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Ⅱ ぼっち魔女
i 魔女のうなり声
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「ぐぐ、うううう……」
円塔に不気味な唸り声が響く。
「ぐう、うう、ぐぬううううう……」
誰も聞いていないとはいえ、あまりヒロインがあげていい唸り声ではない。
腹の音にも聞こえるが、今回は違う。
これは間違いなくアズレイア自身の唸り声であり、呻き声だ。
「ぐぐぐ、ぐぅぅぅ」
今日も独り研究塔で魔術紋を描きながら、思い出したようにまた唸り声を響かせる。
今日アズレイアが描いているのは『淫紋』ではなく本業のそれ。
つまり王立魔道士研究所の顧問研究員として手掛けている課題研究である。
アズレイアの研究課題は『魔法陣の効率運営』。
中でも『半無限水魔法』に特化している。
ここ、サラーディア地方は乾燥が厳しい。
南の砂漠地帯ドューンディア程ではないが、平地が多いにも関わらず、土質の問題で水が常に不足し、穀物を育てられる農耕地が限られている。
川の周辺を離れると一気に土地が痩せ、引水もすぐに地に吸われてしまうのだ。
だから川周辺以外の農民は、わざわざ毎日水を運ばなければならない。
アズレイアの育った村もまた、そんな貧しい農村だった。
水魔法の研究はこの国では常に最もポピュラーな課題だ。
だが、同時に何百年もの間新たな進展のない、いわゆる『死に課題』の一つでもある。
結果、アズレイアのような名の通った魔術師に依頼が来るにも関わらず、支払われる研究費の渋いこと渋いこと……。
その中でもアズレイアが課題として掲げているのは、極力少ない魔力で水魔法を発動し、その発動の継続時間を半永久的に引き延ばす、非常に特殊な魔法運営方法だった。
この世の魔法・魔術にも原理的制限はあり、本来魔力ゼロの状態で『半永久』に無尽蔵な物質の精製など出来ない。
だからアズレイアの課題はある意味無茶な、夢物語と言えなくもないわけだが。
「ぐうっ………もうっ!」
別にその研究が行きづまって唸っている、わけではない。
ではなぜ、アズレイアは地を這うようなうめき声を吐き続けているのか、といえば──
「なんでっ、なんであいつ来ないのよ……」
──原因はカルロスだった。
どうしたことかあれ以来、カルロスが全く塔に顔をださない。
あんなやりたい放題やった挙げ句、 アズレイアを監禁するようなことを宣言していたくせに、だ。
あの淫紋騒ぎのあと、アズレイアは完全に気を失った。
そして次の日の朝、なぜか自分のベッドですっきりと気持ちよく目が覚めたのだ。
まるでアレやコレや、起きたことのすべてが夢だったかのように、である。
いや、あんな夢あってたまるか!
一瞬で今頭に浮かんだ自分の思考にツッコミを入れる。
なんせアズレイアがベッドから体を起こした瞬間、全身に激痛が走り、そこからは激しすぎる筋肉痛で爪先一つ上げるにも悲鳴をあげる始末だったのだから。
よく考えれば、あんな格好で常に上に載った荷物を揺らさぬよう意識を保ちつつ、連続で襲いかかる快感を次々と受け入れたのだ。
ほぼ腹筋と両脚だけで耐えきったようなものである。
普段運動不足のアズレイアには、一年分と言ってもいい運動量だ。
それでも昨日の惨状を考えると、いつまでもベッドに潜り込んでいるわけにもいかない。
震える足を叱咤しつつ、ベッドを降りて塔の入口──昨日最後に自分が横たわっていた場所を見に行ったのだが。
「あら……」
まるで何もなかったかのように、塔の入り口はきれいに片付けられていた。
やはり昨日のあれは夢だったんだろうか。
思わずそんなことを考えたがすぐに否定する。
なぜなら扉の横には、あの乱雑に積み重ね放置していた大量の素材が、見たこともないほど整然と並んでいたのだ。
どうやらカルロスが後片付けをしてくれたらしい。
よく見れば、ありがたいことにすべての素材は種類ごとに分類までされている。
「素材ってこんなきれいに仕分けすることもできるのね」
思わずそう呟きを漏らしながら振り返り、自分の仕事机を見て胃が痛んだ。
ご丁寧なことに、危険物だけが綺麗により分けられてテーブルに並んでいる。
見た目によらず、カルロスは本当にマメな男らしい……。
だが、当のカルロスの気配はどこにもない。
置き手紙の一つも見つからない。
あんな強烈な告白をされたんだし、何かしら向こうから行動を起こすだろう。そう思ってそれなりに色々覚悟して待っていたアズレイアだったのだが。
丸一日待ってみても、結局カルロスは一度も姿を現さなかった。
まあ、以前自分で試した時も次の日は足腰が立たなかったり色々あったんだし、 カルロスも何かその、ほら、まだ外に出られないような身体的事情があるのかもしれない。
でも明日こそは……。
そう思って待っていたのだが。
次の日になっても カルロスは 一向に訪れなかった。
本当にどうしちゃったんだろう?
突然の放置プレーに、胸のうちの虚無感と、底を突きそうな食料品の心配が募る。
イライラしながら塔の扉をほんの少し開け、外の様子を伺ったアズレイアだったのだが。
扉のすぐ前に置かれていたものに困惑してしまう。
そこには、アズレイア宛の二日分の荷物が整然と並んでいたのだ。
次の日も、そのまた次の日も、そして今日も。
カルロスは塔に姿を現さなかった……。
「うぐぐぐ……」
しびれを切らしたアズレイアが一人うめき声を繰り返し、いっそ門まで様子を見に行くべきか迷い始めていると。
「うわっ!」
塔の外に野太い男の短い悲鳴が響いた。
円塔に不気味な唸り声が響く。
「ぐう、うう、ぐぬううううう……」
誰も聞いていないとはいえ、あまりヒロインがあげていい唸り声ではない。
腹の音にも聞こえるが、今回は違う。
これは間違いなくアズレイア自身の唸り声であり、呻き声だ。
「ぐぐぐ、ぐぅぅぅ」
今日も独り研究塔で魔術紋を描きながら、思い出したようにまた唸り声を響かせる。
今日アズレイアが描いているのは『淫紋』ではなく本業のそれ。
つまり王立魔道士研究所の顧問研究員として手掛けている課題研究である。
アズレイアの研究課題は『魔法陣の効率運営』。
中でも『半無限水魔法』に特化している。
ここ、サラーディア地方は乾燥が厳しい。
南の砂漠地帯ドューンディア程ではないが、平地が多いにも関わらず、土質の問題で水が常に不足し、穀物を育てられる農耕地が限られている。
川の周辺を離れると一気に土地が痩せ、引水もすぐに地に吸われてしまうのだ。
だから川周辺以外の農民は、わざわざ毎日水を運ばなければならない。
アズレイアの育った村もまた、そんな貧しい農村だった。
水魔法の研究はこの国では常に最もポピュラーな課題だ。
だが、同時に何百年もの間新たな進展のない、いわゆる『死に課題』の一つでもある。
結果、アズレイアのような名の通った魔術師に依頼が来るにも関わらず、支払われる研究費の渋いこと渋いこと……。
その中でもアズレイアが課題として掲げているのは、極力少ない魔力で水魔法を発動し、その発動の継続時間を半永久的に引き延ばす、非常に特殊な魔法運営方法だった。
この世の魔法・魔術にも原理的制限はあり、本来魔力ゼロの状態で『半永久』に無尽蔵な物質の精製など出来ない。
だからアズレイアの課題はある意味無茶な、夢物語と言えなくもないわけだが。
「ぐうっ………もうっ!」
別にその研究が行きづまって唸っている、わけではない。
ではなぜ、アズレイアは地を這うようなうめき声を吐き続けているのか、といえば──
「なんでっ、なんであいつ来ないのよ……」
──原因はカルロスだった。
どうしたことかあれ以来、カルロスが全く塔に顔をださない。
あんなやりたい放題やった挙げ句、 アズレイアを監禁するようなことを宣言していたくせに、だ。
あの淫紋騒ぎのあと、アズレイアは完全に気を失った。
そして次の日の朝、なぜか自分のベッドですっきりと気持ちよく目が覚めたのだ。
まるでアレやコレや、起きたことのすべてが夢だったかのように、である。
いや、あんな夢あってたまるか!
一瞬で今頭に浮かんだ自分の思考にツッコミを入れる。
なんせアズレイアがベッドから体を起こした瞬間、全身に激痛が走り、そこからは激しすぎる筋肉痛で爪先一つ上げるにも悲鳴をあげる始末だったのだから。
よく考えれば、あんな格好で常に上に載った荷物を揺らさぬよう意識を保ちつつ、連続で襲いかかる快感を次々と受け入れたのだ。
ほぼ腹筋と両脚だけで耐えきったようなものである。
普段運動不足のアズレイアには、一年分と言ってもいい運動量だ。
それでも昨日の惨状を考えると、いつまでもベッドに潜り込んでいるわけにもいかない。
震える足を叱咤しつつ、ベッドを降りて塔の入口──昨日最後に自分が横たわっていた場所を見に行ったのだが。
「あら……」
まるで何もなかったかのように、塔の入り口はきれいに片付けられていた。
やはり昨日のあれは夢だったんだろうか。
思わずそんなことを考えたがすぐに否定する。
なぜなら扉の横には、あの乱雑に積み重ね放置していた大量の素材が、見たこともないほど整然と並んでいたのだ。
どうやらカルロスが後片付けをしてくれたらしい。
よく見れば、ありがたいことにすべての素材は種類ごとに分類までされている。
「素材ってこんなきれいに仕分けすることもできるのね」
思わずそう呟きを漏らしながら振り返り、自分の仕事机を見て胃が痛んだ。
ご丁寧なことに、危険物だけが綺麗により分けられてテーブルに並んでいる。
見た目によらず、カルロスは本当にマメな男らしい……。
だが、当のカルロスの気配はどこにもない。
置き手紙の一つも見つからない。
あんな強烈な告白をされたんだし、何かしら向こうから行動を起こすだろう。そう思ってそれなりに色々覚悟して待っていたアズレイアだったのだが。
丸一日待ってみても、結局カルロスは一度も姿を現さなかった。
まあ、以前自分で試した時も次の日は足腰が立たなかったり色々あったんだし、 カルロスも何かその、ほら、まだ外に出られないような身体的事情があるのかもしれない。
でも明日こそは……。
そう思って待っていたのだが。
次の日になっても カルロスは 一向に訪れなかった。
本当にどうしちゃったんだろう?
突然の放置プレーに、胸のうちの虚無感と、底を突きそうな食料品の心配が募る。
イライラしながら塔の扉をほんの少し開け、外の様子を伺ったアズレイアだったのだが。
扉のすぐ前に置かれていたものに困惑してしまう。
そこには、アズレイア宛の二日分の荷物が整然と並んでいたのだ。
次の日も、そのまた次の日も、そして今日も。
カルロスは塔に姿を現さなかった……。
「うぐぐぐ……」
しびれを切らしたアズレイアが一人うめき声を繰り返し、いっそ門まで様子を見に行くべきか迷い始めていると。
「うわっ!」
塔の外に野太い男の短い悲鳴が響いた。
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