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読心王子と他国の独身教師
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人の心が読める。
俺の周りはいつも実際の声と心の声が違う者たちばかりだった。
俺にとっての普通は、皆にとっての普通ではなかった。
初めて、俺のこの能力に気付いたのは父上だった。
父上は、それこそ化け物を見るような目で俺を見た。
そして、俺は幽閉された。
このクラウンキングダム王国は、300年も長く続いた国家である。王政国家で、基本的に貴族中心に物事を進めている国の代表格である。その為、この国は民は搾取される一方。新しい文化はほとんど生まれない停滞した国と他国から揶揄されていた。
しかし、貴族自身はそんなこと知ったことかと日夜パーティーを楽しんでいた。
そんな時、大飢饉が起きた。
麦は枯れ、あまり輸出入もしていない自国。しかも他国とは、強気に外交していた為、どこの国もこの国を自主的に支援することは無かった。
結果、この国の半分近い国民が餓死することとなった。
しかし、何故だか、この国は戦争に襲われることは無く、ただただ滅亡を待つだけの状態となるかと思っていたのだが、遠い帝国の王女が名乗りを上げたのだ。
「私を王妃に据えるのなら、王国を救済してあげましょう。」
と。
当時の陛下は、次期国王の座を第二王子に渡し、帝国の要求をのんだ。
第二王子ダイスは、帝国の王女ローゼンリーベ様と結婚。そして、生まれたのが、カイト。黒い髪に紫色の瞳の俺である。
ローゼンリーベ様は、俺が生まれてすぐに、さっさと帝国に戻られた。父であるダイス陛下に離縁状を叩きつけて。
複雑な事情があるのは察することが出来るが、城から離れた辺境の塔に幽閉されている俺には知ることはできなさそうだった。
よくはわからないが、父は第二王子なのに陛下になった。父の兄弟はとても多いので、いろんな意味で俺は必要ない。だって、父には兄が居たのだから。伯父上にあたる元第一王子には、沢山子供がいる。だから、なお一層、俺のことはいらない子だった。
しかも、皆が言う。
「化け物。」
「悪魔。」
と。俺の子の目は珍しいらしい。それに、この能力も。
かつての母は、名前の通り、燃えるバラのような真っ赤な髪に真っ赤な瞳の女性だったらしい。父は、ほとんど茶色と言って良いこげ茶の髪に同じ色の瞳。
だから、俺のような目の人間に対して嫌悪をあらわにするのだろうか?
しかし、母の遠い祖先はこの色が一杯いたと母についていた筈の俺付きのメイドが、城にいるときに教えてくれた。
まぁ、今はごくごく少数の人間しか、この塔には来ない。朝、昼、晩。
御飯と掃除の為だけにしょっちゅう変わる使用人たちがつけられている。
別に酷いことはされていない。
何にも、されていないだけだ。
俺が4歳になった頃、一人の黒髪黒目のぽっちゃりとした男とも女ともわからない人間がやってきた。
服から考えるに女性だ・・・とおも・・・多分、女性だ。
髪は短く、ドレスの下にはズボンも着ているので、正直どっちか分からなかった。
「まるで、異星人のようでしょう?」
と落ち着きのある中性的な声がその人物からした。
「初めまして、わたくし、ベイズ・カスミ・エイズムと申します。一応、女ですわ。」
とにっこりその女性は笑った。
「ぁ・・・。」
声を出そうとしたが、もう、年単位で声を出さない生活をしていたせいかほとんど声が出なかった。
女性はにっこりと笑って
「そうなるでしょうね。取り合えず、確認いたしますので、了承するなら頷いて、否定するなら、首を振ってくださいな。」
と女性は言う。
「貴方は、レオンハルト・ヴァン・クラウンでよろしいですか?」
こくんと頷く。
「わたくしは、貴方の教師としてこの国に呼ばれました。しかし、わたくしはこの国の人間ではありません。理由はわかりますか?」
フルフルと首を振った。
「貴方はこの国の人間に怖がられているからです。」
知っていたけど、面と向かって言われ、ショックを受ける。しかし、心の声と言っている声に相違はない。泣きそうになりながらも、こくんと頷く。
「まぁ、正直に言いましょう。私も自分の故郷では超嫌われてましてね。外見的にもね。」
それは、存外、性格的にもと言っているので、クスリと笑ってしまった。
「そうそう、まだ、ちっちゃいお子ちゃまなんですから、笑わにゃ損ですよ。」
とあっけらかんという女性は、裏表が全くないような感じで、凄く好感を覚えた。
「私は、貴方よりだいーーーぶ、長く生きたおばあちゃんです。だから、存分に我儘であっていいです。年少の子が随分、行儀が良くこんなところに閉じ込められるなんて、実につまらんですからね。」
その言葉に俺は思わず、首を振った。まだ、外に出るのは怖かったから。
「まぁ、すぐにとは言いません。それにこんなとこに閉じこもっていたら、私みたいにブクブクになりますよ?」
と言ったので、思わず笑ってしまい、つい、頷いてしまった。
「まぁ、正直者め。」
彼女、ベイズ・カスミ・エイズムはそうして、俺の教師になった。
ベイズはいろんなことを教えてくれた。
初めは、息の仕方。
歌うためにも必要だと言って。
でも、普通の息の仕方と違った。呼吸を心拍と同じ数で行うやり方とか、他者の心拍と自分の心拍を聞き分ける方法なんかも。
それは、息の仕方というより、耳の鍛え方のような気がした。
でも、この静かな塔ならそれも可能だった。
次に一般的な知識。
国語・数学・魔道具知識など、貴族知識以外のことを教えてくれた。
次は運動方法。
室内でもできる運動を教えてくれた。同時に護身術も。
そんな日々が続き、気付けば、季節が2回回っていた。
6歳の秋。外は紅葉で赤く染まり、小さく見える使用人たちが落ち葉集めをしていた。いつもなら、ベイズが食事と風呂を世話してくれていたのだが、今日は久しぶりに元々この塔で、俺の使用人として選ばれた人間が世話することになった。
「おぼっちゃま、御飯の準備ができました。」
『全く、君が悪い子。こんな子の世話をするなんて、なんて不運なの。いつもなら、あの変な女が世話するのに、今日に限って。』
思わず、眉をしかめてしまう。
「どうかしましたか?坊ちゃま。」
『あぁ、なにこいつ、気持ち悪い。』
「さっさと出ていけ。」
俺が叫び、使用人の女は
「まぁ、なん」
何かしら文句を言おうとしたところを、背後から伸びる手に、手と口を押えられて、止まった。
気付かなかったが、この使用人の女は俺を殴ろうとしていたらしい。
「ふふ、やはりか。懐かしい。」
ベイズによく似た、でも、ベイズよりも随分痩せて・・・いや、とても美丈夫に見える男はベイズと同じ声でそう呟いた。
「くだらん、使用人は必要ないな。さっさと荷物をまとめなさい。陛下には既に伝えた。」
ベイズによく似た美丈夫は事も無げに言ったが、この使用人の不始末は今日初めての筈なのにどうしてと思っていたのだが、
「君は常日頃、会ったことも無い塔の主人を貶めていたようだからね。要らぬ口は二度と開けない様にしようと思うんだ。」
とにんまりと美しいけどゾッとする微笑みを湛えた。
使用人は色々文句を言おうとしていたようなのに、心底震えて声が出ていない。
「今日のうちに逃げるんだったら、命くらいは見逃すよ?」
と美丈夫が言うや否や、使用人は逃げていった。
塔の窓からトランクを抱えて、こけながらも逃げていく女が見えた。
色んな事が立て続けに起こり、意味が分からず、美丈夫の方に目を向ける。
『どうして?』
と声にはせず、心の声でつい、訪ねてしまった。
『あれは、この国にとっても不要だからですよ。例え、遠ざけられていても王国の王子なのですから。』
とあちらも心の声で返してきた。
予想外のことに思わず目を丸くする。
「貴方の国、正確に言うとあなたの母君の国には、遠い昔は貴女と同じ特徴の人間ばかりだったんですよ?」
と今度は普通に声に出してその人物は話した。
「今はあの帝国で、心の声を聴ける人間はほとんどいませんが、王族はまだ、100年周期でそんな子供が生まれます。あなたの母君もそんな子供が生まれると予言された姫でした。」
俺の周りはいつも実際の声と心の声が違う者たちばかりだった。
俺にとっての普通は、皆にとっての普通ではなかった。
初めて、俺のこの能力に気付いたのは父上だった。
父上は、それこそ化け物を見るような目で俺を見た。
そして、俺は幽閉された。
このクラウンキングダム王国は、300年も長く続いた国家である。王政国家で、基本的に貴族中心に物事を進めている国の代表格である。その為、この国は民は搾取される一方。新しい文化はほとんど生まれない停滞した国と他国から揶揄されていた。
しかし、貴族自身はそんなこと知ったことかと日夜パーティーを楽しんでいた。
そんな時、大飢饉が起きた。
麦は枯れ、あまり輸出入もしていない自国。しかも他国とは、強気に外交していた為、どこの国もこの国を自主的に支援することは無かった。
結果、この国の半分近い国民が餓死することとなった。
しかし、何故だか、この国は戦争に襲われることは無く、ただただ滅亡を待つだけの状態となるかと思っていたのだが、遠い帝国の王女が名乗りを上げたのだ。
「私を王妃に据えるのなら、王国を救済してあげましょう。」
と。
当時の陛下は、次期国王の座を第二王子に渡し、帝国の要求をのんだ。
第二王子ダイスは、帝国の王女ローゼンリーベ様と結婚。そして、生まれたのが、カイト。黒い髪に紫色の瞳の俺である。
ローゼンリーベ様は、俺が生まれてすぐに、さっさと帝国に戻られた。父であるダイス陛下に離縁状を叩きつけて。
複雑な事情があるのは察することが出来るが、城から離れた辺境の塔に幽閉されている俺には知ることはできなさそうだった。
よくはわからないが、父は第二王子なのに陛下になった。父の兄弟はとても多いので、いろんな意味で俺は必要ない。だって、父には兄が居たのだから。伯父上にあたる元第一王子には、沢山子供がいる。だから、なお一層、俺のことはいらない子だった。
しかも、皆が言う。
「化け物。」
「悪魔。」
と。俺の子の目は珍しいらしい。それに、この能力も。
かつての母は、名前の通り、燃えるバラのような真っ赤な髪に真っ赤な瞳の女性だったらしい。父は、ほとんど茶色と言って良いこげ茶の髪に同じ色の瞳。
だから、俺のような目の人間に対して嫌悪をあらわにするのだろうか?
しかし、母の遠い祖先はこの色が一杯いたと母についていた筈の俺付きのメイドが、城にいるときに教えてくれた。
まぁ、今はごくごく少数の人間しか、この塔には来ない。朝、昼、晩。
御飯と掃除の為だけにしょっちゅう変わる使用人たちがつけられている。
別に酷いことはされていない。
何にも、されていないだけだ。
俺が4歳になった頃、一人の黒髪黒目のぽっちゃりとした男とも女ともわからない人間がやってきた。
服から考えるに女性だ・・・とおも・・・多分、女性だ。
髪は短く、ドレスの下にはズボンも着ているので、正直どっちか分からなかった。
「まるで、異星人のようでしょう?」
と落ち着きのある中性的な声がその人物からした。
「初めまして、わたくし、ベイズ・カスミ・エイズムと申します。一応、女ですわ。」
とにっこりその女性は笑った。
「ぁ・・・。」
声を出そうとしたが、もう、年単位で声を出さない生活をしていたせいかほとんど声が出なかった。
女性はにっこりと笑って
「そうなるでしょうね。取り合えず、確認いたしますので、了承するなら頷いて、否定するなら、首を振ってくださいな。」
と女性は言う。
「貴方は、レオンハルト・ヴァン・クラウンでよろしいですか?」
こくんと頷く。
「わたくしは、貴方の教師としてこの国に呼ばれました。しかし、わたくしはこの国の人間ではありません。理由はわかりますか?」
フルフルと首を振った。
「貴方はこの国の人間に怖がられているからです。」
知っていたけど、面と向かって言われ、ショックを受ける。しかし、心の声と言っている声に相違はない。泣きそうになりながらも、こくんと頷く。
「まぁ、正直に言いましょう。私も自分の故郷では超嫌われてましてね。外見的にもね。」
それは、存外、性格的にもと言っているので、クスリと笑ってしまった。
「そうそう、まだ、ちっちゃいお子ちゃまなんですから、笑わにゃ損ですよ。」
とあっけらかんという女性は、裏表が全くないような感じで、凄く好感を覚えた。
「私は、貴方よりだいーーーぶ、長く生きたおばあちゃんです。だから、存分に我儘であっていいです。年少の子が随分、行儀が良くこんなところに閉じ込められるなんて、実につまらんですからね。」
その言葉に俺は思わず、首を振った。まだ、外に出るのは怖かったから。
「まぁ、すぐにとは言いません。それにこんなとこに閉じこもっていたら、私みたいにブクブクになりますよ?」
と言ったので、思わず笑ってしまい、つい、頷いてしまった。
「まぁ、正直者め。」
彼女、ベイズ・カスミ・エイズムはそうして、俺の教師になった。
ベイズはいろんなことを教えてくれた。
初めは、息の仕方。
歌うためにも必要だと言って。
でも、普通の息の仕方と違った。呼吸を心拍と同じ数で行うやり方とか、他者の心拍と自分の心拍を聞き分ける方法なんかも。
それは、息の仕方というより、耳の鍛え方のような気がした。
でも、この静かな塔ならそれも可能だった。
次に一般的な知識。
国語・数学・魔道具知識など、貴族知識以外のことを教えてくれた。
次は運動方法。
室内でもできる運動を教えてくれた。同時に護身術も。
そんな日々が続き、気付けば、季節が2回回っていた。
6歳の秋。外は紅葉で赤く染まり、小さく見える使用人たちが落ち葉集めをしていた。いつもなら、ベイズが食事と風呂を世話してくれていたのだが、今日は久しぶりに元々この塔で、俺の使用人として選ばれた人間が世話することになった。
「おぼっちゃま、御飯の準備ができました。」
『全く、君が悪い子。こんな子の世話をするなんて、なんて不運なの。いつもなら、あの変な女が世話するのに、今日に限って。』
思わず、眉をしかめてしまう。
「どうかしましたか?坊ちゃま。」
『あぁ、なにこいつ、気持ち悪い。』
「さっさと出ていけ。」
俺が叫び、使用人の女は
「まぁ、なん」
何かしら文句を言おうとしたところを、背後から伸びる手に、手と口を押えられて、止まった。
気付かなかったが、この使用人の女は俺を殴ろうとしていたらしい。
「ふふ、やはりか。懐かしい。」
ベイズによく似た、でも、ベイズよりも随分痩せて・・・いや、とても美丈夫に見える男はベイズと同じ声でそう呟いた。
「くだらん、使用人は必要ないな。さっさと荷物をまとめなさい。陛下には既に伝えた。」
ベイズによく似た美丈夫は事も無げに言ったが、この使用人の不始末は今日初めての筈なのにどうしてと思っていたのだが、
「君は常日頃、会ったことも無い塔の主人を貶めていたようだからね。要らぬ口は二度と開けない様にしようと思うんだ。」
とにんまりと美しいけどゾッとする微笑みを湛えた。
使用人は色々文句を言おうとしていたようなのに、心底震えて声が出ていない。
「今日のうちに逃げるんだったら、命くらいは見逃すよ?」
と美丈夫が言うや否や、使用人は逃げていった。
塔の窓からトランクを抱えて、こけながらも逃げていく女が見えた。
色んな事が立て続けに起こり、意味が分からず、美丈夫の方に目を向ける。
『どうして?』
と声にはせず、心の声でつい、訪ねてしまった。
『あれは、この国にとっても不要だからですよ。例え、遠ざけられていても王国の王子なのですから。』
とあちらも心の声で返してきた。
予想外のことに思わず目を丸くする。
「貴方の国、正確に言うとあなたの母君の国には、遠い昔は貴女と同じ特徴の人間ばかりだったんですよ?」
と今度は普通に声に出してその人物は話した。
「今はあの帝国で、心の声を聴ける人間はほとんどいませんが、王族はまだ、100年周期でそんな子供が生まれます。あなたの母君もそんな子供が生まれると予言された姫でした。」
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