コロコロアーレー!乙女ゲーム?婚約破棄?そんなものはありません

toyjoy11

文字の大きさ
上 下
4 / 4

エンディング

しおりを挟む
13歳の時、学園に入学。 

兄は、既に陛下の部下として国内外に名を知られるレベルの優秀な近衛兵となっていた。

学園に通いながらも、近衛兵って出来るもんなんだなぁ。 

兄はすごいなぁ。

13歳になったので、うかつにコロコロアーレが出来なくなってしまったが、今は他のやりがいがある。

魔物の研究だ。 

今までは、魔物の討伐のみに重点が置かれていたが、テイムや飼育の重要性が私たち兄弟のおかげでわかり、私たち二人が第一人者として、研究所の所長と副所長になることになっている。

兄は近衛兵をやりつつ、研究所所長もやるつもりらしいのだが、大丈夫だろうか? 

私も兄を一生懸命支えていこうと思う。

学園の勉強は正直、生ぬるく、領にいたころ、必然的に使っていた経済学なんかの授業は理論よろしく、現場でつかえねぇものばかりだったし、私は人脈づくりにのみ熱心になった。

そのおかげで、魔物のテイムできる人材や資料や飼料の集める情報を多く仕入れることができ、今やこの国は魔獣使い王国と呼ばれる程、テイマーが集まってきている。 

15歳になったころ、他国の「魔物に夢中になりすぎて廃嫡された王子」と出会う。

クリスティーンと言う名前で、兄の名前に似ていると話をしたのをきっかけに、仲良くなった。 
今は、平民の彼だが、ドラゴンをテイムできそうになっている彼なら、この国で新しい称号、竜騎士とかいうのがきっと貰えるだろうから結婚できると思う。

 兄が今陛下に掛け合っているらしいし、
「ドラゴンがテイムできるなら、侯爵にしてやんよ!」
とヤケクソではあるが、陛下の言質取ってあるらしいし、書類も作成済みらしいから、不安はない。 

丁度侯爵の席が空いているからって、黒い笑み浮かべているお母さま・・・
一体何があったの? 
なんで、父が真っ青なの?? 

なんでか、入学式の時にピンクブロンドの先輩がやたら親切にしてくれたけど、一体何がどうしたの??

私は何事もなく、学園を卒業。 

卒業時には既にドラゴンを3体もテイムして、竜侯爵となった、クリスティーン。 めでたく私たちは結婚をして、今、とても幸せに暮らしています。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

tukaaki018
2020.05.29 tukaaki018

元の乙女ゲームの記述とか無いの?
なんか本来の道筋とか。

クリス兄は可愛い感じがする。
面白かった!

2020.05.29 toyjoy11

お読み下さり、ありがとうございます!

今度、転生者が居ないバージョンもアップしまーす!
感想ありがとうございます!

解除

あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!

ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」 ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。 「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」 そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。 (やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。 ※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました

toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。 残酷シーンが多く含まれます。 誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。 両親に 「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」 と宣言した彼女は有言実行をするのだった。 一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。 4/5 21時完結予定。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位 11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位 11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位 11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

「おまえを愛することはない!」と言ってやったのに、なぜ無視するんだ!

七辻ゆゆ
ファンタジー
俺を見ない、俺の言葉を聞かない、そして触れられない。すり抜ける……なぜだ? 俺はいったい、どうなっているんだ。 真実の愛を取り戻したいだけなのに。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

【完結】どうやら魔森に捨てられていた忌子は聖女だったようです

山葵
ファンタジー
昔、双子は不吉と言われ後に産まれた者は捨てられたり、殺されたり、こっそりと里子に出されていた。 今は、その考えも消えつつある。 けれど貴族の中には昔の迷信に捕らわれ、未だに双子は家系を滅ぼす忌子と信じる者もいる。 今年、ダーウィン侯爵家に双子が産まれた。 ダーウィン侯爵家は迷信を信じ、後から産まれたばかりの子を馭者に指示し魔森へと捨てた。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。