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第11章 北の森
22 獣人の村2
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「えーっと私の言葉は分かってるんだよね?」
何度口を開いても、猫の鳴き声しか出さない黒猫君に、ちょっと不安になって聞いてみた。すると黒猫君がコクリと頷く。それすらもまだちょっと辛そう。
待って私、まずは黒猫君が辛くないようにしてあげなくちゃ。
やっとそこに思い至った私は部屋の中を見回す。片隅に置かれてる小さな棚には桶と木のコップが二つ、それに小さな皿が一つ乗ってる。私はその桶を借りて、杖を突きつきさっきベンさんの言っていた水場へと向かった。
水場は私の部屋のある大きな木の目の前の別の木から張り出した足場に作られてた。よくできたもので、私の鎖はその水場までちょうど届くようになっていた。近づいてみると水場には大きな木の樽が幾つか置いてあって、どの樽も一番上まで水が入ってる。
こんな所までこんなに水を運ぶの、大変だろうなぁ。
そう思いつつキョロキョロと見回す。樽はあるけど流し場らしきものは見当たらない。
これどこに水を捨てたらいいんだろう?
正直水を汲むだけなら水魔法で出来たけど、水を一旦入れたら捨てなくちゃならない。そうなったら私じゃ桶を運べない。そう思ってここまで来たんだけど。
結局どうにも水を捨てる場所が見つけられず、私は諦めて今度はトイレに行って見る。
ベンさんがトイレはそっちだと指さしたのは、私の部屋があるのと同じ木の水場と反対側。
私の部屋も実は木の幹にへばり付いた部屋というよりは小屋だった。その前の細い足場を通って進むと確かに先に一部屋分サイズの小さな小屋がある。恐る恐る扉を開いて中を覗くと、狭い部屋のど真ん中の床に一つポッカリと穴が開いてた。穴を覗いても下に地面も何も見えないし、どうもそのまま外に繋がってるわけじゃないらしい。
私はトイレの前で水魔法で水を満たし、自分の着てる見習い兵士の服のシャツを脱いで浸した。
旅の間はこっちの下着にしておいて助かった。これなら外で脱いでもまだシャツを一枚着てるようなものだから大丈夫。
ジャブジャブと水の中で洗って血がほとんど落ちたところでその水をトイレに流した。両手で持ち上げるにはちょっとコツがいる。杖を部屋の角に固定して、そこを軸に身体を折り曲げて桶に手を伸ばして持ち上げる。お陰様で杖を使っての行動にはホント慣れたよね。
そんなことを考えながら私が桶の水をそこに流すと、なにやらゴポゴポ音をたてながら水が落ちていく。
……深く考えるのはよそう。
シャツが綺麗になったところで桶を空にして絞ったシャツも中に入れた私は、それを脇に挟んで杖をつきつき黒猫君の待つ部屋へと向かった。
部屋に戻った私は桶にほんの少し新しい水を入れ、またも自分のシャツをそこに浸した。その水に一瞬だけ熱魔法を流す。
この前みたいに熱くなりすぎちゃったら使えないし。
今回は上手い具合に生ぬるくなった水に手を付けて、浸してあったシャツを絞り上げる。それを使って黒猫君の毛を少しずつ拭っていく。
生成りの兵士の服がどんどん薄い紅色に染まっていくのがすごく怖い。
でもきっと黒猫君のほうがもっと怖いはずだ。言葉も話せなくなって、身体も上手く動かせなくて。
だから私は不安に顔が歪みそうになるのをグッと我慢して、時々薄目を開けては私を見上げてる黒猫君に微笑みかけながら優しくその身体を拭い続けた。
しばらくしてやっと黒猫君の体から色が落ちなくなったところで、今度はその同じシャツで軽く自分の顔や手も拭ってから、最後にもう一度濯いで風魔法で乾かす。乾かした自分のシャツで黒猫君の身体を乾かすと、黒猫君が少し気持ちよさそうに喉を鳴らした。
シャツで乾かせるだけ乾かした私はもう一度乾燥させた服を着て考える。
体力のない黒猫君の身体に風魔法をかけるのは良くない気がする。
そこで私はもう一度椅子に座りなおし、黒猫君の身体をそっと腕に抱き上げた。
「黒猫君、後は体温で温めて乾かそうね」
私はそう言って、腕の中の黒猫君の身体を自分の腕と身体で包み込む。黒猫君がまた薄目を開けて私を見上げてる。そして時々顔を私の胸の辺りに摺り寄せてくるのがくすぐったい。
「黒猫君、髭がくすぐったいよ」
そう言いつつも私はそのまましばらく腕の中で微睡む黒猫君の背中を撫でてあげてた。
「飯だぞ」
しばらくすると扉を叩く音がして、ベンさんが声をかけてからドアを開けて入ってきた。奴隷として私を連れてきたのに、それでも礼儀正しく声をかけてくれるベンさんに何となくつい会釈してしまう。
「ありがとうございます。何かお手伝いしますか?」
私がそう問いかけるとベンさんが変な顔をして、でもすぐにご飯ののったトレイをテーブルに置いて私に向き直る。
「明日からはしっかり働いてもらうから安心しろ。今日はまあ時間が遅すぎるから全部明日からだな」
「分かりました、ご飯ありがとうございます。食べ終わったら持っていきますか?」
「いや、置いとけ。明日取りに来る。夜に歩くと危ないからな」
そう言ってこちらを見たベンさんが私と私の腕の中の黒猫君を見比べて、小さくため息を付きながら続けた。
「嬢ちゃん、あんた怪我はないのかい」
「え? 怪我ですか?」
「ああ。見つけた時から血だらけの割にはピンピンしてたし、歩けてはいたようだから放っておいたが念のためな。せっかく連れてきた奴隷にここで死なれちゃ困るんだよ」
「ああ、この血は……自分の血じゃないので大丈夫です」
「……その猫も大丈夫なのか?」
やっぱりベンさん、悪い人じゃないんだよね。なんのかんので私たちの事心配してくれてるみたいだし。
「多分、大丈夫です。ちょっと疲れ切ってて動けませんが、しばらくちゃんと休ませてあげればきっと大丈夫だと……思います」
そうだと思いたい。そうだと信じたい。
そんな思いを込めて返事を返した。
そんな私の様子を見たベンさんは、私が黒猫君を拭くのに使った桶に目をやり、それを拾って窓を開いて水を捨てた。
「よくここまで運んでこれたな。次は隣のやつにでも声をかけろ。助けてくれるだろうから」
桶を戻しながら私の足に目を止めてそう付け加えるベンさんに思わず聞いてしまう。
「水、そんなところから捨てちゃっていいんですか!?」
「あ? ああ、木だからな。喜ぶぞ」
あ。そっか。水やってるようなもんだもんね。
膝を打って納得してる私を見ながら、ベンさんがガシガシと頭をかいてポケットから手のひら大の袋を取り出して私に差し出す。
なんだろうと首を傾げて見返すとベンさんがもう一度私に押し付けるように袋を差し出しながらぶっきらぼうに告げた。
「今回の行商ではナンシーの獣人が前以上に貧乏になっちまっててな。煮干しが結構売れ残ったんだ。そいつにやっていいぞ」
私は思わず飛びついてそれをもらい受け、ベンさんに深々と頭を下げた。
「ベンさん、ありがとうございます。煮干し、黒猫君の大好物なんです。本当にありがとうございます」
私のそんな様子を見たベンさんは一瞬驚いた顔をしたあと、すぐに踵を返してなぜか逃げ出すように扉に向かった。
「あ、明日は早いからとっとと食ってとっとと寝ろよ。じゃあな」
「はい、おやすみなさい」
私の挨拶を背中に聞いてベンさんはそそくさと出ていった。
「夕食、ちゃんともらえちゃった」
テーブルに置いてくれたスープに目をやると、なんかとってもクリーミー。それに茹でた木の実が一緒に付いてきた。私は一口スプーンですくって味見してみる。
あ、これキノコのスープだ!
ミルクも入ってるみたいですっごく美味しい。
「黒猫君、食べられるかな」
私はほんの少し指に付けて黒猫君の顔の前に差し出してみた。黒猫君は一舐めしてすぐにやめちゃう。
「煮干しも辛い?」
さっき隠してた煮干しをポケットから一つ出して黒猫君の口の前に差し出すと、今度はぺろぺろ舐め続けてる。でも齧りつく元気はないらしい。
どうしよう、食べないと元気でないんじゃないのかな。でもさっき矢が刺さったの、お腹だったし。やっぱりすぐはダメなんだろうか。
そこでテリースさんがパット君の治療で魔力を流し込んでたのを思い出した。
あれ、私にも出来るだろうか。
以前、黒猫君を人間にしようと魔力流した時、黒猫君凄く辛そうだったのが脳裏を過る。
「黒猫君、魔力を流してみようと思うんだけど、辛かったら手をあげてくれる?」
私がそう言うと、黒猫君がちょっと顔を上げて私を見ながらテーブルの上のご飯を見て顎をしゃくる。
「ああ、ちゃんと食べるけど、先に治療しない?」
黒猫君が首を横に振ってる。
先に食べろって事かな。
確かに私が疲れてたら出来る子とも出来なくなっちゃうし、自分のこともきちんと気をつけなくちゃまた黒猫君を心配させちゃうよね。
そう思い直した私は思い切って自分のご飯を先に済ませることにした。
その間も私の足の上で丸まってる黒猫君が時々私に頭を摺り寄せる。その度に私も片手で黒猫君を撫でてしまう。黒猫君が反応してくれることが、ただそれだけで凄く嬉しかった。
何度口を開いても、猫の鳴き声しか出さない黒猫君に、ちょっと不安になって聞いてみた。すると黒猫君がコクリと頷く。それすらもまだちょっと辛そう。
待って私、まずは黒猫君が辛くないようにしてあげなくちゃ。
やっとそこに思い至った私は部屋の中を見回す。片隅に置かれてる小さな棚には桶と木のコップが二つ、それに小さな皿が一つ乗ってる。私はその桶を借りて、杖を突きつきさっきベンさんの言っていた水場へと向かった。
水場は私の部屋のある大きな木の目の前の別の木から張り出した足場に作られてた。よくできたもので、私の鎖はその水場までちょうど届くようになっていた。近づいてみると水場には大きな木の樽が幾つか置いてあって、どの樽も一番上まで水が入ってる。
こんな所までこんなに水を運ぶの、大変だろうなぁ。
そう思いつつキョロキョロと見回す。樽はあるけど流し場らしきものは見当たらない。
これどこに水を捨てたらいいんだろう?
正直水を汲むだけなら水魔法で出来たけど、水を一旦入れたら捨てなくちゃならない。そうなったら私じゃ桶を運べない。そう思ってここまで来たんだけど。
結局どうにも水を捨てる場所が見つけられず、私は諦めて今度はトイレに行って見る。
ベンさんがトイレはそっちだと指さしたのは、私の部屋があるのと同じ木の水場と反対側。
私の部屋も実は木の幹にへばり付いた部屋というよりは小屋だった。その前の細い足場を通って進むと確かに先に一部屋分サイズの小さな小屋がある。恐る恐る扉を開いて中を覗くと、狭い部屋のど真ん中の床に一つポッカリと穴が開いてた。穴を覗いても下に地面も何も見えないし、どうもそのまま外に繋がってるわけじゃないらしい。
私はトイレの前で水魔法で水を満たし、自分の着てる見習い兵士の服のシャツを脱いで浸した。
旅の間はこっちの下着にしておいて助かった。これなら外で脱いでもまだシャツを一枚着てるようなものだから大丈夫。
ジャブジャブと水の中で洗って血がほとんど落ちたところでその水をトイレに流した。両手で持ち上げるにはちょっとコツがいる。杖を部屋の角に固定して、そこを軸に身体を折り曲げて桶に手を伸ばして持ち上げる。お陰様で杖を使っての行動にはホント慣れたよね。
そんなことを考えながら私が桶の水をそこに流すと、なにやらゴポゴポ音をたてながら水が落ちていく。
……深く考えるのはよそう。
シャツが綺麗になったところで桶を空にして絞ったシャツも中に入れた私は、それを脇に挟んで杖をつきつき黒猫君の待つ部屋へと向かった。
部屋に戻った私は桶にほんの少し新しい水を入れ、またも自分のシャツをそこに浸した。その水に一瞬だけ熱魔法を流す。
この前みたいに熱くなりすぎちゃったら使えないし。
今回は上手い具合に生ぬるくなった水に手を付けて、浸してあったシャツを絞り上げる。それを使って黒猫君の毛を少しずつ拭っていく。
生成りの兵士の服がどんどん薄い紅色に染まっていくのがすごく怖い。
でもきっと黒猫君のほうがもっと怖いはずだ。言葉も話せなくなって、身体も上手く動かせなくて。
だから私は不安に顔が歪みそうになるのをグッと我慢して、時々薄目を開けては私を見上げてる黒猫君に微笑みかけながら優しくその身体を拭い続けた。
しばらくしてやっと黒猫君の体から色が落ちなくなったところで、今度はその同じシャツで軽く自分の顔や手も拭ってから、最後にもう一度濯いで風魔法で乾かす。乾かした自分のシャツで黒猫君の身体を乾かすと、黒猫君が少し気持ちよさそうに喉を鳴らした。
シャツで乾かせるだけ乾かした私はもう一度乾燥させた服を着て考える。
体力のない黒猫君の身体に風魔法をかけるのは良くない気がする。
そこで私はもう一度椅子に座りなおし、黒猫君の身体をそっと腕に抱き上げた。
「黒猫君、後は体温で温めて乾かそうね」
私はそう言って、腕の中の黒猫君の身体を自分の腕と身体で包み込む。黒猫君がまた薄目を開けて私を見上げてる。そして時々顔を私の胸の辺りに摺り寄せてくるのがくすぐったい。
「黒猫君、髭がくすぐったいよ」
そう言いつつも私はそのまましばらく腕の中で微睡む黒猫君の背中を撫でてあげてた。
「飯だぞ」
しばらくすると扉を叩く音がして、ベンさんが声をかけてからドアを開けて入ってきた。奴隷として私を連れてきたのに、それでも礼儀正しく声をかけてくれるベンさんに何となくつい会釈してしまう。
「ありがとうございます。何かお手伝いしますか?」
私がそう問いかけるとベンさんが変な顔をして、でもすぐにご飯ののったトレイをテーブルに置いて私に向き直る。
「明日からはしっかり働いてもらうから安心しろ。今日はまあ時間が遅すぎるから全部明日からだな」
「分かりました、ご飯ありがとうございます。食べ終わったら持っていきますか?」
「いや、置いとけ。明日取りに来る。夜に歩くと危ないからな」
そう言ってこちらを見たベンさんが私と私の腕の中の黒猫君を見比べて、小さくため息を付きながら続けた。
「嬢ちゃん、あんた怪我はないのかい」
「え? 怪我ですか?」
「ああ。見つけた時から血だらけの割にはピンピンしてたし、歩けてはいたようだから放っておいたが念のためな。せっかく連れてきた奴隷にここで死なれちゃ困るんだよ」
「ああ、この血は……自分の血じゃないので大丈夫です」
「……その猫も大丈夫なのか?」
やっぱりベンさん、悪い人じゃないんだよね。なんのかんので私たちの事心配してくれてるみたいだし。
「多分、大丈夫です。ちょっと疲れ切ってて動けませんが、しばらくちゃんと休ませてあげればきっと大丈夫だと……思います」
そうだと思いたい。そうだと信じたい。
そんな思いを込めて返事を返した。
そんな私の様子を見たベンさんは、私が黒猫君を拭くのに使った桶に目をやり、それを拾って窓を開いて水を捨てた。
「よくここまで運んでこれたな。次は隣のやつにでも声をかけろ。助けてくれるだろうから」
桶を戻しながら私の足に目を止めてそう付け加えるベンさんに思わず聞いてしまう。
「水、そんなところから捨てちゃっていいんですか!?」
「あ? ああ、木だからな。喜ぶぞ」
あ。そっか。水やってるようなもんだもんね。
膝を打って納得してる私を見ながら、ベンさんがガシガシと頭をかいてポケットから手のひら大の袋を取り出して私に差し出す。
なんだろうと首を傾げて見返すとベンさんがもう一度私に押し付けるように袋を差し出しながらぶっきらぼうに告げた。
「今回の行商ではナンシーの獣人が前以上に貧乏になっちまっててな。煮干しが結構売れ残ったんだ。そいつにやっていいぞ」
私は思わず飛びついてそれをもらい受け、ベンさんに深々と頭を下げた。
「ベンさん、ありがとうございます。煮干し、黒猫君の大好物なんです。本当にありがとうございます」
私のそんな様子を見たベンさんは一瞬驚いた顔をしたあと、すぐに踵を返してなぜか逃げ出すように扉に向かった。
「あ、明日は早いからとっとと食ってとっとと寝ろよ。じゃあな」
「はい、おやすみなさい」
私の挨拶を背中に聞いてベンさんはそそくさと出ていった。
「夕食、ちゃんともらえちゃった」
テーブルに置いてくれたスープに目をやると、なんかとってもクリーミー。それに茹でた木の実が一緒に付いてきた。私は一口スプーンですくって味見してみる。
あ、これキノコのスープだ!
ミルクも入ってるみたいですっごく美味しい。
「黒猫君、食べられるかな」
私はほんの少し指に付けて黒猫君の顔の前に差し出してみた。黒猫君は一舐めしてすぐにやめちゃう。
「煮干しも辛い?」
さっき隠してた煮干しをポケットから一つ出して黒猫君の口の前に差し出すと、今度はぺろぺろ舐め続けてる。でも齧りつく元気はないらしい。
どうしよう、食べないと元気でないんじゃないのかな。でもさっき矢が刺さったの、お腹だったし。やっぱりすぐはダメなんだろうか。
そこでテリースさんがパット君の治療で魔力を流し込んでたのを思い出した。
あれ、私にも出来るだろうか。
以前、黒猫君を人間にしようと魔力流した時、黒猫君凄く辛そうだったのが脳裏を過る。
「黒猫君、魔力を流してみようと思うんだけど、辛かったら手をあげてくれる?」
私がそう言うと、黒猫君がちょっと顔を上げて私を見ながらテーブルの上のご飯を見て顎をしゃくる。
「ああ、ちゃんと食べるけど、先に治療しない?」
黒猫君が首を横に振ってる。
先に食べろって事かな。
確かに私が疲れてたら出来る子とも出来なくなっちゃうし、自分のこともきちんと気をつけなくちゃまた黒猫君を心配させちゃうよね。
そう思い直した私は思い切って自分のご飯を先に済ませることにした。
その間も私の足の上で丸まってる黒猫君が時々私に頭を摺り寄せる。その度に私も片手で黒猫君を撫でてしまう。黒猫君が反応してくれることが、ただそれだけで凄く嬉しかった。
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