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第14話 だって、可哀想
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話し合いの結果、確たる証拠が出るまで放置しなくてはいけないけど、魅了状態の子息をこれ以上学園に通わせるのは危険極まりないと言う結論に至った。そして、目が真っ赤な宰相を見て予測はしてたけど、宰相子息は薬物中毒の末期にも似た魅了兆候にあることが分かり、学園に通うのは不可能となった。
貴族が学園を普通に卒業できないのは欠陥ありとされることが多い。
実際、今、欠陥状態なのは確かなんだけど、それを通したら、ちょっと可哀想である。
なので、私から提案。
『通信大学』という概念を推し進めてみた。
この世界には、画面を通じて通話が一応できている。
高位貴族は、そう言った施設の利用が許可されており、利用は非常に費用が掛かるけど、非常時には仕方が無いとされている。
そこを利用してはいかが?
と唆してみたら、詳しいことを教える羽目になった。
さらに、VRMMOなるものの概念を教えちゃったら、今度は全く別の部門の人たちもそれ創ろうとか言い始めて、議題が大幅に横に逸れた。
まぁ、わたしのせいだから、ごめんなさいしておこう。
被害者の多くは、伯爵以上の貴族なので、国負担で通信大学に通わせることが決定した。
そして、卒業も試験を受ければよいとされ、礼儀作法や運動などの実技を伴うことに関しては順番に教師が試験を行うために御家訪問と言うこととなった。
そして、まだ、被害が横行している学園。
全員を通信大学にする費用を国は捻出できないので、学園自体は続行させ、封印の魔道具を内と外から設置。
教師を定期的に診断し、魅了状態かどうかを見極める。
そして、生徒同士のいざこざは、継続して、エリザベートが担当することに。
「意義あり!!!!」
「「「え?」」」
聞けば、「エリザベートは次期王妃だし」とか抜かした王様や宰相連中よ。
「エリザベートは第一王子の婚約者ではありません。
第一王子の婚約者は別の国の王女様で彼女には問題もなく、王子との仲も良いです。
なのに、いつの間にエリザベートが王族と婚約関係でもないのに王妃同等の仕事を当然しなきゃいけないと考えてるんだ?ん?」
とガンつけながら言ったら、エミエルがまた、驚愕してた。
どうやら、ここにいる人も軽い洗脳状態にあった模様。
ちゃんとディスペルをして、かなり強い守護の魔石を全員に装備させた。
そして、皆正気に戻った後、改めて会議。
「…ちょっと私たち、エリザベートちゃんに結構非道なことさせようとしてたわね。」
と皆同様に反省してくれました。
良かった良かった。
現在、エリザベートには婚約者はいません。後見人の宰相も許してませんし、祖父に当たる先代の公爵も許可してません。だから、彼女はフリーです。
そして、国王の子息には全員婚約者が既にいます。
彼女が王妃になる可能性は基本的にはありません。
それに第二王子の件と家での不遇で彼女はまだ一応リハビリの状態なのです。
そんな彼女に責任と重圧をかけるのは不適当だったとやっとこさ、反省してます。
本当、全く、いくら洗脳されてたって酷いもんです。
で、エミエルの加護がついていて、加えて、ラフェルの寵愛を受けている図書城の女性…現在25歳を生徒として、公爵令嬢の代わりとして編入してもらうことになりました。
彼女は一旦、生徒会長を図書城の女性にして、通信大学からの通学に切り替えようと言うことになりました。
「異議ありです!」
突然呼び出された図書城の女性。彼女がその意見に反対をしました。
会ったことは無かった女性ですが、10代にもみえるぺちゃパイのちっこい女性です。
14歳と言われても問題ないほどです。
現実は25歳ですけど。
「私は既に卒業して、かなり経ってるし、20過ぎです。いくら何でも生徒のコスプレは嫌です!」
「国の為、頑張って!」
「ひぃん!へ、へいかぁ。」
「神レベルの寵愛を持っている人じゃないと洗脳や魅了に負けちゃうんだから、お願い。」
「そんな、宰相様まで!」
「ごめんなさい、アベリーアータ侯爵令嬢。お願い!」
「そ、そんな!」
皆で説得して、無事?図書城の女性アベリーアータ侯爵令嬢は、マキシマム公爵令嬢の親戚として編入し、生徒会長をすることとなりましたとさ。
まぁ、証拠固めの間だけだからと説得され、それならしっかりと物的証拠をということになり、学園に封魔の結界をした上で、機械の導入が入りました。
機械は意外に覚えているもんで、私がICチップとも作れちゃったので、魔石では無く水銀電池式だけど、動画を作るカメラをそこかしこに設置し、録画が可能になりました。欠点は電池が1日で切れることだけです。
発電は一生懸命自転車発電機を使って、何でか王妃様が充電してくれてます。
「痩せるのよ!」
と言って、張り切っており、身近な侍女も協力して自転車発電の為に自転車こいで充電してくれてます。
エアロバイクの説明、しててよかったなぁ。
痩せることと垂れたお尻がキュッとなるって、女性にとって大事なんだね。知らんかったよ。
貴族が学園を普通に卒業できないのは欠陥ありとされることが多い。
実際、今、欠陥状態なのは確かなんだけど、それを通したら、ちょっと可哀想である。
なので、私から提案。
『通信大学』という概念を推し進めてみた。
この世界には、画面を通じて通話が一応できている。
高位貴族は、そう言った施設の利用が許可されており、利用は非常に費用が掛かるけど、非常時には仕方が無いとされている。
そこを利用してはいかが?
と唆してみたら、詳しいことを教える羽目になった。
さらに、VRMMOなるものの概念を教えちゃったら、今度は全く別の部門の人たちもそれ創ろうとか言い始めて、議題が大幅に横に逸れた。
まぁ、わたしのせいだから、ごめんなさいしておこう。
被害者の多くは、伯爵以上の貴族なので、国負担で通信大学に通わせることが決定した。
そして、卒業も試験を受ければよいとされ、礼儀作法や運動などの実技を伴うことに関しては順番に教師が試験を行うために御家訪問と言うこととなった。
そして、まだ、被害が横行している学園。
全員を通信大学にする費用を国は捻出できないので、学園自体は続行させ、封印の魔道具を内と外から設置。
教師を定期的に診断し、魅了状態かどうかを見極める。
そして、生徒同士のいざこざは、継続して、エリザベートが担当することに。
「意義あり!!!!」
「「「え?」」」
聞けば、「エリザベートは次期王妃だし」とか抜かした王様や宰相連中よ。
「エリザベートは第一王子の婚約者ではありません。
第一王子の婚約者は別の国の王女様で彼女には問題もなく、王子との仲も良いです。
なのに、いつの間にエリザベートが王族と婚約関係でもないのに王妃同等の仕事を当然しなきゃいけないと考えてるんだ?ん?」
とガンつけながら言ったら、エミエルがまた、驚愕してた。
どうやら、ここにいる人も軽い洗脳状態にあった模様。
ちゃんとディスペルをして、かなり強い守護の魔石を全員に装備させた。
そして、皆正気に戻った後、改めて会議。
「…ちょっと私たち、エリザベートちゃんに結構非道なことさせようとしてたわね。」
と皆同様に反省してくれました。
良かった良かった。
現在、エリザベートには婚約者はいません。後見人の宰相も許してませんし、祖父に当たる先代の公爵も許可してません。だから、彼女はフリーです。
そして、国王の子息には全員婚約者が既にいます。
彼女が王妃になる可能性は基本的にはありません。
それに第二王子の件と家での不遇で彼女はまだ一応リハビリの状態なのです。
そんな彼女に責任と重圧をかけるのは不適当だったとやっとこさ、反省してます。
本当、全く、いくら洗脳されてたって酷いもんです。
で、エミエルの加護がついていて、加えて、ラフェルの寵愛を受けている図書城の女性…現在25歳を生徒として、公爵令嬢の代わりとして編入してもらうことになりました。
彼女は一旦、生徒会長を図書城の女性にして、通信大学からの通学に切り替えようと言うことになりました。
「異議ありです!」
突然呼び出された図書城の女性。彼女がその意見に反対をしました。
会ったことは無かった女性ですが、10代にもみえるぺちゃパイのちっこい女性です。
14歳と言われても問題ないほどです。
現実は25歳ですけど。
「私は既に卒業して、かなり経ってるし、20過ぎです。いくら何でも生徒のコスプレは嫌です!」
「国の為、頑張って!」
「ひぃん!へ、へいかぁ。」
「神レベルの寵愛を持っている人じゃないと洗脳や魅了に負けちゃうんだから、お願い。」
「そんな、宰相様まで!」
「ごめんなさい、アベリーアータ侯爵令嬢。お願い!」
「そ、そんな!」
皆で説得して、無事?図書城の女性アベリーアータ侯爵令嬢は、マキシマム公爵令嬢の親戚として編入し、生徒会長をすることとなりましたとさ。
まぁ、証拠固めの間だけだからと説得され、それならしっかりと物的証拠をということになり、学園に封魔の結界をした上で、機械の導入が入りました。
機械は意外に覚えているもんで、私がICチップとも作れちゃったので、魔石では無く水銀電池式だけど、動画を作るカメラをそこかしこに設置し、録画が可能になりました。欠点は電池が1日で切れることだけです。
発電は一生懸命自転車発電機を使って、何でか王妃様が充電してくれてます。
「痩せるのよ!」
と言って、張り切っており、身近な侍女も協力して自転車発電の為に自転車こいで充電してくれてます。
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