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20話 強制発動
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サバチャイさんに投げられて飛ぶタマ。その方向は、壁際にいる一角ウサギに照準が定まっている。スピードアップした一角ウサギも、まさかの状況に行動が遅れてしまっているようだ。
タマアタックが一角ウサギに決まると思われたその時、サバチャイさんの予想が見事的中する。
そう、タマのトラップが発動したのだ。
トラップ 鉄の処女
トラップから出てきたのは鉄の鎧。もちろんただの鉄鎧のわけはなくて、半分にパカッと開くと一角ウサギを包み込んで閉じてしまった。鎧の内側を一瞬みた限り無数の針が見えていた。
「う、嘘でしょ?」
「一角ウサギ、逃げてぇー!」
フィオレロさんの声に反応することなく、鉄の鎧からは一角ウサギのものと思われる大量の血が出ており床を真っ赤に染めている。
つまり、残念ながら鎧の中では、一角ウサギが串刺しになっていることが予想される。
しばらくして、鉄の鎧の中でピカッと光が輝いたことから、一角ウサギが戻されたのだとわかった。
「フィオレロさん、その、ごめんなさい」
「謝らないでください。倒され方はちょっと予想外でしたが、私もさすがに一角ウサギが上級召喚獣と渡り合えるとは思っておりません。今後の課題というか、いい勉強をさせて頂きました」
よかった。いきなりのことに怒っていたらどうしようと思ったんだけど、それなりに覚悟の上の模擬戦だったようだ。
「下級召喚獣とはいえ、スピードアップはかなり使えそうですね」
「はい。あとは、一角ウサギのスピードを生かせる攻撃魔法を、早く覚えたいと思います」
「魔法ってすぐに覚えられるものなんですか?」
「召喚主の魔力や召喚獣のレベルにもよるそうですね。私の一角ウサギはレベル二だったので今のところ魔法は二つしか使えません」
「その情報は一角ウサギから?」
「はい、そうです。もう少し経験を積むことで三つ目の魔法が覚えられるそうです。今はスピード強化と回復魔法の二つだけです」
召喚獣とちゃんとコミュニケーションがとれているの、なんだかとっても羨ましい。サバチャイさんが強力な召喚獣であることはわかるんだけど、いろいろと前例が無さすぎてツラい。
召喚獣のレベルは五段階で下級召喚獣のレベルが五になるタイミングで中級召喚獣への進化が出来る場合がある。一角ウサギの進化先はわからないけど、フィオレロさんは、とりあえずレベル三を目指していくということなのだろう。
一方でタマは、毛を逆立てながらサバチャイさんに向かってシャーシャーと威嚇をしている。投げられたタマは見事な着地を決めており、鉄の鎧からは少しだけ距離をとった場所で座っている。かなり気が立っているので、しばらくは近づかない方がいいだろう。
「ふっ、サバチャイの予想通りね。タマを投げればトラップが強制的に発動する思ったよ!」
野良ネコのタマを、こちらの意思通りに動かすのは確かに無理がある。しかしながら、タマだって何度も投げられたら警戒もするはずだ。こちらにトラップを仕掛けてこないとも限らない。ちゃんと仲間だと認識していてほしいものだ。
「サバチャイさん、タマを投げて強制的にトラップを発動させるのはやめませんか?」
「何でね? タマは投げるものと、常連客の少年野球チームの監督が話してたね。球違いだけどね!」
サバチャイさんのドヤ顔から、ダジャレ的なものを言ったのだとは理解したが、その意味まではよくわからなかった。
「タマとは協力関係を築くべきです。嫌われてしまっては、ここぞという時に手を貸してもらえません。召喚する度に僕たちの顔を見て逃げ回られては大変です」
「じゃあ、ルークはどうやってタマに言うことを聞かせるね?」
そこがとても難しい。少なくとも、さっきまで僕の足下でゴロゴロしていたので、嫌われてはいないと思われる。
一つ考えられるとしたら、やはり餌付け。しかし、これは僕の側に来てくれるだけであって、敵に向かって攻撃をすることではない。
いや、それでいいのか。攻撃してくれないのなら、最初からあてにしなければいい。
「タマについては、召喚したらすぐに回収することにしましょう。タマを抱っこできるような抱っこ紐、もしくは居心地のよいタマホームを作っておきます」
「ルーク、タマホームは何となくヤバい気がするね。せめてタマハウスとかにしとくがいいよ。それで、どうするね?」
「何もしません」
「はぁ? ルーク頭、大丈夫か?」
「タマのトラップは自らに危機が迫ると自動的に発動するものです。つまり、これを防御として活用すればいいのです」
「防御か! おー、ルーク、天才ね! タマを防御にして、サバチャイ神の左作戦再びというわけね!」
テオ様との対戦の時のように、シャーロット様が防御してくれたことを思い出したのだろう。攻撃だけに専念できれば、サバチャイさんの包丁やポリスマンの拳銃で安全に迎え撃てるはずだ。
「なんだか、もう戦う形が出来上がってきてるのですね。とても羨ましいです」
「うーん、これが形と呼べるのかわかりませんが、何となくイメージはできました」
「ルーク、そろそろサバチャイ帰ってもいい? どのくらい時間が経過しているか、ちょっと心配なってきたよ」
「了解しました。どのくらいの時差があるのかか、次回召喚した時に教えてくださいね」
「魔方陣の光より呼ばれし者よ、再び我が召喚に応じる時まで、封印されし場所へと還りたまえ」
「ルーク、茶色い姉ちゃん、バイバイきんね!」
普通に帰還魔法で帰っていくサバチャイさん。やはり、間違いなく召喚獣であっているらしい。
タマアタックが一角ウサギに決まると思われたその時、サバチャイさんの予想が見事的中する。
そう、タマのトラップが発動したのだ。
トラップ 鉄の処女
トラップから出てきたのは鉄の鎧。もちろんただの鉄鎧のわけはなくて、半分にパカッと開くと一角ウサギを包み込んで閉じてしまった。鎧の内側を一瞬みた限り無数の針が見えていた。
「う、嘘でしょ?」
「一角ウサギ、逃げてぇー!」
フィオレロさんの声に反応することなく、鉄の鎧からは一角ウサギのものと思われる大量の血が出ており床を真っ赤に染めている。
つまり、残念ながら鎧の中では、一角ウサギが串刺しになっていることが予想される。
しばらくして、鉄の鎧の中でピカッと光が輝いたことから、一角ウサギが戻されたのだとわかった。
「フィオレロさん、その、ごめんなさい」
「謝らないでください。倒され方はちょっと予想外でしたが、私もさすがに一角ウサギが上級召喚獣と渡り合えるとは思っておりません。今後の課題というか、いい勉強をさせて頂きました」
よかった。いきなりのことに怒っていたらどうしようと思ったんだけど、それなりに覚悟の上の模擬戦だったようだ。
「下級召喚獣とはいえ、スピードアップはかなり使えそうですね」
「はい。あとは、一角ウサギのスピードを生かせる攻撃魔法を、早く覚えたいと思います」
「魔法ってすぐに覚えられるものなんですか?」
「召喚主の魔力や召喚獣のレベルにもよるそうですね。私の一角ウサギはレベル二だったので今のところ魔法は二つしか使えません」
「その情報は一角ウサギから?」
「はい、そうです。もう少し経験を積むことで三つ目の魔法が覚えられるそうです。今はスピード強化と回復魔法の二つだけです」
召喚獣とちゃんとコミュニケーションがとれているの、なんだかとっても羨ましい。サバチャイさんが強力な召喚獣であることはわかるんだけど、いろいろと前例が無さすぎてツラい。
召喚獣のレベルは五段階で下級召喚獣のレベルが五になるタイミングで中級召喚獣への進化が出来る場合がある。一角ウサギの進化先はわからないけど、フィオレロさんは、とりあえずレベル三を目指していくということなのだろう。
一方でタマは、毛を逆立てながらサバチャイさんに向かってシャーシャーと威嚇をしている。投げられたタマは見事な着地を決めており、鉄の鎧からは少しだけ距離をとった場所で座っている。かなり気が立っているので、しばらくは近づかない方がいいだろう。
「ふっ、サバチャイの予想通りね。タマを投げればトラップが強制的に発動する思ったよ!」
野良ネコのタマを、こちらの意思通りに動かすのは確かに無理がある。しかしながら、タマだって何度も投げられたら警戒もするはずだ。こちらにトラップを仕掛けてこないとも限らない。ちゃんと仲間だと認識していてほしいものだ。
「サバチャイさん、タマを投げて強制的にトラップを発動させるのはやめませんか?」
「何でね? タマは投げるものと、常連客の少年野球チームの監督が話してたね。球違いだけどね!」
サバチャイさんのドヤ顔から、ダジャレ的なものを言ったのだとは理解したが、その意味まではよくわからなかった。
「タマとは協力関係を築くべきです。嫌われてしまっては、ここぞという時に手を貸してもらえません。召喚する度に僕たちの顔を見て逃げ回られては大変です」
「じゃあ、ルークはどうやってタマに言うことを聞かせるね?」
そこがとても難しい。少なくとも、さっきまで僕の足下でゴロゴロしていたので、嫌われてはいないと思われる。
一つ考えられるとしたら、やはり餌付け。しかし、これは僕の側に来てくれるだけであって、敵に向かって攻撃をすることではない。
いや、それでいいのか。攻撃してくれないのなら、最初からあてにしなければいい。
「タマについては、召喚したらすぐに回収することにしましょう。タマを抱っこできるような抱っこ紐、もしくは居心地のよいタマホームを作っておきます」
「ルーク、タマホームは何となくヤバい気がするね。せめてタマハウスとかにしとくがいいよ。それで、どうするね?」
「何もしません」
「はぁ? ルーク頭、大丈夫か?」
「タマのトラップは自らに危機が迫ると自動的に発動するものです。つまり、これを防御として活用すればいいのです」
「防御か! おー、ルーク、天才ね! タマを防御にして、サバチャイ神の左作戦再びというわけね!」
テオ様との対戦の時のように、シャーロット様が防御してくれたことを思い出したのだろう。攻撃だけに専念できれば、サバチャイさんの包丁やポリスマンの拳銃で安全に迎え撃てるはずだ。
「なんだか、もう戦う形が出来上がってきてるのですね。とても羨ましいです」
「うーん、これが形と呼べるのかわかりませんが、何となくイメージはできました」
「ルーク、そろそろサバチャイ帰ってもいい? どのくらい時間が経過しているか、ちょっと心配なってきたよ」
「了解しました。どのくらいの時差があるのかか、次回召喚した時に教えてくださいね」
「魔方陣の光より呼ばれし者よ、再び我が召喚に応じる時まで、封印されし場所へと還りたまえ」
「ルーク、茶色い姉ちゃん、バイバイきんね!」
普通に帰還魔法で帰っていくサバチャイさん。やはり、間違いなく召喚獣であっているらしい。
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