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41話 最終段階
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今日も今日で丹田を広げる特訓がスタートしている。
一日おきに少しづつ広げていったエリーゼの丹田は、そろそろ限界が近づいてきているようだ。
とはいえ、一応、当初の魔力量の五倍近くになっている。五倍といえば凄そうだけど、元々が低いエリーゼの魔力なので増えたといってもその量は星那にも届かない。
それでも、おそらく月野さんレベルの魔力量まで何とか届きそうな勢いだ。それも最後の一回でどこまで広げられるかにかかっているだろう。
「魔力量も魔力出力も上がってるのに、エリーゼ、何でか魔法がいまいちですよね?」
「エリーゼは魔力変換が下手すぎるからな。せっかく出力を上げても魔法が残念ではどうしようもない」
相変わらずの芋虫ちっくな魔力の塊を思い出す。魔力変換の訓練は長くなりそうだ。
「くっ、辛辣ですよ。ボスがとても冷たいです」
「それでも、身体強化のスキルは手に入れたのだろう。そっちはスキルだから気にせず魔力も出力も使いまくれるんだ。多分、Aランク程度の魔法少女となら十分殴りあえるぞ」
ドーピングの効果により、エリーゼは身体強化のスキルを獲得した。何個ドロップアイテムを飲み込んだのかちゃんとは数えてないけど、百はゆうに超えていたはず。
そして、エリーゼにとって幸運だったのは、これが魔法でなくスキルだったことだろう。
「殴る蹴るだけでは、魔法少女としての華がないのですよ。せっかく魔力がアップしたのに必殺技ですら、少ししか強化されてないのです」
エリーゼの必殺技、スーパープリティレインボーアタックもステッキなしで何とか発動することに成功している。
しかしながら以前と比べて大して強化されていない。これもステッキの弊害なのか、単純にエリーゼの魔力変換の下手さがそうさせているのかはよくわからない。
「魔力変換の訓練は続けていくしかないだろうな。魔力通話は出来るようになったんだろう?」
「距離が離れると聞こえづらいですけど、御剣島内であればバッチりです!」
「とりあえず、明日で丹田を広げるのは最後になる。さすがにかなりの魔力を丹田にこめることになるから、少なくとも午前中はエリーゼがイフリートも倒せよ」
「に、二体までなら大丈夫な気もしますが、それ以上は無理ですよ」
「数が多かったら少しは僕も手伝う。といっても足止め程度しか期待するなよ。午前中いっぱいフレデリカは料理の勉強で来れないらしいしな」
イフリートも二体以上で現れるのは稀なケースなので大丈夫だとは思うが、僕も魔力回復のお茶を飲みながら対処しようとは思っている。
本来であれば朱里姉さんに来てもらいたいところだけど、日中は子供たちに勉強を教えているしな……。
夕方からは魔導飛行機やステッキの研究をお願いしているし、何気に御剣島で一番忙しいのは朱里姉さんかもしれない。まあ、本人の趣味とも一致しているので苦ではなさそうだけど。
ちなみに、星那と母さんはフレデリカの料理勉強会の講師なので午前中は来れない。
「明日の午前中、イフリートがいっぱい出ないように祈ってるです。まだ試してはいないけどフレデリカの結界も今日の夜には完成するですよね?」
「うん、そんなことを言ってたな」
期待をしてはいけないのだろうが、フレデリカの結界がエビルゲートを中心に今夜には完成する予定だ。だからこそのお料理勉強会なのだろう。フレデリカも楽しみにしていたからな。
様子を見てみなければ何とも言えないが、イフリートが結界内から出られずに時間を稼げるようなら、その数が増えても順番に倒していけばいいので安心だ。
結界自体も追加魔力で強度補充が可能らしいので、様子を見ながら週一で魔力を込めておけば大丈夫じゃないかなとか言っていた。
「ボスが真似できない結界魔法とか珍しいですね」
「あれはドラゴンにしかできない結界魔法みたいだからな。でも、仕組みは理解できているから、その内に再現してみようとは思っている」
結界の中央部にドラゴンの鱗が一枚設置されている。この鱗から結界の強度情報だったり、維持するための追加魔力などを補っているらしい。
つまり、鱗で結界の管理を遠隔操作しているということらしいのだが、そのあたりはまだよく分かっていない。ただ、魔力が少なくなったら鱗に魔力を補充することで永遠に効果が続くのだという。
ドラゴンの鱗がとても便利だ。
媒介となる物と管理機能を魔法で補えれば僕にも再現することは出来るのかもしれないけど、その媒介アイテムが思いつかない。
ひょっとしてら炎柱石にその可能性があるかもしれないとは思っている。魔導のエネルギーとして活用しようとしているが、この石には魔力エネルギーが蓄積されているのだ。媒介アイテムとしての可能性は高いかもしれない。
「僕も少しは研究してみるか……」
「ボス、サラマンダーが出てきました! エリーゼが、ぶん殴ってくるです」
「お、おう。頑張れ」
今日はそこまで筋肉痛が酷くないらしく、朝から順調に討伐していっている。あともう少しでエビルゲートの管理もエリーゼに任せられるかもしれない。もちろん、しばらくはフレデリカの力も必須になるだろうけども。
最後の一押しでどこまで強くなれるかわからないが、月野さんを少し超える程度はかたいだろう。あとは、魔力変換でどこまで底上げ出来るかにかかっている。なんとか、一人でも任せられるぐらいにはなってもらいたい。
そうして、翌日は最後の丹田拡大のため、僕のほとんどの魔力をエリーゼにぶち込んでいた。
その魔法少女が来たのはそんな最悪のタイミングだった。
一日おきに少しづつ広げていったエリーゼの丹田は、そろそろ限界が近づいてきているようだ。
とはいえ、一応、当初の魔力量の五倍近くになっている。五倍といえば凄そうだけど、元々が低いエリーゼの魔力なので増えたといってもその量は星那にも届かない。
それでも、おそらく月野さんレベルの魔力量まで何とか届きそうな勢いだ。それも最後の一回でどこまで広げられるかにかかっているだろう。
「魔力量も魔力出力も上がってるのに、エリーゼ、何でか魔法がいまいちですよね?」
「エリーゼは魔力変換が下手すぎるからな。せっかく出力を上げても魔法が残念ではどうしようもない」
相変わらずの芋虫ちっくな魔力の塊を思い出す。魔力変換の訓練は長くなりそうだ。
「くっ、辛辣ですよ。ボスがとても冷たいです」
「それでも、身体強化のスキルは手に入れたのだろう。そっちはスキルだから気にせず魔力も出力も使いまくれるんだ。多分、Aランク程度の魔法少女となら十分殴りあえるぞ」
ドーピングの効果により、エリーゼは身体強化のスキルを獲得した。何個ドロップアイテムを飲み込んだのかちゃんとは数えてないけど、百はゆうに超えていたはず。
そして、エリーゼにとって幸運だったのは、これが魔法でなくスキルだったことだろう。
「殴る蹴るだけでは、魔法少女としての華がないのですよ。せっかく魔力がアップしたのに必殺技ですら、少ししか強化されてないのです」
エリーゼの必殺技、スーパープリティレインボーアタックもステッキなしで何とか発動することに成功している。
しかしながら以前と比べて大して強化されていない。これもステッキの弊害なのか、単純にエリーゼの魔力変換の下手さがそうさせているのかはよくわからない。
「魔力変換の訓練は続けていくしかないだろうな。魔力通話は出来るようになったんだろう?」
「距離が離れると聞こえづらいですけど、御剣島内であればバッチりです!」
「とりあえず、明日で丹田を広げるのは最後になる。さすがにかなりの魔力を丹田にこめることになるから、少なくとも午前中はエリーゼがイフリートも倒せよ」
「に、二体までなら大丈夫な気もしますが、それ以上は無理ですよ」
「数が多かったら少しは僕も手伝う。といっても足止め程度しか期待するなよ。午前中いっぱいフレデリカは料理の勉強で来れないらしいしな」
イフリートも二体以上で現れるのは稀なケースなので大丈夫だとは思うが、僕も魔力回復のお茶を飲みながら対処しようとは思っている。
本来であれば朱里姉さんに来てもらいたいところだけど、日中は子供たちに勉強を教えているしな……。
夕方からは魔導飛行機やステッキの研究をお願いしているし、何気に御剣島で一番忙しいのは朱里姉さんかもしれない。まあ、本人の趣味とも一致しているので苦ではなさそうだけど。
ちなみに、星那と母さんはフレデリカの料理勉強会の講師なので午前中は来れない。
「明日の午前中、イフリートがいっぱい出ないように祈ってるです。まだ試してはいないけどフレデリカの結界も今日の夜には完成するですよね?」
「うん、そんなことを言ってたな」
期待をしてはいけないのだろうが、フレデリカの結界がエビルゲートを中心に今夜には完成する予定だ。だからこそのお料理勉強会なのだろう。フレデリカも楽しみにしていたからな。
様子を見てみなければ何とも言えないが、イフリートが結界内から出られずに時間を稼げるようなら、その数が増えても順番に倒していけばいいので安心だ。
結界自体も追加魔力で強度補充が可能らしいので、様子を見ながら週一で魔力を込めておけば大丈夫じゃないかなとか言っていた。
「ボスが真似できない結界魔法とか珍しいですね」
「あれはドラゴンにしかできない結界魔法みたいだからな。でも、仕組みは理解できているから、その内に再現してみようとは思っている」
結界の中央部にドラゴンの鱗が一枚設置されている。この鱗から結界の強度情報だったり、維持するための追加魔力などを補っているらしい。
つまり、鱗で結界の管理を遠隔操作しているということらしいのだが、そのあたりはまだよく分かっていない。ただ、魔力が少なくなったら鱗に魔力を補充することで永遠に効果が続くのだという。
ドラゴンの鱗がとても便利だ。
媒介となる物と管理機能を魔法で補えれば僕にも再現することは出来るのかもしれないけど、その媒介アイテムが思いつかない。
ひょっとしてら炎柱石にその可能性があるかもしれないとは思っている。魔導のエネルギーとして活用しようとしているが、この石には魔力エネルギーが蓄積されているのだ。媒介アイテムとしての可能性は高いかもしれない。
「僕も少しは研究してみるか……」
「ボス、サラマンダーが出てきました! エリーゼが、ぶん殴ってくるです」
「お、おう。頑張れ」
今日はそこまで筋肉痛が酷くないらしく、朝から順調に討伐していっている。あともう少しでエビルゲートの管理もエリーゼに任せられるかもしれない。もちろん、しばらくはフレデリカの力も必須になるだろうけども。
最後の一押しでどこまで強くなれるかわからないが、月野さんを少し超える程度はかたいだろう。あとは、魔力変換でどこまで底上げ出来るかにかかっている。なんとか、一人でも任せられるぐらいにはなってもらいたい。
そうして、翌日は最後の丹田拡大のため、僕のほとんどの魔力をエリーゼにぶち込んでいた。
その魔法少女が来たのはそんな最悪のタイミングだった。
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