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139 ドランクモンキー
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目の前にドランクモンキーが二頭現れた。頭長は百二十センチ程度。ひょろ長でイメージとしては真っ黒なオランウータンといったところだろうか。
しかしながら魔物である。手足が長く、きっと握力とか強いだろうし、口から見えている牙は鋭い。
どちらのドランクモンキーも小さな小枝を手に持ち、気持ちよさそうによだれを垂らしている。
しっかりマヌルー成分を摂取しながらも、目は燃えるように紅く、いつ襲いかかってくるかわからないほどにウッキキィと警戒をあらわにしている。
「二頭なら何とかいけるか……」
周辺に仲間の姿は見られない。
冒険者ギルドの基準から言えば、同ランクの魔物であれば一対一では冒険者に分があるとされている。
速攻で一頭を倒してしまえば大丈夫なはず。そうと決まれば先制攻撃だ。
僕が前に出ると、ドランクモンキーも迎え討とうと手を上げ威嚇してくる。
「片方はインベントリで落とす」
一対一をつくり出すために、インベントリの範囲内に入ったタイミングで地面を消し去る。
急に足場がなくなった片方のドランクモンキーはあっさりと落ちていく。すぐに登って来れないように、すぐさま土の塊をインベントリから出して上から押しつける。
ドゥグシャリ
土の塊が元に戻るのと、ドランクモンキーの潰れる気持ち悪い音が聞こえた。
こんなに上手くいくとは思わなかったけど、初見殺しと言ってもいい我ながら卑怯で不可避の攻撃手段に思える。
「ウッキキキィ!」
怒り心頭のもう一頭。僕のインベントリに若干戸惑いつつも、爪でひっかこうと構わずに飛び込んできた。
しかし、それは悪手だ。
「甘いよ」
マジカルソードに少しだけ魔力を流すと、剣が延びていく。ドランクモンキーの爪攻撃が僕に届く前にマジカルソードが胸に突き刺さる。
いきなりの二頭だったけど、この感じなら大丈夫そうだ。油断はしちゃいけないけど、やはりあくまでも単頭ランクDの魔物だ。そこまでの脅威ではない。
ただ、複数を相手にするのは慣れるまでは三頭しておこう。戦闘中に他のドランクモンキーが集まってくる可能性もある。
戦闘はスピード重視で、倒したらすぐに離脱。死骸はインベントリからゴミ箱行きでいい。どうやら食べられそうにもないし、死骸を置いておくことで仲間のドランクモンキーを変に刺激させるかもしれない。
さて、叫び声の方向は……あっちか。今はとにかく数を倒しながら、倒し方のバリエーションを増やしていく。
攻撃の手段が増えることは戦闘時の引き出しが増えるということ。相手が予期しない攻撃、想定外の動きをもっと研究したい。
そんなことを考えていたからなのか、それとも僕の油断からなのか、十頭近くのドランクモンキーに囲まれていた。
「し、しまった!」
僕を囲い込むように木の上から等間隔に距離をつめてきている。
さすがに十頭は絶対に勝てない。迷っている暇はない。隙をつくって逃げよう。
「頼むから効いてくれ。マヌルー玉!」
説明しよう。マヌルーの粉を少量の水で固めて団子状にしたのがドランクモンキー大好きマヌルー玉だ。
手元にあるのは全部で二つ。
一つは逃走方向とは逆側にいるドランクモンキーへと投げる。
マヌルー玉を投げた瞬間にドランクモンキーの動きは完全に停止する。これが何なのか理解しているのか、それとも初めて嗅覚を刺激する純度百パーセントものに感動しているのか。
マヌルー玉を口でキャッチしたドランクモンキーは一瞬の間を置いてから後ろ向きに落下していった。
それは攻撃をくらった倒れ方ではなく、全身に力が入らない脱力した感じで意識を刈り取っていった。おそらくは気絶に近い倒れ方と見ていい。
純度百パーセントの効果は抜群だ。
倒れたドランクモンキーの口からこぼれ落ちたマヌルー玉の欠片を手に入れようと半数近くが無我夢中で駆け寄っていく。
今のうちに少しでも距離をとりたい。
残りの半数は、僕がもう一つ持っているマヌルー玉に釘付けで、早く寄越せと言わんばかりに威嚇を強めている。
何なら仲間割れを起こしはじめており、頭長の大きな二頭が、じわりじわりと近づいてきた。
「インベントリ」
突然出来た落とし穴に警戒するものの、その穴のなかにマヌルー玉を投げ込むと、競うように二頭が飛び込んでいった。
ドドゥグシャリッ
もちろん、すぐに土の塊を落として二頭を討伐完了。
少し離れた場所ではマヌルー玉の欠片の取り合いで喧嘩が起きている。あっちはしばらく大丈夫そう。
ならば、こちらに来た残りの三頭を倒そう。
一頭は僕に向かって走ってきていて、残りの二頭は落とし穴があった場所を懸命に掘り起こそうとしている。
一対一ならなんの問題もない。しかも、まっすぐに僕の右手を狙うように飛びかかってくる。
これは僕の手に付いているマヌルー成分を舐め回したいだけの動きとしか思えない。
マジカルソードに少しだけ魔力を流し斬れ味を上げたまま首を一閃。
これで三頭を倒せた。このまま、穴を掘っている二頭に向かって一気に片付ける。
一頭ならそこまでの脅威ではない。爪や噛みつき攻撃には注意は必要だけど、脅威に思えるほどのスピードでもない。
群れで襲われた時もマヌルー玉で分散させられることがわかった。ここにはマヌルグの木はいっぱいあるので困ることはない。強いて言うなら混ぜ合わせる水ぐらいか。
あの二頭を倒したらいったん離脱して水場を探しに行こうと思う。
しかしながら魔物である。手足が長く、きっと握力とか強いだろうし、口から見えている牙は鋭い。
どちらのドランクモンキーも小さな小枝を手に持ち、気持ちよさそうによだれを垂らしている。
しっかりマヌルー成分を摂取しながらも、目は燃えるように紅く、いつ襲いかかってくるかわからないほどにウッキキィと警戒をあらわにしている。
「二頭なら何とかいけるか……」
周辺に仲間の姿は見られない。
冒険者ギルドの基準から言えば、同ランクの魔物であれば一対一では冒険者に分があるとされている。
速攻で一頭を倒してしまえば大丈夫なはず。そうと決まれば先制攻撃だ。
僕が前に出ると、ドランクモンキーも迎え討とうと手を上げ威嚇してくる。
「片方はインベントリで落とす」
一対一をつくり出すために、インベントリの範囲内に入ったタイミングで地面を消し去る。
急に足場がなくなった片方のドランクモンキーはあっさりと落ちていく。すぐに登って来れないように、すぐさま土の塊をインベントリから出して上から押しつける。
ドゥグシャリ
土の塊が元に戻るのと、ドランクモンキーの潰れる気持ち悪い音が聞こえた。
こんなに上手くいくとは思わなかったけど、初見殺しと言ってもいい我ながら卑怯で不可避の攻撃手段に思える。
「ウッキキキィ!」
怒り心頭のもう一頭。僕のインベントリに若干戸惑いつつも、爪でひっかこうと構わずに飛び込んできた。
しかし、それは悪手だ。
「甘いよ」
マジカルソードに少しだけ魔力を流すと、剣が延びていく。ドランクモンキーの爪攻撃が僕に届く前にマジカルソードが胸に突き刺さる。
いきなりの二頭だったけど、この感じなら大丈夫そうだ。油断はしちゃいけないけど、やはりあくまでも単頭ランクDの魔物だ。そこまでの脅威ではない。
ただ、複数を相手にするのは慣れるまでは三頭しておこう。戦闘中に他のドランクモンキーが集まってくる可能性もある。
戦闘はスピード重視で、倒したらすぐに離脱。死骸はインベントリからゴミ箱行きでいい。どうやら食べられそうにもないし、死骸を置いておくことで仲間のドランクモンキーを変に刺激させるかもしれない。
さて、叫び声の方向は……あっちか。今はとにかく数を倒しながら、倒し方のバリエーションを増やしていく。
攻撃の手段が増えることは戦闘時の引き出しが増えるということ。相手が予期しない攻撃、想定外の動きをもっと研究したい。
そんなことを考えていたからなのか、それとも僕の油断からなのか、十頭近くのドランクモンキーに囲まれていた。
「し、しまった!」
僕を囲い込むように木の上から等間隔に距離をつめてきている。
さすがに十頭は絶対に勝てない。迷っている暇はない。隙をつくって逃げよう。
「頼むから効いてくれ。マヌルー玉!」
説明しよう。マヌルーの粉を少量の水で固めて団子状にしたのがドランクモンキー大好きマヌルー玉だ。
手元にあるのは全部で二つ。
一つは逃走方向とは逆側にいるドランクモンキーへと投げる。
マヌルー玉を投げた瞬間にドランクモンキーの動きは完全に停止する。これが何なのか理解しているのか、それとも初めて嗅覚を刺激する純度百パーセントものに感動しているのか。
マヌルー玉を口でキャッチしたドランクモンキーは一瞬の間を置いてから後ろ向きに落下していった。
それは攻撃をくらった倒れ方ではなく、全身に力が入らない脱力した感じで意識を刈り取っていった。おそらくは気絶に近い倒れ方と見ていい。
純度百パーセントの効果は抜群だ。
倒れたドランクモンキーの口からこぼれ落ちたマヌルー玉の欠片を手に入れようと半数近くが無我夢中で駆け寄っていく。
今のうちに少しでも距離をとりたい。
残りの半数は、僕がもう一つ持っているマヌルー玉に釘付けで、早く寄越せと言わんばかりに威嚇を強めている。
何なら仲間割れを起こしはじめており、頭長の大きな二頭が、じわりじわりと近づいてきた。
「インベントリ」
突然出来た落とし穴に警戒するものの、その穴のなかにマヌルー玉を投げ込むと、競うように二頭が飛び込んでいった。
ドドゥグシャリッ
もちろん、すぐに土の塊を落として二頭を討伐完了。
少し離れた場所ではマヌルー玉の欠片の取り合いで喧嘩が起きている。あっちはしばらく大丈夫そう。
ならば、こちらに来た残りの三頭を倒そう。
一頭は僕に向かって走ってきていて、残りの二頭は落とし穴があった場所を懸命に掘り起こそうとしている。
一対一ならなんの問題もない。しかも、まっすぐに僕の右手を狙うように飛びかかってくる。
これは僕の手に付いているマヌルー成分を舐め回したいだけの動きとしか思えない。
マジカルソードに少しだけ魔力を流し斬れ味を上げたまま首を一閃。
これで三頭を倒せた。このまま、穴を掘っている二頭に向かって一気に片付ける。
一頭ならそこまでの脅威ではない。爪や噛みつき攻撃には注意は必要だけど、脅威に思えるほどのスピードでもない。
群れで襲われた時もマヌルー玉で分散させられることがわかった。ここにはマヌルグの木はいっぱいあるので困ることはない。強いて言うなら混ぜ合わせる水ぐらいか。
あの二頭を倒したらいったん離脱して水場を探しに行こうと思う。
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