿勢は崩さなかった。
「言葉使いもちゃんと勉強しましょうね?」
母上がにっこり笑っている。花が咲くみたいな綺麗な笑顔で。
・・・黒い行動のはずなのに、そんな雰囲気を微塵も感じさせない母上は凄いなぁ。
遠くで、リチャード様が腕を組んで呆れた顔をしている。それを見て、少し苦笑いする私。
「ロイス殿下?」
と私が言うと
「エスコートを許していただけますか?」
と言って、私の前に跪く。
「よろしくおねがいします。」
と練習した言葉をそのまま言う。そして、ロイス殿下が差し出す手に私の手を重ねる。
殿下が、礼を取ってから立ち上がる。母上が、仕方ないかと言った顔を扇で隠す。
少し苦笑い。
私はロイス殿下のエスコートで卒業パーティーに向かう。会場に着くと、一通り来場者と挨拶をする。物凄く遅れて、陛下と正妃様が来て、指定されている席に座る。さらに遅れて、母上が来て、上座に座る。
まず、母上に挨拶をして、陛下に挨拶をする。正妃様にはアイコンタクトで挨拶をする。
一度、ロイス殿下に謝られて、兄上にエスコートが一時的に変更された。
今回、ロイス殿下は卒業式の進行も少し手伝っているらしい。学園の校長が挨拶する前にロイス殿下が挨拶し、おめでとうと祝辞を贈ってくれる。校長にバトンタッチし、あっという間に私のエスコートに戻ってきた。
兄上は苦々しい感じで、渋々、私のエスコートをロイス殿下に譲る。
ちなみに先ほどから父上が空気なんだけど・・・。キョロキョロするとすごい速さで会場を行ったり来たりしている。なんか四角い箱みたいなのとか丸い水晶を一杯弄っている。
なんだろう?あれ?
私が手を振ると父上がにっこり笑って、親指を立てて、GOODって感じのジェスチャーをする。
後ろにいつの間にか居たメイツ王女が、
「なんか、公爵が、失敗しちゃったんだって。だから、あれがお仕置きなんだそうで。」
と小さく耳打ちしてくれた。
「お・・・び・・・。」
驚いた。びっくりした。やっぱり、メイツ王女はドッキリ好きなんだ。
振り向いて、メイツ王女を確認しようとしたんだけど、居なかった。
「え?」
キョロキョロと周りを見回すが居ない。
どうやったんだろうか?
卒業式のプログラム通りに、何事もなく進む。
そして、最後の挨拶が終わり、卒業生代表として、私が呼ばれて、卒業証書代わりの宝石入りのバッチを貰う。青いダイヤモンドのバッチ。
つい、前世の知識のせいで、ギクリとするが、この世界の青いダイヤモンドは作成可能の物だった。
魔法と言うのは万能で凄い。
・・・と言っても、色付きのダイヤモンドを作れるのはかなり魔力の高いものだけだが。
卒業生全員分の証書の入った宝箱とその目録を渡され、受け取る。
皆の歓声の中で一時退場。待機していたロイス殿下にエスコートされ、元の席に戻る。
卒業式はそれで終了し、続いて、卒業パーティーに移行する。
会場移動のアナウンスが入り、母上、陛下と正妃様が退出した。
その後、私とロイス殿下が退出、そのまま馬車に移動した。
初めて、同じ馬車に乗る。
もちろん、執事とメイドも乗っているが。
「その、リース嬢・・・。私でいいんだろうか?」
ロイス殿下が赤くなったり、青くなったりしながら、そう聞いてきた。
「私は、ロイス殿下以外知りません。」
と答えると物凄く、真っ赤になった。
・・・あれ、言葉、足りなかったかな?
ロイス殿下以外候補を知らないって意味だったんだけど、あれ?なんか、変な感じ?
殿下側の執事が、殿下の肩をギリリと掴んでいる。
「あ、リース嬢。ありがとうござる。」
と明らかに混乱した回答。
ござる???
思わず、笑ってしまった。
「くすっ。」
「え?あ、あぁ、もう、カッコ悪いなぁ、ぅぅ。」
ロイス殿下は落ち込んでいるが、その様子さえも面白く感じてしまった。
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